2019年1月11日金曜日

「ゐ・ゑ・ヰ・ヱ」の本来の音・・・英語みたい?

旧仮名遣いの「ゐ」「ゑ」「ヰ」「ヱ」って読めますか。
   正解は「い」「え」「イ」「エ」です。
読めたとしても、自分で手書きしたことなどない方が多いと思います。

でも「ニッカウヰスキー」などの固有名詞に、今でも細々と生き残ってはいますね。
機種によるかもしれませんが、PC でも iPad でもスマホでも、「い」と「え」を入力するとこの旧仮名がそれぞれちゃんと候補に挙がってくるので、逆に驚いてしまいます。


奈良時代には「ゐ」と「い」、「ゑ」と「え」、そして「を」と「お」にも、発音上の明確な区別があったようです。


平安時代以降は次第に混同されることが多くなり、やがて統合。
でも戦後に仮名の表記法が改正されるまで、一般の文書にも文字だけは残りました。


「ゐ・ヰ」「ゑ・ヱ」「を・ヲ」の本来の音は、「ウィ wi」「ウェ we」「ウォ wo」だったと言われています。
(あれ?「ニッカウヰスキー」は「ニッカウウィスキー」?)

なぜ昔はそのような音が存在したのか、そしてなぜ次第に消滅してしまったのか不思議です。
奈良時代の日本人に英語を話させたら、現代人より発音が上手だったかも!?

ワ行の「ウ」はどうでしょう。
文字としては残っていないけれど、やはりア行の「ウ」とは別に の音が含まれる「ウ」があったのでは!?

・・・期待してググってみましたが、残念ながらそれを証明するような記録は残っていないようです。
「ウゥ(?)」という音に出会いたかったな。

実は奈良時代の人たちにとっては、「ワ」も英語っぽい「ウァ」で、ワ行は「ウァ・ウィ(ヰ)・ウゥ・ウェ(ヱ)・ウォ(ヲ)」だったかも?
(私が勝手に想像しただけです。)


旧仮名から、英語の発音の話に飛びますが・・・
Wの音は、唇を小さく丸めて尖らせた形でスタートする必要があります。
そう、バースデーケーキのキャンドルを吹き消す時みたいに。

こんな表記は見たことないけれど、「ゥア・ゥイ・ゥウ・ゥエ・ゥオ」と文字の大きさに合わせて口の開き方も変え、初めゆっくり、段々速く wa, wi, wu, we, wo と言ってみると、英語らしい発音の練習になると思います。

タイガー・ウッズの Woods なども、日本人には難しい音です。
この出だしも、どうしても不得意な方は「ゥウ」のつもりで発音すると良いのでは?と、ふとひらめきました。
Womanwouldwolf なども同様です。)


現代仮名遣いでは「ヤ・ユ・ヨ」しか残っていないヤ行はどうでしょう。
文字としては当てはまるものがなくても、ア行の「イ・エ」とヤ行の「イ・エ」の音も、昔は区別されていたそう。

初めは 「ウィ wi」「ウェ we」という音だった「ゐ」「ゑ」が、時代と共にヤ行の yiye に変わっていったようです。
そしてついには、ア行の「イ」「エ」と同じになってしまったそう。

私たちにとって意外と手強い earyear の発音の区別も、「いにしえびと」にとっては朝飯前だったかもしれませんね。


Happy New Year! が Happy New Ear! にならないよう、ちょっと意識したほうがよさそう。
でも普通は文脈でわかってもらえるので、それほど問題になりません。


カタカナで書くと Yes は「イエス」、パン作りに必要な yeast は「イースト」ですが、Yの音って実は意外と厄介です。

Wの音の練習にワ行の「ゥア・ゥイ・ゥウ・ゥエ・ゥオ」が効果的なのと同じく、Yの音についてはヤ行の「ヤイユエヨ」を「ィア・ィイ・ィウ・ィエ・ィオ」のつもりで練習することをおすすめします。

喉の奥から(腹の底からかも)の空気の勢いが、英語の発声には必要。
日本語で話す時より、自然に声が大きくなってしまいます。
口周りの筋肉をたくさん使い、舌をもっと動かし息もいっそう使うので、体力勝負ですね(笑)


平均的日本人が例外なく不得意なLRについては、それを文字上で区別できるような新しいカタカナ表記が登場すればいいなと思っています。
THを表すカタカナも、どなたか作ってくださいな。)

ついでに「ゐ」「ゑ」「ヰ」「ヱ」の文字も、奈良時代の音と共に復活なんてことになったら、私は拍手でお迎えしたい気分になっています。

 *以前書いたこちらの記事もよろしくね♪ ⇒ LとRの発音は永遠の課題 / グーグルの呪い


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