2022/01/31

オーブン不要、ちゃちゃっとできるレモン・チーズケーキ

前回、クッキングクラスに参加したことを書きましたが、今日はその続きです。

55歳以上は無料というこのクラス、特に定年退職後に家に閉じこもりがちになってしまっている方々に、もっと人との交流の機会を与えるのに役立っているようです。

簡単に手に入る材料を使って、栄養のバランスが良く、カラフルで見た目も美しいメニューを月に一度紹介してくれます。

料理のデモンストレーターのサポート役が、オーケストラでのスタンドパートナー(並んで座ってひとつの譜面台を共有する人)なので、私も誘われたわけです。
もう1人ファーストヴァイオリンの友人と共に、半ば「サクラ役」で出かけました。

15名位の参加者は実際に料理するわけではなく、座って説明を聞きながら、料理の過程を見学します。
配られたレシピに色々書き込みながら、漂ってくる美味しそうな香りにワクワク!
出来上がると試食し、感想を述べたり質問したり・・・とても楽ちんです。


まず初めは、チキンと数種の野菜、たっぷりのスパイスを使ったスープでした。
レモン味のスープとのことで、出来上がるまで???だったのですが、酸味がとても美味しく感じられ、皆さんに評判が良かったです。

ご夫婦で参加と思われるお二人のご主人のほうが、「今までの人生で味わったスープの中で一番おいしい!」ですって。
デモンストレーターは満面の笑みでしたが、お隣りの奥様らしき方はちょっと複雑なお気持ちだったのでは・・・

他人事ながら、心配になりました。。。
でも、ご主人が常に料理担当というご家庭もアメリカではめずらしくないので、もしそうなら何も問題ないですね。


もう一品、を使ったメイン料理の紹介の後、簡単なデザートも♪
私の大好きなチーズケーキですって!
小腹が空いた時、ちゃちゃっと気軽に作れてしまうのが魅力とのこと。

このブログでも、今までにチーズケーキのレシピをいくつかご紹介していますが、今回はオーブンなしで簡単にできる一品でした。

以前たまに作っていたレアチーズケーキは、ゼラチンを使って固めていましたけれど、これはそれさえ不要です。

スープに大感激なさった男性が、またしてもご発言。
「チーズケーキってあまり好きではなかったけれど、これは確かに美味しい!」ですって。
もしかして、彼こそサクラとして雇われていたりして?

スープ同様、今回はデザートにもレモンを使っていました。
ポッカレモンみたいな市販品がアメリカにもあるので、それを使ってもOKですけれど、できれば生のレモンを自分で絞ってね、とのこと。

私も気に入ったので、週末に家でさっそく作ってみました。
ラズベリーをど真ん中に乗せたら、日の丸みたいになった・・・センスなくて、すみません。


ヨーグルトレモン、両方の酸味が加わって、とてもさわやかなお味。
軽くてぺろりとお腹に入ってしまうので、もう1個食べたくなります。
たくさん作ると、危険かもよ。。。

クラスでは、小さめのメイソンジャーを使用。
蓋もついているので、冷蔵庫に保管するにも便利ですね♪
台の部分も、とても簡単です。
中で直接バターを溶かしてしまい、細かくしたグラハムクラッカーと混ぜて押し付ければ出来上がり。
クラスでは台にも砂糖を少し加えていましたが、なくても十分な甘さだと思います。
きれいに平らにせず、ざくざくのままでも、それはそれで良いのではないかしら?

教えていただいたのは1人分のレシピ。
でも夫と、週末に来ていた義弟にも食べてもらうために、3人分にしたよ!
台の部分の割合が少し多すぎるように感じましたので、分量を減らしました。
上の部分も、自分好みに少し変更。

レシピは参考程度にしてください。多分、いい加減に作っても大丈夫(笑)
ヨーグルトとの比率の違いで、チーズ味の濃さも舌触りも変わってきます。
砂糖やレモン汁の量も、お好みで調整してください。

切り分けるわけではないので、普通のチーズケーキよりずっとクリーミーです。
これをケーキと呼んでよいのだろうか。。。

レモン・チーズケーキ (3人分)

材料
  グラハムクラッカー 2枚
  バター 大さじ1・1/3
  クリームチーズ 1/2~3/4箱(4~6オンス、約113~170g)
  砂糖 大さじ2
  ギリシャヨーグルト(プレーンヨーグルト、サワークリームでも良い) 大さじ3~4
  バニラエクストラクト 少々
  レモン汁 1/2~1個分

作り方
  1)耐熱ガラスのジャーにバターを入れ、レンジで溶かす。
  2)クラッカーをビニール袋に入れてめん棒で細かく砕き、1)に混ぜ入れる。
  3)ジャーの底にスプーンなどで押し付けるように平らにする。
  4)ボウルにクリームチーズを入れ、レンジに短時間かけて柔らかくする。
  5)砂糖とヨーグルト、バニラ、レモン汁を加えて泡立て器でなめらかにする。
  6)3)に流し入れ、冷蔵庫で30分以上冷やす。

その他のチーズケーキのレシピもどうぞ♪


2022/01/27

このハンドクリームのおかげで、あかぎれができなくなった

1月の気温はほとんどずっと氷点下のミネソタですが、室内は快適な暖かさで、日本より楽です。
ミネソタ生まれのくせに私より寒がりの夫に合わせ、暖房は昼間72℉(約22℃)、夜間68℉(20℃)に設定。
ファーネス furnace という全室暖房設備(冷房もできる)の他、ガスのなんちゃって暖炉もあり、私はかなり薄着で暮らしています。

ケチって暖房を消したりしたら、水道管が凍ってとんでもないことになりますので、勿体ないけれど留守にする時だって24時間つけっぱなしです。
電気プロパンガスを切り替えながら使えるようになっていて、目の玉が飛び出るような金額はかかりません。
朝ベッドから出るのも全然辛くないのが、かなり助かります。

夏に庭で咲き誇っていたゼラニウム、霜の降りる前に屋内に避難させたら、雪景色を背景に今でもずっと花を咲かせています。
雨や風に当たらない分、花が長持ちするのが嬉しい!



でも、ひとつ問題が・・・
暖房つけっぱなしですと乾燥しがちですので、時々あかぎれささくれができるのが悩みでした。
皮膚がぱかっと割れてしまうあかぎれ・・・あれは痛いですよね~

一度できるとなかなか治らず、水絆創膏バンドエイドのお世話になることがしばしばでした。
水仕事の多い主婦は、ハンドクリームを塗ってもすぐに落ちてしまいますものね。

ところが今シーズンは一度も、あかぎれもささくれもできていないのです。
売り場で何気なく手に取ったこの Eucerin Very Dry Skin Advanced Repair Hand Cream というハンドクリームが、私に合っていたみたい。


誰かにすすめられたわけでもなく、使った方のレビューを読んだわけでもありません。
5ドル以下というお手頃価格だし、それほど大きくないチューブですので、ダメモトで試してみようと思っただけです。

無香料で、つけると良く伸び、ぎとぎとしないのが気に入っています。
爪の周りは特に丁寧に塗り、寝る時には綿の手袋も・・・

この手袋は日本で何かのハンドクリームを買った時のオマケだったと思いますが、3ペアあって交代で使っています。
電気を消す前にベッドで読書の習慣があるので、読み終わったら手袋は外してしまうことが多いです。

これで今シーズンはかなり手のしっとり感が保てていて、助かっています。


昨日は、昼の最高気温でも-20℃以下の寒さでした。。。
オーケストラの友人のひとりが手伝っている、月に1度のクッキングクラスがあったため、出かけるついでにその前に買物を済ませることに。

ミネソタでの真冬の買物で、長時間車を停めておかなくてはならない時には、真夏同様クーラーボックス持参です。
でも真夏とは逆の使い方で、凍らせてはいけない食物を中に保管しておくため(笑)

冷凍食品は、車のトランクにそのまま入れておけば解ける心配はありません。
肉や乳製品などはバックシートでOKですが、卵や野菜などをクーラーボックスに入れることになります。

買物は週に1回程度ですので、昨日も色々な店をせっせと回りました。
店内は暖かくても、駐車場の寒いこと!
すぐ近くだからいいやと、一度手袋を外したまま店から店へ歩いてしまったら、マジでしもやけになりそうでした。

店に入ったら両手が真っ赤!!
さすった位では温まらず、トイレで手を洗った後に使う温風乾燥機の熱風にしばらく当たって、やっと生き返った感じです。
そのあとにも、ハンドクリームをたっぷりすりこんでおきました。

1時間半のクッキングクラスが終わってから、自宅まで車で30分。
買った冷凍食品はカチカチのままで、クーラーボックス内の野菜なども無事。
めでたしめでたし!

12月は、ひどい雪のためキャンセルになってしまったクッキングクラス。
今月は寒くても決行で良かったです。
これについては、また別の日に書きますね♪

2022/01/18

夫もオミクロン!?

アメリカでは、今や人口の20%以上新型コロナウイルスに感染した経験ありという統計が出ています。
感染者はずっとダントツで世界一ですけれど、そこまで多いとは驚きました。

画像は Live Science より

日本でもこのところオミクロンが猛威を奮い、新規感染者の数が過去最多の3万人超となってしまいましたが、アメリカに比べるとまだまだ可愛い数字です。
日本での感染経験者数は、人口の1.5%程度・・・つまり、100人のうち1人か2人だけですものね。

アメリカでは、5人に1人は感染したということになります。
私の周りではそこまで多いという実感はないので、州によってもずい分違うのでしょう。

それでも、親戚にも親しい友人の中にも、陽性になった方が最近急激に増えてきました。
ただし大して重症化はせず(高熱や吐き気などには襲われるそう)、自宅療養だけで短期間に回復するようです。
「ああ、あの人もか・・・」みたいに、何だか慣れっこになってきています。

ワクチンを接種していても、うつる時はうつる・・・特にワクチン後の重い副反応に苦しんだのに感染してしまった方は、貧乏くじを引いた気がしていることでしょう。
でも未接種では入院するほどの重症になる可能性がより高くなるので、接種が済んでいれば安心感が違います。

実は先週、夫も急に体調を崩し、微熱頭痛に悩まされていました。
夫が頻繁に会う友人のひとりが、やはり同じような症状でコロナの検査を受けたところ、陽性だったそう!
ですから、いよいよ来たかと本気で覚悟し、夫も病院で検査してもらうことに。

最近ランチを共にしたばかりの人たちにも知らせなきゃと考えているうちに、「陰性」との連絡が入り、やれやれ・・・の心境でした。
3、4日後にはすっかり元気になり、普通の風邪だったようです。

もし夫が陽性だったら、私も「濃厚接触者」ですから、何も症状が出ていなくてもしばらくどこにも出かけられないと思っていました。
でも、感染者と同居していても、ワクチン接種済ならマスク着用での外出はOKなのだそうです。
あらら、ずい分ゆるいこと!

パンデミックが始まった頃の恐怖と悲壮感は、とっくに薄らいでいます。
初めのうちはちらっと感じた感染者への隠れた差別感のようなものも、消えてしまいました。
とにかくマスクが大嫌いという人たちは、オミクロンなら感染してもまあいいかと軽く考えているかも。

この勢いだと、遅かれ早かれほとんど全員がコロナに感染することになるという予想も出ています。
それにより集団免疫を獲得してやっと終息になるのか、普通のインフルエンザのように毎年違う型が出現するようになるのか・・・



昨日は、義母の従弟だった方(93歳)の葬儀でした。
ご自宅が義妹夫婦の家と同じ湖に面しているので、私たち夫婦もちょくちょくお会いする機会があった方です。

コロナには人一倍気を遣っていらしたので、その感染を免れたことは幸いでした。
前日まで変わった様子はなかったのに、就寝中にいつの間にか静かに旅立たれたのを、翌朝になって奥様が発見されたのだそうです。
いわゆる「大往生」で、ある意味羨ましい気がします。

ルーテル教会で行われた葬儀には、大勢の方が集まりました。
弁護士として50年以上もこの町で活躍され、教会やロータリークラブなどにも多大な貢献があり、そのお人柄が慕われた方でしたので。

私たち夫婦、義妹、親友夫婦はマスクをして参列したものの、ご遺族を含め、ほとんどの方はノーマスクでした。
もしかしたら、マスク姿では失礼と感じている方もいらっしゃるのかもしれません。

葬儀の始まる前、ご遺族や久しぶりに会った親族・友人とのハグが当然のように交わされ、賑やかな会話が飛び交う中、耳の遠い高齢者には耳元で大声で話さないと通じません。
ウイルスが大喜びしそうなシチュエーションです。

ソーシャルディスタンスの概念も今ではほとんどなくなってしまい、きっちり詰めて並んで着席。
葬儀の途中では、参列者全員が立ち上がって讃美歌を3曲歌いました。
(きっと、唾液なども飛びまくっていたよ~)

葬儀後には別室でサンドイッチなどの軽食がふるまわれ、あちこちで会話が弾んでいました。
ハンドサニタイザーが置いてあったものの、使っている人は多くなかった印象。
それに、「危ないな」と思っても、食事中はマスクを外さないわけにはいきません。

「葬儀」というイベントひとつでも、こんなにも危険度が高いわけです。
もしオミクロン感染者が紛れ込んでいたら、あっという間に皆さんにうつってしまうことでしょう。

それでも、もうアメリカの方たちは「with コロナ」の覚悟を決め、普通の日常を続ける選択をしたのだと感じています。
レストランやバーも賑わっていますし、スポーツイベントなども以前のように盛んになりました。
楽しそうに、旅行の計画を立てている方も多いです。

姪たちも、先週は誕生日祝いのためメキシコへ。
特に隔離期間などもなく、めいっぱい楽しんだようです。
危険を冒してでも、ひたすら我慢の生活にはもううんざりなのでしょうね。

こちらと違ってほぼ鎖国状態を続けている日本は、そのおかげで他国に比べると感染者数を抑えられていますが、世界から置いてけぼりになりはしないかと、ちょっと心配です。

日本では自主的なマスク生活が当たり前になり過ぎて、外さなければいけない時に、まるで下着を脱いだ裸身を晒しているようで落ち着かないと感じる人が増えている、という記事も目にしました。
う~ん、これはまずいのではないだろうか。
職場の同僚なのに、素顔を見たことがないというケースもありそうです。


オミクロンの大流行により、家庭用のコロナ検査キットはどこでも売り切れ状態。
バイデン大統領はオンラインで注文できる体制を整え、明日1月19日から無料配布が始まります。


Covid-19 だから19日に合わせたとか!? まさかね・・・
こちらのサイトから、申し込めます。 ⇒ COVIDTests.gov

1家庭に4回分の検査キットが郵送されるそうで、私たちも先ほど注文したところ。
先週の夫のように、体調が悪いのにわざわざ検査に出かけるのは大変ですから、とても有難いことです。

これからのことは誰にもわかりませんが、ワクチンだけでなく、コロナの良い治療薬もやがて大量生産が始まるでしょう。

油断しすぎるのはまだ危険ですけれど、今年は希望を持って、より良い未来を期待したいですね♪

2022/01/10

アメリカでも、ふっくら美味しい煮豆が簡単にできた♪

クリスマスツリーとささやかなお正月飾りも片付け、日常が戻りました。
ミネソタに移住したばかりの頃は、年が明けてもクリスマスの飾りが残っていることにかなりの違和感を覚えましたけれど、もう慣れっこです。
せっかく夫が切ってきた本物のツリー、さっさと処分してしまうのもかわいそうな気がするし。

先日、日本のお節料理の動画を観ていて、つやつやふっくらの黒豆に目が💛
母の作ってくれた黒豆も、いつも美味しかったなあ。。。

丹波の黒豆なんて、ここでは夢のまた夢なのですけれど、気持ちがすっかり煮豆モードになってしまいました。

実は、去年の夏に成城石井モーモーチャーチャーに似せたデザートにチャレンジした時、こちらで簡単に手に入るレッドビーンズの缶詰を使って、煮豆も作ってみたのです。

 その時の記事はこちら ⇒ ふわふわ&とろり~んな夏のデザート

デザート自体はとても美味しかったのですが、トッピングの煮豆部分はちょっと皮の固さが気になったっけ。
一応、「アメリカ 煮豆 レシピ」でググってから作ったのですが・・・

缶詰の豆はすでに十分に柔らかいと仮定して、初めから砂糖と一緒に茹でてしまったのが敗因かな?
試しに一粒を口に入れてみることもなく始めてしまったので、実は結構固めの豆だったのかも。

そう言えばゆで小豆を作る時にも、指でつぶせるほど小豆が柔らかくなってから砂糖を加えますものね。

・・・というわけで今日は、水洗いしてザルにあけた缶詰の豆だけ先に、十分にかぶる位の水と共に圧力鍋でもう少し茹でてみました。
おもりがカタカタ言い始めた所で、すぐに火を消して放置。

蒸気が出なくなったらザルにあけて水気を切って鍋に戻し、ブラウンシュガー(普通の砂糖でもOK)を加えて、蓋をせずに時々混ぜながら5~10分位煮て出来上がり!
乾燥豆からだと手間も時間もかかりますが、これならとても簡単です。


黒豆みたいにつやつやではないし、煮崩れているけれど、口に入れるととろけるほどにふっくらと柔らかく、優しい甘みに大満足♪
使ったのは、Walmart で買った Red Beans の水煮缶詰で、1缶62セントという安さ!
439g入りの缶に対し、1/2カップ弱(今回は60g)のブラウンシュガーを加えました。
Red beans の和訳は「小豆」となっていますが、日本で見慣れた小豆より粒が大きく、色が薄いです)


前に買ったことのあるそのまま小豆と表示されている水煮缶も、この方法ならゆで小豆のようになるかな。
いきなり砂糖を足して煮ても、あまり柔らかくならずにがっかりした経験があります。
またいつか、試してみることにしよう。


小豆って Azuki って書きそうなものだけれど、アメリカでは上の缶のように Aduki とか Adzuki と表記されています。
アドゥキ!?・・・謎だ・・・・・・

アメリカのスーパーには、他にもたくさんの種類の豆の水煮缶詰が並んでいるので、色々と試してみようと思っています。
まずは、常備している Kidney beansインゲン豆)からかな?
Cannellini beans と呼ばれる白インゲン豆なら、白あんもどきもできるかも!

こちらの豆料理と言えば、Pork and beans というとてもポピュラーな料理(味付き缶詰としても売っている)がありますけれど、いかにもアメリカンな味付けで日本の煮豆とは別物です。
私は、誰かが作ればちょこっと食べるという程度で、それほどの好物ではありません。
逆に夫は、あんこや日本的な煮豆はあまり得意ではなく、好みが分かれます。



アマゾンで見つけた看板を、いつもキャンプファイヤーなどを楽しむ場所に設置しました。


「サスクワッチにエサをやらないで」という警告です。
Sasquatch とは、北米・カナダの山中に住むと言い伝えられている、大きく毛深い人間に似た動物のことで、Bigfoot とも呼ばれます。

ちなみに、雪男Yeti です。今の季節は、こちらのほうが遭遇しそうだな・・・
気を付けて歩くことにしましょう。


2022/01/04

新年早々の逆走 / 無理して付き合いを続ける必要はない

皆さん、明けましておめでとうございます♪

2022年は、安心してどこにでも出かけ、会いたい人にいつでも会える日常が戻ることを祈っています。

大晦日の夕食は近所の友人夫婦宅に招かれ、自家製ワインとご馳走と共に楽しいおしゃべりに花が咲いたものの、(みんなお年なので)カウントダウン前に力尽きて帰宅。


その夜は気温が-36℃まで下がり、元旦の朝はさらに下がって-38℃
肌を外気に10分以上露出すると凍傷の危険・・・との警報も出て、家に籠るしかありませんでした。

クリスマスツリーもまだそのまま、特番も別になく、フットボール観戦が定番のアメリカのお正月。
新年の清々しさ、あまり感じないなあ。
それでも、お雑煮だけは毎年作っています。
冷凍して大事に取っておいた茅乃舎の出汁を使って、汁は極上のお味よ♪

もち米をホームベーカリーでお餅にした自家製も、なかなかの食感でした。
  ⇒ 作り方はこちら
事故があるといけませんから、小さく切ってオーブントースターでこんがりと。
お餅の下にアルミホイルを敷くと、くっつくこともなくきれいに焼けます。

椎茸はないので茶色のマッシュルーム、三つ葉の代わりはほうれん草(欲張りすぎた・・・)
ゆず鳴門などもちょこっと飾りたいところですが、ないものは仕方ない。


少し気温が上がった昨日ウォーキングに出かけたら、夏にピクニックをする場所で巨大な白かまぼこ発見!!
まあ、美味しそうだこと・・・いただきま~す♪



元旦から2日にかけて、いつものように日本の友人たちに年賀メールを送りました。
でも、今年は大失敗!!

送信後に気付いたのですが、数名に宛てて「2020年のお幸せ」を心からお祈りしてしまいました。
正月早々逆走して、過去に戻っちゃった私。。。
気の置けない友人だったので、多分笑って許してくれたと思いますが。
(意外と、気付いていなかったり・・・?)

ちょっとお間抜けな性格は、年と共に拍車がかかりそうです。
周りのみんなも、失敗物忘れが増えてきた感じ。
会う約束をしていたのに忘れられちゃったとか、色々ありますもの。

そんな時は、鬼の首を取ったようにあざ笑ったり、後々まで皮肉ったりするのは例え冗談でも避け、さらりと受け流すのが気持ちの良いお付き合いの秘訣でしょうか。
夫婦でも親子・兄弟でも、長年の友でも同じだと思います。

上記の点も心に留め、日本でもアメリカでも多くの方と長い温かいお付き合いが続いていますが、一昨年から去年にかけては、人間関係について深く考えさせられました。。。
アメリカでは特に、大統領選をはさんで取り返しのつかない深い溝ができてしまったケースが少なからずあり、その後はコロナワクチンに対する考え方でさらに溝が広がったようです。

それはそれで置いておいて、他の話題で今まで通り和やかな時間を過ごせる場合がほとんどではあるものの、中にはどうしても無理な場合も。
「陰謀論」などについて熱く語り始め、「私の言うことが正しい、何もわかっていないあなたも周りの人も馬鹿だ」という態度を露骨に取られると、もうダメ・・・

「みんなと仲良く」「誰にでも親切に」、子供の頃に大人から教え込まれたことは、実行しようと思っても相手によっては自分が苦しくなるだけだと実感しています。

お互いにもう残り少ない人生なのですから、波長の合わない人と無理に付き合いを続ける必要はありません。
人が変わるかもしれないことを期待しても、それはほとんど不可能なので、自分が変わる・・・つまり情にほだされずにその人から離れる選択をするのが一番です。
血縁関係があったり、仕事上で深い関わりがある場合、とても難しいとは思いますが。

心理学者アドラー「嫌われる勇気」がベストセラーになったのも、対人関係において我慢しながら暮らしている人があまりにも多いからなのでしょうね。
「人の期待を満たすために生きてはいけない」って、本当に大切なメッセージです。

去年は偶然にも夫も私も、付き合いの長かったそれぞれの友と、同じような理由でほとんど同時期に疎遠になってしまいました。
寂しくもありますし、孤独感に陥っているかもしれない元友人への罪悪感も少々あります。
でも、自分のメンタルは自分で守らなくてはね。世界中で一番大切なのは、やはり自分自身ですもの。

過去の楽しかった思い出と、以前していただいたあれこれに心から感謝し、連絡は取らなくなっても、その友人の幸せをそっと祈って・・・
二人の関係について考えることで色々な気付きも得られ、彼女が人生劇場の大切な登場人物だったことは確かです。

幸い夫も私も、前向きで心優しいたくさんの人たちに囲まれています。
その笑顔や、温かい言葉、メールの文面を思い出しただけで幸せな気持ちになれる人々の存在が、本当に有難いです。
そんな人たちとのお付き合いにこそもっと時間をかけ、ずっと大切にしたいと思っています。

新年メール交換も、そんなひとりひとりのお顔を思い浮かべながら・・・
普通の年賀状や、今や主流になっているLINEやテキストメッセージより書くのに時間がかかるけれど、毎年続けるつもりです。

コロナ禍だろうが、新しいことにチャレンジしたりして頑張っている友の多いこと!
それぞれの事情を抱えて大変な時でも、些細なことに喜びを見つけながら、感謝の気持ちと共に毎日を送っている友人たちを誇りに思います。

早くみんなに会いたいな。。。