アメリカでは、2日からもう平日に戻ってしまい、何だかあっけないお正月でした。
クリスマスツリーその他も2日に片づけ (汗;)、ようやく一段落です。
暮れに、お正月っぽい飾りをリビングの片隅に置きました。
玄関に通じる壁にも、小さなお正月リースを・・・
昨年の大晦日にブログで話題にした年越し蕎麦とお餅は、下の写真のように何とかできましたよ♪
人参、マッシュルーム、スナップえんどう、平目とエビの天ぷらも揚げました。
(手に入る材料で、どうにか体裁を整えました。)
蕎麦より具の方が多くなってしまった。 (^_^;)
最後に揚げたエビには、ほとんど衣が残っていなかったし・・・
地元のスーパーで買った蕎麦でしたが、期待以上のお味でした。 (^o^)
ホームベーカリーで、初めてお餅作りにも挑戦!
1時間もかからず簡単に、なめらかでつやつやでおいしいお餅ができました。
でも、もし日本に住んでいたら、きっと作らないだろうなあ・・・
ホームベーカリーの中でグルルングルルンと回っていたお餅、ねばねばなので、取り出すのは結構大変。
もちとり粉なんてありませんが、コーンスターチが良い仕事をしてくれました。
片栗粉でも何でもOKみたいです。
出来立てをちぎり、きな粉をまぶしてさっそくいただきました~! 娘、大喜び♪
ラップしてめん棒でなるべく薄く伸ばし、翌日に包丁で切り分けました。
一晩置いても柔らかさが残っていましたが、粉なしでも包丁にくっついたりせず、とても扱いやすかったです。
どうしてもサトウの切り餅みたいに薄くは伸ばせないので、厚みがある分、サイズを小さくしました。
お雑煮に使った残りは、フリーザーに保管してあります。
もち米3合分しか一度にできないので、あっという間になくなってしまいますね。
話はころっと変わって・・・今日の本題です。
2014年に読む最初の本に選んだのは、日本で買ってきたこの1冊!
ノートルダム清心学園理事長である渡辺和子さんの 「置かれた場所で咲きなさい」 です。
実は、2012年に帰国した時にも気になっていました。
相変わらずベストセラーだそう。 本屋で山積みになっていて、「読んでみましょうオーラ;:*:;☆」 がすごい。
本屋でもさっと拾い読みできそう・・・でも、やはり手元に置いておきたくて、今回は購入したものです。
現在86歳のシスターは、いつも温和でにこやかな方ですが、壮絶な体験をしていらっしゃいます。
旭川の教育総監であったお父様、渡辺錠太郎氏が、二・二六事件で銃弾に倒れるのを、ご自宅で至近距離で目撃なさったそう。
わずか9歳の時の出来事だったようです。
それでも、愛情の深さと歳月は比例しない、たった9年間で一生涯分の愛情をお父様から受けられたとおっしゃっています。
18歳でキリスト教の洗礼を受け、アメリカ留学を経て、36歳という若さでノートルダム清心女子大学の学長に就任なさってから、色々とご苦労が多く、うつ病も経験されたとのこと。
心が騒ぐ時、体が不調な時、笑顔でいるのは決してたやすいことではありません。
それでも、他人の生活まで暗くしないよう、ご自分に言い聞かせながらのほほえみなのだそうです。
物事がうまくいかない時にも、笑顔でいると、不思議と問題が解決することがあるそう。
また、自分自身との戦いの末に身についたほほえみには、他人の心を癒す力があることに気付かれたそうです。
「置かれた場所で咲きなさい」 というタイトルは、私自身を含め、なぜ自分はここにいるのだろうという疑問や焦燥感に襲われることがある人への、何てわかりやすいメッセージでしょう。
若くして大学の学長となられ、心が乱れがちだったシスターに、ある宣教師が短い英詩を渡してくださったそう。
Bloom where God has planted you. 神が植えた所で咲きなさい。
「置かれたところこそが、今のあなたの居場所なのです」 と告げるその詩は、このように続くのですって。
「咲くということは、仕方がないと諦めることではありません。 それは自分が笑顔で幸せに生き、周囲の人々も幸せにすることによって、神が、あなたをここにお植えになったのは間違いではなかったと、証明することなのです」
「どうしても咲けない時もあります。 雨風が強い時、日照り続きで咲けない日、そんな時は無理に咲かなくてもいい。 その代わりに、根を下へ下へと降ろして、根を張るのです。 次に咲く花が、より大きく、美しいものとなるために」
以下は、以前どこかで目にして、書きとめておいた文です。
シスターがアメリカの修道院で修練されていた時に、指導者に言われた言葉だそう。
「この世に、 『雑用』 という 『用』 はありません。仕事を雑にしたときに、雑用となるだけです。 有意義な仕事にするか雑用にするかは、あなたの心の持ち方次第だと思います」
それをしっかり心に留めて生きてこられたシスターは、このようにもおっしゃっています。
「丁寧に時間を使いますと、丁寧な人生が、ぞんざいに時間を使いますと、ぞんざいな人生が残ります。
自分の人生をどう生きるか・・・それは平凡な日々の時間をどれほど愛をこめて自分らしい時間にするか、ということにかかっているのです」
まっさらの新しい年、2014年は、こんな意識を持って毎日を送ろうと思っています♪
さてさて、どんな花を咲かせることができるでしょうね。
根を下に降ろすだけに終わっても、それはそれで良いことにしましょう。
ブログを読んでくださる皆様、温かいコメントを残してくださる皆様、いつも本当にありがとうございます。
今年もボチボチ更新していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
おまけ 日本のお正月に耳にすることの多い宮城道雄作曲の 「春の海」 。
お琴と尺八による演奏が一般的ですが、ピアノバージョンの楽譜をみつけたので弾いてみました。
お手本 (?) が YouTube に載っていました。 モダンな雰囲気で素敵です♪
(楽譜がダウンロードできるサイトは、下から YouTube に飛ぶと紹介されています。
ただしピアノのパートだけで、ヴァイオリンはなし・・・)
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お正月飾りに、お餅。やっぱり、和みますねー。
返信削除ところで、実は私、この「置かれた場所で咲きなさい」を、昨年の母の誕生日にプレゼントしました。(私が読みたかったから・・・?)私は次回帰省の時に、母に借りて読もうと思ってます。
置かれた場所で咲くということは、簡単なようで、実は難しい。でも、難しいようで、実は自分次第なんですよね。私も、どんな場所でも、置かれた場所で咲けるような人に、いつかなりたいです。
では、今年も、Sakuraさんの日記を楽しみにしています。
Sakuraさんにとって、本年が、心穏やかで、笑顔あふれる一年でありますように。
taco さん、
削除年越し蕎麦も、お雑煮も、日本で作っていたようにはできませんが、
特別な正月料理のないアメリカでは、その位はしないとね。
お母様に 「置かれた場所で咲きなさい」 をプレゼントなさったのですね。
すぐに読めてしまう本なのですが、ご飯を食べるみたいに毎日でも読みたい感じです。
その時々によって、ピンとくるページがきっとみつかりそう。
taco さんも、お母様からお借りしてぜひ読んでみてくださいね。
今年も、ほほえみを浮かべながら、上を向いて、毎日を過ごしましょう♪
おはようございます。
返信削除凄い~~クリスマス関係のデコレーションを2日に撤去?!
私は今週末まで放置する予定です。苦笑
ホームベーカリーで御餅が作れるんですか?
米国の製品ですか?餅つき機を買いたいけど、買えば
お餅を定期的にたべないともったいない。でも・・なんて
感じで買えないんですよ。
今日は吹雪で自宅待機です。寒いですね。
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みどりさん、
削除クリスマスデコレーション、いつもはもっと遅くまで出しっぱなしです。
今年は寒すぎて外に出られないので、じゃあ片付けでもしましょうか・・・ということで (笑)
近頃のホームベーカリーは、優れモノです。
アメリカ製のブレッドマシンでは無理なのでしょうけれどね。
こねる時はふたを取ったままなので、回っている様子が何だかかわいいです。
そちらは吹雪ですか!?小鳥や動物たち、寒いでしょうね。
みどりさんも、どうぞ気をつけてください。
こんにちは。
返信削除あけましておめでとうございます。
素晴らしい本の紹介をありがとう。朝から心打たれました。。どんな辛いときでも笑顔を絶やさず、、並にできる事ではありません。人間て肉の塊だから。。私は周りに左右されてしまいます。。週一のバイブルスタディーと教会で心を正してます、汗
ホームベーカリーでお餅がつけるなんで素晴らしい。餅つき機があるんですが肝心な羽を紛失。それで今は粗大ゴミ化しちゃいました。
ところで、春の海のミュージックシートを探したんですが見つからず。。フリーダウンロードできるサイトご存知ですか?
ねこちゃんさん、
削除私もいつも反省の日々ですよ~
一番身近な夫への笑顔が、実は一番難しかったりして・・・
ネコに対しては、いつも思い切りニコニコ顔なのに。。。
夫には、ついつい慣れと甘えが出てしまうのかしらね。
「春の海」 の楽譜はフリーではなく、http://www.print-gakufu.com/score/detail/95262/ で購入しました。
日本国外発行のクレジットカードだと、ダメかも・・・
良かったら、添付ファイルでお送りしましょうか?
Sakura さん、明けましておめでとうございます。
返信削除北の方の州(分け方が大雑把すぎ?)の雪だの吹雪だの低温だの、のニュースを見て
Sakura さんちのあたりはどのぐらい雪が降ったんだろう、と思っていたところです。
年越しそばに天ぷら、なんておいしそう。それに、家でお餅を作れるのっていいですね。
作りたてはおいしかったでしょうね。
ブレッドマシーンではできないかなあ、なんて考えてしまいました。
「置かれた場所で咲きなさい」のメッセージはとてもmake sense です。
自分次第なんですね。いただいているものに感謝して、幸せに生きるかどうか。
わかってはいても、わたしはまだできてないなー。不平もあるし、へこたれるし。
「ぞんざいに時間を使った」分も含めて、すごく反省です。
でも、心に栄養でした。
うちでは7日の七草までは、クリスマスとお正月飾りはそのままにしておこうかと。
じんさん、
削除ブログにアップされていた美しいおせち料理には、
とてもとてもかないませんが、それなりにできました (^_^;)
「ホームベーカリー 餅つき機能なし」 で検索すると、
色々ヒットしますので、アメリカ製のブレッドマシーンでもお餅が作れるかも・・・
これなんかどう? http://rosealba.blog5.fc2.com/blog-entry-146.html
自分の気持ち次第で、同じ状況でも天国にも地獄にもなるのかもしれないと
考えさせられた、大切なメッセージを、この本から受け取りました。
それでもきっと、へこんだり腹が立ったりしてしまう時は、これからもあるだろうな。
心に波風が立つ時も全部含めて、人生を丁寧に味わっていきましょう。
そちらは記録的な寒さなんですね…多分、気候は年間を通しても極端におかしくなっているのは感じます。昨年は日本を始めアジアでも大型の台風が次々に発生したり…
返信削除こちらは、昨年の冬、どんな冬になるか懸念してましたが、おもいの他温かい冬になっています。
2、3月とまだどうなっていくかわかりませんね。
クリスマスツリーを片付けた後って、凄~くすっきりしますよね!
でも、やっぱり日本人で新年を味わえる何かがないと「年が始まった」感じがしない☆
私も年末の蕎麦をはじめピンポイントがどうしても外せません^^;
ある意味、落ち着きを取り戻す、そして、新しい年の始まりのこの時期のほうが私は好きです♪
鬱というのは大変なやっかいな病気です。
今、ようやく平穏と呼べますが、いつまた来てもおかしくないと思います。
ただ、身をもって予防に努めるというのは大切です。そう思ってこの日に感謝をしています。
昨年からふと何故か気がついたこと…それは「負のスパイラルになりそうなとき、嫌なことと好きなことを自分に提示して好きな方をとること」蟻とキリギリスのキリギリスではありませんが、ただ、小さいことでも好きな方をとることで、自然に明るさが照らし出され、負が影を潜めていく…その繰り返しが今よく、効いているのを肌身で感じています。負もそうでないときも時間の長さは同じなのですから…
今年もばかし、ばかされながらこの「やっかいさん」とうまく付き合っていきたいなと思っております。
「春の海」筝曲しか知りませんでした。ピアノとバイオリンで春の暖かな空気が流れ込んできました♪
chopiana さん、
削除そちらは暖かいのですか?昨夜は、体感温度が何と-48℃でした~!
なるべく外出を控えるようにとの注意報です。。。
日本人としては、こちら式のあまりに簡素なお正月は受け入れられませんね。
何とか抵抗しようとしていますが、クリスマスにすっかり負けています。
好きなことと嫌いなことを提示して自分で選ぶという方法、とてもナイスです。
しっかり覚えておいて、私も実行しようと思います。
軽い決断から、人生の分かれ道となるような重い決断まで、全てに良さそうですね。
そう言えば、幼い子供がなかなか言うことを聞かない時、
姪はいつも複数の方法を提示して、子供自身に選ばせると言っていました。
年齢にかかわらず、主体性を持った選択をすることで前向きに進めそう!
「春の海」 、ちゃんと練習して、アメリカの方にも紹介したいと思っています。