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2025/08/06

ゼラチン不要!グラスでレアチーズケーキ / ネコの糖尿病

昨日は我が家のネコ、キキの14歳の誕生日でした。
生後3ヶ月位の頃に動物愛護協会からお迎えして以来、いつも私たちのそばに寄り添ってきた、かけがえのない存在です。

お祝いに、久しぶりにチーズケーキを作ることにしました。(ネコは食べないけど・・・)

以前ご紹介した オーブン不要、ちゃちゃっとできるレモン・チーズケーキ によく似ていますが、今回はヨーグルトではなく生クリームを使って。
底には、前回同様グラハムクラッカーの台を敷きました。
クラッカーを砕いて溶かしバターと混ぜるだけなので、とても簡単です。


キキは、「なんじゃこれは?」という顔で見ていましたが、人間の食べ物には今まで一度も手を付けたことはありません。


上に乗せたフルーツで、肉球を表してみました(笑)
ミントの葉を乗せたりしたら、さらにおしゃれになると思います。
レシピは、最後に載せますね♪


さて、14歳になったキキのことですが・・・

人間でいうと72歳位だそうで、私の年齢をいつの間にか越してしまいました。
眠っていることが多くなり、高い場所に飛び乗ることもできなくなっています。

今までネコを飼ったことがなかったので比べようがありませんでしたが、前に耳のトラブルで獣医に連れて行ったら、耳がとても小さいと驚かれました。
そのせいか、炎症を起こしやすくて詰まりやすいみたい。
両耳とも痒そうにしていることが多く、獣医でいただいた薬をずっと使っています。

そして最近は、やたらと水を飲むようになり、おしっこの回数が増えました。
もしかして、腎臓にドラブルがあるのかな?
一昨日そのことで獣医に連れて行き、血液検査をしてもらいました。

昨日電話をいただき、検査の結果、糖尿病だということがわかったのです。
ありゃりゃ、めでたい誕生日に病名告知となってしまった!

インスリンの投与という選択もありますが、その前にまずキャットフードを変更して、食事管理で血糖値を下げる努力をしてみようということになりました。
フードの量も、厳格に守らなくてはいけません。

さて、どうなることやら・・・
今まで、ちゅ~る(アメリカのスーパーでも買えます♪)などのおやつも時々あげていましたが、それもお預けだなあ。
ちゅ~るを食べる姿が可愛らしくて、その姿を眺めているのが大好きだったのですが。。。


ちゅ~るのパクリも、色々と売っています。
アメリカのネコちゃんたちにも、大人気のようですね。



それでは、レアチーズケーキレシピです。
オーブンも不要、ゼラチンを溶かす手間もなく、とても簡単!
口どけが良くて、うっとりする美味しさです。

糖尿病のネコに合わせて、砂糖は控えめにしました(しつこく言いますが、ネコは食べないけど・・・)
私たちも甘いものを食べすぎないよう、気を付けなくてはね。


グラスでレアチーズケーキ (4人分)

材料
  グラハムクラッカー 3枚(48g)
  バター 大さじ2
  クリームチーズ 150g
  砂糖 40g
  生クリーム 200cc
  バニラエクストラクト 小さじ1/2
  レモン汁 大さじ2

作り方
  1)ボウルにバターを入れ、レンジで溶かす。
  2)クラッカーをビニール袋に入れてめん棒で細かく砕き、1)に混ぜ入れる。
  3)2)をガラス容器の底に広げる(あまり押し付けなくて良い)
  4)ボウルにクリームチーズを入れ、レンジに短時間かけて柔らかくする。
  5)砂糖、バニラ、レモン汁を加えて泡立て器でなめらかにする。
  6)別のボウルで生クリームを7分立てに泡立てる。
  7)クリームチーズのボウルに、泡立てた生クリームを少しずつ混ぜ合わせる。
  8)ガラス容器のクラッカーの上に、スプーンで7)を乗せる。
    (星口金をつけた絞り袋を使うと、さらに美しい)
  9)冷蔵庫で30分以上冷やし、上にフルーツやミントの葉を飾る。


2023/04/26

初孫誕生♪ でも、大変だった~

先週の木曜はとんでもない大雪となり、学校も休校、日曜のコンサートのためのリハーサルもキャンセルとなってしまいました。
娘の赤ちゃんは、もういつ生まれてもおかしくない状態だと聞いていましたが、こんな天候では手伝いにも行けないね~と心配していた私たち・・・

その翌日の金曜も雪だったものの、だいぶ小降りになりました。
昼過ぎに、娘から「破水してしまったので、今から入院する」との電話!

婿殿も病院で娘につきっきりとなるため、私たちは留守宅のワンコたちの世話を頼まれていました。
大急ぎで荷造りし、フリーザーに保管しておいた作りおきの食品その他をクーラーボックスに。

家のニャンコはワンコと違って2泊までなら何とかOKですが、何かあってそれ以上になる場合は、近所の友人に時々様子を見るよう頼みました。
一緒に出かけて夫は2泊だけで自宅に戻り、私は娘の家にしばらく残って色々と手伝う予定でした。

コンサートには出演できなくなってしまったので、楽譜をオーケストラ仲間に返しに行ったり、指揮者や実行委員の皆さんにも連絡を取ったり、大忙し。。。

車を飛ばすこと4時間で、夜の9時前に娘たちの家に到着。
まずは、ワンコたちを庭へ。
私たちの顔を見ると、リードなしの楽しい長い散歩だ!!と思うらしく、ウキウキした様子・・・
ごめんね、都会ではそうはいかないのよ。

赤ちゃん部屋は、もう準備万端!
クマのプーさんは私たち夫婦の友人の手作りで、娘が生まれた時にも同じものをプレゼントしてくれました。



破水してしまった娘ですが、その日は陣痛が始まらず。私が息子を産んだ時と全く同じ状況でした。
息子の時は自然に陣痛が始まるのを待ったため、翌日は病院のベッドでゆっくり雑誌を読んだりして過ごし、生まれたのは2日後だったのですが・・・

娘はその晩、さっそく陣痛促進剤を処置されたそう。
それでも、なかなか本来の陣痛につながらず、翌日は「きたっ!」と思うと次第に弱くなってしまうことがくり返された様子。

翌日の夕方、「いよいよ始まったようで、頑張っていきんでいる」と婿殿から連絡があり、まだかまだかと待っていたのですが、また陣痛が弱まってしまったので休憩するとのこと。
アメリカでは硬膜外麻酔で陣痛をやわらげるケースがほとんどで、娘も当然のようにそれを選択しましたが、それでも想像以上の痛みだったようです。

日本では「お腹を痛めてこそ我が子が可愛いと思える」みたいな思想があって、無痛分娩は今でもあまり普及していないようですね。
私が子供を産んだ頃は、そんな選択肢さえ全くなかったような気がします。

でも、出産翌日にはさっさと病院から追い出されてしまうアメリカと違って、日本では1週間近く入院していられるので、その点は楽ですね。


真夜中過ぎ、赤ちゃんがなかなか出てこないので帝王切開 C[Cesarian]-section に切り替えるとの連絡。
実は二人の義妹も姪も、それぞれ帝王切開を2度経験しているので、そういう家系なのかしら。。。

アメリカでは医療訴訟が多いため、少しでもリスクが予想されると帝王切開にしてしまうという話も聞いています。

とても心配していましたが、やっと無事に生まれ、母子ともに問題なしとの連絡が午前2時ちょっと前に入ってほっとした次第です。
すぐに送られてきた写真を見たら、娘が生まれた時とあまりにもそっくりで笑ってしまいました。


翌日、夫と共にさっそく病院へ。
IDとなる運転免許証を見せ、顔写真も撮られ、ドアを開ける時はこれがないと入れません!と証明書を渡されました。
セキュリティについてはかなり厳しいそう。赤ちゃんが盗まれたりしたら大変ですからね。

でも、新生児に会うのだからマスクが必要と勝手に信じて持っていったのに、別にしなくていいと言われて拍子抜けでした。
アメリカではもう、コロナ騒ぎはすっかり終わっちゃったのだなと改めて感じました。

広々とした個室には、婿殿がずっとついていられるようソファーベッドやシャワールーム付き。
娘のベッドの横に、生まれたばかりの私たちの初孫が穏やかな表情で眠っていました。
何て可愛らしいのでしょう・・・

ナースの許可を得て、私たちもさっそく抱っこさせてもらいました。
娘が一番大変だったけれど、なかなか出てこられなかった赤ちゃんも大変だったよね~

生まれてまだ半日だったのに、目を開けて辺りを見回したり、にこっとしたり、何だかしっかりした赤ちゃんだと感じたのは、さっそくの「ババ馬鹿」発動かしら?
私が初めて撮った写真がこちら。


その後、娘と婿殿から、すでに100万枚ぐらいの写真やビデオが送られてきていますけれどね(笑)

私が日本で子供を産んだ時は、赤ちゃんは授乳の時だけ連れてこられましたが、アメリカでは母子同室が基本だそう。
娘はすっかり母の顔になり、恐る恐る赤ちゃんを抱っこした婿殿も、ちゃんと父の顔に変身していました。

ほんの7ヶ月前はお魚みたいな様子だったのに、ちゃんと人間になってお腹から出てくるとは、まさにミラクルですね。


幸せを運んで来てくれて、ありがとう!
あなたがこれから育つ世界が、平和でありますように・・・


余談ですが、孫娘のミドルネームは日本名の「ユキ」だそう。
だから、季節外れの大雪を招いちゃったのかしら。。。

帝王切開ではさすがに入院期間が長くなるので(それでも3、4日とのこと)、私たちは一度自宅に戻りました。
週末に、また改めて手伝いに出かける予定です。


2022/06/12

久しぶりの日本で、戸惑うこと色々

一時帰国の約1ヶ月はあれよあれよと言う間に過ぎ、そろそろ帰り支度の時期となりました。
まだコロナがおさまっていない状況ですので、あまり大勢の方には会うことができなくて残念だったのですが・・・

それでも、横浜三渓園をゆっくり散策したり、渋谷に新しくできたスクランブルスクエア展望台に上ったりして、懐かしい友人たちとの久しぶりのおしゃべりに花が咲きました。



見た目にも美しく、栄養のバランスが取れて美味しい食事を、レストランや自宅で毎日心ゆくまで味わえましたしね。




様々な料理が、ちょこっとずつ並んでいると嬉しくなります。
女子会には、こういうのが最高ですね。

日本では食材が豊かで、手料理での家族との食事も楽しく、デパ地下スーパーのお惣菜やお弁当だって、本当に美味しいこと!
デパ地下ごと、アメリカに持って帰りたくなります。


3年ぶりの一時帰国で、私はお上りさんそのもの。
新宿渋谷もすっかり変わってしまい、ひとりでは迷子になりそうでした。
赤面するようなことも、色々とあったしね・・・

まずは、セルフレジ
この前帰国した頃にも一部の店で既に導入されていましたが、コロナ騒ぎでますます増えたようです。

お札はここに入れるのよ」と、一緒に買物に行った妹に、最初に教えてもらいました。
でも次に1人で買物した時、「じゃ、小銭はどこ?」と戸惑ってしまった私。
それらしい場所にじゃらじゃら置いたのですが、スクリーンには変化なしで、音声も聞こえません。

しばらく待っていたら、お店のお姉さんに「すみませんが、投入口と書いてあるところに小銭を入れ直してください」と言われてしまいました。
ありゃりゃ、私は「返却口」に小銭を置いていた・・・

お札を1枚ずつ入れる店、まとめて入れる店、レシートのQRコードを自分でスキャンする店など色々あって、ついて行けませ~ん。
いつでもどこでもクレジットカードで買物のアメリカ式に、すっかり慣れてしまっているのでね。

セルフレジでない店では、おつりは店員さんがトレイに置き、お客さんがそこから取る仕組みに変わっています。
でもコロナ以前のように、店員さんの手から直接受け取ろうとしてしまったことも(汗;)


店の入口での手指の消毒は当たり前で、検温される時もあります。
額だったり手首だったり、これも店によって様々ですね。

あるデパートでの検温は、画像加工のアプリみたいにスクリーン上に顔の輪郭が描かれ、それに自分の顔を合わせる仕組みでした。
そんなのは見たことがなかったので、「あら、最近は入場する時に顔写真まで撮られるのね」と思い、そこで立ち止まってにっこり♪

まさか、それが検温のためとは思いもしませんでした。一緒にいた友人たちに、思い切り笑われてしまった!
まあ、マスクをしていたので、それほど「怪しい人」には見えなかったと思いますけれどね。

レジ袋が有料化し、買ったものは持参のエコバッグに何でも放り込むようになりました。
ゴミが減って、本当に良いことだと思います。
でも、「私、万引きなんかしてませんからね~」とアピールするために、エコバッグをしっかり閉じて肩からかけるなど、何だか余計な気を遣ってしまう・・・
家に戻ってから、有名ベーカリーで買ったパンや他の食品や雑貨などが一緒にごちゃごちゃ入っているバッグを開けると、とても不思議な気持ちになります。


公共トイレでは、「そうだ、日本では音姫を使うのだっけ!」と思い出しました。
でも、時々忘れてしまいます(笑)
アメリカ暮らしが長くなると、「別に聞こえたっていいんじゃないの?」と、羞恥心がなくなってくるようです。

コロナウイルスをまき散らす恐れがあるそうで、ハンドドライヤーにはどこでも張り紙が貼られて、使用できなくなっています。
アメリカでは多分100%の公共トイレにペーパータオルが設置されていて、ハンカチは不要ですが、日本ではそれがなく、自分のハンカチを持っていないと困ってしまいますね。

濡れたハンカチをまたバッグに戻すというのが、どうも気分が悪いのですが・・・
これもきっと、紙資源節減の一環なのでしょう。
汗拭き用と2枚のハンカチを持って出かけなければならないので、洗濯回数が増え、何がエコなのだかよくわからなくなってきますけれどね。


今回の帰国での初経験は、「優先席」に遠慮なく座れるようになったこと。
帰国してしばらく経ってから、「そう言えば私ももう高齢者の一員なのだから、座っても構わないのだ」と気付きました。
嬉しいような、寂しいような・・・
もちろん、もっと高齢の方がご乗車でしたら、席をお譲りします。

やっとマスク生活に慣れてきましたが、それもあと少しの辛抱です。
帰ってきた時と同じく、機内ではマスクを使うつもりですけれど、アメリカに戻ったら多分もうしないだろうな。

日本でも、屋外で人との距離が保てる場所なら着用義務はなくなっているのに、ほとんどの方はまだ真面目にマスクをつけていらっしゃいますね。
一体、いつまで続くのかしら。
マスクで「駆け込み乗車」なんてすると、めちゃ息苦しいので、余裕を持って出かける癖がついたのは良かったです。


大変ありがたいことに、一昨日のニュースで「渡米前のコロナ検査義務が、6月12日から廃止」と発表されました!

これまでは、出発の前日か当日にPCR検査を受け、英文の陰性証明書を取得することが義務付けられていました。
当日では不安なので、前日に検査を受け、英文での陰性証明書をPDFファイルにしてメールで送ってもらうケースがほとんどだったことでしょう。
検査を受けるために、忙しい前日にもかなりの時間を取られてしまうのが大変です。

渡航のためのPCR検査は場所も限られ、費用もバカ高いものでした。
日本への帰国前にアメリカで受けた検査は50ドル以下でしたので、その程度と思っていたらとんでもない!
安い所でも20,000円、高い所は40,000円以上で、悪名高いものだったようです。
本当に、ぼったくりもいいところです。

実は今月末の娘の結婚式に参列するために、沼津に住む息子夫婦は1週間前にミネソタに出発しました。
その時期に、お得な航空券が取れたようです。
私がまだ日本にいても、夫が向こうで受け入れ準備をしておいてくれたので問題なしでした。

でも、たった1週間の違いで、息子たちは二人で40,000円もの余計な出費・・・航空券は安くても、これでは結局もっと高くついてしまったかも。
それに、検査のため鼻のかなり奥までスワブを突っ込まれ、苦しい思いをしたようで気の毒でした。


夫や息子が送ってくれる広々としたミネソタの写真を眺めながら、早く戻りたい気持ちと、もっと日本を楽しみたい気持ちが、ちょうど半々です。

91歳の母と過ごす時間がとても愛おしく、今度帰国する時にもどうか元気でいて・・・と祈る毎日です。
母にあれこれ細やかに気を遣い、健康を支えてくれている妹にも、感謝の気持ちでいっぱいです。

コロナがすっかり落ち着き、これ以上変な伝染病が流行りませんように。
世界に平和が訪れますように。
恐ろしい天災に見舞われたりしませんように・・・

また次の機会に元気で会えるよう、今回会えた人たちにも会えなかった人たちにも、心からの愛を送ります♪

2022/02/28

骨折記念日 / キエフの大門

2月26日は、私にとって「骨折記念日」でした。(二・二六事件とも言う)
速足でスタスタ歩いていたら、表面に薄く雪が積もって隠れていた氷の上ですべって見事に転び、本能的に左手を地面についた瞬間に手首骨折
ちょうど5年前のことでした。

ギプスをつけていた時にはとても長く感じた6週間でしたが、おかげさまで後遺症もなくすっかり元通りです。
生まれて初めての体験でしたので、どのような経過で治っていくのだろうかと興味津々でした。

ギプスってこんな風につけるのか!と感動したり、ギプスをしていても意外とできることが多いので驚いたり・・・
「これができなくなってしまった」より、「工夫したらあれもこれもできた」に注目しながら毎日を過ごしていました。
ある意味、ちょっとワクワクしていたので、私は相当な変人かもしれません。


きれいに治ったのは、地元のクリニックでの適切なケアのおかげと感謝しています。
他にも、沢山の方々に親切にしていただいて有難かったです。

パソコンのキーボードも何とか両手で使えたので、骨折ブログも作成。(この作業も楽しかった♪)
半分は手首を骨折して困っている他の方々の参考になればという気持ちで、半分は自分の記録のためにでした。

ネットで見つけたリハビリ向けの動画なども載せました。
その後すぐに日本に一時帰国したため、何となく中途半端に終わってしまったブログでしたけれどね。


今でもアクセス数が途切れることはなく、少しは皆様のお役に立っているといいなと思っています。

去年の2月には日本在住の息子のお嫁ちゃんが、そして秋には、お互いに新婚だった頃から親しくしているこちらの友人が、それぞれ利き手である右手首を骨折!
私は左手首でしたのでまだ楽でしたけれど、骨折の大先輩として、偉そうに色々アドバイスすることができました(笑)
同じ困難を乗り越えた仲間として、ますます絆が強くなったかも!?

友人には、私が使っていたシャワー用のギプスカバーを貸すこともできて良かったです。
私がリハビリ中に着ていたこのTシャツも着て欲しかったけれど、残念ながらちょっとサイズが合わなかった。。。


お嫁ちゃんも友人も、明るく前向きに毎日を過ごせたようで、何だかあっという間に回復してしまった印象でした。

その後、冬の駐車場などでは、注意してペンギンのように歩いています。
でも友人のように、家で掃除機をかけている時にバランスを崩し、コケて骨折というケースもあるので気を付けなくてはね。

若い頃はアイススケート中に転んでも怪我なんてしなかったけれど、やはり年と共に骨がもろくなってきているのでしょうね。
フィギュアスケーターたちが、ジャンプに失敗して転んでもすぐに立ち直れるのがうらやましい!
私が今さらスケートなんて試したら、両手両足いっぺんに骨折しそうで、考えただけでも恐ろしいです。。。

スキーも、地元の「丘」みたいな小さなスキー場に行って以来、数年すべっていないなあ。
スキーなら、固い氷の上ではないから、転んでも大丈夫そうな気がするけれど・・・
毎年出かけていた苗場で、いつかまた思い切りすべってみたいな!!


骨折のため、しばらくまともにはピアノが弾けませんでした。
今までにない飢餓感のようなものを感じ、手首が治ってからは、反動で以前よりもっと練習に励むようになりました。

10本の指が自由に動くって、なんと嬉しいことなのでしょう。
中途半端にしか弾けていなかった曲を、もう少しまともに弾けるようにしたいという欲がますます湧いたのもこの時です。

今日はウクライナの人々へ祈りを込めて、ムソルグスキー作曲、組曲「展覧会の絵」の最後の「キエフの大門」を弾きました。

これの1曲前の「バーバヤーガの小屋」からつながる部分は、以前娘に聞かせたところ、「地獄の底から天国への階段を上って、キラキラの光をぱあっと体中に浴びるような感じ」との感想でした。

私もその部分が大好き・・・この動画ではいきなり「天国」から始まっていますけれど。



実際には見たことのない壮大な風景を思い浮かべながら、いつもは気持ちよく弾くのですが、今は違います。

ウクライナの首都キエフでは、ロシア軍による激しい攻撃を受けて、想像したくない景色が広がっていることでしょう。
遠い国の、自分には関係のない出来事ではなく、人類共通の痛みとして分かち合いたいものです。

ひとりひとりの祈りの力は小さくても、世界中のみんなが心を合わせれば、未来を変えることができるかもしれません。
どうかウクライナの皆さん、特に子供たちに、笑顔が戻る日が早く訪れますように・・・

2022/01/18

夫もオミクロン!?

アメリカでは、今や人口の20%以上新型コロナウイルスに感染した経験ありという統計が出ています。
感染者はずっとダントツで世界一ですけれど、そこまで多いとは驚きました。

画像は Live Science より

日本でもこのところオミクロンが猛威を奮い、新規感染者の数が過去最多の3万人超となってしまいましたが、アメリカに比べるとまだまだ可愛い数字です。
日本での感染経験者数は、人口の1.5%程度・・・つまり、100人のうち1人か2人だけですものね。

アメリカでは、5人に1人は感染したということになります。
私の周りではそこまで多いという実感はないので、州によってもずい分違うのでしょう。

それでも、親戚にも親しい友人の中にも、陽性になった方が最近急激に増えてきました。
ただし大して重症化はせず(高熱や吐き気などには襲われるそう)、自宅療養だけで短期間に回復するようです。
「ああ、あの人もか・・・」みたいに、何だか慣れっこになってきています。

ワクチンを接種していても、うつる時はうつる・・・特にワクチン後の重い副反応に苦しんだのに感染してしまった方は、貧乏くじを引いた気がしていることでしょう。
でも未接種では入院するほどの重症になる可能性がより高くなるので、接種が済んでいれば安心感が違います。

実は先週、夫も急に体調を崩し、微熱頭痛に悩まされていました。
夫が頻繁に会う友人のひとりが、やはり同じような症状でコロナの検査を受けたところ、陽性だったそう!
ですから、いよいよ来たかと本気で覚悟し、夫も病院で検査してもらうことに。

最近ランチを共にしたばかりの人たちにも知らせなきゃと考えているうちに、「陰性」との連絡が入り、やれやれ・・・の心境でした。
3、4日後にはすっかり元気になり、普通の風邪だったようです。

もし夫が陽性だったら、私も「濃厚接触者」ですから、何も症状が出ていなくてもしばらくどこにも出かけられないと思っていました。
でも、感染者と同居していても、ワクチン接種済ならマスク着用での外出はOKなのだそうです。
あらら、ずい分ゆるいこと!

パンデミックが始まった頃の恐怖と悲壮感は、とっくに薄らいでいます。
初めのうちはちらっと感じた感染者への隠れた差別感のようなものも、消えてしまいました。
とにかくマスクが大嫌いという人たちは、オミクロンなら感染してもまあいいかと軽く考えているかも。

この勢いだと、遅かれ早かれほとんど全員がコロナに感染することになるという予想も出ています。
それにより集団免疫を獲得してやっと終息になるのか、普通のインフルエンザのように毎年違う型が出現するようになるのか・・・



昨日は、義母の従弟だった方(93歳)の葬儀でした。
ご自宅が義妹夫婦の家と同じ湖に面しているので、私たち夫婦もちょくちょくお会いする機会があった方です。

コロナには人一倍気を遣っていらしたので、その感染を免れたことは幸いでした。
前日まで変わった様子はなかったのに、就寝中にいつの間にか静かに旅立たれたのを、翌朝になって奥様が発見されたのだそうです。
いわゆる「大往生」で、ある意味羨ましい気がします。

ルーテル教会で行われた葬儀には、大勢の方が集まりました。
弁護士として50年以上もこの町で活躍され、教会やロータリークラブなどにも多大な貢献があり、そのお人柄が慕われた方でしたので。

私たち夫婦、義妹、親友夫婦はマスクをして参列したものの、ご遺族を含め、ほとんどの方はノーマスクでした。
もしかしたら、マスク姿では失礼と感じている方もいらっしゃるのかもしれません。

葬儀の始まる前、ご遺族や久しぶりに会った親族・友人とのハグが当然のように交わされ、賑やかな会話が飛び交う中、耳の遠い高齢者には耳元で大声で話さないと通じません。
ウイルスが大喜びしそうなシチュエーションです。

ソーシャルディスタンスの概念も今ではほとんどなくなってしまい、きっちり詰めて並んで着席。
葬儀の途中では、参列者全員が立ち上がって讃美歌を3曲歌いました。
(きっと、唾液なども飛びまくっていたよ~)

葬儀後には別室でサンドイッチなどの軽食がふるまわれ、あちこちで会話が弾んでいました。
ハンドサニタイザーが置いてあったものの、使っている人は多くなかった印象。
それに、「危ないな」と思っても、食事中はマスクを外さないわけにはいきません。

「葬儀」というイベントひとつでも、こんなにも危険度が高いわけです。
もしオミクロン感染者が紛れ込んでいたら、あっという間に皆さんにうつってしまうことでしょう。

それでも、もうアメリカの方たちは「with コロナ」の覚悟を決め、普通の日常を続ける選択をしたのだと感じています。
レストランやバーも賑わっていますし、スポーツイベントなども以前のように盛んになりました。
楽しそうに、旅行の計画を立てている方も多いです。

姪たちも、先週は誕生日祝いのためメキシコへ。
特に隔離期間などもなく、めいっぱい楽しんだようです。
危険を冒してでも、ひたすら我慢の生活にはもううんざりなのでしょうね。

こちらと違ってほぼ鎖国状態を続けている日本は、そのおかげで他国に比べると感染者数を抑えられていますが、世界から置いてけぼりになりはしないかと、ちょっと心配です。

日本では自主的なマスク生活が当たり前になり過ぎて、外さなければいけない時に、まるで下着を脱いだ裸身を晒しているようで落ち着かないと感じる人が増えている、という記事も目にしました。
う~ん、これはまずいのではないだろうか。
職場の同僚なのに、素顔を見たことがないというケースもありそうです。


オミクロンの大流行により、家庭用のコロナ検査キットはどこでも売り切れ状態。
バイデン大統領はオンラインで注文できる体制を整え、明日1月19日から無料配布が始まります。


Covid-19 だから19日に合わせたとか!? まさかね・・・
こちらのサイトから、申し込めます。 ⇒ COVIDTests.gov

1家庭に4回分の検査キットが郵送されるそうで、私たちも先ほど注文したところ。
先週の夫のように、体調が悪いのにわざわざ検査に出かけるのは大変ですから、とても有難いことです。

これからのことは誰にもわかりませんが、ワクチンだけでなく、コロナの良い治療薬もやがて大量生産が始まるでしょう。

油断しすぎるのはまだ危険ですけれど、今年は希望を持って、より良い未来を期待したいですね♪

2021/12/04

コロナワクチンのブースター接種、ついでにギリシア文字を覚えよう!

しばらくは少し落ち着いたかのように見えたコロナ騒ぎでしたが、新変異株オミクロンの登場で、世界中が再び混乱しています。

アメリカでは12月1日に、南アフリカから戻った旅行者の感染がカリフォルニアで初確認されたばかり。
そして第2号は、ミネソタ在住の方ですって(涙;)
5万人以上が集まった、ニューヨークでのアニメイベントに参加していたそう。
今日も新たな感染者が増え、多分あっという間に拡大するのでしょうね。

そんな中、私はコロナワクチンのブースターを昨日受けてきました!
予約なしで行ったので結構待たされるのではと思いましたけれど、待っていたのは2人だけで、20分位で呼ばれて良かったです。
でもオミクロン株の感染拡大のニュースに、これからはもっと多くの人々が殺到するのでは・・・

私は1,2回目がモデルナでしたので、ブースターもそちらに。
(違う種類でもOKらしいですが)
ファイザーですとブースターの量は初めの2回と同じなのに、モデルナは半量でよいのですって。

画像は REUTERS より

3月に受けた2回目接種後は、夜になってからちょっと疲労感に襲われてさっさとベッドに入りましたが、何度も目が覚めて熟睡した気がしませんでした。
ブースターを受けた今回も、やはりそんな感じ。
でも、翌日(今日)の朝は起きると爽快な気分で、普段と何も変わらなかったです。

寒気や吐き気に襲われたり熱が出たりという話も、特に若い方から多く聞きましたけれど、私は幸いそのような症状はなく、腕の痛みもほとんど気にならないほどでした。

夫は高齢者ですので、私よりずっと早く接種済み。
副反応は3回とも全くなかった、ラッキーな奴です(笑)

上の義妹は、私より1日早くファイザーのブースターを接種してきたそう。
今回も2回目同様、翌日まで寒気と熱っぽさを感じたそうですが、夫婦共に終わってほっとした様子。
お互いに「おめでとう!」を言い合いました♪


コロナの変異株の名称は、アルファから始まってギリシア文字が使用されています。
初めの4つや、パイシグマオメガなどはお馴染みですが、こんな文字あったかしら?というのもたくさんありますね。
読み方がわからなくても、昔の顔文字でよく見かけたのはあるけれどね。これとか ⇒ ( ̄ω ̄;)

私は、オミクロンも今まで知りませんでした・・・
英語ですと、日本での読み方と少し違う部分もありますので、発音記号も載せておきます。

  Αα alpha アルファ [ǽlfə]
  Ββ beta ベータ [béitə]
  Γγ gamma ガンマ [gǽmə]
  Δδ delta デルタ [déltə]
  Εε epsilon エプシロン [épsəlɑn]
  Ζζ zeta ゼータ [zéitə]
  Ηη eta イータ [éitə / íːtə]
  Θθ theta シータ [θéitə]
  Ιι iota イオタ [aióutə]
  Κκ kappa カッパ [kǽpə]
  Λλ lambda ラムダ [lǽmdə]
  Μμ mu ミュー [mjúː]
  Νν nu ニュー [núː / njúː]
  Ξξ xi クシー、クサイ [zái]
  Οο omicron オミクロン [ɑ́mikrɑn]
  Ππ pi パイ [pái]
  Ρρ rho ロー [róu]
  Σσ sigma シグマ [sígmə]
  Ττ tau タウ [táu]
  Υυ upsilon ウプシロン [ʌ́psəlɑn]
  Φφ phi ファイ [fái]
  Χχ chi キー、カイ [kái]
  Ψψ psi プシー、プサイ [sái]
  Ωω omega オメガ [ouméigə]

デルタオミクロンの間に10文字もあるのに、ちらっと耳にしたことがあるのはラムダ株ぐらいではありません?
他の文字の株はどうしちゃったのだろうと気になって、ググってみたら・・・

イプシロン株イオタ株なども実は存在していたそうですが、大したことなく消滅した様子。
でも、Nu new と混同されやすく、Xi (ザイ)はとして一般的なので、コロナの変異種には使われなかったとのこと。

そう言えば、習近平の英語読みは Xi Jinping です。
苗字は「シー」でギリシア文字の発音とは違うけれど、ひそかに気をつかったのかな。。。 

ギリシア文字最後のオメガに到達する前にコロナには消えてもらわないと、次はどうやって命名するのでしょうね。
あまり悪さをして宿主を殺しまくると、自分も生きていけないことにウイルスも気付き始めているでしょうから、変異をくり返すうちに弱毒化して、普通の風邪のようになるのかなとも思います。


去年の今頃は、アメリカではコロナの感染者数がピークでした。
家でおこもり状態だったせいかクリスマスツリーの需要が大幅に増え、本来は今年の分だった木まで伐採されてしまったそう。

ですから今年はツリー不足で、値段が跳ね上がっているとか・・・
幸い我が家はたくさんの木々に囲まれていますので、今年も夫が適当なサイズのを選んで切ってきました。

明日からまた雪が降るらしく、そうなると運び入れが大変ですから、早めにリビングルームの定位置へ・・・
飾り付けはこれからですけれど、素敵な香りにクリスマス気分が高まっています♪


2021/08/24

カナダの国境越えが大変 / コロナワクチンについて思うこと

コロナのため閉鎖されていたカナダとの国境が、数週間前にやっと一般旅行者に向けてもオープンになりました。
夫は親戚と友人と共に、約2年ぶりに出かけることに・・・
カナダにあるウッズ湖にキャビン付きの小さな島を所有しているのですが、ずっと行けずにいたため、オープンのニュースにみんなルンルンです♪


カナダの島については、以前詳しく書いたことがあるので、そちらをご参照ください。

コロナ以前は国境を越えるのは簡単でしたが、両国民の安全を守るために、今はとても厳しくなっています。
まずは規定数のワクチン接種が完了していることを証明しなければならず、ワクチンを受けた小さなクリニックから、ミネソタで一番大きな病院メイヨークリニック経由で、地元の総合病院に記録を転送してもらいました。

さらにカナダへの入国72時間以内に検査を受けて、結果が陰性だったという証明も必要です。
夫は先週検査の予約をして、昨日の朝受けてきました。ドライブスルー式で、待たずに済んだそう。
女性スタッフひとりだけで2レーン受け持ち、長い綿棒をそれぞれの鼻の穴に突っ込んでチョコチョコ・・・大変なお仕事です。

結果は、オンライン上でアクセスできる病院の「マイアカウント」に送られるとのことですが、どの位時間がかかるのかわからずイライラ。。。
今日出発の予定で準備完了で待っていましたけれど、結果がわかったのは昼過ぎでした。

同行者同士で結果を確認し合った後、各自プリントアウトが必要だったようです。
(誰かが陽性だったら悲劇だったな・・・)
カナダ政府のウェブサイトにも、色々書き込まなければいけなかった様子。

プリンターの調子が悪くてかなりの時間がかかり、やっと2時頃にご出発!
てんやわんやの騒ぎを見守っていた私も、やれやれ・・・の心境でした。

デザート用に持たせたのは、これです。
ココアとシナモン・ナツメグ・クローブなどのスパイスを混ぜ、ラムレーズン・チョコレートチップ・クルミも加えた、香り豊かでしっとりしたケーキ。


 ★レシピはこちら ⇒ スパイシーアップルソースケーキ

2週間前に既に島に行って来た義妹夫婦の報告によれば、泥棒が入り(!)色々直さなくてはいけない箇所はあるものの、決定的なダメージはないとのこと。
ひと通りの掃除も草刈りもしてきてくれたそうで、ああ有難いこと・・・
夫たちも、修理だけでなく釣りを楽しむ時間などもあればいいなと願っています。
(おみやげ、よろしく♪)


コロナについては、夫のテスト結果が陰性だったということは、行動を共にしている私も大丈夫と勝手に解釈しました。
先週後半は連日お付き合いの集まりごとで忙しかったけれど、久しぶりにネコのキキと一緒に静かにのんびりしようっと!

ミネソタでもデルタ株が暴れ始めているので、せっかくオープンになったカナダとの国境もいつまた閉じてしまうかわかりません。
ボートを引っ張って北を目指す車をたくさん見かけますけれど、これがずっと続くようにと祈っています。

デルタ株に対しては、この辺ではまだそれほどの危機感を持っている人は少ないようで、どこのレストランもバーも大賑わい。
季節柄、大勢でのピクニックなども頻繁に行われ、以前と同じようにぎゅ~っとハグするご挨拶も復活です。

手洗い?うがい?そんなもの、どこへ行った?という感じ。
ソーシャルディスタンスの概念も、すっかり消えています。

それに、ワクチン反対派の人までハグにはちゃっかり混ざっていて、アメリカ人は何を考えているのかよくわからない。
今でもハンドサニタイザーを使いまくっている私って、神経質な人に思われているかしら・・・

反対派の多い南部の州などでは医療崩壊も起こり始め、慌ててワクチンを接種する人が増えていると聞きます。
今から5、6週間は待たないと、接種完了扱いにはなりませんけれどね。

高確率で予防できるようになったのに、受けなかったためにコロナが重症化し、深く後悔しながら亡くなる方もいらっしゃる一方、ワクチンが引き金となって心疾患などで亡くなる方もいらっしゃる。
不信感を持つ方に、ワクチンを無理にすすめるわけにもいきません。
結局は、それぞれの運命ということになるのかな。。。

私たち夫婦は、ネガティブな情報はあまり入ってこなかった早い時期にワクチンを受けたため、接種後は安堵感しかありませんでした。
今の日本のように様々な情報が飛び交う状況だったら、迷って接種を躊躇していたかもしれません。

接種後に起こる副反応は大したことなかったけれど、数年後にどんな副作用が出てくるかわからないというのも確かに恐怖です。
5年後にみんな死ぬことになる・・・などという陰謀論もありますね。
それでも、特に私たち世代は親しい人たちのほとんどがワクチンを受けてしまった今、受けなかったことで将来少数派として生き残るのも寂しいだろうな・・・みたいな気持ちです。

ただし、これから未来の待っている若い世代については確かに心配ですよね。
子供たちについては、ワクチンを受けるか受けないかは親が決めることになるのでしょう。
各自が大変な決断を迫られる時代に生まれ合わせてしまったこと・・・
これもやはり運命なのかな。

将来の歴史の教科書に、今回のパンデミックがどのように表現されるのか、ちらっと覗いてみたいような気がします。


2021/05/12

アメリカでコロノスコピー(大腸内視鏡検査)体験記3

先週、大腸内視鏡検査を受けてきました。
アメリカにに住み始めてから2度目の検査ですので、最初のようなドキドキ感はなくて、今回は結構余裕でした(笑)

5年前の検査については、こちらをご参照ください。


この時はごく小さなポリープが見つかったため、5年後に来るよう言われてしまったのですが、今回は問題なし!
次は10年後で良いそうです♪

流れは5年前と大体同じでしたので、違った点を中心に書きます。

前回は1ガロン(4リットル弱)もの大量の下剤を飲まなくてはならなかったのが、半量の64オンス(2リットル弱)で良くなり、その点はだいぶ楽でした。

前回と同じく普通の水3,レモンライム味のゲータレード(スポーツ飲料のように少し甘い)1の割合で混ぜたものに、パウダー状の下剤を溶かしました。

これを15分おき8オンス(約240cc)ずつ、2時間ほどかけて・・・
前回は10分おきでしたのでやたらと忙しい感じでしたが、今回は少しゆっくりめ。


でも、前回は特に指示されなかった検査前の食事制限が今回はあったのが、ちょっと大変・・・
3日前から野菜、果物、ナッツ、豆など繊維の多い食べ物は禁止とのこと。

ベジタリアンやヴィーガンではないけれど、肉よりは野菜や果物のほうがもっと好きな私にとって、これは結構辛かった・・・
大体、色彩豊かでない食卓って寂しすぎる。
それに私のおやつタイムには、ミックスナッツが欠かせないのにな~

飢えに苦しんでいる方々も世界には多くいらっしゃるので、このぐらいで愚痴ってはいけませんね。

前回は「どうせ大量の下剤を飲むので、全部出ちゃうだろうから気にしなくていいよ」ってことだったのかしら?(笑)
今回は食事制限があったおかげか、腸がさっさと空っぽになった気がします。

空腹は辛いけれど、腸の中がここまできれいになることは滅多にないので、検査も悪くはないかなと思いました。


さて当日・・・

前回と同じく、与えられた個室で検査服に着替えて待機。待ち時間にはテレビを観ていてもOKです。
色々な手続きを経て、あちこちにサインしてから、ドクターが挨拶に来ました。
「前にどこかで会ったことがある」と急に言われてびっくり。

私は彼のことを思い出せませんでしたが、ドクターの奥様のお父様が、義妹のご主人のお兄さんという関係でした(汗;)
何か大勢での親族の集まりがあった時、紹介されたことがあるようです。

他の所ならともかく、これから黄門様をご披露しなくちゃいけない時に、実は遠い親戚と知らされるのはあまり嬉しくありません(大汗;)


検査室に移動してベッドに横になり、麻酔をかけられる前に、係の方に「どちらのご出身?」と聞かれました。
日本だと答えると、やっぱり!・・・と、にっこり。
彼女は日本に住んでいたことがあるそうで、とても懐かしいとのこと。
幼稚園勤務だったそうで、日本の子供の歌も色々覚えたと嬉しそうに話してくれました。

「ちょっと訛っていても構わなかったら、あなたが眠りに落ちる時に何か歌ってあげるわ」ですって♪
でも歌を聞いた覚えはないので、さっさと眠ってしまったようです。
聞いてみたかったな・・・お気持ちだけ、本当にありがとう!


検査の後・・・

ふと気付くと、検査は無事に終わっていました。
何分位眠っていたのかしら?とナースに聞いたら、ほんの10分ちょっとだったそう。
麻酔と言っても鎮静剤程度の軽いものだったようですので、すっきり目覚めてフラフラもせず、気分は上々でした。

とにかくお腹が空いて、グーグー鳴りそう。。。
まだベッドの上でしたが、アイスウォーターとコーヒーとスナックはいかが?と聞かれ、待ってました!とばかりに飛びついてしまいました。
ごく普通のショートブレッドが、こんなに美味しく感じられたのは初めて・・・

お代わりはいかが?と聞いてくれたので(ナースが天使に見えた)、遠慮なく次はアップルソースを所望しました。
ああ、食べられるって幸せ~♪
それから着替えのために個室に戻り、ドクターから話を聞いて終了。

前回は一輪のバラとカードのおみやげがあったのですが、経費削減のためかそれがなくなってしまったのが、ちょっと残念・・・
コロナのせいで、神経をすり減らすような大変な思いをされた医療従事者の皆様には、こちらから花束を差し上げたい気持ちですけれどね。

前回のようにガスでお腹が張った感じもなく、とにかくまともな食事に早くありつきたくて、迎えに来てくれた夫と共にさっさと家に帰りました。
まだお昼ちょっと過ぎでしたので、ランチに夫が作ってくれた特製サンドイッチの美味しかったこと!

検査後は特に食事制限はないとのことでしたので、食べたくてたまらなかった野菜も夕食にたっぷりいただきました。
大腸さん、またしっかりと消化をお願いしますね。


今年初めての リュウキンカ Marsh marigold を見つけました。
雪割草も早かったけれど、これもいつもの年より少し早い登場ではないかな?


これからは様々な花が咲き始めるのを見るのが、楽しみでたまりません。

2021/04/21

甥夫婦に赤ちゃんが! / アメリカのコロナワクチン事情

先週は、甥夫婦に3人目の赤ちゃんが無事に誕生!
上2人が女の子なので、初めての男の子にみんなドキドキしています。

生まれて数時間後に、グランマ(夫の妹)に抱っこされている赤ちゃんです。
とてもしっかりしたお顔立ちで、きっと将来イケメンになることでしょうね。


夫の祖父(甥にとっては曾祖父)の誕生日が4月12日、夫の父(甥にとっては祖父)が4月14日、そしてこの赤ちゃんが4月16日と、きれいに1日おきに誕生日が並びました♪
きっと天国のお二人も、赤ちゃん誕生を喜んでくれているに違いありません。

まだコロナがこれからどうなるのかわからない状況で、赤ちゃんを産むと決めたのは勇気のいることだったことでしょう。
明るいニュースに飢えていた私たちにとっては、大変喜ばしい出来事ですが。

その日のうちに、赤ちゃん無事誕生のメッセージが写真と共に親戚中に伝わりました。
特に上のお姉ちゃん(7歳)は弟の世話をする気満々で、きっと色々な面で両親をサポートしてくれそう・・・その様子を聞くのも楽しみです。

私はその日ウォーキングに励んでいたのですが、ついに今シーズン初めての雪割草を見つけました!
毎年春の到来を告げてくれる小さく健気なこの花も、お祝いのために急いで顔をのぞかせてくれたようです♪



さて、しつこくコロナワクチンの話題ですが、日本ではなかなか接種が進まず、歯痒い思いで順番を待っている方が多いと思います。
再び緊急事態宣言となるようで、こんな調子ではオリンピックは一体どうなることか・・・

ダントツ世界一の感染者数・死者数を出してしまい、世界中から後ろ指をさされたアメリカでは、今は自国で開発されたワクチンの接種が大変好調に進み、やっと汚名を晴らしつつある感じです。

我が身を守るだけでなく、家族はじめ周囲の大切な人々を、そしてコミュニティを守るためにも、一刻も早く受けたいという思いの方が多く、既に住民の26.3%が必要回数のワクチン接種を済ませました。

ミネソタ州だけですと約30%が完了、1回接種した人は43%以上と半数に近づいてきました。
働き盛りの若い方たちにも、学生にも、十分な対応ができるようになってきています。

ただし、健康上の理由などにより接種できなかったり、絶対に嫌だと拒否する方も多くいらっしゃるのも事実です。
そういう方たちにとっては、ワクチンってとてもセンシティブな話題であり、かなり気を遣います。決して無理強いすることはできません。

アメリカでのコロナワクチンの様子を詳細に伝える動画を見つけたので、ここにご紹介します。
自分では怖くて注射針見ていなかったけれど、こんな形だったのね・・・
さほど痛みは感じず、本当にあっという間だったのは確かです。

 

政府と民間の協力により、大がかりに接種が進められている様子がわかります。
大リーグのスタジアムアリーナまでが接種会場に指定され、無料送迎サービスもあるそう。
接種できるよう、従業員に有給休暇を与える企業もあるとのこと。
田舎暮らしの私は知らなかったことで、驚きました。

この動画では触れていませんが、クリスピークリームドーナツでは、ワクチン接種者にドーナツを1個無料進呈というキャンペーンを行っているそう。
いやはや、何ともアメリカらしいですなあ・・・

ただし、ワクチンを受けたからと言って気を許し過ぎてはいけません。
有効率は100%というわけではないですからね。
まだ当分の間(悲観論者は「一生の間」と言っています)マスク生活は続きそうですので、色々なデザインで楽しむことにします。

2021/04/07

レストランでも病院でも、リラックスムード

日曜日はイースターでした。
まだ大勢での集まりは避けたほうが良いので、娘と彼氏とワンコたちだけが我が家にやって来ました。

彼氏はすでにコロナワクチンの1回目は済んでいましたが、娘はまだ・・・
・・・と思っていたら、都会よりずっと空いているこちらのクリニックでワクチンの予約を取ったそうで、途中で済ませてから行くね~との報告。
全く待たされることなく、あっという間だったとのこと。

私たち夫婦はモデルナでしたが、娘はファイザーだったそうで、3週間後に2回目の接種です。
ということは、またこちらに来るつもりなのかな?(笑)
下のカードは私のです。接種してから3週間以上経ち、安心感が増しました。


この町では、ウォルマート Walmart でも買い物ついでにワクチンが受けられるようになって、驚くほどの勢いで既接種者が増えています。

画像は The Wall Street Journal より

終わった方は、体調の急変などに備えてしばらく指定の椅子に座って待機します。
普通の買い物客がすぐ横を通って行くので、ちょっと不思議な光景・・・


ウォルマート系列の会員制の店サムズクラブ Sam's Club や薬局などでも、接種が始まっているようです。

イースターサンデーには、ゴルフ場隣接のレストランでのブランチに4人で行って来ました。
レストランの出入り時と、バフェイ式の食べ物を取りに行く時はマスクが必要ですが、それ以外は皆さん元気ににこやかに食べたりおしゃべりしたり・・・
イースターなので、小さなお子さんたちがドレスアップしている姿も可愛らしいこと♪
こんな普通の日々がやっと戻ってきたのが、有難くてたまりません。

バイデン大統領は「就任後100日間で1億回分のワクチン接種」を目指していましたが、それはたった58日間で成就されました。
公約の筆頭に掲げていた米国救済計画法に署名し、1.9兆ドルという多額の予算をかけてくれたのは本当に心強いです。

現在ではさらにワクチンの加速が進み、ほとんどの州で16歳以上の住民が対象となっています。
ミネソタ州では、35.4%が少なくとも1回の接種を終え、既定の回数接種済は22.3%だそう。(ジョンソン&ジョンソンは1回だけでOK)
他の州でも、それほど大差はないようです。


昨日は、年に一度の検診のためにクリニックへ。
去年は2月に定期検診、3月に乳がんと子宮がん検査に出かけましたが、ちょうどコロナの感染者がミネソタでも増加し始めた頃で、ドキドキでしたっけ・・・

その時は入り口でひとりひとりが呼び止められ、何か症状はないか、海外に行った経験はないか真剣に聞かれました。
同じ質問を1日中くり返さなければならない職員に、同情したものです。

今年は入り口のデスクに職員が座っていたものの、数人にまとめて声をかけるだけで、だいぶアバウトな感じ。
内科の受付では、症状の有無をきちんと聞かれましたけれどね。
その後に「春休みでアフリカに行ったりしていないですよね~あはは!」・・・と、とても陽気なおばちゃんでした。

私も一緒に大笑い♪そう言われたら、何だか行ってみたくなっちゃったわ。


別にアフリカでなくてもいいから、久しぶりにどこかに旅行したい気分です。

この1年間、まさしく命がけで大変な思いをされたでしょうに、いつもと変わらず明るい、担当のナースとドクターにも本当に頭が下がります。
1年ぶりの再会。皆さんご無事で、本当に良かった・・・

アメリカ全体で、コロナによる死者は56万名を超えてしまいました。
世界中で一番多くの涙が流されたこの国に、たくさんの弾けるような笑顔がもっともっと戻ってきますように。。。

2021/03/17

コロナワクチン2回目接種、無事に終了!

アメリカでのいまどきのご挨拶は、「もう Covid(コロナ)ワクチン受けた?」です。
その後に副反応(副作用)はどうだったかお互いに伝え合い、話が盛り上がっていきます。
スーパーでレジの列に並んでいた時、全く見知らぬ人からも声をかけられたことがあるほどです。

まずは医療従事者、そして65歳以上の高齢者基礎疾患のある方の順に接種者がどんどん増え、今は若い人たちにも順番が回ってきていますのでね。

実は私も2月半ばにモデルナのワクチンを受け、昨日2回目を接種してきたばかりです。


立派に高齢者である夫が2月初めに先に受け、ダメモトでキャンセル待ちリストに私の名を載せてもらった所、割とすぐに連絡をいただきました。

1ヶ月前は、私は年齢的にもう少しのところで、まだ資格はなかったのですが・・・
でもワクチンを1瓶開けたら1滴も無駄にしたくないそうで、キャンセルが出たら確実に来られる人の存在はありがたいと言ってもらえて良かったです。

1回目は翌日腕に少し痛みを感じた程度で、どうということはありませんでした。
多くの方から2回目のほうが副反応がひどかったと聞いていたため、どうなることやらちょっとドキドキ。。。

私より少し早めに先週2回目を受けた夫は全く平気そうで、翌日もピンピンしていましたが・・・
義妹は接種日の夜にベッドに入ってから寒気を感じ、ひどい吐き気にも襲われたとのこと。
翌日もそれが続いてかなり辛かったそうです。

他にも、熱が出たり、関節の痛みを感じたり、疲労感で起き上がれなかったり、頭痛に苦しめられたり、私の周りでも人によって様々な症状があったと聞いていました。

接種後は、万が一のアナフィラキシーショックなどに備えて、15分間はナースとおしゃべりしながらその場に待機しなければなりません。
何とそのナースのいとこさんが日本人と結婚して日本に住んでいるそう!
彼女も3年前に訪れ、京都や築地を観光したとのことで話が盛り上がり、あっという間の15分でしたけれどね。

ナースによれば、コロナワクチンはインフルエンザワクチンと同じように、毎年受けなければならないかもしれないとのこと。
変異種も出てきているので、それは仕方ないかな。。。

その後、クリニックに付き添ってくれた夫と一緒にランチ。
無事に接種が終わったので、普段は手を出さないカロリーがめちゃ高そうなパンケーキを豪勢に(笑)オーダーしたところ、お皿いっぱいに広がる想像以上のデカさ・・・!
この生クリームの遠慮のなさったら・・・
まるで布団並みでしたが、ふかふかでとてもおいしくて、しっかり平らげてしまいました。


家に戻ってからも体調は別に問題なく、ピアノを弾いたりもしました。
ところが夜になってから、やたらと眠くなっていつもより2時間も早く就寝。
夜中に何度も目が覚めて、熟睡した気がしませんでした。

今朝起きてからも、何となく頭がぼうっとして身体が重い感じ。
そういえば、オーケストラ仲間の1人が、地球の重力が急に増したのでは?と疑うほど身体が重かったと言っていたな~
まさしく、そんな気がしました。

幸いその感じは長くは続かず、10時頃までにはすっかり元に戻りましたけれどね。
体内では、一体どんなバトルが起こっていたのかしら。

これからワクチンを受けられる方は、接種日と翌日は予定を入れず、ゆっくり休養できるようにしておくことをおすすめします。


米疾病対策センターによれば、ワクチン接種を終えて2週間経った人同士は、屋内でマスクを着用せず、ソーシャルディスタンスも確保せずに会っても差支えないとのこと。
また親しい人とハグができるようになるのね~♪

ただし、ワクチンを受けていてもコロナに感染する確率は0%ではありません。
無症状感染で、人にうつす可能性もまだ残っているそうです。
ですから、公共の場所や大勢の集まりでは、接種を終えた人も引き続きマスク着用が求められています。

それでも、レストランなどでやたらと高齢者のお姿が目につくようになりました。
優先的に、2度の接種がもう終わっているからなのでしょうね。
皆さん明るい表情で、お元気そうにおしゃべりしまくり!良かった、良かった・・・


1年前の今頃は、ハンドサニタイザートイレットペーパーだけでなく、砂糖や小麦粉なども店からすっかり消えてしまったっけ。



自宅滞在命令が出たのが、ちょうど去年の今頃でした。
学校も休みになり、レストランもテイクアウトとデリバリー以外は営業停止。
ミネソタでコロナによる初の死者が出たというニュースに加え、これから人口の半数以上が感染するかもという説も流れ、みんな息を潜めるように家に閉じこもっていたものです。

色々なことを我慢しなければいけない辛い1年間でしたけれど、ようやく未来に希望が持てるようになってきました。

ただし未知のワクチンですから、これが本当に安全なのかどうかは、数年経ってみないとわからないのかもしれません。
接種しないことを選ぶ方がそれによって差別を受けたりせず、その意志もどうか尊重されますように・・・


2021/02/15

コロナのワクチン既接種者が、周囲で増加中

この前記事をアップした時も寒かったですが、今朝はさらに気温が下がり、華氏マイナス38度でした。
我が家では室内の暖房を華氏72度(摂氏約22度)に設定しているので、外気温と110度も違ったということです。

笑っちゃうのが、今日からはだんだん暖かくなってきて、来週の月曜日は華氏38度との予報。
76度の差って、1週間の気温の振れ幅大きすぎ・・・
摂氏に直しても約マイナス39度が約3.3度になるということで、やっぱりすごい。

ミネソタンは厳寒の冬に慣れていますが、今年は南部のテキサスなどでも記録的な寒さ!
アラスカより寒いって、どうしちゃったの?
凍結道路で交通事故が多発しているそうで心配です。


さて、アメリカでのコロナ事情は、ピークだった11月からクリスマスにかけてと比べると、最近かなり落ち着いてきています。
ワクチン接種者の合計が感染者数合計を上回り、長いトンネルの先にやっと光が見えてきたのかな。

去年教師を退職してから、パートタイムで医療関係の仕事に就いた下の義妹は、既に2回のワクチン接種を済ませています。
先週は、夫や上の義妹夫婦、親しい友人たち、オーケストラの仲間も次々と。

有効性90%以上と言われていても、接種後すぐにそこまでに達するわけではありませんが、ちょうど1ヶ月後に2回目の接種を受ければ、3月後半頃にはしっかり守られることでしょう。
(この辺で主に使用されているのは、アメリカで最初に承認されたファイザー Pfizer ではなく、2例目のモデルナ Moderna です)

画像は Wikipedia より

皆さん、少しだけ腫れや痛みがあった程度で、いつものインフルエンザの予防注射と変わらなかったとのこと。

もちろん、ワクチンは絶対受けたくないと言っている方も、まだ大勢います。
アナフィラキシーショックのような重篤な副作用の可能性はゼロではないですし、初めて使われるワクチンですので、今は良くても後年何か取り返しのつかないことが起こるのでは?という恐怖を感じるのは無理もありません。

DNAが書き換えられてしまうとか、ワクチンを通じて情報を盗まれて管理されるとか、過激な話をふっかけてくる知人も。。。
大統領選の時もそうでしたが、こういう陰謀論を拡散したがる人が多いため、振り回されないよう気を付けなくてはいけませんね。

自分のことだけでなく他者も守るために、この悲惨なパンデミックを少しでも早く終わらせるために、順番が来たら私は接種を受けるつもりでいます。


週末はコンサートでした。
夜間はマイナス30℃以下が続いた先週ですが、ためらわずにせっせとリハーサルに通いましたよ。
うんと寒くても雪は降っていない日のほうが、もっと気温が高くて吹雪いている日よりずっと安全です。

演奏中は暑くなるので、半袖のTシャツの団員もちらほら。
途中で上着を脱いで、タンクトップになってしまった女性団員も!
ぽっぽと火照った身体で、帰り道はそれほど寒さも感じなくて良かったです。

10月、11月のコンサートより出演者も大幅に増え、お客様も増えて嬉しいこと♪
映画音楽の特集で、日曜日はライブストリーミングでネットで鑑賞してくださった方も多かったようです。

マスク使用は相変わらずですが、それでもお互いの笑顔はわかるもの。
指揮者も上機嫌で、7月からの来シーズンには、もっとスケールの大きいプログラムを計画しているとアナウンスしていました。
やった~!!

早く元のように、フルオーケストラシンフォニーなど演奏したいものです。
去年はベートーヴェン生誕250年でしたのに、何もできなかったのが残念・・・
1,2年遅れでもいいから、盛大に第九なんて演奏できたら最高だな~
今はとにかく、こうやって演奏の場が得られるだけで本当に幸せなことだと感じていますが。


★2月13、14日のコンサートのプログラム★

     Tribute to MGM 「MGMへの賛辞」
     What's Up at the Symphony 「バッグス・バニー」より
     Lion King Selections 「ライオン・キング」より
     Beauty and the Beast 「美女と野獣」より
     Gabriel's Oboe 「ミッション」のテーマ
     You've Got a Friend in Me 「トイストーリー」より
     Theme from Schindler's List 「シンドラーのリスト」のテーマ
     Titanic Medley 「タイタニック」より
     Grease Selections 「グリース」より
     Medley from Frozen 「アナと雪の女王」より
     Flying Theme from E. T. 「E. T.」のテーマ


時間をみつけて、バレンタインデー用生チョコフラワーレスチョコレートケーキも作りました。定番になりつつあるかな?
近所の友人にも、おすそ分け。
レシピは、リンク先をご覧ください。カロリーを考えると恐ろしいですが、ヤバい美味しさです♪



2021/01/11

ミネソタの病院で羽ばたく16,000羽の折り鶴

コロナのせいで、会いたい人にも会えずに寂しい思いをした人が多かった去年のクリスマス。
それだけでも辛いことでしたのに、年明け早々ワシントンDCの連邦議会議事堂襲撃という恐ろしいニュースに、アメリカ住民は疲れ切っています。

こんな時期に、日本の大切な友人が素晴らしい動画を送ってくれ、気持ちが癒されました。
人と人との絆は、ウイルスや社会情勢に簡単に壊されてしまうほど軟弱なものではないと改めて気付かされ、思わず涙が・・・


この動画を作ったのは、ルーテル教会に属する日本人牧師、関野和寛さん。
ミネソタにある、アボットノースウェスタン病院 Abbot Northwestern Hospitalチャプレン chaplain です。
チャプレンとは主に教会外で働く聖職者のことで、病院の場合は入院中の患者さんたちに寄り添って心のケアをするのが仕事です。

彼が不安な気持ちを抱えながらコロナ病棟を初めて訪れた時、1羽のを折って渡したところ、患者さんが涙した後に大きな笑顔を見せ「必ず元気になってここから出る、そしてこの鶴を一生の宝物にする」と誓ったとのこと。


それがきっかけとなり、関野さんはSNSを通して日本の皆さんに鶴を折って送ってくれるように声をかけたそうです。
すると、小さなお子さんからお年寄りまで1,000人以上の方が、何と16,000羽もの折り鶴を送ってくれたのですって!

けれども関野さんおひとりの力では、これをどうすることもできませんでした。
相談してみたところ、入院中のお子さんや妊婦さんまでもが、こうやって飾ったら?と色々提案してくれたとのこと。

病院のセラピストや同僚のチャプレンも手伝ってくれ、ついに病院の吹き抜けホールに鶴たちが羽ばたき始め、皆さんを笑顔にしているそうです♪


病院職員の言葉
 「毎日この鶴の横を通るたびに、どれだけこの世界に人を思いやる心、そして愛があふれているかを感じ、祝福された思いになります」

関野和寛牧師の言葉
 「形も色も大きさも違う鶴。人種も、宗教も、言葉も越えて、皆がひとつの希望を持てるというメッセージを伝えるように、鶴たちは羽を広げている」
 「ソ-シャルディスタンスによって人と人が引き離されている。けれどもひとつの希望のもと、私たちのスピリチュアルディスタンス(心の距離)はぐっと近くなる」
 「希望には限界がない。それは私たちの暗闇を必ず照らす」



人々がそれぞれの思想や背景により分裂を深めつつあるアメリカで、絆を取り戻そうと力を尽くしていらっしゃる方も多く存在します。
パンドラの箱が開けられ、あらゆる災難が人間界に解き放たれてしまった時、最後に箱の底に残ったのも「希望」でしたっけ。
人間はまだまだ大丈夫だ・・・って信じたいです。


2020/11/28

2020年、コロナ下のサンクスギビング

例年は離れて住む家族や親戚が集まって祝うサンクスギビング(感謝祭)も、コロナ感染の拡大を防ぐため、今年はいつもと様子が違いました。

基本的に同居家族とだけ過ごすことが推奨されていますので、泣く泣く移動を我慢した方が多かったと思います。

今年の新人ターキーくん

私たちも娘に、今年は会えなそうだね(涙;)と伝えたのですが・・・
長いこと外出を控えているので、検査を受けて陰性が証明されたらぜひ来たいって。
いつでも無料で検査を受けることができ、結果は翌日すぐにわかるのだそうです。

娘も、同居している彼氏もずっと在宅ワークで、人口密度の高いダウンタウンには行っていないとのこと。
検査の結果画像をそれぞれ送ってくれ、断る理由もなくなった。
こちらへの途中どこにも寄らないことを固く約束して、ワンコ2匹と共にやって来ました♪

私たち夫婦も食料品の買い出し以外はどこにも行かず、このところ誰にも会っていません。
お互いに100%絶対に安全とは言えないのでしょうが、やはり親子で共に過ごす誘惑には勝てませでした。

下の義妹のお嬢さん二人も、2週間自主隔離した上で、義妹夫婦の家に来てくれたそう。
やはり在宅ワークですので、そのままクリスマスまで続けて滞在ですって。
両親に会いたいのはもちろん、ご高齢のお祖母様がお元気なうちに、できるだけ会っておかなくちゃ・・・とのことでした。

よほどの悪天候でない限り、サンクスギビングには夫の弟&妹たちとその家族、他の親戚や友人たちが我が家に集合するのが恒例でした。
残念ながら今年はみんなバラバラではあったものの、お互いに写真を送り合って様子を報告し、それぞれ元気であることを確認。

招くことのできなかった独り暮らしの友人たちにとっては、今年はきっと寂しい感謝祭になってしまったことでしょう。
朝のうちに「会えなくてとても残念ですが、あなたのことを思っています」とメッセージを送ったところ、温かい言葉で返信があり、ほっとした次第です。


料理は結構頑張って、なるべく例年のメニューに近くなるようにしました。
ターキードレッシング担当の義弟がいなかったものの、娘の彼氏がターキーを担当してくれ、こんがりとジューシーに焼けて大成功!

ドレッシングとは、本来は七面鳥のお腹に詰めるスタッフィングと同じものなのですが、別に添える時はドレッシングと呼ばれます。
(サラダドレッシングとは、全くの別物・・・)
市販されている小さなサイコロ型のパン、セロリやオニオンなどの野菜、チキンブロス、セージなどのスパイスを合わせてオーブンで焼いたものです。


これは娘が全て作ってくれ、とても美味しく完成♪
冗談で、これからも義弟がいなくても全然困らないね~なんて笑ってしまったほど。

少人数ですので、みんな遠慮なく大盛りで~す。


今年のデザートは、ピーカンパイを焼きました。
ピーカンの代わりにクルミにして、パイ皮ではなくクッキー生地だったら、鎌倉名物「クルミッ子」に似ていそうなねっとりした食感!
いつか、クルミッ子もどきも試してみようかな。




今年は11月末にしては穏やかで暖かい日が続いているため、サンクスギビングの前日には野外クッキングも!
夫がど~んとステーキを焼いてくれました。



このように屋外でソーシャルディスタンスを守っていれば、感染の心配はしなくても大丈夫でしょう。
これからもっと寒くなると、ビールは凍るし、手も顔も凍傷になりそうで無理になってきますが。。。


アメリカでは、間もなくコロナのワクチン提供が開始になるようです。
でも何しろ未知のものですので、副作用なども心配・・・接種するのはまだ怖いというのが、多くの方の本音でしょう。
日本への一時帰国の条件がワクチン接種ということにでもなったら、私は多分受けると思いますが。

1ヶ月足らず後に迫ったクリスマスも、今年は大勢で集まるのは無理そうです。
コロナの無料検査は何度でも受けられるようですので、また娘たちにだけ来てもらうことになりそうだな・・・
家族だけで静かに祝うクリスマスも、悪くはないことでしょう♪