ラベル 英語 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 英語 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2024/11/25

すっかり英語になった Bento(弁当)

アメリカに住んでいると、「こんな日本語が、そのまま使われているのか」と驚くことがあります。
「津波」や「神風」「カラオケ」などが通じることはよく知られていますが、食べ物に関しても、「豆腐」「大根」「パン粉」「わさび」「海苔」「みりん」「蕎麦」「小豆」など、そのまま通じるものがたくさん。

発音やアクセントの位置は、ビミョーに違うことが多いですが・・・
例えば「Panko パン粉」は、ほとんどの人が「パ」を frying pan の pan と同じように「ア」と「エ」の混ざったべしゃっとした母音にするので、ちょっとゾワゾワします。。。
(私たちが英語で話す時もきっとそうで、人のこと言えないけど)

「弁当」という単語もずいぶん浸透し、Bento box なるものがあちこちで売られています。
本来は Lunch box ですが、Bento box だと仕切りがついていたり、いくつかに分かれた構造のことが多いようです。

もうすぐ、Thanksgiving(感謝祭)の集まりがあります。
食べ物はいつも持ち寄りですので、食べきれない量となるのがいつものこと。
残り物を皆さんに持たせるのに、何か良い容器がないかなと探したところ、3つに分かれているプラ容器を見つけました。

名前は Bentgo です。多分、BentoGo をかけ合わせたのでしょう。
色もどぎつくなくて何だか可愛い。
サイズ、色、いくつに分かれているかで、たくさんの種類があります。


写真ではわかりにくいですが、私が買ったのはくすんだピンクです。
一番大きい部分には2カップ分、小さい部分はそれぞれ1カップ分の食品が入るとのこと。


でも、商品に添えられた写真のようなお弁当に恵まれる人は、アメリカではほとんどいないのではないかしら。
大抵は、サンドイッチキャロットスティックとかリンゴか何かで終わりなのでは?
私はアメリカで子育てしたわけではないので、話に聞くだけですが・・・

この容器、Quick & Easy Meal prep という目的で売られているので、ランチというより夕食の準備のために使われているのでしょうね。
バランスの良い食事をまとめて作り置きし、フリーザーに保管して、必要な時にチンして食べる訳です。
この容器はフリーザー、電子レンジ、食洗器全てOKなので、なかなか良いのでは?

こんな可愛いのが、Bento Lunch Box Set としてアマゾンで売られています。
持っているだけで嬉しくなりそうだけど、アメリカではあまり有効活用されなそうな気が。。。


我が家のサンクスギビングの集まりは、本来の木曜ではなく、いつも土曜日です。
早めに買っておいた七面鳥は、そろそろフリーザーから出しておかないと、解凍に時間がかかります。
買物や掃除、泊り客のための準備と料理、今週もバタバタと忙しくなりそうです。


この前の初雪はすぐに解けてしまいましたけれど、昨夜からの雪が結構積もり、一晩ですっかり景色が変わってしまいました。
家の前のも、一部が凍り始めたのがわかります。



今週は昼間もずっと氷点下の予報。いよいよ本格的なミネソタの冬が始まりました。

今朝は、今シーズン初めての雪かきをしました。
裏口の階段の雪かきは、私の仕事です・・・夫が行うと、細かい部分が雑なので(笑)


気温が低いためサラサラの軽い粉雪で、力はそれほどいりません。
一番下の段に写っている、プラスチックのちりとりブラシでほとんどやってしまうため、いつも夫に笑われます。

クリスマスリースは、近くの郵便局のおばちゃんが作ってくれたものです。



サンクスギビングが終わると、もうあっという間にクリスマス
本当に、時の経つのが早いこと・・・

毎年早くなるように感じるのは、5歳の子にとって1年は人生の「5分の1」、60歳になれば人生の「60分の1」と、分母が大きくなるにつれ、「1」の割合が小さくなるからだとどこかで読んだことがあります。

一理あるかもと、大いに納得しました。
雑多な出来事に流されがちですが、日々の暮らしに「プチ喜び」を見つけながら過ごしたいですね。

2024/01/06

やっとクリスマスツリーを片付けました / 今年の目標

年が明けて、我が家では昨日やっとクリスマスツリーなどを片付けました。
ええっ?と驚かれるかもしれませんが、お正月には何も特別なことをしないアメリカでは、まだ町のあちこちにクリスマスの飾りがそのまま残ってるのが普通です。

日本ではクリスマスの翌日には一斉に片付けると言うと、逆にびっくりされます。
大抵のアメリカ人は、1月上旬頃まではクリスマスの雰囲気を続けて楽しむようです。

毎年のことですが、大きなツリーを運び出すと、家の中が急にがらんとしてしまいました。
いつもの習慣で、夕方暗くなってきた時にライトの電源を入れようとし、もうないのだっけ・・・と気付いて寂しい気持ちに。。。

でも、クリスマスの飾りがなくなって、やっと年が明けたのだなあという気分になりました。
しばらくの間、少しばかりのお正月の飾りが所在なさげでしたが、やっと自己主張を始めたようです。


ネコのキキは、いつもと同じ寝正月。
12歳半となり、活発に動くことは少なくなって寝てばかり・・・
食欲は旺盛なので安心ですが、高い所に飛び乗ることもなくなり、おばあちゃんになってしまったなあと感じます。

人間の年に換算すると、ちょうど今の私と同じぐらいのようです。
これからは、追い抜かされてしまうのだなあ。




今年は新年早々、能登半島地震羽田空港での事故と続いて、日本は大変でしたね。
こちらミネソタの親戚や友人たちも、震源地は私の家族が住んでいる所に近いのかと心配してくれて、ありがたかったです。
地震は突然起こり、防ぎようがないので本当に怖い・・・亡くなられた方のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。

翌日の、燃え上がるJAL旅客機の映像も、とても衝撃的でした。
海上保安庁の航空機は、被災地に物資を届けるところだったそうで、犠牲者の方々が本当にお気の毒です。

でもJALのほうは、乗客と乗務員全員が無事であったとの情報にほっと胸を撫でおろし、さすが日本人!と誇りに思いました。
客室乗務員の皆さんの日頃の訓練と、自己中な行動を起こさずに冷静に動いた乗客の皆さん、全員がヒーローですね。

貴重品も入っていたであろう頭上の手荷物、預けたペットのことなどが、さぞ心残りだったでしょうに・・・
もし自分がその場にいたら、死と隣り合わせで強い心を保てただろうか、全く自信がありません。


皆さん、今年の目標は何かありますか?
実践できないことも多いですが、私も新年には一応「今年はこれをしたい」と思うことをいくつか書き出してみます。

今年は、その中のひとつが「何でも早めに行う」ことです。
思えば私は小学生の頃から、夏休みの宿題はぎりぎりになって超特急で何とか終わらせるタイプでした。
今でも、出かける時は直前まで他のことをしていて、大急ぎで支度して飛び出す感じ。

「やるべきことを後回しにしてしまう人」のことを、英語では procrastinator と言います。
こちらに住むようになってから覚えた単語です。

反対語は precrastinator(仕事を先んじて終わらせる人)で、夫は昔からこのタイプ。
すごいなあと思いながらも、真似できずにいました。
それでも年と共に、そのほうがずっとストレス少なく何でもできることに気付いたのです。
今さら・・・ですが、今年はそれにさらに磨きをかけたいと思っています。

それなのに、クリスマスツリーを今頃まで取っておいたの?と笑われそうですが、それは「アメリカの習慣」なので許してね。

今年はどんなことに出会えるのか、楽しみですね。
いつどうなるかわからないのが人生ですから、さり気ない日常にもっと感謝しつつ、機嫌良く毎日を過ごすつもりです。

2023/03/02

間違えたけれど、おいしい焼きそばができた! / ウスターソースの発音

今日のランチは、焼きそばでした。
時々のぞいている、「カリフォルニアのばあさんブログ」で見つけたレシピを参考に。

 レシピというほどでもありませんが、元の記事はこちら ⇒ サッポロ一番焼きそば

今日は2度目の挑戦です。
実は、最初の時に一番基本の食材を間違えたまま作ってしまったものが、そのまま定着しました。
あまり良く読まずに、ふんふんなるほど・・・と適当に作るとこういうことになります。

何を間違えたかというと・・・
「サッポロ一番焼きそば」を使って普通に焼きそばを作ったのが、カリフォルニアばあさんのレシピ。
それなのに焼きそばをこの辺で見たことがなかった私は、「サッポロ一番インスタントラーメン」を使って焼きそばにしてしまうレシピだと、勝手に頭の中で変換してしまったのです。

載っている写真も、麺が縮れていてラーメンにしか見えなかった・・・

勘違いしたまま作り、勘違いしたまま完食し、「おいしかったね!」と夫にも好評でした。
ウスターソースを使ったせいか、元がしょうゆ味だったラーメンとは思えず、完全に焼きそばに化けていました。


後からそのブログのコメント欄をじっくり読んだ時に、アメリカにもサッポロ一番焼きそばが売っているのだという事実に気付いて、笑ってしまったわけです。
(何度もくり返しますが、この辺の田舎では売っていない)

まずは、家にある野菜を適当に刻みます。


豚肉やソーセージなどでも良いでしょうが、ばあさんレシピに従って、スクランブルエッグ卵焼きの中間のようなものを作りました。
フライパンに油を入れて高温にしたところに、一気に溶き卵を入れて・・・
彩りが良くなっていいよね。


卵を取り出したら、同じフライパンに油を足して、野菜を一度にじゅうじゅう炒めます。
控えめに、塩こしょうとウスターソースで味付け。


元のレシピでは、野菜を取り出して同じフライパンで麺を茹でるのですが、私は野菜と同時に別鍋で短めに茹でておきました。

この辺で買える日本のインスタントラーメンは、3種類だけ。
「マルちゃん」よりちょっとレベル高いけれど、「ラ王」には劣るのが「サッポロ一番」です。


茹でたラーメンをザルにあけて、野菜のフライパンに加えます。

ラーメンの袋に入っていた調味料も加えて全体をよく混ぜ、さらにウスターソースを加えて混ぜます。(量はお好みで)
器に盛りつけて青のりを振りかけたら、かなり幸せです♪

しつこく言いますが焼きそばはこの辺では手に入らないので、今まで中華乾麺を使ったりしていました。
塩焼きそばもどきを作ったことも・・・これはこれで、結構おいしかったな。

 写真はこちらの記事に ⇒ 今日はスーパーボウル!


焼きそばに使ったウスターソースは、我が家では常備している調味料のひとつです。
料理の他、みんなが好きなカクテル、ブラディメアリーを作る時にも必要なのでね。
このソース、イギリスのウスターシャー州に住んでいた主婦が作ったのが始まりとされているらしい。

ウスターソース(ウスターシャーソース)は英語で Worcestershire sauce なのですが、これがちゃんと発音できないアメリカ人、多すぎ!(笑)
確かに、変なスペリングですものね。

「ウーセスターシャイア」など、何それ?の謎の発音を、みんな勝手に作り出しています。
結構、笑いネタにもなっている様子。
この人も、言う度に違う発音にしちゃってます。



ネイティブでもこうなのだから、イタリアのおじいちゃんにはハードル高いよね~



最後の shire は、ニューハンプシャー New Hampshireヨークシャー Yorkshire の終わりと同じ発音ですから問題なさそうに思えますが、「州」という意味ですと「シャイア」という発音もあるので、混乱しちゃうようです。

意外と、日本人のほうがちゃんと発音できているかもよ。

2022/04/09

「カムカムエヴリバディ」と英語

NHKの朝ドラ「カムカムエヴリバディ」が、ついに最終回を迎えました。
ものすごい情報量の最終回で、全ての謎も一気に解け、本当に(良い意味で)とんでもない脚本でしたね。
まだ、気持ちの良い余韻に浸っています。

こんなにも、毎日夢中で見た朝ドラは初めてでした。
戦争中の残酷な場面では胸がつぶされそうになりましたが、投げ出さずに見続けて良かった。

それぞれの登場人物がとても魅力的で、それを感じさせる俳優さんの演技力に圧倒されました。
同じ俳優さんが、親・子・孫の役を掛け持ちで演じるパターンが多く、「今度はこうきたか」とくすっと笑いながら・・・

AI さんの歌うテーマソング「アルデバラン」も、ペーパークラフトタイトルバックも、みんな好きでした。
(AI (アイ) さんのこと知らなくて、「人工知能」と同じく「エーアイ」と読むのかと思っていました。。。)


恋の場面では、昔の少女マンガを読んでいる時のようにキュンキュンしてしまい、私の目の中はハート模様でいっぱいになっていたと思います。

やっとのことで母子の再会が叶い、ぎゅっと抱き合った場面では涙が洪水状態・・・
そう言えば、自分の母親とこんなふうにハグしたことはないなと気付いてしまって反省。
アメリカでは、色々な人たちとハグしまくっているのに。
文化の違いとは言え、それはちょっと寂しいことなので、今度一時帰国した時に実行することにします!!

3世代での「あんこのおまじない」の場面、幸福感に満ちていましたね。
私もこれから何か作る時は、「おいしゅうな~れ」のおまじないをかけようかな。
いろんな意味で、人を思いやることの尊さと美しさを教えてくれたドラマだったと思います。



「カムカムエヴリバディ」では「英語」が大きなテーマだったことも、興味をそそられた理由のひとつでした。
私も3人のヒロインたち同様、NHKのラジオ英語講座で英語の基礎を身につけたひとりだからです。

ドラマ内で、テキストの表紙に東後勝明先生のお名前を見つけた時には、懐かしくてじ~んとなってしまいました。

今の夫と初めて出会ってから、彼の日本語能力の開花も待ちましたが、一向にその気配は感じられず(笑)
何とかもっと深くコミュニケーションしたく、私が英語を勉強した方がずっと早そうだと悟りました。

毎日タイマーをセットして番組をカセットテープに録音し、テキストと共に猛勉強!
まだ若くて、意欲満々だったな~

残念ながら、その頃のテキストもカセットテープも処分してしまいましたが、YouTube でこんなのを見つけました。
そうそう、このテーマ音楽も本当によく覚えています。



ドラマの最終回で、大杉正明先生、マーシャ・クラッカワー先生も声の登場でした。
講師の皆様、あの頃は本当にお世話になりました。
このドラマの影響で、NHKラジオ英語講座のテキストの4月号、売れまくっているかもしれませんね。

そういえば私も、こんなお仕事をいただいたことがあります。もう5年も前のことですが。

このドラマのヒロインだった上白石萌音さん、 深津理恵さん、川栄李奈さん、そして老後の安子役の森山良子さん、皆さん流暢な英語を聞かせてくれました。

川栄李奈さんは Haste Makes Waste(急がば回れ)を「ハステとワステが仲良く作った」と素晴らく和訳してしまったことがあるほど、英語は不得意だったようですが、ドラマのために本当によく頑張りましたね。

上白石萌音さんは帰国子女とのことで、英語も「さすが!すごい!」と思いましたけれど、住んでいたのはメキシコだそう。
英語は、帰国してから勉強したそうです。
ただし、ひとつ外国語を覚えると、次の言語は比較的楽に身につくという説もあり、少し有利だったのではないかな?

それに皆さん歌がお上手なので、英語独特のイントネーション発音を聞き分ける力が人より勝っているのでしょうね。


あちこちに遊び心も散りばめられていて、それを見つけるのも楽しいドラマでした。
脚本の藤本有紀さんに、大きな拍手~!
これから「カムカムロス」に陥りそう・・・
来週から新しく始まる朝ドラがよほどおもしろくないと、この喪失感から抜け出せなそうです。

2022/01/10

アメリカでも、ふっくら美味しい煮豆が簡単にできた♪

クリスマスツリーとささやかなお正月飾りも片付け、日常が戻りました。
ミネソタに移住したばかりの頃は、年が明けてもクリスマスの飾りが残っていることにかなりの違和感を覚えましたけれど、もう慣れっこです。
せっかく夫が切ってきた本物のツリー、さっさと処分してしまうのもかわいそうな気がするし。

先日、日本のお節料理の動画を観ていて、つやつやふっくらの黒豆に目が💛
母の作ってくれた黒豆も、いつも美味しかったなあ。。。

丹波の黒豆なんて、ここでは夢のまた夢なのですけれど、気持ちがすっかり煮豆モードになってしまいました。

実は、去年の夏に成城石井モーモーチャーチャーに似せたデザートにチャレンジした時、こちらで簡単に手に入るレッドビーンズの缶詰を使って、煮豆も作ってみたのです。

 その時の記事はこちら ⇒ ふわふわ&とろり~んな夏のデザート

デザート自体はとても美味しかったのですが、トッピングの煮豆部分はちょっと皮の固さが気になったっけ。
一応、「アメリカ 煮豆 レシピ」でググってから作ったのですが・・・

缶詰の豆はすでに十分に柔らかいと仮定して、初めから砂糖と一緒に茹でてしまったのが敗因かな?
試しに一粒を口に入れてみることもなく始めてしまったので、実は結構固めの豆だったのかも。

そう言えばゆで小豆を作る時にも、指でつぶせるほど小豆が柔らかくなってから砂糖を加えますものね。

・・・というわけで今日は、水洗いしてザルにあけた缶詰の豆だけ先に、十分にかぶる位の水と共に圧力鍋でもう少し茹でてみました。
おもりがカタカタ言い始めた所で、すぐに火を消して放置。

蒸気が出なくなったらザルにあけて水気を切って鍋に戻し、ブラウンシュガー(普通の砂糖でもOK)を加えて、蓋をせずに時々混ぜながら5~10分位煮て出来上がり!
乾燥豆からだと手間も時間もかかりますが、これならとても簡単です。


黒豆みたいにつやつやではないし、煮崩れているけれど、口に入れるととろけるほどにふっくらと柔らかく、優しい甘みに大満足♪
使ったのは、Walmart で買った Red Beans の水煮缶詰で、1缶62セントという安さ!
439g入りの缶に対し、1/2カップ弱(今回は60g)のブラウンシュガーを加えました。
Red beans の和訳は「小豆」となっていますが、日本で見慣れた小豆より粒が大きく、色が薄いです)


前に買ったことのあるそのまま小豆と表示されている水煮缶も、この方法ならゆで小豆のようになるかな。
いきなり砂糖を足して煮ても、あまり柔らかくならずにがっかりした経験があります。
またいつか、試してみることにしよう。


小豆って Azuki って書きそうなものだけれど、アメリカでは上の缶のように Aduki とか Adzuki と表記されています。
アドゥキ!?・・・謎だ・・・・・・

アメリカのスーパーには、他にもたくさんの種類の豆の水煮缶詰が並んでいるので、色々と試してみようと思っています。
まずは、常備している Kidney beansインゲン豆)からかな?
Cannellini beans と呼ばれる白インゲン豆なら、白あんもどきもできるかも!

こちらの豆料理と言えば、Pork and beans というとてもポピュラーな料理(味付き缶詰としても売っている)がありますけれど、いかにもアメリカンな味付けで日本の煮豆とは別物です。
私は、誰かが作ればちょこっと食べるという程度で、それほどの好物ではありません。
逆に夫は、あんこや日本的な煮豆はあまり得意ではなく、好みが分かれます。



アマゾンで見つけた看板を、いつもキャンプファイヤーなどを楽しむ場所に設置しました。


「サスクワッチにエサをやらないで」という警告です。
Sasquatch とは、北米・カナダの山中に住むと言い伝えられている、大きく毛深い人間に似た動物のことで、Bigfoot とも呼ばれます。

ちなみに、雪男Yeti です。今の季節は、こちらのほうが遭遇しそうだな・・・
気を付けて歩くことにしましょう。


2021/07/26

グリーンカードの更新

ミネソタに移住してから、今日でちょうど10年です。
私自身も、家族や友人も、こんな年になってからのアメリカ暮らしは困難なのでは?と心配していましたが、元気にハッピーに過ごしています。
夫はじめ、家族のサポートももちろんのこと、心優しい周囲の方々に恵まれたおかげです。

移住ビザでアメリカに入国し、グリーンカードを取得したのは8月の終わりでしたが、今年で10年になるのでカードを更新しなくてはなりません。
6月27日に、オンラインで申請書を提出。(結構面倒・・・)
手数料540ドルもクレジットカードで支払いました。

すぐにレシートが届き、biometrics(生体認証) appointment についての知らせも、7月初旬に書類で郵送されました。
内容は指紋採取写真撮影なのですが、それが行われる日が偶然にも、ちょうど10年目に当たる今日7月26日でびっくり!

これ以上あり得ないような細かい字で説明が色々書いてあり、約束の日時をすっぽかしたら、初めからやり直しとのこと・・・
忘れちゃったら大変なので、カレンダーに二重丸をつけておきました。

もし怪我をして傷口があったり、ギプスをつけた状態だったらお断りとのことです。
私は手首骨折前科者なので、いつもより気を付けて毎日を過ごしてきました。

それでも、数日前に庭の花の手入れをしている時に、人差し指の先にチクリと痛みが・・・!
何かの虫に刺されたようで、しばらく少し腫れて痛かったです。
幸い2,3日で落ち着いて良かったけれど、もし悪化していたら指紋とれなかったかも。。。


生体認証は、ミネソタ州隣りのノースダコタ州ファーゴにある Application support center で行われました。
グーグルマップで調べたら、車で2時間40分、自転車で12時間(笑)、徒歩だと丸2日(爆笑)だとさ。

夫と、ちょうどファーゴの空港に用事があった友人との3人で出かけました。
そこに向かう道は途中から平坦になり、広大なヒマワリ畑トウモロコシ畑がどこまでも続きます。
雑木林と湖に囲まれたこの辺りとは、大違いの景色です。



早めに行って、ベトナム&中華のレストランでランチ。
これにスープもついて10ドル以下で、B級だけれどなかなか美味しかったです♪



目的地にも早く着いてしまったので、入り口で約束の時間を早めてもらえるか聞いたら、多分大丈夫だから部屋に行ってみてくださいとのこと。
移民ビザの申請で印象の良くなかった東京のアメリカ大使館と違い、皆さんとてもフレンドリー。

係のお姉さんも、快く中に入れてくれました。
まずは写真・・・運転免許証はにっこり笑顔なので、グリーンカードもスマイルしたほうがいいの?と聞いたら、歯は見せない程度の笑顔でお願いします・・・って。

私の指先は乾燥しているようで指紋がなかなかうまく取れなかったのですが、乾燥肌の人用のローションも置いてあって、何とか無事に終了。ほっ・・・
あとは、新しいグリーンカードが郵送されるのを待つばかりです。

 ★追記:10日後の8月5日に、新しいグリーンカードが無事に手元に届きました。
  やれやれ・・・


帰りは、空が段々暗くなってきて天気が悪化。
何と竜巻注意報で、スマホがビービー鳴りました!

ギリギリセーフで嵐が来る前に家に着いたのですが、雷雨暴風とフルコース。
車は、できたばかりのガレージに入れることができて良かった~


ネコのキキを抱いて、一番安全そうな部屋でしばらくドキドキしていました。
移住10年目の記念日に、「オズの魔法使い」みたいに家が吹き飛んだら笑えないな。

幸いここでは大きな被害はなかったものの、ほんの4マイルほど離れた場所では野球のボールサイズの雹が降り、家の窓ガラスや車のガラスまで割れた所もあったそう!
危ういところでした。


もう先週のことなのでさらっと書くにとどめますが、東京オリンピック開会式は、早起きして6時から通して観ました。
色々な意味でとても感慨深く、途中で何度かウルウル・・・

東京の夜空に浮かんだドローンによる地球

批判する方々もいたようですけれど、日本ならではの素晴らしい開会式だったと思っています。

選手入場があいうえお順というのも、好感持てました。
ギリシャと難民チームに続いて、他国の中でアイスランドがトップだなんて、きっと日本だけでしょうね。

夫に各国の日本式発音を教えながら一緒に観ていたのですが、アゼルバイジャンエジプトなどに爆笑していました。。。
アフリカや小さな島国の中には聞いたことがない国名がいくつかあり、地図を見ながら再確認でした。

ずっと頑張ってきた選手たちのために、とにかく無事にオリンピックが終わりますように。

2021/04/14

あらまあ、雪! / 怪しい荷物が届いたので鯛焼きを作った

昨日は冬に戻ってしまったようで、前の晩からのがさらに降り続いていました。
ここはミネソタですから、4月の雪には別に誰も驚きませんが・・・


今日はもう雪は解けてしまい、顔を出した芝の緑がさらに濃くなったようです。


またもや警官が黒人男性を射殺してしまうという事件の起こったミネソタ州ブルックリンセンター市では、夜間外出禁止令が今日も出ています。
雪の降った日は、暴徒たち(抗議デモの一部が暴徒化)の動きも少しはおとなしくなったのではないかと思いますが。

今回は、警官がテーザー銃(スタンガンの一種)と拳銃を間違えて発砲してしまったとのこと。
彼女は既に辞職したそうですが、ベテラン警官で銃の扱い方を教える立場だったとのこと。
ふたつの銃は形も重さも全く違うのに、そんなのありかしら。
ジョージ・フロイド氏の事件に続き、ミネソタの知名度がこんなことで増してしまうのはやり切れません。


少し前のことですが、アマゾンから実に怪しい箱で荷物が届きました。
何だか、新種の詐欺っぽい様子。
開けるのをためらってしまったけれど、そう言えば色々オーダーしていたっけ。

これだけ別便で届いたようです。開けてみたら、森永小倉あんの缶だった!
なぜ、全く中身が想像できないこんな箱だったのでしょう・・・謎すぎる。


あんこをゲットしたので、久しぶりに鯛焼きを作りました。
日本だったら、スーパーで冷凍で売っているものだって結構おいしいけれどね。
ここでは自分で作るしかないので、日本から持って来た鯛焼き器を使用。



鯛焼きレシピは色々出回っていますけれど、個人的にはベーキングパウダーを使ったパンケーキのようなふんわりしたものより、ベーキングソーダ(重曹)使用でぱりっとした薄皮のものが好みです。
これは、はみ出した部分がまたおいしい! ブログの最後に、レシピをご紹介します。
タピオカ粉餅粉を使ったレシピもあり、みんな食感が違っておもしろいです。

自分で小豆をゆでて餡を作ったこともあります。美味しくて一番安心だけれど、時間がかかるのが難です。。。
今回は缶詰の小倉あんをそのまま使って、かなり満足できる味でした。

一時帰国の度に訪れるのは、たまプラーザ「銀のあん」という鯛焼き専門店。
買ったその場で、熱々を頬張ります♪ 中身はやはり、一番オーソドックスなあんこが好き。
あの味と食感は、家ではとても無理だなあ・・・



意外なことに、鯛焼きは韓国でも大人気だそう。
そのせいもあってか、鯛焼き器はアメリカのネット上でもわんさか売っています。

形はほとんど同じに見えるけれど、実は韓国のものは「鮒(ふな)」なのですって。
日本の鯛焼きがルーツだそうですが、プンオパン (붕어빵)(英語では Bungeoppang)と呼ばれ、韓国では「我が国独自のものだ!」と主張する方も多いかもしれませんね。

YouTube で、韓国の方がプンオパンの作り方を紹介している動画を見つけました。
韓国訛りの英語は、日本人の訛りとの共通点もあり、韓国独特の特徴もあり、興味深いです。
でも、こんな風に堂々とよどみなく話せたら、恥ずかしがる必要は全くありませんし、訛りがむしろチャーミングに思えます。

鯛焼きをどこから食べ始めるかで性格がわかる・・・という話も紹介しています。これは、日本でも聞いたことがありますね。
私は尻尾からだな~ 「思いやりがあって親切」なのだそう。
実は、あんこがたっぷりの部分を、最後に味わいたいという理由だけなのですけれどね。




最後に、私が何度か使っている鯛焼きレシピをご紹介します。
出典は不明です。試行錯誤の上、いくつかのレシピを組み合わせたかも・・・

鯛焼き(6匹分)

材料
  薄力粉 150g
  ベーキングソーダ(重曹)  小さじ1/2
  卵  1個
  砂糖  大さじ1・1/2
  塩  ひとつまみ
  水  150cc
  小倉あん  適宜(1匹分35gほど?)

作り方
 1) ボウルに生地の材料を全部入れ、泡立て器で混ぜ合わせる。
 2) 鯛焼き器を火にかけ、隅々までサラダ油を塗る。
 3) 弱めの中火にかけ、大さじ1杯半の生地を広げる。
 4) あんを乗せ、その上に大さじ2弱の生地をかけて蓋をし、すぐ裏返して2分位焼く。
 5) 表に返して、1~2分様子を見ながら焼く。

2021/01/31

まだまだあるよ、語呂で覚える英単語

約2年前、ブログに 英単語の楽しすぎる覚え方♪ という記事をアップしたことがあります。
無理矢理に漢字を当てはめ、ストーリーもでっち上げて語呂で覚える方法です。

シリーズとしてお届しようと思いながらも、記事にするのは今までサボってしまってすみません・・・
ネタはどんどん増えていますから、ここらで少しご披露しておきましょう。

英語の音をそのまま日本語にするのは無理なので、ちょっと(かなり?)苦しい部分がある点はご了承ください。
発音記号と、私独自の「カタカナ+アルファベット」での表現も載せておきます。
 *カタカナ表記については、アメリカ50州の英語の発音を極めよう! をご参照ください。

こういうのを考える時は、ワクワクしてしまいます。
日常会話にはあまり登場しない単語だと思いますけれど、知っていると少し得した気分になるかも?
Sakura さんってアホだなと思われそうですが、どうぞお楽しみください。


cumbersome [kʌ́mbərsəm] (重くてまたはかさばって)扱いにくい、(手続きなどが)面倒な・やっかいな
 噛む婆さん(カ'mberサm)
 (太ったお婆さんをおんぶする羽目になったが、重いし噛みついてくるし、もう嫌だ!)

endometriosis [endoumiːtrióusis] 子宮内膜(増殖)症
 遠藤看取り王死す(エnドウミーtゥリオ'ウスィs)
 (女王様の子宮内膜症はなぜか悪化し、ドクター遠藤に看取られて亡くなってしまった。)

genealogy [dʒiːniǽlədʒi] 家系、血筋(系図学、系譜学という意味も) 
 爺に荒治(ジーニア'ラジ)
 (高貴な血筋を自慢する爺さん、家系を調査されて実は平民だったことが発覚し、以後黙る。)



hydroxide [haidrɑ́ksaid] 水酸化物
 灰泥臭い土(ハイdゥラ'-kサイd)
 (ストーリー思い浮かばないけれど、何となくイメージで・・・)

swastika [swɑ́stikə] ナチスのかぎ十字(ドイツ語 Hakenkreuz ハーケンクロイツ)、
 まんじ(ヒンドゥー教や仏教では吉祥の印)
 吸わす血蚊(sワ'-sティカ)
 (かぎ十字のコスプレで粋がる勘違い兄ちゃん、蚊の大群に襲われ大量の血を吸われた。)

teetotaler [titóutlər] 絶対禁酒者
 tea糖タラ~(ティト'ウtler)
 (アルコール類は一切口にしない僕、今日も紅茶に砂糖をタラ~っと加えて楽しむよ♪)
  *ちなみにトランプ元大統領も、バイデン新大統領teetotaler だそうです。

2020/11/13

気が滅入るニュースが多いので、笑っちゃおう!

アメリカ大統領選はなかなか結果が出ずにやきもきしましたが、バイデン氏の勝利ということでひとまず落ち着いています。
けれどもトランプ氏がまだ敗北を認めていないため、どうもすっきりしません。

スキャンダルの噂もありますし、これからどんでん返しが起こる可能性はあるのでしょうか。
もしそんなことになったら、一体何を信じたら良いのか・・・


コロナの感染者数は、アメリカでは今月1千万人を超えてしまい、さらに増加に拍車がかかっています。
1日の新規感染者数が15万人以上・・・信じられない数ですが、これからもっと増えそうです。
日本でも増加傾向でニュースになっているものの、桁数が全然違います。

ミネソタも急激に感染者数が増えている州のひとつで、知事からの緊急要請命令により新たな制限措置が決まりました。
2週間後のサンクスギビングも(多分クリスマスも)、今年は大勢でワイワイ騒ぐのは不可能です。

明日と明後日に迫っているコンサートはどうなるのか不安でしたが、こちらは規則さえ守っていれば開催できるとのこと。
ほっ・・・
でも状況が悪化すると、12月以降はまたキャンセルの憂き目に遭うかもしれません。

90%以上有効というワクチンが近々承認されそうで、少しは光が見えてきたのかなという気もしますが・・・
今のところはひとりひとりが責任を持って、マスク着用・手洗い・ソ-シャルディスタンスなどの基本を徹底的に守るしかなさそうです。


ネガティブな情報の飛び交うニュースなどばかり見ていると、どんどん暗い気持ちになってきます。
何とか工夫して、精神の健康も守らなくてはいけませんね。

「笑う門には福来る」と昔から言われていますので、意識してたくさん笑っちゃいましょう♪

私はほとんどテレビは観ない代わりに、YouTube にはよくお世話になっています。
最近、全然笑うつもりはなく観ていた動画に、思いがけず爆笑してしまいました!


「コペル英会話」というチャンネルで、別にふざけた内容ではありません。
顔芸はおもしろいけれどね。
100連発ってどんなものが選ばれているのかな~と、軽い気持ちでチェック。

短くて簡単なセンテンスばかりなのですが、一瞬ごにょごにょして聞き取れない所があったため、字幕オンにしてみました。

これが、大間違いの元・・・!

英語の部分には素直に英語の字幕を出してくれればいいのに、「字幕くん」は何とか意味のある日本語に置き換えてやろうと苦戦している様子。(なぜか、まともな英単語も時々混ざる)
それが「空耳アワー」風になって、笑いを誘うのです。
全部が、ジョン万次郎「掘った芋いじるな」式になっちゃった。

このチャンネルの講師イムラン先生は、日本生まれで日本語もお上手なのですが、字幕がつくとそれも不思議なニュアンスに。。。
(経歴見たら、何と夫の昔の教え子だった!!学校でも成績優秀だったとのこと。夫がコーチしていた陸上競技の選手でもあったそう)

まあ、いくつか見てくださいな。


That sounds difficult. ⇒ 雑種オスで息を送っ


I'd love to. ⇒ アイドルは普通


I'm sick of working late. ⇒ 世界冒険がいい


What exactly do you do? ⇒ 俺咲きで言うよ


How's your new job? ⇒ ハウスいいじゃーん

半分の50フレーズが終わった時点でのお言葉にも、かなりユニークな字幕が!


OK guys, very good. We're halfway there, OK? 今50まで来ましたよ。
 ⇒ oka guys デイリーゲイバーハーフふぇーでー受け今  (?????)

他にも、

I feel bad. ⇒ アイスバー
Can you say that again? ⇒ 京成だろ件

とか、「字幕くん」暴走しすぎです。
この通りに真似しても、多分通じません・・・

お暇な方は、ぜひ全編ご覧になってみてね。これでもかこれでもかと迷走しまくりです。
日本語の部分にもとんでもない表現が続き、「字幕くん」はどこの国籍なのかよくわかりません。

もし動画が表示されない場合、リンクはこちらです。


2020/10/02

基本中の基本と信じて疑わなかった「英語のルール」が、ネイティブにとっては実はどうでもよかった・・・

アメリカに住み始めてから私が気付いた「英語に関する勘違い」は色々ありますが、つい最近知った衝撃の事実をご紹介します。
ネイティブスピーカーであり、日本で長年英語の教師をしていた夫のことも驚かせてしまった話題でした。

まずは、下の動画をご覧くださいね♪
「学校で学ぶその常識、日本人しか知らない? 母音と子音で使い分ける The の発音ルール」なんて書かれていると、ついついクリックしちゃいますよね。


「おすすめ」に出てきたのでチェックした動画ですが、目からウロコが確実に100枚以上落ちました!

多分、中学の英語の授業で初めて冠詞について習う時、
 【不定冠詞】 子音の前は a, 母音の前は an
 【定冠詞】 子音の前は the [ðə], 母音の前も the だが発音は[ði] 
・・・と先生からしつこく注意されましたよね。

卒業後に英語からすっかり離れてしまっていても、この程度の基本ルールは忘れていないのでは?
*注)子音・母音の区別は、スペリングではなく「音」に関してです。

ところがこの動画によれば、ネイティブスピーカーはそもそも the の発音にそんな使い分けがあるなんて、習った覚えがないそう。
従って、会話の中でもかなりいい加減のようです。

興味津々で、さっそく夫に聞いたら、やはり「ええっ?????」という反応!
そんなルールがあることは、親にも先生にも一度も教わらなかったそう。
もちろん、自分が生徒に教えたこともないとのこと。

この発音はカタカナでは表すことができませんが、ここでは便宜上「ザ」「ジ」と書きますね。
夫は色々な単語を実際に口にしてみながら、「そう言えばそうかもしれない」とブツブツ確かめていました。

でも次に続くのが子音か母音かというより、そのほうが言いやすいからという理由で何となく使い分けているにすぎないとのこと。
日本人的には「ジ」ではなくてはおかしいと思う母音の前の the を「ザ」ですませている例は、数多くあるようです。

「二人で会話していて、私が子音の前か母音の前かで『ザ』と『ジ』を使い分ける努力をしているのに気が付かなかった?」と聞いたら、「全然!」と即答。
多分私もアメリカ人同様、the なんてモゴモゴ発音しているからでしょう。

唯一意識的に使うのは、この動画の中でも説明されているように、 "This is the best restaurant in this town." などと、何かを強調したい時だと夫も言っていました。

こういう時は、次が母音か子音かには関係なく「ジ」を使い、あいまいに発音せず、アクセントをつけて伸ばし気味に [ðíː] とはっきり言います。
これについては日本の学校で教わった記憶がありませんが、確かにこちらではよく耳にします。

週末、娘&彼氏が遊びに来ていたので、同じ質問を投げかけてみました。
二人とも、「鳩が豆鉄砲を食ったような」顔に・・・(笑)

夫と全く同じ反応で、教わったことも意識して使い分けたこともなかったそうです。
不定冠詞 aan については書く時に注意するけれど、the は発音上の違いなのでどうでもよいのでしょうね。


アメリカ人の講師はどう教えているのかな?と探してみたら、こんなのもありました。
英語学習者を対象とした、3分程度の短い動画です。


コメント欄を読むと、ネイティブスピーカーによる「そんなルールがあったとは初耳!」的なコメントが並び、興味深いです。

日本に限らず、英語が母国語でない国の英語の授業ではこのルールをしっかり教えているのでしょうが、ネイティブスピーカーにとっては全く重要ではなさそう。
間違えたって「教養のない奴だ」なんて思われる心配はないとわかれば、私たちももっと気楽になれますよね。


さて、火曜の夜にはトランプ大統領民主党候補バイデン氏の第1回目のディベートが、テレビで放送されました。

私は今週末のコンサートのためのリハーサルがあって見逃しましたが、夫と娘たちはしっかり全部観たそう。
どうだったか聞いたら、「最悪だった!」との答え。
お互いにののしり合いを始め、大人同士の討論とは思えないひどいものだったそうです。

4年に1度のエンターテイメントとしておもしろがって観る分には、最高だったようですが。
こんなのがこの国の代表かと、暗澹たる気持ちになった方が多かった様子。
アメリカには、明るい未来なんてなさそうだ・・・一体どうなってしまうのだろう。。。

2020/07/23

ペスト(感染症じゃなくてバジルの・・・)

今年は1鉢だけ買ってプランターに植え替えた小さなバジルが、今までにないほど元気に大きく育ちました。


せっせと料理に使っていますが、今日はペスト pesto を作ることに決定。
日本では一般的に、ペストジェノベーゼと呼ばれていると思います。

後片付けが面倒なのでなかなか出番のないフードプロセッサー、久々のお仕事です。


にんにく、パルメザンチーズ、塩と共にガーッと回し、松の実とオリーブオイルも加えてさらに撹拌すれば出来上がり。 

 レシピはこちら ⇒ トマトが病気 (そうそう、この年のトマトは可哀そうだった)

リンク先の以前の記事に写真も載せてありますが、ちょっとおしゃれなローズ型で固めて冷凍保存しておきます。
茹でたパスタと混ぜ合わせるだけで、一品すぐにできて便利♪

なお、バジル basil の英語の発音は [béizəl] です。ベイゾーみたいに聞こえます。米蔵じいさん?
身近には聞いたことないけれど、[bǽzəl] もありとのこと。


ふと気付けば、7月ももう残り僅かですね。
本来なら、今頃は東京オリンピック開幕で大いに盛り上がっていたのでしょうね。

延期になったのは仕方のないことでしたが、1年後に本当に開催できるのだろうかと、首をかしげている方が多いようです。

「無観客」とか、「入場行進は各国・地域の代表者1人で」案も出ているそう。
う~ん、それは寂しすぎるな。。。

2022年に予定されている北京での冬季オリンピック、2024年のパリでのオリンピック、その頃には世界はどうなっているのでしょうね。
コロナを打ち負かし、スタジアムにも大歓声が戻っていると良いのですが。


ミネソタ州では、今週ついに「マスク着用令」が発令されました。
店舗内や公共の屋内施設内には、マスクなしでは入場できないことに・・・
屋外でもソーシャルディスタンスの維持が難しい場合には、マスク等の着用が義務づけられます。

違反者は、最大100ドルの罰金の対象となるそう。
事業者などに対してはもっと厳しく、最大1,000ドルの罰金および最長90日の収監ですって!

逆に言えば、そこまで厳しくしないとマスクを拒否する人が多いということです。
命令なんかされなくたって皆さんが自主的にマスクをしている日本と、何という違いでしょう。

月曜日には、久しぶりにレストランで夫婦3組でランチでした。
サンドイッチなど手づかみでいただくものが主なので、かなり不安・・・
ハンドサニタイザーを使いまくり、塩・胡椒入れやケチャップ・マスタードなど不特定多数が触れるものは全部パスした私は、神経質すぎるのかしら?

英語という言語は、p, b, t, k などの子音は息の出し方に勢いがあり、唾液も飛び散っている可能性あり。
向き合って会話中に感染しやすいと聞くと、英語だと特にそうだろうなと思います。
だから余計にマスクが必要なのに、アメリカではスタートが遅れたのがとても残念!

いつものように Back to school のセールが始まり、スーパーなどには子供たちの学用品などのコーナーができています。
でも今の状況で、9月から学校での授業は始められるのかな・・・どうも心配です。


人間界はどうであれ、自然は例年通りのサイクルなのが有難い。
毎年すごい勢いで増えている気がする野生のラズベリーが、今年もたくさん色づいてきました。

普段は衛生に細心の注意を払っているけれど、これはウォーキング中に洗わないでそのまま口に放り込むことも。
ま、いいよね~


2020/05/02

GACKT さんの「英語ガク習塾」始まる

YouTube にアクセスすると、自分がよく観ているチャンネルに似たような傾向の「あなたへのおすすめ」が表示されます。
ここでまた新たな出会いがあり、チャンネル登録することも多いです。

この前、「その発音ヤバくね? 英語ガク習塾」というのが、おすすめに出てきました。
何これ? GACKTを真似たふとどきな奴が、偉そうに英語を教えるってわけ?

好奇心に勝てずアクセスしたら、あらら~!本物のがくちゃんでした!!


オープニング早々、なぜか女性がいきなり「イクゥ~」と色っぽい声で悶えるので、音量には注意してくださいね(笑)
これって、英語と関係あるのだろうか・・・

  追記)この部分だけは不評だったようで、Lesson 3 からは外されました。


英語の発音に特化したチャンネルだそうで、彼もかなり本気!
有名タレントの片手間仕事という感じではなく、熱い思いが伝わってきます。
コロナのせいで在宅時間が増えた方が多いため、学び始めるには絶好のチャンスですしね。

Lesson 0 というのは、「これだけは守って」という注意事項の説明などでした。
いよいよ始まった Lesson 1 には、驚いた!
英語学習関連のチャンネルはとても多いけれど、”I'm sorry." の言い方だけに1時間以上もかけるユーチューバーは、初めてなのでは?


彼はミュージシャンなので細かい音の違いを聞き分ける能力に優れ、発音には大変なこだわりがあるのでしょう。
「アイムソリー」とカタカナで言っちゃっている人、確かに多いですから・・・

時には変顔も厭わず、唇の形、舌の位置などしっかり教えてくれます。
GACKTにタダで英語を教えていただけるなんて、良い時代ですね♪


やはり「おすすめ」に出てきたもので、森本麻衣さんというピアニストのチャンネルもすごいです♪
経歴を見ると、東京藝術大学音楽学部ピアノ科卒業、東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程器楽科修了、ドイツ国立ミュンヘン音楽・演劇大学大学院修了・・・と素晴らしいこと!

ピアノを弾く姿がそれはそれは美しく、語り口はとても熱くて(でも時々何だか可愛らしく)、音楽への愛に溢れています。
かなり頻繁に更新していらして、ご自身の演奏だけのもあり。
お話を聴いていると色々な気付きが多く、片っ端から観ているところです。


こんなに丁寧に教えてくださる先生に、直接教わりたいな。
可愛らしいお顔だけれど、レッスンは結構厳しいかもしれません。


ミネソタの長い長い冬がやっと終わり、景色が一気に変わりました!
これは、ほんの9日前に撮った家の前の湖の写真です。
まだかなり氷が残っていて、寒々しかったでしょ?


今はもう、青々とした水と春らしい雲の組み合わせが嬉しくなります。
落葉樹の若葉も出始めたら、さらにウキウキすることでしょう。


当たり前だった日常が奪われてしまった今年は特に、いつもと変わらない季節の移り変わりが有難くてたまりません。
待ちわびていた雪割草も、4月の終わりについに発見! 残念、写真がぼけちゃった・・・


同じ日、今シーズン初のマダニも発見。。。蚊も出始めたようです。
いつもより早くない? こちらは全然有難くない・・・
これからは、ウォーキングの時も気を付けなくては。

2020/02/09

アメリカではちょっと違う February の発音 / ghoti は何と読む?

次の日曜日がコンサートのため、今週はほとんど連日リハーサル♪
2月は、あっという間に逃げて行きそうです。
うるう年 leap year のため、例年より少しだけお得感がありますが・・・

さて、2月英語February ですね。


R が2回も出てきて、日本人にとっては発音しにくい単語のひとつです。
でもアメリカに住み始めてから気付いたのは、私たちが学校で習った発音とはちょっと違うということ。

最初の R、こちらでは皆さん省略しちゃってます! 知ってた?
カタカナにすれば「フェビュァゥリ」みたいな感じで、確かに発音が少し楽かも。
発音記号では [fébruery] ではなく [fébjueri] がアメリカの主流。

日本に住んでいた時には、世界各国から集まった方々の英語が耳から入ってくる環境でしたので、このアメリカ流発音には気付きませんでした。

移住後に「あれれ?」と思って夫に確かめたら、やはり最初の R は発音しないそう。
何人かの他のアメリカ人にも聞いてみたところ、当然のように「フェビュァゥリ」だと言われました。
R を両方発音するのはイギリス式なのでは?とのこと・・・

たいていの辞書には両方の発音記号が載っていて、アメリカにも最初の R を発音する人はいるようです。
また、そうしたからといって別に白い目で見られるわけではありませんから、どうぞご安心を。

それでも、アメリカ式にぜひ慣れたいという方は、こちらの動画をどうぞ♪
英語での各月の名前の正しい発音方法を、とても詳しく説明しています。

実は February には、途中でちょっぴり W の音が入っているという部分も、参考になります。

How to Pronounce the Months of the Year in American English


笑顔がチャーミングな Keenyn Rhodes さんの動画、声のトーンも落ち着いていて好みなので、チャンネル登録して時々観ています。
字幕も出るようにセットして、それを読みながら、同じ調子で説明部分までも同時に声を出す訓練を重ねると、英語独特のリズムに乗りやすくなるのでは・・・?


YouTuber ユーチューバー花盛りの今。
上のように、ノンネイティブスピーカーに英語を教えているネイティブスピーカーのチャンネルが豊富です。

他にもハーフや帰国子女などでバイリンガルとして育った方、日本語の上手なアメリカ人、大人になってから努力で英語をモノにした日本人、それぞれの魅力があります。

たまには、イギリス英語やオーストラリア英語と比べてみても、新たな発見が!
家にいながらにして無料で内容の濃いレッスンが受けられるなんて、本当に良い時代ですよね♪


それにしても、英語ってスペリングと音が一致せず、やたらと例外があり、実に厄介な言語だこと!

英語圏の子供たちが文字を覚え始めると、初めはでっち上げの変なスペリングだらけのようです。
耳から入ってくる音で言葉を覚えてしまっているのだから、仕方がありません。
ひと通り本が読めるようになるまで、なかなか大変そう。

ひらがなを覚えれば、幼児でも取りあえず読み書きできてしまう日本の子供たちは、ラッキーなのかな?
その後に、ものすごい量の漢字を覚えなきゃいけないけどね・・・

アメリカ人の友人とそんな話をしていたら、彼女がこの単語を見せてくれました。

   Ghoti

何だこれ・・・?ゴティ???
ちょうどランチを食べ終えた時だったので、「ごてぃそうさま」って頭に浮かんでしまいました。。。

友人によれば、これは fish と読むのですって!
「英語のスペリングの不規則性を示すために作り出された語」なのだそう。


     gh laughgh と同じで [f]
     o   womeno と同じで [i]
     ti   nationti と同じで [ʃ]   ということだそうです。

そう言えばこの話、以前にもどこかで聞いたことがあったな。


「魚」で思い出しましたが、英語は別に得意でなかった学生の頃のアルバイト先で、
"You might think some fish." ってどういう意味かわかる?と聞かれたことがありました。

「う~ん・・・」と困っていたら、答は「言うまいと思う、寒さかな」ですって。。。
英語の文としては変だけど、「日本語アクセントで英語を読む部分」プラス「日本語に訳した部分」の組み合わせというわけ。

俳句の切れ字みたいな終わり方で、おもしろいな~と思ったのが懐かしいな。
ダジャレ大好きなおっちゃんの提供でした!


ランキングに参加中です。
更新の励みになりますので、クリックで応援よろしくね♪
にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ中西部情報へ
にほんブログ村

2020/01/31

英語の発音がビミョーに違っていた食品名の数々

昨日は、友人2人とレストランで女子会でした。
美味しいランチと共に色々な話に花が咲き、あっという間に時間が経ってしまいました。

英語の発音にはかなり気を付けているつもりで、普段は聞き返されることもほとんどなくなったのですが・・・
昨日は久しぶりに、???という顔をされちゃった。。。

友人の1人が、偶然店内に知り合いを見つけて挨拶していた時、残った友人と私はパスタ料理について話していました。
「夫はパスタ類は何でも好きだけど、クスクスだけは苦手」と言いたかったのです。

日本語で「くすくす笑う」とか、X(エックス)の後半の「クス」と同じだろうと思ったのに、あれ?わかってもらえない。

キヌアにちょっと似ている小さなパスタだと説明したら、「ああ、クースクースね!」とすぐに納得してもらえました。
そうか、あまりスペリングは意識してなかったけど、couscous だからちょっと伸ばすのね。
(心の声:その程度の違いだったら察してくれよ~)


画像は No-Cook Couscous Salad with Chickpeas and Feta(こちらのサイトにレシピもあり)

ついでに日本ではキヌアまたはキノアと呼ばれている quinoa も、英語では「ーンワ」という発音。
(「キウア」もありのようですけれど、周りでは聞いたことがないです。)
この発音は、初めて食べた時にメモメモしていたので大丈夫♪


食品名ってカタカナになっているものも多く、うっかり日本式に発音するとアメリカでは通じないことがあります。

日本に住んでいた時には、夫もカタカナ英語にすっかり慣れてしまっていたため、私の発音がちょっと違っていてもわざわざ訂正してくれなかった。。。
というか、夫もおもしろがってわざとカタカナっぽく発音していた単語も多かったかも(笑)


今日は、移住したばかりの頃を懐かしく思い出しながら、ええっそうだったの?という驚きと共に発音を訂正した食品名(飲み物も)を発表しま~す!

1.キャラメル(カラメル) caramel [kɑ́ːrml / kǽrəml] → rml またはキャゥラml

   日本ではプリンに使うのはカラメルソースだったりしますが、アメリカではそういう使い分けで
   はなく2種類の発音があります。どちらで言うかで出身地が大体わかるとか?
   私の周りでは皆さん前者の発音で、ほとんど「カーモー」のように聞こえます。

2.デカフェ decaf [díːkæf]  → ディーキャf

   「カフェイン抜きの」decaffeinated [diːkǽfineitid] の略。
   最後は下唇を軽く噛む の音で。
   (実際には、噛むというより上の前歯を下唇に触れる程度で良い)
   デカフェと違い過ぎでしょ!これでは全然通じません。

   ついでに書くと、カフェイン caffeine の英語の発音は「キャフィーン」です。
   古風に言うと「喫茶店」であるカフェ café も、英語では「キャフェイ」と発音されます。

3.ゴーダチーズ Gouda cheese [gúːdə tʃíːz] → ーダチーズ

   オランダの都市名。原語はどちらとも違うようですが、英語ではグーダとなります。

4.グミキャンディ gummi candy [ɡʌ́mi kǽndi] → キャンディ

   これを食べると、ガミガミ怒りたくなる・・・?
   日本語の「ガ」とも「グ」とも違う、その中間のようなあいまいな音です。


5.ジャンバラヤ jambalaya [dʒʌmbəlɑ́ɪə] → ジャmバイア

   懐かしいカーペンターズのヒット曲、私は平気で「ジャンバラヤ~♪」と歌っていたっけ。
   改めて聴いてみると、確かに違ってた。トホホ・・・

   スペイン料理パエリアに起源があると言われ、米・野菜・燻製ソーセージなどを使うジャンバラ
   ヤ、時々無性に食べたくなって作ることがあります。


6.マヨネーズ mayonnaise [méiəneiz] → イアネイズ
 
   日本と同様 mayo と省略することがありますが、「マヨ」ではなくて [méiou]。
   ちょっと y の音が入って「メイヨウ」に聞こえます。
   ミネソタの誇るメイヨー・クリニック Mayo Clinic と同じ発音です。


他にもあるよ~
移住当時の私の、食品英語 発音勘違い例(汗;)

マスタード mustard の最後の部分は、スペリングにつられて dark と同じように口を大きく開けていたけれど、実は after と同じく、口をあまり開けずに発音するこもったような音です。

パスタ pasta の「パ」は、 past の発音につられてアとエの中間みたいな母音 [æ] にしていたけれど、そんな小技は必要なし。
普通の「パ」をちょっと伸ばし気味に「パ-スタ」でOK。(イギリスでは [æ] もありのようです。)


日本語は「ん」以外は、一文字一文字が全て母音だけ子音と母音の組み合わせでできている、と言われています。
でも話す時には、文末の「~です」「~ます」の最後の「す」などは、s の音しか出していませんよね。

笑う時の「くすくす」の「く」も、実は k の音しか発していないなと、昨日気付いてしまいました!「臭い」の「く」も同様です。
日本語ではいつも無意識に話しているけれど、他にもこういうのがありそうだな。

きっと外国人に日本語を教えていらっしゃる方は、色々とご存知なのだろうなと思います。
英語だけでなく日本語の発音にも、何だか興味がわいてきました♪


ランキングに参加中です。
更新の励みになりますので、クリックで応援よろしくね♪
にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ中西部情報へ
にほんブログ村

2020/01/19

オリオン座の危機!?

天気が良くて月の出ていない日、ミネソタでの冬の夜空の美しさは息をのむほど♪
東京でも見えたため、子供の頃から特に慣れ親しんできたオリオン座 Orion は、見る度にうれしくなる星座です。

特に11月から12月頃、夜寝る前に南東の空を見るとちょうど湖の上に見えていい感じ!


オリオン座の三つ星 Orion's belt は奇跡のようにお行儀よく並んでいて、ベテルギウス Betelgeuseリゲル Rigel1等星 first‐magnitude star が2つもあるので、とにかく明るくて目立つ!
M42というオリオン大星雲も、ここではバッチリ見ることができます。


ところが1等星のひとつ、オレンジ色のベテルギウスに異変が起きているというニュースが!
昨年の秋から急に暗くなり、明るさが何と1/3になってしまったとか・・・
過去50年で、一番暗いそうです。

何となくオリオン座が前より地味になった気がしていたのは、本当だったのね!
まさか星の明るさがそれほど変わるわけはない、と思っていたけれど。

ベテルギウスは46億歳太陽よりずっとずっと若く、たったの(?)800万歳ぐらいなのに、活動が激しくて燃料を使い果たしつつあるようです。
一体、何をそんなに頑張っていたのだろう・・・

寿命が近付いて膨張した星は赤色巨星 red giant star と呼ばれますが、ベテルギウスの大きさは太陽の1千倍もあるそう。
もし太陽系の中心に置いたら、水星、金星、地球、火星を飲み込んで、木星の軌道にまでも達するそうです!

そんな馬鹿でかいものがこの世に存在するなんて、想像しただけで気が遠くなります。
(夜空に浮かぶ、卵の黄身みたいに見えるけど・・・?)


突然暗くなったのは、超新星爆発 supernova explosion の前触れか!?との声も・・・
爆発するとしばらくの間地球からは半月と同じくらいの明るさに見え、ガンマ線だのX線だのハデにまき散らした後、ブラックホールが残るかもしれないそう。
見慣れたオリオン座の形が変わってしまったら、かなりのショックですね。

我が家では町の光は全く見えず空気もきれいなため、リゲルを含む6つの一等星をつないだ「冬のダイアモンド」ベテルギウスを含む3つの一等星をつないだ「冬の大三角」もよく見えます。
でもこの調子だと、冬の大三角は存続が危ぶまれるのかしら。

爆発をぜひこの目で見てみたい気もするけれど、有害な放射線か何かの影響で地球上の生命が全滅なんてことにならないのか、心配でもあります。
まあ、もうすぐ寿命と言っても相手は星ですから、数万年先かもしれませんけれどね。


星空を眺めていると、自分の存在の小ささを思い知らされます。
星の一生に比べたら、人間の一生なんてまばたきの一瞬よりも短いかも?

そう考えると日常の些細な不満などどこかに吹き飛ばされてしまい、どうでもよいことに腹を立てたりするのは馬鹿らしくなります。

天体を動かしている、何かとてつもなく大きな意思・・・「神」と呼ぶ人もいれば「宇宙意志」などと呼ぶ人もいます。
それが何であれ、世の中の出来事はでたらめに起こっているわけではなく、ひとつひとつに意味があるに違いありません。
それをどのように受け止め、そこから何を学ぶかが、私たちに与えられた課題なのでしょう。


余談ですが、オリオン Orion ってそのままローマ字読みしたくなりますけれど、英語の発音記号は [əráiən] で「アライアン」に近く聞こえます。

ベテルギウス Betelgeuse の英語の発音はさらに赤の他人で、[bíːtldʒuːs] です。
無理にカタカナにすると「ビートルジュース」で、ビートルズがどうかしたかと思ったわ。。。

そして、もう1つの一等星リゲル Rigel は、[ráɪdʒəl]「ライジャル」・・・
もうやめて!という感じ。


ランキングに参加中です。
更新の励みになりますので、クリックで応援よろしくね♪
にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ中西部情報へ
にほんブログ村