ずっと前から目をつけていた、
LODGE (ロッジ) の
スキレットをついにゲット!
直径8インチの、お手頃サイズです。
アメリカ製ですから、こちらで買うとほんの10ドルちょっとなので、大げさに喜ぶほどのものでもないのですが・・・
このしっかりした重さ、とても頼り甲斐がありそう! 間違って足の上に落としたら悲惨だけどね。
何だか、
鉄のにおいがプンプンしてくる気がします。
LODGE 製品には100年以上の歴史があり、アメリカはじめ世界中で信頼されています。
この武骨さが、かえっておしゃれ~♪
スキレット購入の一番の目的は、この頃よく話題になっている
ダッチベイビー Dutch baby を作ることでした。
ドイツ風パンケーキ German pancake なのに
ダッチと呼ばれるのは、なぜかしら?
それはともかく、あの独特の形が出来上がっていく過程に興味津々だったのです。
LODGEのスキレットには、
シーズニング (食油を吹き付け高温のオーブンで焼き付ける作業) が既に施してありますので、軽く洗ったらすぐに使い始めることができます。
予熱段階からスキレットをオーブンに入れてしまい、熱々になったらバターをじゅっと入れ、生地を流し込んでオーブンに戻して焼くだけ。
とっても簡単! オーブンの中でおもしろいようにふくらんでいきます。
オーブンから出したばかりのダッチベイビー、何だか帽子のようになっていました。
これで合っているのだろうか。。。 ちょっと違う気もする。。。
すぐにしぼみ始め、
ダッチベイビーらしくなります。
今回はシンプルに、パウダーシュガーと夫特製のメープルシロップだけで。
スキレットにくっついてしまうことも一切なく、すべるようにはずせました。
外側はカリカリで底はもちもちという嬉しい食感! ちょっとシュー皮みたいな感じでもあります。
全体をオーブンに入れることができるのも、すご~くカリカリに出来上がるのも、
スキレットならではですね。
ダッチベイビーは、果物やホイップクリーム、チョコレートシロップ、ナッツなどでおめかししてもいいですし、シナモンやバニラエッセンスは省いて、ソーセージやベーコン、卵料理などと合わせ、おかず系にしてもよさそう。
すりおろしたレモンの皮を入れるのも定番らしいので、今度やってみようと思っています。
このスキレットは、普段使っているノンスティック加工のフライパンと違って、思い切りの強火もへっちゃらなタフな奴です。
ダッチベイビーに限らず、石焼きビビンバやチャーハン、ステーキやハンバーグもおいしくできそうね。
ご飯のおこげの部分のことを考えただけで、うっとりしてしまいます。
汚れはたわしなどで落としてなるべく洗剤を使わずに洗い、火にかけて完全に乾かし、サラダ油などを薄く塗って保管すれば一生ものだそうです。
もっと大きいスキレットも欲しいかも・・・
実は、学生時代にみつけた
Matapan というレシピが、このダッチベイビーに激似なのです。
よく読んでいた、アンアンかノンノに出ていたのではないかと思います。
母に教わったものや、友人・知人から聞いたもの、雑誌や新聞などでみつけたものなどをまとめた、手書きの秘密のお料理ノートの1ページ。
「レシピ」 という語もその頃は知らなかったし、
「オーブン」 が
「天火」 となっているところに、時代を感じるわ~
「タネを天火に入れると、急にふくれて焼き色がつく」 という部分にワクワクし、いつか作ってみたいな~と思いつつ、40年位があっという間に経っちゃった。。。
"Matapan" というキーワードで検索すると、グーグル様は 「もしかして
マタパン?」 とご丁寧に聞いてきます。
検索結果に表示されるのは
「マタパン岬沖海戦」 についてか、
「マタニティパンツ」 の略語としての
マタパン (今はこう呼ぶの? 知らなかった) ばかり。
(゚´Д`゚)
そんなレシピは、どこにも載っていないぞ。 一体、これって何語なのかしら?
でも、私にとってずっと幻だった
Matapan らしきものが、やっと現実のものとなって感慨深いです。
前回の記事でご紹介した、
Bucket list (死ぬまでにやっておきたいリスト) の中の、とてもささやな望みが、ひとつ叶った気がします。
それでは、今回作った
ダッチベイビーの
レシピです。 (そのうち、また少し変えてみるかも)
私は1人で完食してしまいましたが、小食の方でしたら2人で分けてもOKかな?
くれぐれも、やけどと落下には注意してね。
ダッチベイビー (直径8インチ / 約20cmスキレット)
材料
薄力粉 (または all-purpose flour) 40g
卵 1個
牛乳 60cc
塩 少々
シナモン 少々
バニラエッセンス 小さじ1/2
バター 15g
作り方
1) オーブンを235℃ (450°F) で予熱。 スキレットは初めからオーブンに入れておく。
2) ボウルに薄力粉とシナモンを一緒にふるう。
3) 別のボウルに卵と牛乳を入れて、泡立て器で軽く混ぜ合わせる。
4) これを2) のボウルに数回に分けて加え、塩、バニラエッセンスも加えて、全体を混ぜ合わせる。
5) 予熱が終わったらスキレットを出し、バターを入れて手早く底面と側面全体に回す。
6) そこに生地を流し入れ、すぐにオーブンに戻す。
7) 220℃ (425°F) に下げ、12~15分表面がきつね色になるまで焼く。
途中でオーブンの扉を開けないこと。
ところで、昨日 (21日) は悲しいニュースが飛び込んできました。
故郷ミネソタをとても愛していた天才的ミュージシャンの、突然の訃報にびっくり・・・
ミネソタ生まれの世界的有名人は、元々数少ないのですが、その貴重な1人が
プリンスさんでした。
チャリティ団体などへの寄付も、積極的に行っていた方だったそうです。
死因はまだはっきりわかっていないとのこと。 残念でなりません。
紫色の涙雨が降るかな・・・
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