2021/06/26

ルバーブで作る練り梅もどきは、期待以上の練り梅っぷり!

日本ではあまり馴染みのなかったルバーブ rhubarb 、和名は食用大黄(ショクヨウダイオウ)だそう。
この辺の家の庭では、持て余すほどにわさわさと生えていることが結構多いです。
残念ながら、葉の部分には毒があって食べられませんが。


ルバーブの茎には酸味があり、ジャムパイに使うと爽やかな独特の風味に仕上がります。
食物繊維も豊富で、栄養分にも優れた優秀な食材です。

そのルバーブで練り梅もどきができると何かで知った時、嘘でしょ?と疑いながらも好奇心がムクムク。
いつか挑戦してみようと、心に決めていました。

近所の友人が庭のルバーブを分けてくれ、チャンス到来!
赤い部分が多いほうが良さそうだけれど、緑のものも混ざっています。
まあ、ぜいたくは言えないわね。



さあ、いくわよ~っ!

・・・と意気込むほどでもなく、実際にはとてもシンプルなレシピです。

初めてなので、この中の1本だけ使うことにしました。
(大量に作って、もし不味かったらショックですもの)

一番赤い部分の多い茎を選び、洗って1cm幅ぐらいに切り、塩をふりかけて10分ほど放置。
ルバーブ100gに対して塩小さじ1位の割合で良さそう。
皮をむく必要もなく、そのままで大丈夫なのが嬉しい♪


少し水分が出てきたところで、弱火にかけます。
セロリのようにシャキシャキだったのが、すぐにくたっとした様子に・・・
もし焦げ付きそうだったら水をほんの少し足しながら、つぶすように時々混ぜます。


20分位で、すっかり練り梅に変身!
塩分は、今回はちょうど良く感じましたけれど、控えめにしておいて後でお好みで調節するほうが良いかも。

見た目も味も食感も、これは練り梅そのものです。
よほどの練り梅愛好者か梅農家の方でもない限り、騙されること間違いなし!



ランチを済ませたばかりだったけれど、好奇心には勝てず、さっそくミニサイズのおにぎりを作ってお味見です。
ゆかりと梅干しと海苔の最強トリオは、子供の頃からの大好物♪
もちろん中にも入れ、トッピングもあしらいました。あ~天国!


美味しすぎて、ハミングバードもつつきに来ましたよ(笑)

居酒屋の定番、梅きゅうもいかが?
この辺では梅干しは手に入りにくいですが、これなら惜しみなく使えそう。


夫も大好きな我が家の梅きゅうは、梅干しの他に鰹節、白炒りごま、しょうゆ、ごま油を適当に混ぜ合わせたもので、時々食卓に登場します。
まあ、ごく普通の作り方なのでしょうね。


練り梅もどきは塩が効いているとはいえ保存料なしですので、少量ずつ作った方が良さそう。
残りのルバーブは、次回のために輪切りにした状態で200gずつジップロックに入れ、冷凍保存することにしました。
練り梅もどきの完成品を小分けにして、冷凍保存もOKのようです。

お次はジャムも作ってみようかな。塩の代わりに砂糖を使えば良いだけの話ですもの。

夫の叔父さん(今年98歳!)がまだ60代だった頃、ご自宅の庭のルバーブを使ったお手製のパイを手土産に持ってきてくれたことがありました。
その位のお年の男性がデザートをご自分で作って手土産にするというシチュエーションに、やっぱりアメリカは違う!と驚いたのが懐かしいです。

ルバーブ練り梅、最初に思いついた方は天才だな。
もしルバーブが手に入りやすい環境でしたら、海外暮らしの日本人に強くおすすめです♪
明日は、近くに住む日本人仲間とランチの予定。
少しずつおすそ分けして、皆さんを驚かせるつもりです。楽しみだ~


2021/06/18

久しぶりの雨の後、庭に虹が生えていた

私の周りのアメリカ人は、このところコロナのことなんてすっかり忘れてしまった様子で、話題にも上らなくなってきました。
数ヶ月前には、ワクチン後の副反応の話で大いに盛り上がっていましたけれどね。

町でも、普通の生活がほぼ戻っています。
マスク姿では浮いてしまうようになってきたので、私も着用をやめることにしました。
普段使い用の引き出しには数枚だけを残して、残りの布マスクは別の場所に移動。
もう、病院など以外では使わずにすみますように・・・

大笑いしながらの友人たちや親戚とのランチ、ご挨拶のハグ、みんな以前と同じ!
買物に出かけても、また店員さんや他のお客さんが気楽に何だかんだと話しかけてくるようになりました。
全員がマスクをしていた時は、視線を合わせることさえあまりなかったけれどね。

知り合いの誰かがコロナに罹ったという話も、全く聞かなくなりました。
まだ油断してはいけないのでしょうが、屋外での活動も多いので、必要以上に神経質にならなくても大丈夫そうです。


それより心配なのは、天候です。
アメリカでは今、もっとひどい干ばつまたは豪雨に苦しめられている地域も多くて文句は言えませんが、こんなに雨の少ない6月は今まで経験したことがありません。

私たちは家の前の湖をいくらでも利用できてラッキーですけれど、町では庭の芝生などへの散水が制限されているそう。
茶色くなってしまった芝を、よく見かけるようになりました。
その分芝刈りの頻度が減って喜んでいる人も、中にはいますけれど・・・


今日の夕方は、かなり久しぶりに恵みの雨が!
たいして長くは続かなかったのが残念・・・

雨が上がると、寝室の窓のすぐ前の地面から、が生えているように見えました。


虹をずっとたどると、反対側の着地地点はこんな感じ。虹の橋みたいで素敵!
そう言えば、スプリンクラーを使う時にもが見えることがあるな~
こんなことで、子供みたいに大喜びしている私たち夫婦って・・・

・・・ただのアホ・・・?


夏至近い今日の日の入りは、21:19ですって。
なかなか暗くなりませんが、夜遅くなってからの満天の星に今年も北斗七星 Big Dipper が見つけられるようになりました。
そして、あちこちに舞うホタル流れ星と見間違うことも・・・

本格的な夏はまだ始まったばかりの気がしますけれど、もうすぐ日が短くなってくるのだなあ。
週末は、ちょっとした集まりがあります。今のうちに夜遊びたっぷりしておきましょ♪


2021/06/10

庭に熊が!! / アメリカで手作りカルピスもどき

夕べ、家の窓からドライブウェイを眺めていたら、何やら大きな動物がのっしのっしとこちらに向かって歩いてる・・・
思わず目をこすって見直してしまいましたが、確かに2頭のでした!
鹿やリスなどはよく見かけるけど、熊は初めてです。

庭までやって来て、しばらく様子を伺った後、周囲の雑木林の中に消えていきました。
写真を撮ろうとしましたが、何だか手が震えてボケてしまった。。。


夕食用に夫が庭でポークをグリルしたので、その香りに惹かれて来たのでしょうか。
幸い何も悪さはせずに去って行ってくれましたが、家のすぐ近くで熊を見たのは初めてでドキドキです。

夫によれば、この辺の熊はシャイだから心配することはないって。
(子熊を連れた母熊に遭遇すると、話は別ですが)
「人の気配を感じたら向こうから逃げ出すので大丈夫」って、ホンマかいな・・・?

それに、熊たちは一ヶ所に留まることはあまりなくて、あちこち移動しているそう。
一晩経てば、もう遠くに行っているはず・・・とのこと。

どうも、北海道の人食いヒグマ事件や旅行者が襲われたグリズリー事件を思い出して、ぞっとしてしまうのですけれど。。。

今日はウォーキングに出かけるのがちょっと怖かったけれど、ミネソタ育ちの夫の言うことを信じることにしましょう。
念のため、移住前に日本の親友がプレゼントしてくれた熊除けの鈴をぶら下げて行きました。


効果があったようで、おかげさまで熊の餌食にはならずに無事に帰宅♪
澄んだ鈴の音と、友の温かい思いやりに守られた気がしました。


相変わらず、30℃以上の気温が続く毎日です。ここは本当にミネソタかしら。
ウォーキングで良い汗をたくさんかいたので、マダニのチェックをしつつシャワーを浴びてから、今日は自家製カルピスもどきをぐぐいと一杯♪
最近気に入っているドリンクです。


少し前にある日突然、無性にカルピスが飲みたくなり、似たようなものを自分で作ってみました。
日本に住んでいた時は、カルピスなんて子供の飲み物(または初恋の味?)・・・という認識で、別に興味はなかったのに。

グーグル先生によれば、クエン酸を使うと良いそうなのですが、どこで買えるのか不明なのでレモン汁で試してみました。
でも、思い出の中のカルピスの味とかなり違う・・・

ふと思いついて、オーガニックアップルサイダービネガーを使ってみたところ、いいかも!となったわけです。
これには、クエン酸が含まれているはずですからね~

レシピというほどでもないですが・・・
家にいつもあるプレーンのギリシャヨーグルト120g、砂糖50g、アップルサイダービネガー大さじ3~4をよく混ぜ合わせれば、カルピスもどきの原液の出来上がり♪

この原液大さじ2杯分位をグラスに入れ、水で薄めて氷を入れています。
残りは冷蔵庫で保管すれば、数回楽しめるというわけ。

アップルサイダービネガーは、とても健康に良いそう。
夫はポーチドエッグを作る時にも、普通の酢の代わりにこれを使っています。

特に、合成保存料などが無添加で、非加熱処理無ろ過製法の BRAGG などの製品が人気です。
マザー mother と呼ばれる、酵素ミネラルたっぷりの残留物が残されているのが高ポイント。

瓶に mother と書いてあると、「なぜここでお母さん?」と思ってしまいますが、日本語で酢母(さくぼ)、または種酢(たねす)のことです。
酢作りの発酵中にできる、酵母とバクテリア細胞からできているのですって。


私は以前から毎日大さじ1杯位飲んでいましたが、そのままではかなり酸味が強くて飲みにくく、アップルジュースに混ぜたりしていました。
このようにカルピスもどきにして摂取すれば、もっと美味しい気がします。


カルピスという名前の由来も気になって調べたら、カルシウムの「カル」とサンスクリット語で「最上の味」を意味する「サルピス」を組み合わせた造語だそう。
へ~え、意外と凝った命名だったのね。

表記は Calpis ですが、そんな立派な由来に反して、日本に住む外国人に苦笑されてしまう名前のひとつであるのは、結構有名な話。
英語が母国語の人には「牛のおしっこ」つまり Cow piss に聞こえてしまう、ちょっと残念なネーミングです。
名付け親の創業者も、そこまでは考えなかったのでしょうね。

そんな理由もあってか、日本以外では Calpico という名で販売されています。
アメリカのアマゾンでも手に入るので、いつかオーダーしてみようかな。


2021/06/03

先週は霜注意報、今週は猛暑・・・

例年でしたら、今頃はもう庭いっぱいに色とりどりのを植え終わっている時期なのですが・・・
今年は変な気候で、落ち着くまで待っていたらもう6月になってしまいました。

先週は何と霜注意報が出て、早々と花や野菜を植えた人はずい分ダメにしてしまったみたい。
夜は0℃付近まで下がってとても寒く、久しぶりに暖房のお世話になりました。
ほんの数分でしたが、みぞれまで降って本当にびっくり!

ところが一転して、今週末はすごい暑さです。
今日も最高気温は31℃で、蒸し暑かった・・・
ええっ、明日と明後日は38℃!?どうやら記録的暑さとなるらしい。
38℃って体温より高いじゃない!ミネソタで、そんな気温は聞いたことがありません。


明日からは、確実にエアコンのお世話になることでしょう。
ああ、体がついていかない・・・

一昨日の夜は少し雨が降り、雨上がりにきれいなが見えました♪


の色が芸術的。一期一会の美ですね。
これが、夜の9時頃の写真というのも信じられないでしょう?
6月は日没が9時過ぎとなるので、遅くまで外で遊べます。


時々訪れる子だくさんのカナダグースファミリーは、公園デビュー(?)して他のファミリーとも仲良くなったようです。
可愛いけれど、落し物の量も半端じゃなくなってきました。後始末がひと仕事!




週末は、昨年ミネアポリスの郊外に引越した娘の家に行ってきました。
ダウンタウンへは車で15分位ですが、静かで自然がいっぱいでとても恵まれた環境です。

最初の晩は、彼氏と一緒に手料理でもてなしてくれました。
スーヴィード Sous vide で低温調理したダックが、とても柔らかくて美味しかった♪
あらあら、こっそりテーブルを覗いているワンコが(笑)


次の晩は、Kado no mise (角の店)という日本料理店でご馳走してくれました。
オーナーシェフは日本人で、娘とは顔なじみ。他のシェフたちも日本語が話せます。
13種のにぎり寿司(とてもお上品なサイズなので、無理なく食べきれます)が含まれる「おまかせコース」で、各コースに合う日本酒もそれぞれ違うグラスに・・・

美味しいのはもちろんのこと、見た目にも美しく、ここは日本かしらと錯覚するほど。



寿司はひとつずつ順に握って、カウンター越しに説明してくれます。
この余白がまた贅沢な感じですね。


私たちの住む町にも、数年前にタイ人が経営する寿司屋がオープンしたのは嬉しいけれど、やはりカリフォルニアロールみたいのが主で、全く比較にならないレベルです。
(それでも、近くで刺身が食べられるのはとても有難い♪)


猛暑日となる明日、やっとを買いに行く予定です。
もう既にクローズしてしまった店もあり、今年は完全に後れを取りました。
あまり良いのが残っていないかも・・・