2012/06/25

ウサギとカメと畑とケーキ

一昨日、約3週間ぶりにミネソタの我が家に戻ってきました!
「住めば都」とはよく言ったもので、やはりほっとしています。


帰りの飛行機は、成田で何と4時間10分遅れ・・・ええっ!?
早めに行ったため、待ち時間が7時間近くもありました。

お詫びに食事券をいただいたので、筍の炊き込みご飯、豚カツ、うどんに天ぷらのセット+寿司!
ヤケクソで色々食べちゃった♪

乗り継ぎ便にも間に合わないので、次の便に変更してもらいました。
だから、バンクーバー Vancouver でも5時間30分待ち・・・トホホ。
こんな時、友人自作の難解な「数独」が時間つぶしに役に立ちます。

飛行機の窓からは、雄大に連なるロッキー山脈が、行きにははっきり見えました。


でも、帰りは雨で雲ばかり。 残念!

空港への到着は、真夜中過ぎとなってしまいました。 20時前に着くはずだったのにな・・・
(今回は急な帰国だったため直行便が取れず、カナダ経由での往復でした。
 カナダのウィニペグ Winnipeg の空港まで片道5時間、車で迎えに来てくれた夫に大感謝です。)

途中にある義妹の家に泊めてもらい、ブランチをごちそうになってからやっと我が家へ・・・
困った時にはお互い様。 快く助け合える親戚がいて、ラッキーです。

母にさよならを言って実家を出発してから、42時間近くかかってしまったわ。
こんな時、海外生活はやはり大変だな~とつくづく思います。


3週間ぶりに庭をチェックすると・・・
5月末に作った野菜ガーデンには、様々な芽が出て元気に育っていました。
どれが本物でどれが雑草なのか、ガーデニング1年生の私たちには、よくわかりません。


まだほとんど変化なしの所もあるけど・・・!?
これから芽が出てくるのでしょうか。 謎です。

小さな苗だったトマトも大きく育ってきて、たくさんの実をつけそうな気配です。


庭にはウサギの一家や、産卵中の Snapping turtle (カミツキガメ) 《訂正 : Mud turtle(ドロガメ)の仲間らしいです》などがウロウロしています。
新宿などの雑踏で人酔いしそうだったのは、おとぎ話のようなこんなカントリーライフに、どっぷりと浸ってしまったからでしょうね。




今日は、娘のために(25日が誕生日のジュリーのためにも)約2ヶ月遅れのバースデーケーキを用意♪
リクエストされた、苺のショートケーキです!

日本ではどこのケーキ屋でも必ず売っていますが、こちらでは見たことありません。
このあたりまえの「普通さ」が、娘にとっては新鮮なようです。

クックパッドでみつけた、まれ子さんによる しっとり・ふわふわ*ミルクスポンジ は、絶対のおすすめ! もう何度も焼いています。
農家直売のスタンドでゲットしたを使って、本当にしっとりふわふわ大成功でした。 レシピはこちら



父を亡くした寂しさと、ひとり暮らしとなってしまった母への切ない思い・・・
ゆっくり休んでいては、かえって気持ちが押しつぶされそうになるので、さっさと行動開始です。
前向きに歩き始めた母のことを、私も見習わなくては♪

・・・というわけで、こんな欲張りなブログタイトルとなってしまいました。
悪しからず。


おまけ 6月には、無性にこれが聴きたくなるのです。
     沢田研二 SPLEEN ~六月の風にゆれて~



2012/06/13

あじさいの里

日本に戻ってきて、早や2週間・・・
父の葬儀も無事に済み、その後の様々な手続きや連絡もやっと一段落です。

父が母と共に通っていた小さな教会で、心のこもった葬儀をしていただくことができ、ほっとしています。
流して欲しい (ブラームス「ドイツレクイエム」でした)、の色 (、白、でした)、好きな聖句讃美歌まで、まだ元気だった頃に指定してあったため、準備もスムーズに運びました。

それでも葬儀の前後って、遺族にとっては煩雑な用事があまりにも多いものなのですね。
しんみりと悲しみに浸ってばかりでは、何も進みません。
かえって、その方が良かったのかもしれませんけれどね。


時にはどっと疲れが出ることもある様子の母ですが、81歳にしては結構前向きで元気です。
今日は一緒に、母のパスポートの申請に出かけました。

私たちの住むミネソタに、いつか遊びに来る気満々!!


いつの間にか季節も移り、私の大好きな紫陽花 (hydrangea) がちょうど見頃です。
パスポートの申請ついでに少し足をのばし、ネットでみつけた「あじさいの里」という所を訪れることにしました。

父の入院以来、楽しい遊びの計画は全てキャンセルし、ひたすら病院通いだった母。
久しぶりの小さな旅でした。

小田急小田原線の新松田駅から、箱根登山バスに乗って7~8分。
 「吉田神社入り口」というバス停からすぐの所に、「あじさいの里」はあります。

雄大な山と、田植えが終わったばかりの田んぼと、5,000株のあじさいのコントラストが、それは見事です♪
晴れた日には富士山も見えるそう・・・
今日は曇っていて全く見えなかったのが、ちょっと残念。


たくさんの種類の花菖蒲 (iris) も見頃でしたし、早くもひまわり (sunflower) まで咲いていました。



「すごい!すごい!」 を連発しながら、広い敷地内をずっと歩き回りました。
山も田んぼも、ミネソタにはないものね。。。

無料なのに全然混んでいないのは、ポイント高い・・・ゆっくり自分のペースで歩けて、本当によかったです。
白いあじさいばかりが並んでいる小道も、なかなかステキ♪


病室でずっと父を見守ってくれていた、父のお気に入りのぬいぐるみも連れて行きました。
顔も何となく、父に似ているのよね。

ありがとう・・・長いこと、お疲れさまでした!



行き帰り共に、電車もバスも絶妙のタイミングで出発してくれたのです。
まるで、私たちのことを待っていたかのように・・・

今日の旅って、もしかしたら天国の父が私たちに「お疲れさま!」の気持ちを込めて、プレゼントしてくれたのではないかしら。
勝手におめでた~い解釈をした私たち、写真の父に向かって「ありがとう!」と微笑みかけました。