2013/10/31

ハロウィーングッズとクッキー

今日は、楽しい楽しい Halloween です!
小さな子供のいない我が家にはあまり関係ないのですが、それでも何となくウキウキしてしまいます。

今年もまた、ハロウィーングッズを衝動買い・・・
かわいい黒ネコをみつけると、つい家に連れて帰りたくなっちゃう。

まずは、この子。
冷暖房設備の室温コントローラーに引っかけました。

殺風景だった周辺が、楽しい空間になりました。
夜になると、黒ネコカボチャが何となく浮き上がって見えるような気がします。


それから、この子。
スプリングがついているので、引っ張るとポヨヨ~ンと動きがユーモラス♪


キキもご対面。 ちょっと迷惑そう?


玄関の飾りは、これが定番よ。


かわいい孫でもいればいいのだけれど・・・代わりにクマちゃんにかぶせてみたハロウィーンハット



子供たちが小さかった頃から、毎年焼いているハロウィーンクッキー
夫と二人になっても、つい焼いてしまうのよね。
根っからの、お菓子大好き人間です。

この辺では、ハロウィーンTrick or Treat に子供たちがやってくることはありませんが、時々ふらっと訪れる近所の友人たちにもおすそ分け。


ビル丸ごとが子供服と子供用品の専門店だった、PAO (パオ) という夢のような店が、90年代の初め、渋谷にありました♪
ある日、その店の地下でみつけたクッキー型 (Wilton 製) です。


PAOは、西武百貨店渋谷店の別館でした。 地下には、アンナミラーズも入っていましたっけ。
いつも何かしら掘り出し物があって大好きだったこの店、あっという間に閉鎖。。。
今は、タワーレコードになっています。

時々、こんな風に懐かしい思い出に浸ってしまうのは、年のせいかしら (笑)


ハロウィーンが終わると、11月はサンクスギビング、12月はクリスマス!!
楽しいイベントが続いて、あっという間にまた新年ですね♪


おまけ パンプキンのカービング。 こうなるともう、すばらしい芸術品だわ~







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2013/10/27

アメリカで日本のホームベーカリーを購入

長年、パンを焼く時には手ごねで頑張ってきた私ですが、ついにホームベーカリーをゲットしました~♪
(「ホームベーカリー」 という語は、ジャパリッシュ。  アメリカでは、bread machine または bread maker と呼ばれています。)

買ったら?と夫が最初に言ってくれたのは、去年の私の誕生日でしたっけ・・・
アメリカのアマゾンをチェックすると、前から欲しかったパナソニックの製品を発見!


1) Panasonic SD-YD250

一度に2.5斤も焼けるらしい大型の製品。
レビューに5つの星がついているのが、1,000件以上もあります♪

でもよく見たら、あれれ?

最初のレビューは2002年。。。
そんなに古い型を、いまだに扱っているわけ!? それだけ人気商品だということなのかしら。


2) Panasonic SD-RD250

小型の1斤焼き。
日本で出回っているホームベーカリーより、機能はやや劣りますが、1) よりは新しい機種。
これにしようかなと思っているうちに・・・


3) Panasonic SD-BMS105

パナソニックの最新モデル (みつけた当時の) が加わった!
これだと、話題のごはんパンも焼けるし、餅米からお餅も作れれるし、うどんパスタを作るコースもあり!!

1) と 2) は、パナソニック製品とはいえアメリカのモデルです。
英語表記になっていますし、日米の電圧が違うことも心配しなくて良いのに対し、この Panasonic SD-BMS105 は、日本製のをそのまま輸入とのこと。
すごく良さそうなのだけれど、変圧器も買わなきゃいけないかな・・・

お値段も、最初は400ドル近くしました。
日本だと半額以下で買えますが、里帰りした時、帰りに背負ってくるのも大変よねえ。

それに、預け入れ荷物は2個目から100ドル (デルタ航空の場合) 支払わなければなりません。
スーツケースと一緒に放り投げられて、壊れたりしたら、目も当てられないし。

迷っているうちに先延ばしとなり、気付いたら1年半も経ってしまったわけです。

待つうちに次第に価格も下がってきて、送料を入れても300ドル以下になりました。
結婚30周年も迎えたことだし、ええいと思い切って購入♪ (2年分の誕生日プレゼントも含まれていたりする)

アマゾンからのお知らせでは、10月下旬から11月中旬頃に着くということでしたが、オーダーしてから3週間もかからずに、無事に到着しました。


付属のミトンは、大きくてあまり使いやすくはないです。
はるばると日本から届いた箱に、ネコのキキも興味深々! クンクン・・・日本のにおいがするかな?


着いたその日のうちに、さっそく一番基本の食パンを焼きました。
レシピがたくさん載っている取扱説明書も、もちろん日本語です♪
(アメリカ人がオーダーした場合、読めなくて困るだろうなあ。。。)

材料を量って入れれば、あとは全部自動ですから、何て簡単なのでしょう。
ご飯を炊くのと、大して変わらない手間です。

待つこと約4時間・・・たまらなく食欲を刺激する香りが漂います。


なぜだかちょっといびつですが、まあいいでしょう。
とても待てず、まだ熱々のうちにスライスして頬張ってしまいました。


大感激のおいしさでした~~!!

翌日の朝トーストしたら、さくさくと軽い食感となり、夫と二人でうなりっぱなし♪
これよ、これよ!私たちの求めていたパンは・・・どうしてアメリカでは、こういうパンを店で売らないのかしら。


今回も、粉は King Arthurbread flour を使用。
アメリカでのパン作り、これ以外のブランドの粉ですと何だかいまいちです。

イーストは、初めてサフインスタントドライイースト saf-instant の赤を使ってみました。
店で4.8ドル位だったと思います。


真空パックになっていますが、開けてみたらイースト臭さをほとんど感じない・・・
古いのかしら?と心配してしまったほど。 でも、賞味期限はまだずっと先になっています。

実は、イースト臭が少ないのが、サフの特徴なのですって。
今まで使っていたカメリアのは、袋を開けるとプ~ンとイースト臭が強かったです。
私は結構好きだけれど、それが気になって嫌だという方には、サフはおすすめですね。

難点は、1袋に454gも入っていること。 賞味期限までに使いきるのは無理そう。
フリーザーで保存すると、イーストが結露して、イースト容器から自動で落ちないことがあるそうなので、冷蔵庫で保存します。


2日後には、ブリオッシュ風のパンを焼きました♪
バターも卵もたっぷり。 バターは、初めから混ぜ込む他に、後入れもします。
小さく切って、フリーザーで冷やしておき、スタートしてから35分後に投入。


薄力粉 cake flour も少し使って、お菓子風のパンです。


ホームベーカリーを持っていなかったのに、日本でつい衝動買いしてしまった雑誌。
この中にも、ぜひ試してみたいレシピがたくさん載っています。


これからも、毎日のように大活躍してくれそうなレッドマシン or ホームベーカリー
ちなみに、まだ変圧器は買っていません。
使った方がいいよという意見と、電圧の差は許容範囲だから大丈夫という意見とあって、悩みますね。。。

 *追記 : その後変圧器を購入して、いつも使用しています。 やはり心配でしたので・・・



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2013/10/21

シルク・ドゥ・ソレイユ 太陽のサーカス

先日、私たち夫婦はめでたく 30回目の結婚記念日 を迎えました♪
本当にあっという間だったような、恐ろしく長かったような・・・?

お互いに、 「今までありがとう、そしてご苦労さまでした」 と、愛 (うふっ) と感謝の言葉を述べたカードを交換し、東京の教会で挙げた結婚式のビデオを観ました。
キャ~、みんな若かったこと!


30回目という節目でしたので、息子と娘が共同で考えてくれた、うれしいサプライズプレゼントがありました。

それは週末の一泊旅行という、自分たちでは計画しなそうなもの。  (^-^) 
ホテル、お寿司が食べられるレストランでの夕食、そして Cirque du Soleil シルク・ドゥ・ソレイユ (太陽のサーカス) という芸術的エンターテイメント集団によるショーが既に予約され、往復のガソリンのプリペイドカードが自宅に郵送されてきて、ワクワク!

場所は、法科大学院に通う娘の住むミネアポリス
コロラドでスキーとか、メキシコ辺りへの旅行も考えたけれど、まだそこまで金銭的余裕がないからごめんね~とのことでした。

十分にうれしいで~す♪
自分の親の結婚記念日には、こんなことしてあげたことないわ。。。


まずは、8月に引越をした娘のアパートメントを見せてもらいました。
ミシシッピ川のすぐ近くにあり、学校まで歩いて行ける距離です。 前の所より広々としていて、なかなか良い感じ。

その後、WASABI というフュージョン・レストランで一緒に夕食。
握り寿司、巻き寿司、刺身の盛り合わせ (味噌汁付) 、それにバナナの天ぷらのデザートでした。


久しぶりのお寿司、とてもおいしくいただきました♪
私たちの住んでいる所では、中華はあっても、日本食のレストランは皆無なのです。。。


それから娘と別れ、モールオブアメリカの近くに設置された巨大なテントの中で、シルク・ドゥ・ソレイユによるショーを観ました。
Amaluna アマルナというタイトルでした。



客席は、真ん中のステージをぐるっと囲むように作られています。
前から4列目というすばらしい席を、娘が手配してくれていました!

シルク・ドゥ・ソレイユは、世界中の都市で公演しています。 日本人のメンバーもいらっしゃるのですね。
ひとことで言えば、芸術性を高めたサーカス? 来年2014年にも、また日本を訪れるそうです。


最初から、ちょっと怪しげな Lizard man (トカゲ男?) が登場し、最前席に座っていたお客様のポップコーンを勝手に奪って食べてしまったりして、不思議な世界への扉が開かれました。

ショーの間は撮影厳禁ですので、これ以下の画像は The Province のサイトよりお借りしました。


鮮やかなコスチューム、アクロバティックな演技、心が躍るような音楽と、セクシーだったりとても楽しげだったりするダンス・・・時間が経つのを忘れてしまう!

サーカスにつきもののピエロや動物は登場しませんが、道化役のおじちゃん&おばちゃんがいて、ストーリー性もあり、決して観客を飽きさせません。




紅白歌合戦での小林幸子と美川憲一や、スーパー歌舞伎で宙を飛ぶ、ヤマトタケルのことも思い出しちゃった!


東京と本場中国で観たことのある雑技団らしき演技もありましたが、はるかに洗練された印象です。
(中国で観た時は、スピーカーの真ん前に座ってしまい、独特の賑やかな音楽に鼓膜が破れそうでした。。。)



実は今年の6月に、団員の死亡事故があったばかりだそう。
命綱もなく、目のくらむような高所からジャンプしたりするので、観ているだけでハラハラドキドキです。
文字どおり命がけの真剣勝負の演技だからこそ、強く訴えかけてくるものがあるのでしょう。

怪しげなトカゲ男は、たくさんのボールを使って、それはそれは見事なジャグリングを披露してくれました。
火のついたボールまで使うので、ここで火事になったらどうなるの~と心配してしまったほど。

シルク・ドゥ・ソレイユ、絶対におすすめ!
しばしの間、日常の細々したことはきっぱり忘れ、想像の世界に魂を遊ばせるのにもってこいです。

肉体も精神も鍛え抜かれた団員の皆さんの強靭さとしなやかさ、すばらしい集中力、人間の想像力と可能性にひたすら感動・・・ハマってしまいそうだわ。


車の運転は、往復とも夫にお任せでした。
 (交通量の多いハイウェイをびゅんびゅん飛ばすのは、土地勘のまるでない私には絶対無理!)

南に行くほど、紅葉がまだまだきれいでびっくり♪ 帰りはそれが雪景色となり、夢のような美しさ。
そう、ついに初雪です! 寒くなりました・・・

素敵なプレゼントをしてくれた子供たちと、30年も連れ添ってくれている夫に、心から感謝です。
これからもよろしくね!!



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2013/10/12

アメリカのB級グルメ ラーメンサラダ

これは義妹の得意料理、ラーメンサラダです!
インスタントラーメンの麺を茹でずにパキパキ割って使い、付属のスープの素もドレッシングとして使用する画期的なサラダよ~ん!

究極のB級グルメという感じがしませんか?
意外とさっぱりしていて、時々無性に食べたくなることがあります。


初めてごちそうになった時は、その発想の斬新さにたまげましたが、アメリカでは結構ポピュラーなようです。
義妹にレシピをリクエストしたら、 Oriental Ramen Cabbage Salad と名付けてありました。

一体誰が考えたのかしら。 アメリカ人?日本人?それとも中国人??
日本でラーメンサラダと言えば、茹でたラーメンを使ったものにしか、お目にかかったことがありませんが・・・


義妹はたいてい、蒸した鶏の胸肉を混ぜます。
今回はチキンの代わりにハムで・・・

ナッツは、軽くローストしたスライスアーモンドでも、ピーカンナッツでもくるみでもOK。
野菜は、細切りにしたキャベツと人参を加えました。
コールスロー用にすでにシュレッドされて袋詰めになっているものを使用すれば、もっと手抜きができちゃうかな?

今回は、たまたまみつけた Orange Cranberry Almondine (下の写真の左側) というのを使ってみました。
アーモンドをローストする手間が省けます。
クランベリーの甘みが少し加わるのも、なかなかグッド!


この辺のスーパーのラーメンコーナーでは、マルちゃんラーメンを一番多く見かけます。
サッポロ一番の方がお値段も少し高いですが、もうちょっとおいしい気がします。

何しろB級グルメですから、お好きなものをどうぞ。


このラーメンサラダ、作ったばかりはラーメンがパリパリ・・・これが好きという人もいます。
半日ほど置くと、少ししっとりしてきて食べやすくなります。

レシピを載せておきますね♪
一度食べると、結構やみつきになるかも?? ポットラックにはもってこいの一品です。
これで4、5人分ですので、大勢の時は倍量でどうぞ。

アメリカ版ラーメンサラダ 

材料  
  インスタントラーメン (チキンかオリエンタルがベターのようですが、ポークでもビーフでもOK)  1袋 
  キャベツ  1/4個
  人参  1本
  ハムまたは火の通ったチキン  適宜
  ナッツ (スライスアーモンドやくるみなど) ・ドライフルーツ (クランベリーやレーズンなど)  適宜
  ◆ラーメンに付属のスープの素  1袋
  ◆オリーブオイル・酢  各大さじ4
  ◆砂糖  小さじ2
  ◆顆粒コンソメスープの素  小さじ2/3 (省略可)
  ◆塩・こしょう  適宜

  
作り方
 1) ラーメンの袋からスープの素を取りだし、袋の中で麺をなるべく細かく割っておく。
 2) キャベツと人参は千切りまたは細切りにする。
 3) ハムまたはチキンも、細切りに。 ナッツはオーブントースターなどで軽くローストする。
 4) 大きなボウルに、ラーメン、2) の野菜、ハムまたはチキンを入れる。
 5) 別の小さなボウルに、◆印のついた調味料を入れて混ぜ合わせる。
 6) 5)を4)に加えてよく混ぜ合わせ、仕上げにナッツとドライフルーツを散らす。 
 

アメリカのマルちゃんラーメンは激安 (24袋で2ドルちょっとだったりする) なので、これで生きているような人たちも多いです。
何といっても手軽に作れるし、いろんな種類があって、結構おいしいと思われているみたい。

まともな (?) ラーメンに慣れている日本人にとっては、そのままだと激マズです。。。
野菜をたっぷり、それにゆで卵や焼き豚もどき、おろしにんにくやゴマ油、こしょうなどを加えると、少しはマシになります。

ああ、インスタントではない本物のラーメンが食べたいな~


おまけ 1981年の映画 On Golden Pond (黄昏) のメインテーマです。
       デイヴ・グルーシン Dave Grusin 作曲の、心に沁み入る美しいピアノ曲♪

       実の親子ピーター・フォンダジェーン・フォンダが、映画でも父と娘の役でした。
       不仲だった二人の葛藤と和解がテーマ・・・実生活と重なるものがあったようです。

       妻役のキャサリン・へプバーンの、穏やかでありながら凛とした優しさも魅力的でした。
       ピーター・フォンダはこの作品でアカデミー主演男優賞を受賞し、数ヵ月後に他界。

       美しい紅葉に彩られたこの景色、私たちの家の周りに似ています。
       白鳥もペリカンも飛んでくるんですよ。
       そう言えば、ミネソタの州の鳥 Loon を初めて見たのも、この映画の中ででした。




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2013/10/06

難しかった・・・

今日は、コンサートの本番でした。
難曲ばかりでした・・・今までで一番たくさん自宅練習したかも。。。

この前ブログに書いた 「フィンランディア」 はともかく、その他の曲がね~

シベリウスの交響曲の中では一番ポピュラーな第2番、楽譜をぱっと見た限りではそれほど大変そうには見えなかったのですが、テンポが絶え間なく変化していきます。

とにかく、耳で覚えてしまうのが一番。
YouTube で、色々な指揮者の演奏を聴き比べながらね。 便利な世の中になりました。
自宅練習も、ヘッドフォンで贅沢にも一流のプロの方々と共演しながらです。

第1楽章は、波のさざめきのような弦楽器と、牧歌的な木管楽器の音にうっとりです。
でも結構速い連続的なフレーズがあって、フーフー言ってしまう部分も。

まるで死の影が漂うような第2楽章は、他の楽器との絡み合いが難しく、よく聴いていないと入りそこないます。
途中から転調して、讃美歌のような美しさ♪ けれども、この部分にはシャープが6つもつくの!

シャープは、十字架が2つ重なった形ですね・・・ここは、キリストの昇天を表すという説があります。
 (シャープはドイツ語で Kreuz と言い、十字架と言う意味だそう。)

第3楽章は超特急並みの速さ!!
「そんなに急いでどこへ行く?」 みたいな印象です。


猛スピードで駆け抜けた後、オーボエから始まるゆったりと美しい部分がありますが、今度はフラットが6つ!
やれやれ・・・

第3楽章から第4楽章は、止まらずに続けて演奏します。
ぱあっと光が射すような輝かしいクライマックスで、ものすごい解放感、高揚感♪ 気持ち良すぎま~す!

でもその後、低弦によって同じメロディーのパターンがしつこいほどに繰り返されるのです。
(オスティナートと言います。)

シベリウスの故郷フィンランドの、長くて厳しい冬を表すかのよう。
ミネソタの冬も嫌になっちゃうくらい長いですから、私たちにとっては感情移入しやすいかも?


ところで、フィンランド語には促音が多いそう。
(ユッケとかクッパとか・・・? いや、それは韓国語だったわ。)
フィンランド語でクッカ kukkaネコキッサ kissa と言うそうです。


シベリウスは、この独特の促音をメロディーでも表現しています。
たとえば、 「フィンランディア」 のこの部分。 (消えてしまいましたが、フラットが4つつきます。)


付点音符や休符で、うまい具合にフィンランド語っぽく聞こえるようになっているので、フィンランド人にとっては親しみやすいことでしょう。


そして今回は、20世紀のスウェーデンの作曲家 Lars Erik Larson による、めちゃ難しいサキソフォンのコンチェルトも演奏しました。


第1楽章は臨時記号&不協和音の連続で、何調なのだかわからないような曲です。
おまけに途中で切れちゃったりする、すこぶる読みにくい楽譜でした。


でも弾いているうちに、こういう変な曲 (?) も、何だかかっこ良く感じるようになってきました。
初めは、無理~!と思っても、鼻歌でも歌えるようになってくるのは、練習の成果です。

Michael Hanson さんという方が、サキソフォンのソロを吹いてくださいました。
北米やカナダだけでなく、北欧諸国、ロシアやエストニアなどにも演奏に出かけているそうです。



今年は、オーケストラ創立75周年という節目の年です。
それを記念して、私たちの指揮者が初めてピアノを習った先生の息子さんという方が、特別に曲を贈呈してくださることになっていました。

でもなかなか出来上がらず、やっと楽譜をいただいたのは、コンサートの本番5日前!
コンサートの冒頭を飾る曲だというのに、ほとんどぶっつけ本番状態。
1小節ごとに3/4、5/8、7/8、2/4、4/4拍子と変化していくすごい曲でした。

皆さん文句も言わず、涼しい顔で初見で演奏してしまいます。
みんな、タダものではないな・・・

そして、こんなに難曲揃いのコンサートをまとめ上げてしまう指揮者の力は、本当に偉大です。
決して指揮者に恥をかかせてはいけない!みたいな、彼女への愛と尊敬の気持ちを、団員全員が持っているのだと思います。

やれやれ、無事に終わってよかったわ。
応援に来てくれた夫と義妹夫婦、近所の友人たちにも感謝です。

次のコンサートまで、あと1ヶ月ちょっとしかありませんが、しばらくは休憩することにします♪



♪本日のプログラム♪

     Fanfare No.1 for Orchestra (2013) (Stuart Dorsey)
      
     Finlandia (Jean Sibelius)

     Concerto for Alto Saxophone and Strings, Op. 14 (Lars-Erik Larsson)

       Ⅰ. Allegro molto moderato
       Ⅱ. Adagio
       Ⅲ. Allegro
       
     Symphony No. 2 in D major (Jean Sibelius)
       Ⅰ. Allegretto - Poco allegro - Tranquillo, ma poco ravvivando il tempo all'allegro  
           -  Poco largamente - Tempo I - Poco allegro
       Ⅱ. Tempo andante, ma rubato - Poco allegro - Molto largamente - Andante sostenuto 
          - Andante con moto ed energico - Allegro - Poco largamente - Molto largamente  
          - Andante sostenuto - Andante con moto ed energico - Andante - Pesante
       Ⅲ. Vivacissimo - Lento e soave - Tempo primo - Lento e soave - (attacca)
       Ⅳ. Finale: Allegro moderato - Moderato assai - Meno moderato e poco a poco ravvivando il 
          tempo - Tempo I - Largamente e pesante - Poco largamente - Molto largamente
        

おまけ シベリウス交響曲第2番って、こんな曲です。 バーンスタイン Bernstein の指揮で。
       牧歌的な出だしから、どんどん物語が展開していくかのようです。


       ものすごい速さの部分と緩やかな部分が交互に登場する第3楽章から、続けて第4楽章へ。




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2013/10/03

神様からの贈り物

去年より少し遅く、ミネソタはただ今紅葉真っ盛り。
すばらしい秋の色・・・神様からの贈り物という気がして、毎日感謝しながら楽しんでいます。

自然の美には、あまり説明は必要ないですね。
今日は、写真をたくさん載せることにします。


近所の、ほとんど車が通らない未舗装の道路の様子。
田舎に住んでいてよかった!と感じる瞬間です。 こんなのを独占できるなんてラッキー♪





家の周りの林も、このまま永久保存したくなる美しさ。
足元も、秋の色で染まっています。



カラフルな柏餅ができそう!?


名前もわからない小さな花。 紅葉を眺めながら、ひっそりと咲いているのね。


リスたちは、冬支度に忙しそう。 人が近づいても、あまり驚かない様子です。



紅葉の道をドライブ中、おもしろいものにぶつかりました。

道路の車線って、こうやって吹き付けているのですね。
もし私が運転していたら、こんなきれいにまっすぐにはならず、千鳥足のおっさんみたいな軌跡になるのでは・・・?



紅葉の季節はあっという間に終わり、もうすぐ長い長いが始まってしまいそう。
お隣の州では、もう初雪が降ったということです。

ずっと暖かい・・・というか暑いくらいの日々が続いていたので、つい気を許していましたが、私たちも慌てて冬の支度を始めています。

気温が氷点下になる前に、ゲストハウスの水道を止めて、水道管の中身を空にしたり、夏中使った庭のテーブルや椅子をきれいに拭いて片づけたり、ガーデンのハーブ類を収穫したり、することがいっぱい!

トマトはまだまだ残っていますし、庭の花もすこぶる元気。
朝顔だって、いまだに毎朝たくさん咲いています。

気温が下がると、あっという間にやられてしまうのだろうな~それが残念です。


おまけ 姪が大学生活を送っている、ミネソタSt. Cloud という町で、
       10月1日にオーロラが観測されました!
       日本のニュースでも、報道されたようですね。
       残念ながら、私たちの住んでいる所では見えませんでした。。。

       これも、神様からの贈り物ですね♪




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