2013年3月31日日曜日

イースターのメニュー ★レシピ付★

アメリカで迎える初めてのイースター、何と雪が降りました!

イースターとは、イエス・キリストが十字架にかけられて亡くなってから、3日目によみがえったことを記念する復活祭のこと。
日本では、クリスチャンでない限りあまり話題になりませんね。

春の到来を共に祝う意味も込めて、こちらではクリスマス同様、親しい人たちが集まって一緒に食事をすることが多いです。
我が家にも親戚と友人が集まり、昨日は総勢13名での賑やかなパーティーとなりました。

Potluck(持ち寄り)でということに決めていたので、料理は気が楽でした。
私が作ったのは、みんなが大好きな定番のデビルエッグ deviled eggs と、フルーツ&マシュマロのサラダ ambrosia salad 、そしてお菓子です。
泊まり客がいるので、朝食用のマフィンまで焼いて頑張りましたよ~


デビルエッグは、この前買ったばかりのイースターエッグ型の皿(たったの3ドル!)に、細く切ったレタスと共に盛りつけました。

ちょっとだけ混ぜたカレー粉が隠し味となり、好評でした。
キューピーマヨネーズを使ったのも、かなり感謝されましたよ♪
(アメリカのマヨネーズは味に深みがない)

上にふりかけたパセリは、去年の夏に庭のガーデンで育てたもの。
乾燥させてフリーザーに保管中で、色々と便利に使っています。


Ambrosia とは、元々はギリシャ・ローマ神話に登場する神々の食物のこと。
食べると不老不死になると言われているそうです。

それにちなんで名づけられたこのアンブロージアサラダは、材料を次々混ぜるだけなので、作るのもとても簡単。
甘さ控えめの(アメリカとしては・・・ですが)とろりとした食感が、やみつきになります♪


これは、時々作るライスクリスピーバーの一種、 caramel crispy bars のイースターバージョン。
と言っても、イースター用のスプリンクル(ケーキやクッキーにふりかける飾り)を散らしただけ。



イースターの飾りつけは、春らしくてワクワクします♪



ちょっと子供っぽくても、気にしない、気にしない・・・



時計まで、ウサちゃんに変身!
そのうち、酔っ払ったゲストたちがかぶり始めました。 あはは、かわいくないよ (⌒-⌒;)



夫と義弟、義妹たち、友人たちも一品ずつ用意してくれたので、品数が増えてよかったわ!
メインはスモークしたポークでした。 そして野菜のキャセロールが2種に、ポテト料理やサラダも。
う~ん、なぜか茶色系ばかり並んでしまったな。。。



友人が焼いてきてくれたキャロットケーキも、かわいらしいイースターバージョンです  (^o^)


料理だけでなく、家中の掃除、誰をどこに寝かせるかのプランなど、パーティーの準備は色々と大変!
でも皆さんの笑顔と、すご~く楽しかった(おいしかった)という言葉に救われます。

大好きなムスカリ Muscari / Grape hyacinth の鉢植えやワイン、自家製ビールを持ってきてくれた人もいて、思い出話などにも花が咲き、ホストを務めた私たちにとっても楽しいひとときでした♪


★レシピを公開します。 
アメリカでは簡単に手に入るものばかりだけれど、日本では難しいものもあるかも・・・?


デビルエッグ Deviled eggs

材料  
  卵  18個 
  ピクルス  大1本
  カレー粉  小さじ2/3位(お好みで調節)
  粒マスタード  小さじ2~大さじ1
  マヨネーズ  3/4カップ位?
  塩、こしょう、パプリカパウダー、ドライパセリ  適宜
 
 
作り方
 1) 卵は水からゆでる。(黄身が片寄らないよう、時々混ぜながら)
    沸騰後10分ほどですぐに冷水にとる。
 2) 冷めたら皮をむいて縦半分に切り、黄身を取り出してボウルに入れる。
   (そのままでもよいが、丁寧に仕上げるには黄身を裏ごす。)
 3) ピクルスは細かく刻み、ペーパータオルの間にはさんで水気をとる。
 4) 2)に3)のピクルス、カレー粉、粒マスタード、塩、こしょうを加える。
 5) 様子を見ながら好みの固さになるまでマヨネーズを加え、よく混ぜ合わせる。 
   (あまりべちゃべちゃにしない)
 6) 皿に並べた白身に、小さなスプーンで5)をこんもり乗せる。 
   (もっとおしゃれにしたい時は絞り出して)
 7) 仕上げにパプリカとドライパセリをふる。



アンブロージアサラダ Ambrosia salad

材料  
  JELL-O Instant pudding & pie filling の coconut cream  3.4オンス(96g) 1箱
  (Cook&serve ではなく Instant の方)
  牛乳  1カップ
  みかん(Mandarin orange)  15オンス2缶
  パイナップル  20オンス1缶
  洋梨  15オンス1缶
  サワークリーム  2カップ 
  (アメリカのサワークリームは固めのヨーグルトっぽくて、日本のものより混ぜやすい)
  生クリーム  1カップ
  砂糖  大さじ2
  ミニチュアマシュマロ  10オンス(283g)の袋の2/3位
 
 
作り方
 1) 粉末のインスタントプディングと牛乳を大きなボウルに入れ、泡立て器で2分間混ぜる。
 2) トロリとしたところに、ザルにあけて汁気をきり食べやすい大きさに切ったフルーツを加える
 3) 別のボウルで、生クリームを8分立て位に泡立て、砂糖も混ぜる。
 4) 2)のボウルに、サワークリームと3)の生クリーム、マシュマロを加える。
    全体をそっと混ぜ合わせる。

*数時間から一晩おいた方が、マシュマロがとろっと溶けておいしいです。
*分量はかなり適当で大丈夫だと思います。 生の果物も混ぜるとベターかも?
*生クリームと砂糖の代わりに、冷凍のホイップクリーム Cool whip を使えばもっと簡単!



キャラメルクリスピーバー Caramel crispy bars

材料  
  ミルキーウェイ(チョコレート菓子)  180g(小さな個別包装の Fun pack を11個使用) 
  ライスクリスピー(シリアル)  3カップ
  バター  1/3カップ+1/4カップ(75g+57g)
  セミスイートチョコチップ  1カップ
 
 
作り方
 1) 耐熱ボウルにミルキーウェイとバター1/3カップを入れ、電子レンジで溶かす
   (時々木べらで混ぜながら、全体にトロリとするまで)
 2) ここにライスクリスピーを加えてよく混ぜる。
 3) 25センチ×20センチ位の型にアルミホイルを敷いたところに広げる。
    平均の厚さになるよう平らに押さえる。
 4) 小鍋にチョコチップとバター1/4カップを入れ、ごく弱火にして混ぜながら溶かす。
 5) 3)の上に4)を平均に流し、スプーンなどで表面を平らにする。
 6) 冷蔵庫に入れて冷やし固めてから、好みの大きさに四角く切る。


*お菓子としてのミルキーウェイも、シリアルとしてのライスクリスピーも、私にはイマイチ。
  でも、合体させるとかなりイケます!
*マシュマロとバターを溶かして作る普通のライスクリスピーバーより、扱いが楽。 
  すぐに固まってしまわないので、大急ぎで型に入れなくても大丈夫です。

2013年3月26日火曜日

ねむりひめ

いよいよ3月の最終週となりました。

まだたくさんの雪が残るミネソタでは、なかなか春の実感がわきません。
それでも少しずつ気温は上がり、天気も良いので、次第に地面が見えてきています。

この「少しずつ」というのが、実はとても重要!
気温が急上昇して一気に雪が解けてしまうと、洪水を招くからです。
既に洪水予報が出ているので、その地域の方は気をつけてくださいね。


いつも見ているNHKの朝ドラ「純と愛」も、もうすぐ最終回を迎えます。
このドラマ、大好きな人と大嫌いな人にはっきり分かれているようですね。

バタバタやたらと騒々しいと、変質者のような暗~いに、私も初めはついていけなそうでした。
それなのにいつの間にか何だか引き込まれてしまい、ほとんど欠かさず見ています。

は、何事にも一生懸命で、ひたむきでお騒がせな、澄んだ瞳の女の子。
いとしと読む)は、双子の弟を亡くしてから人の本性が見えるようになってしまったため、人の顔をまっすぐに見ることができず、定職にもつかず、いつもうつむき加減だった男の子。

まあツッコミどころも満載で、あり得ない!!という場面も多いのですけれどね。
固いことは言わず、半分ファンタジーとして見ることにしています。

意外な展開で、とても厳しい状況になってしまった今、最終回には一体何が起こるのでしょう。
勝手にあれこれ想像しているのですが、どうもピンときません。


このドラマの重要な場面で何度も登場するのが、「ねむりひめ」という絵本です。
冒頭のテーマ音楽の背景にも使われています。

単なる小道具と思っていたら、ちゃんと本が発売されているのですね。
温かな色づかいで、いい感じです。


ドラマでは今、脳腫瘍の手術後に目を覚まさず、ひたすら眠り続けると、色々な困難に共に立ち向かい、今までより絆が強くなった家族の様子を描いています。

病気や事故で、もし身近な人がそのようになってしまったら・・・
想像しただけで胸がしめつけられるようです。

泣いて怒って取り乱したりしながらも、やがては豆粒ほどの希望を胸の奥に押し込め、その状況と共存するしかないのでしょうね。

ドラマの中では、のお母さんも若年性のアルツハイマーを患い、
今では家族のことさえ誰だかわからなくなってきています。

自分を守ってくれ、支えてくれていた人たちが、そのような存在ではなくなってしまう時・・・それこそ本当の愛が試される時なのでしょうね。

自分に何かをしてくれるわけではないけれども、ただそこにいてくれることがありがたい。
まさに 究極の愛 です。


でも、そんな状況が続くことに耐えられるか、それでも笑顔を見せることができるか、正直言って自信がない。。。

逆に、自分が眠り続ける立場になってしまったら・・・
意識がないのに、たくさんの管につながれて生かされ続けるって、どうなのだろう。

自分がされるのは嫌!
でも、愛する人が回復の見込みはないと宣言されてしまった時には、たとえ昏睡状態でも奇跡を信じ、いつも温かい肌に触れ、ずっと息づかいを感じていたいと願うに違いありません。

それが長期間続いた場合、疲労困憊して、時には悪魔のような気持ちになるかもしれないことも想像できます。
自己嫌悪に陥ったり、運命を呪ったり・・・それとも、う~んと強い自分に変身するのでしょうか。

家族や友人たちと一緒におしゃべりしたり食事したり、自分の足で歩いて好きな所に行ったり、毎日当たり前にしていることを、もっともっと感謝しなくてはいけませんね。


それにしても、最終回はどうなるの~?
童話の通りに(男女逆になるけれど)、の口づけで奇跡的にが目覚めて、ハッピーエンドだったらいいな。



現実の私は「春眠暁を覚えず」で、何だか眠たいわ。。。
ミネソタは今の時期、東京より1時間半位夜明けが遅いので、朝もしっかり安眠できます♪
だんだん夜更かしがひどくなっていますが。


おまけ 私と誕生日が同じフランスの作曲家ラヴェルの組曲、
     「マ・メール・ロア Ma mere l'Oye」。 
     その第1曲目のタイトルは、「眠れる森の美女のパヴァーヌ」といいます。
     夢の世界に誘われそうな、ゆったりと美しいメロディーです。

     最後の第5曲目「妖精の園」では、ぺローの童話同様、
     眠っていた王女が王子の kiss で目覚め、二人は結ばれて、いつまでも仲良く
     幸せに暮らしましたとさ、めでたし、めでたし・・・となるのですが。
     朝ドラはどうなるのかな?


     「マ・メール・ロア Ma mere l'Oye」 は、元々はピアノの連弾曲です。 
     1曲目は、少しピアノをかじったことのある人ならすぐに弾けます!
     私も、妹や娘と連弾したことがあります。

     生涯独身を通したラヴェルですが、子供好きだったご様子。 
     この曲も、親友の子供であるミミジャンのために作曲しました。

     1曲目には、Mimie の名がちゃんと入っています。
     最低音部を聴いていると 「ミ、ミ、ミ」 ってね! 
     Mimie の最後の e もドイツ音名(英語でも)で「ミ」のことなので・・・
     Jean の名に含まれる、e「ミ」と a「ラ」の音も和音になってこっそり入っている♪
     いいな! こういう遊び心・・・


2013年3月17日日曜日

春を待ちわびて

日本ではが咲き始めたというのに、ミネソタはまだまだ雪景色
3月に入っても何度もしつこく雪が降り、なかなか暖かくなりません。

それでも、今日の日の出の時刻は午前7:27、日の入は午後7:28・・・昼と夜の長さがほぼ同じということですね。
あれれ? 春分の日に昼と夜の長さが同じになるのだと疑いもせずにいましたが、実際には昼の方が長いそう。
この年になって初めて知りました。 ⇒ ウィキペディア  「春分」

1週間前に Daylight Saving Time が始まり、家中の時計を1時間進めたばかり。
朝はなかなか明るくならず、安眠できる感じです。
一方、夜7時なんてまだ昼間みたいに明るいので、時計を見て慌てたりします。


さて、あと2週間でイースターです!
町に買物に出ると、ウキウキするようなイースター関連の飾りやお菓子がたくさん売られていて、春の彩りに満ちあふれています。

去年のイースターは日本に里帰り中でしたので、今年は私にとってアメリカでの初めてのイースター♪
家で親戚や友人たちとパーティーの予定で、春色のテーブルクロスなどを新調することにしました。

ネットでみつけた塩&こしょう入れにもひとめぼれ・・・さっそくオーダーしてしまいました~

小さな子供がいるわけではないので、ウサギやヒヨコはちょっとやり過ぎかも、と自粛。
でも、これなら可愛らしさの中に品もあって許せるかな? パステルカラーがいかにも春の雰囲気です。

定価の58%オフで買えました。 届くのが楽しみ!

Easter Egg Salt & Pepper Shaker Set by Lenox

日本から持ってきた小さくて可愛らしい小物も、リビングに飾りました。


こちらはイースターエッグ型のピック・・・何と4本で97セントという、お買い得商品!
花の終わってしまったクリスマスカクタスに挿してみたら、部屋が明るくなりました。


ウサギ耳と春色の箱は1ドルショップで。 
ネコのキキをウサギに変身させようとしたら、すぐに逃げられた・・・



イースターバニーのクッキーも焼きました。 市販の生地を家のオーブンで焼いただけですが。
金太郎飴みたい・・・意外とおいしかったです。


ご質問があったので、箱とクッキー生地の写真も付け足します。

Pillsbury Bunny shape sugar cookies


家の中は暖かくても、外は寒っ!
明日の最低気温は-21℃で雪と風との予報・・・

暖冬だった去年の、同時期の写真。


今年はまだこんなです・・・ 
玄関への階段(この写真の右側面にある)も雪に埋もれているので、
バックドアから出入りしています。


去年の今頃は、ドライブウェイの雪もすっかり消えていましたが、


今年は、雪かきにきてくれた近所の友人の車が雪の深い部分にはまってしまい、
逆に夫がレスキューする羽目になったほど。



前にも書きましたが、息子は4月から日本の小学校で教師として働くことになり、元気に旅立って行きました。
彼が日本の桜を見るのは、9年ぶりかな? とても楽しみにしていました。

今日はこれから、春休みをこちらで過ごすために娘がミネアポリスからやってきます。
夫婦二人でちょっと寂しくなってしまった我が家に、きっと春の日差しのような暖かさを運んでくれることでしょう。


どんなに寒くても、花粉症や黄砂、そして悪魔の物質?とも呼ばれるPM2.5などの心配はないので、愚痴は言わないことにしますね♪

2013年3月14日木曜日

マドモアゼルいくこさんの「悪魔のささやき」

マドモアゼルいくこさん(当時の本名は潟口いくこさん)という方のレシピブックが、何回もの引越後も手元に3冊残っています。
最初に買ったのは、「恋をすること」に憧れていたまだ若かりし頃でした。

私より少しだけお姉さまのいくこさんは武蔵野美術大学の卒業生で、小さい頃から絵をかく以上にお菓子作りが大好きだったそう。

 「おいしくて太らない、簡単で失敗しない」・・・どの表紙にも、そう書いてあります。
魅惑のフレーズだわ♪

試したものには目次に鉛筆で丸がつけてあり、今見るととても懐かしいです。
結婚前にデートしていた頃にも、新婚の頃にも、このシリーズの中から色々と作ったな~ (次々と餌で釣った?)

最初に買ったのは「秘密のケーキづくり」、その後「秘密のクッキング」「秘密のダイエットケーキ」と続けて購入。 表紙も中のページもだいぶ変色してしまっています。




「秘密のプチパーティー」という本も買ったはずなのですが、いつの間にか紛失してしまいました。。。


本のカバーに載っているいくこさんのお写真、とてもほっそりした方に見えます。
この写真に妙に安心してしまって、彼女のレシピを片っ端から試したというわけ・・・


この中には、今でも我が家で永久保存版のレシピ(お菓子も料理も)がたくさんあります。
ご自身によるイラストも、料理のネーミングも、ユニークで夢があって楽しいのです。

イラストのみで出来上がりの写真は一切ありませんから、自分で想像しながら作ります。
料理とお菓子作りへの興味をわかせてくれた、とってもありがたい本でした。


今日は数あるお気に入りレシピの中から、大好きな悪魔のささやきをご紹介します♪
この前、自分の誕生日用に自分で焼いたケーキ・・・「秘密のクッキング」に載っています。


いくこさんのお友だちが、「こんなケーキ食べたことない。 まるで悪魔のささやきのように、永遠にとりこになっちゃいそう」と感想を述べたことからのネーミングだそうです。

ひとことで言えば、マーブルチーズケーキ(っていうかタルト)で、チーズ生地にチョコレートがマーブル状に混ざり、見た目も魅力的♪

私も、初めて作った時からとりこになってしまいました。
本が発売された頃は、お店でもこんなケーキ売っていませんでしたもの・・・

いくこさんのケーキは、バターでなくマーガリンを使うものが多く、甘さは控えめです。
(我が家ではかなり前にマーガリンの使用は完全にやめたので、バターに変更して作っています。)


悪魔のささやき

材料  
 【タルト生地】 いくこさんのレシピとは、分量も少し違います。 
  バター  60g
  砂糖  40g
  卵  1/2個
  薄力粉(アメリカでは All purpose flour でOK)  120g
 
 【中身】 こちらはオリジナルのまま。
  クリームチーズ  200g
  生クリーム  160cc+40cc
  薄力粉  30g
  卵  2個
  砂糖  25g
  チョコレート(板チョコでもOK)  80g
  ブランデー  大さじ1


作り方
 1) バター(分量外) を直径22cmのタルト型の隅々まで塗る。 
   (溶かしバターにして刷毛で塗ると簡単) 
    その上から、薄力粉(分量外)もふっておく。
 2) 室温で柔らかくしたバターをボウルに入れて木べらで練り、砂糖を加えて混ぜる。
    溶いた卵もよく混ぜ、薄力粉をふるい入れてひとまとめにし、ビニール袋に入れる。
    めん棒で平らに伸ばし、冷蔵庫に入れておく。
 3) 2時間以上したら取り出し、タルト型より少し大きめにのばす。
    タルト型に敷き込んで密着させ、縁の余分な生地はナイフで切り取る。
    フォークでまんべんなく穴をあけ、180℃のオーブンで約15分焼く。(少し色づくまで)
 4) クリームチーズをボウルに入れ、レンジに少しかけて柔らかくし、木べらで練る。
 5) 別のボウルに卵と砂糖を入れ、軽く泡立てる。そこに薄力粉をふり入れ混ぜる。
 6) 4)と5)を合わせて混ぜる。
 7) 生クリーム160ccを別のボウルに入れ、ややゆるめに泡立てて6)と合わせる。
    ブランデーも加える。
 8) チョコレートを湯せんにかけて溶かし、生クリーム40ccを加え、トロトロにする。
 9) 3)の型に7)を流し込み、上に8)をかける。
    スプーンの柄をぐるぐるっと渦を巻くように動かし、マーブル状にする。
 10) 温めたオーブン180℃で15~20分、次に160℃で12~15分焼く。
    プーッとふくらみ、あとはしぼむ。 
    日が経つにつれ、コクが出てきておいしくなるので、焼いた当日はじっとがまん!

 *中身が少し余ったら、マフィン型などに入れて試食用に一緒に焼く。



直径22センチのタルト型、私のはもう30年以上も愛用のもの・・・まだまだ元気で大活躍!!
ただしノンスティック加工ではないので、1)の準備をしっかりしないと、くっついて悲惨なことになります。


タルト生地を冷蔵庫で寝かせた後、型の大きさに合わせて伸ばす時には、ラップを使えば打ち粉も必要なくきれいに伸ばせます。
型に敷きこむ時も、上のラップをはずして型を生地の上に逆さに乗せ、そのままひっくり返せばよいので簡単♪

色々試行錯誤を重ねた末、上に記載したレシピのタルト生地が扱いやすく、分量もちょうどよくてお気に入りです。


今回は最初の8分間ほど、クッキングシート+タルトストーンで重しをして焼きました。
使わなくても多分大丈夫・・・?


このタルト、使う道具が多いので後片付けは大変!アシスタントが欲しいなあ・・・
左から泡立てた生クリーム、湯せんの代わりにレンジでチンしてしまったチョコ、クリームチーズ・砂糖・卵・小麦粉のミックス。


湯せんなら問題ないですが、チョコをレンジにかけた場合、その後に冷たい生クリームを加えると固くなってきてしまいます。
さらにレンジでチンしてトロトロの状態にしないと、マーブルがうまくできません。

前回作った時は、上の原因でチョコだけが沈みがちになってしまいました。
今回は7)のボウルに8)のチョコをそっと加え、菜箸でグルグル回してマーブル模様を作ってから、タルト生地に流し込んでみました。


ボウルの底の方はうまくマーブル模様になっていなくて、この方法もイマイチだったかなあ。。。
売り物ではないので、まあいいでしょう。

焼き上がりました!やっぱりマーブルがビミョーですが・・・


家族で食べた他、義妹や友人にもおすそ分け。 チーズケーキは、大好き♪という方が多いですね。
焼いた当日より、翌日から3日後位が一番おいしいです。


出来上がりを眺めているだけで、何だかうれしくなってしまいます。


これらのレシピブックはしばらく絶版となっていましたが、リクエストが多かったらしく、復刊ドットコムから装いも新たに復刊版が発売されているようです。

今はマダムとなられたいくこさん、またいつか新しい本を出してくださらないかしら。

2013年3月10日日曜日

スキー場でナンパ?

たくさんの湖と林に囲まれたミネソタ州は、五大湖のひとつスペリオル湖付近以外は、ほとんどが平原です。

それでも意外なことに、ミネソタにもスキー場は何ヶ所かあります。
家から車で30分位の所にも Buena Vista という「丘に毛が生えた程度」に見えるスキー場があり、一度は行ってみたいなと思っていました。


そして、ついにチャンス到来!
ミネアポリスに住んでいる姪が、子供4人を連れて遊びにくるので、スキーを教えてほしいとのこと。

日本に住んでいた時、夫と私はインターナショナルスクールの生徒とその家族を対象にスキー&スノボツアーを企画し、毎シーズン3~4回、数十名の皆さんを引率して苗場に行っていました。
夫はいつも初心者を教える担当だったので、姪の願いをよっしゃ!と快く引き受けました。

金曜の16:00~20:00 は、たったの10ドルですべり放題だそう♪
姪一家の他、甥、その両親である義妹夫婦、近くに住んでいる親戚もみんな集まることになりました。 (自分はすべらず、子供たちの応援にだけ来た人も・・・)

この Buena Vista、一応4基のリフトと16のコースがありますが、標高差はほんの70メートル程度 (苗場は889メートル) しかない、とてもかわいらしいスキー場です。



夫と私は早めに行って、しばらく2人だけですべってみました。
子供の頃ここでスキーを覚えたそうですが、夫が最後にここですべったのは何と40年以上前。
昔はロープトウ rope tow しかなかったそうです。



苗場に比べると、本当におもちゃみたい・・・
リフトに乗るとあっという間に降りなければならないし、一応上級者用とされているコースでも、5回位のターンであっさりとふもとに着いちゃう。

かなり物足りないなあ。。。


しばらくすると、姪夫婦と子供たち4人、義妹たちもゾロゾロと到着しました。
姪とそのご主人は、それぞれ2人の子連れで一昨年に再婚したため、10歳を頭に8歳、7歳の3人の男の子たちと5歳の女の子という大家族。
私は再婚相手のお子さんたちには、まだ数回しか会ったことがありません。

例によって Hi! Nice to see you!! と、とびきりの笑顔でお互いにハグして、ご挨拶が始まりました。

私もさっそく、一番近くにいたサングラス姿の長男らしき子にハグ。
割とシャイな子だと思っていたのに、しっかりとハグを返してくれました。

それから大人たちともご挨拶。
大勢いるので、忙しい・・・

そうしたら、さっきの男の子が近づいてきて、 Do you wanna ski with me? (僕と一緒にスキーしたい?)と私に聞きます。
ええっ、誘われちゃった!? かわいいこと言ってくれるじゃない!

Yeah, maybe later. (そうねえ、もうちょっと後でね。)なんて、にっこり答えておきました。
彼は OK! と言って1人で行ってしまいました。

この時、私の頭の中にとっさに浮かんだシチュエーション

 ⇒ 長男だけはスキーの経験があり、他のチビ達のレッスンに付き合うのはかったるい。
 ⇒ 親と話し合って1人だけですべる許可をもらい、さっさと始めることにした。
 ⇒ でも、ちょっとはこのおばさんの相手をしてやってもいいかなと思った。

・・・きっとそうに違いない、他の子供たちのレッスン風景をしばらく見てから、彼とすべってもいいかも。
さあて、お次はどの子とご挨拶しようかなと思ったら・・・

あれれ???まだ4人いる!!

同じような年格好の男の子が、他にいるじゃありませんか。
じゃあ、さっきの子は一体誰だったんだろう・・・?


事の成り行きを姪たちに話したら、みんな爆笑!!
見知らぬ東洋系のおばさんに、いきなり親しげにハグされて、あの男の子はさぞびっくりしただろうねえ。。。


Bunny Hill という初心者用のなだらかなコースで、たっぷりと4時間のレッスンを受けた子供たち。
みんな根性があり、夫の教え方も上手で、応援団の声援もすばらしかった!
4人とも、左右のターンがちゃんとできるようになりました。

レッスン風景
姪の実子たちと、彼らのおじさんである甥

プルークボーゲン(これはドイツ語)ですべるために、左右のスキーを一切れのピザみたいな形にずっとキープね!と夫はいつも教えます。
応援団もしつこいほどに "Pizza! Pizza!" と子供たちに言い続けていました。 それがよかったのかな。

スキーをハの字にしたこの状態、英語では snow plow って言います。 雪かきと同じね。

それほど寒くもなく、風も全くない穏やかな日でした。
道具一式はレンタルでしたが、スキーブーツも最初に試したのが完璧にフィットし、スキー板のクオリティーも悪くなかったです。

パウダースノーで、雪は最高のコンディション♪  苗場と違って誰かが迷子になる心配は全くないし・・・
スキーヤーとスノーボーダーの数は半々位で、バカみたいに暴走する人もいず、空いていて衝突事故の心配もありませんでした。

思い立ったらひょいと車に乗って気軽に行けるのも、かなりポイント高いな!
ゲレンデからは湖が見えて、良い景色です。
そういえば、 Buena Vista ってスペイン語で絶景という意味ですもの。

紅葉の頃に撮った写真です。

上の方には思ったよりは急なコースもあり、そこはガラガラでした。
あの10倍位の長さのコースもいくつかあったら、最高なのになあ・・・


∵☆∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵☆

こちらとは時差がありますが、日本ではもう3月11日・・・あの大震災から早くも2年が経ってしまいました。

数あるレクイエムの中でも、特に心に沁みると思うフォーレレクイエムの中から、Sanctus を。
この曲に心からの祈りを込めて、皆様にお届けします。


2013年3月7日木曜日

息子の料理

今日は私の誕生日でした!

東京ではもう春の陽気のようですが、こちらはまだまだ雪景色・・・
きれいな青空にダイヤモンドダストがキラキラと舞う、美しい日に恵まれました。

息子が、私のために夕食を作ってくれると宣言。
うれしいなあ~ 一緒に誕生日を過ごすのは、本当に久しぶりなのです。

オードブルは夫の係でした。
お得意のカクテルソースをちゃちゃっと作り、シュリンプカクテルなどを用意してくれました。
そして3人で、ワインで乾杯♪



息子がしばらくキッチンで奮闘して作ってくれたのは、マカロニグラタンでした♪
彼のオリジナルレシピなのだそうです。
作り方は企業秘密だとか・・・マッシュルームやチーズが加わり、コクがあっておいしかったです!




夫と息子二人がかりで、誕生日らしい飾り付けもしてくれました。 ありがとうね♪


デザートは、私が焼いた悪魔のささやきという名のチーズケーキとコーヒー。 それにチョコレート。


このチーズケーキ、マドモアゼルいくこさんという方のレシピで、20代の頃から焼いている定番です。
ヤバいくらいにおいしい・・・ \(*^o^*)/ レシピはまた後日アップしますね。


家族の愛情に包まれ、友人からもたくさんのお祝いメールや電話をいただいたうれしい1日でした。
誕生日は、この世に生を与えてくれた両親、ずっと血のつながるご先祖様に感謝する、大切な日でもあります。
もしその中のひとりでも欠けていたら、私は存在しなかったのですものね。


息子は、日本の某私立小学校で4月からバイリンガルクラスを担当することになり、もうすぐ旅立っていってしまいます。
ほっとする気持ちと寂しい気持ちが半々の、複雑な親心です。

去年の8月から約7ヶ月、彼が高校を卒業して以来本当に久しぶりの同居でした。
思いがけずこんな機会に恵まれ、色々なことを一緒に経験できたことをうれしく思い、心から感謝しています。

日本で頑張れ、息子よ!!
(これで、日本に遊びに行く口実がまたできたわ。)

2013年3月3日日曜日

年取った亀のお話と熊おじさん

ひな祭りの今日、またしてもコンサート本番♪
プログラムは、27日の子供のためのコンサートとほぼ同じで、テーマは Music&Peace でした。

ホルストの「惑星」も、スケールが大きくて素晴らしい曲ですが、今日は The Fable of Old Turtle という曲にスポットライトを当ててご紹介しますね。

今回は、ネイティブ・アメリカンのフルーティスト Keith Bear さんに来ていただきました。
この Mr. 熊さん、本名は O’Mashi! Ryu Ta といい、それは Northern lights (北極光、オーロラ)を意味するのだそう。

お名前からして詩的です。
彼のウェブサイトも、大地や空の色をベースにした素敵な色づかいなのです。


英語で Flutist と紹介されていますが、いつも見慣れているフルートとはだいぶ違います。
ご自分で作られた縦笛で、何だか尺八の音に似ている気がします。

大量生産する道具のない時代から先祖代々伝わってきた方法で作っていて、同じものはひとつもないそうです。
彼にとってこの楽器は、Sacred branch of the Tree of Life ・・・つまり、生命の樹の聖なる枝であるのです。


Fable of Old Turtle は、ミリオンセラーとなった子供のための絵本 Old TurtleDouglas Wood 作)にインスピレーションを得て、Linda Tutas Haugen さんという方が作った曲です。


彼女が Keith Bear さんのことを聞きつけ、ぜひ彼のソロを入れたアレンジにしたいと熱望したものの、 Keith さんは全く楽譜の読み書きができないそう・・・
そこで電話口で何度も吹いていただきながら、楽譜を書き起こすという大変な作業があったそうです。

しかも、彼の手作りの笛(それぞれ、ちゃんと名前がついているそうです)はみんな音程が微妙に違い、何10本も試してやっとぴったり合うものをみつけたのだとか。

「キー(key、調性)は何ですかと聞かれたので、う~ん、モンキーかな?と答えたよ」と、おやじギャグを飛ばしていました!
Storyteller なので、お話も上手。 楽しいおじさんです。
お孫さんが26人、ひ孫さんも1人いるそうなので、音楽もお話もたくさん聞かせてあげているのだろうな。


Keith さんの音楽の師は、なのですって!
西洋音楽のいわゆるドレミなんて、彼にとっては無意味なようです。
何調であるとか、何拍子であるかってことも。

そう言われてみると、楽譜なんてただの記号にすぎないのかもしれない・・・
7/4 や、5/4 拍子などが不規則に出てくるので、私たちとしては頭の中で数えながら演奏するのが大変でした~


Old Turtle という絵本は、昔々動物たちがまだ話をすることができた頃、とはどんな存在であるのかを議論する所から始まります。

最後に一匹の年取った亀が、神とは・・・と色々なことを語ってみんなをまとめ、こう予言します。
神から地球への愛のメッセージとして、また地球から神への祈りの存在として、外見も話す言葉も様々な人間というものが現れるだろうと。

亀の言葉通り人間が登場しますが、やがて自分たちの存在意義を忘れ、それぞれが信仰する神について言い争いを始め、ついには殺し合い、地球のことを傷つけるようになってしまうのです。

見かねた山や海、岩や風、星たちが、年取った亀から聞いた神についての話を、人間に語ります。
やっと人間は我に返り、お互いの中に、自然の美の中に、再び神を見るようになったという物語です。


作曲者の Linda さんご自身がいらして、曲に合わせてナレーションを入れてくださいました。
そして Keith さんの笛と私たちの音が溶け合い、お客様に素晴らしいメッセージを伝えることができたと思います。

今日のコンサートのことを、日本語でブログの記事にさせていただいてもいいかどうか Linda さんにお聞きしたら、ぜひぜひ!と本当にうれしそうにおっしゃってくださいました。
読めないのが残念だけど・・・とも。



休憩をはさみ、第2部で演奏した Between Two Cultures は、Star Wollowing Bull さんというアーティストの3枚の絵を元に Russel Peterson さんという方が作曲しました。

Unknown Territories
Windego vs. the Cannibal Man
Once Upon a Time

音楽と絵のコラボ、まるで「展覧会の絵」みたいだわ♪
この絵から想像できる通り、静と動、緩と急が混ざり合った、とてもユニークで印象的な曲です。

普通のクラシック音楽に使われる楽器に加え、たくさんの種類の打楽器やハープ、アルトサックスなども登場し、とても厚みのある音でした。
奏者を集めるのが、かなり大変だったのではと察します。

私自身もこの曲のタイトル Between Two Cultures の通り、アメリカと日本、2つの文化の間に生きているわけですから、想いを込めて弾きましたよ♪

めちゃ難しい曲でしたが、お客様の心も鷲づかみにしたようで、拍手が鳴りやみませんでした。



今日の2曲、CD も販売されていないし、YouTube にも載っていないしで、ヴァイオリンだけの楽譜を見てもどんな曲なのかさっぱりわからず、初めはかなり困ってしまった。。。

でも逆に、みんなで合わせてみて初めて、へえこんな曲なんだ♪と知る喜びも味わえ、リハーサルを重ねていくのが楽しみでした。

何とまあ、コンサートの前日である昨晩、作曲者のウェブサイトにこの2曲へのリンクが載っているのを発見!
もっと早く見つけていたら、家での個人練習も楽だったのになあ。

 The Fable of Old Turtle By Linda Tutas Haugen (サンプルのみ)

 Russell Peterson's Compositions and Arrangements




★今日のコンサートのプログラムです★

     The Planets, Op.32 (Gustav Holst)
       Venus
       Jupiter
       
     The Fable of Old Turtle (2001) (Linda Tutas Haugen)
       (Based on the Children's Book Old Turtle by Douglas Woods)

     Between Two Cultures (2005) (Russell Peterson)
       Ⅰ. Unknown Territories

       Ⅱ. Windego vs. the Cannibal Man
       Ⅲ. Once Upon a Time



おまけ 今年も、お雛様を飾りました♪ 明日はもう片付けなくちゃ・・・


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