「ちい散歩」 というテレビ番組で、「いい人オーラ」 をふりまきながら日本中を歩き回っていましたね。
残念ながら2012年に亡くなられましたが、彼が闘病中に書いていらした日記が、今になってふと目に留まりました。
「あきらめない」 との書き出しで以下のように書いていらしたそうです。
きれいな森の中を歩くこと
途中大きな木にさわってお礼を言い
太陽をみて生命の尊さを知り
空気をたくさん吸える喜びを青空に感謝し
波の音に世界の宇宙の自然の大きさを感じ
その中の一点に俺、自分が居ることを感動出来るような毎日でありたい
地井さんはきっと、歩く度に自然のあれこれに愛情を注ぎ、感謝の念を送っていたのでしょうね。
必ずもう一度・・・と願っていた彼の望みが叶わなかったのは、とても残念です。
でも、これこそ私がミネソタ暮らしの中で毎日のように行っていることだと、改めて気付かされました。
特別に瞑想の時間を確保しなくても、森林の中を歩き、そこに息づく生命のパワーを浴びるのは至福の時です。
下の写真の真ん中は、いつも必ずご挨拶してハグし、ありがとうとお礼を言う仲良しの木。
他にも似たような木がたくさんあるのにどうしてこれ? と聞かれるのですが、ある日突然目が合ってしまったとしか、説明のしようがないのです。。。
家族や親戚、友人も、この木が 「私の友達」 だってことはみんな知っています。
これは、夫の一番のお気に入りの木。 巨大なクリスマスツリーみたいで、私も大好き♪
大きすぎてハグできないけれど、ご挨拶は欠かしません。
大きすぎてハグできないけれど、ご挨拶は欠かしません。
実はだいぶ前に、本物の黒いニワトリがこの辺をよくウロウロしていたのです。
近所から逃げ出したのかな?
ボブと勝手に名付け、歩く度に 「今日も会えるかしら」 と楽しみでした。
その後姿を消してしまったけれど、それを記念して夫が看板を作り、私はネットで黒いニワトリの像を見つけてオーダーし、ここに飾りました。
「クマのプーさん」 の 「プー横丁 Pooh Corner 」 みたいでしょ?
地井さんの日記に出てくる 「波の音」 だけは、海のないミネソタでは無理だなと思っていましたが、今日は代わりにせせらぎが聞こえました!
しばらく気温が高かったため、湖のビーバーダム付近の氷が解け、水が流れていたのです。
春の音を1月に聞くのは、とても不思議な感じ!
トレイルは、一度解けかかった雪がカチカチに凍って、すべりそうで怖かったけれど。
空は真っ青でどこまでも広がり、冬の空気は何ときれいに澄み切っているのでしょう。
素晴らしい自然に囲まれ、健康で元気に歩けること、うっかりするとそれがどんなに恵まれていることなのかを忘れてしまいがちだけど・・・
地井さんのように、全てのものをゆっくり味わい、いつも感謝し、
「その中の一点に私、自分が居ることを感動出来るような毎日でありたい」
・・・と願います。
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