2019/01/30

マゾヒストたちのレース? / 鹿パンチ!

予報通り、今週はあり得ない寒さが続いています。
北極上空を循環する冷たい空気である極渦(きょくうず、きょくか polar vortex)が南下して、アメリカ中西部を覆っているとのこと。

今朝起きた時の気温はマイナス40度
40度だと摂氏でも華氏でも同じなので、わかりやすくていいわ(笑)

風による体感気温は、マイナス60°Fから70°Fという地域もあったようです。
ここは北極か南極か? (実際のところ、南極のほうが気温の高い場所があるらしい・・・)
摂氏ですとマイナス51~56℃位なので、少しは暖かく聞こえるかな?


私は家から一歩も出ず、冬ごもり状態ですが・・・
こんな寒さの中だからこそ開催される過酷なレースも、世の中にはあるのですね。

「一番寒い時期に、一番寒い地域で」が、この Arrowhead 135 というレースの趣旨のようです。
月曜から今日まで、ミネソタ州北部を146名の参加者が3日かけて135マイル(約217km)走ったそう!

参加すると、こんなになってしまうみたい。 肺の中は大丈夫なのか・・・?


「アメリカの冷蔵庫」という別名がある International Falls から、その南南東に位置する Tower という町までの、スノーモービル用のコースを利用。
自転車でもスキーでも、もちろん走ってもOKで、毎年参加のベテランも多いようです。


参加者の約1/3の52名が、途中であきらめずにゴールにたどりついたそう。
すごい体力と精神力ですね!

寒ければ寒いほど、苦しく辛い思いをすればするほど、喜びも大きいらしい。
年によって暖かかったりすると、参加者はかえってがっかりしてしまうとのこと・・・
まるでマゾの団体様のような。。。

途中で、人知れず凍死してしまう人なんていないことを祈っています。
ものすごく無謀な行為に見えるけれど、きっと一生の良い思い出になるのでしょうね。



人間は屋内にいれば安全ですが、野生の動物たちが心配です。
熊じゃなくても、みんな冬眠したくなってしまうのでは?

野鳥用のエサを狙って、リス鹿たちも家のすぐ近くまでやって来ます。


ひと回り体が大きい子が、猫パンチならぬ 鹿パンチ!で小さい子たちを威嚇して、エサをひとり占めしようとしていました。


わ~、意外と凶暴だ・・・
まさか、お母さんじゃないよね?

思い切り背伸びして、何度も木の葉に食らいついている子も。
まるでサーカスみたい。 真冬は楽じゃないわね。。。


一方、温室育ちのうちのお嬢は、外の寒さなど他人ごとのようにぬくぬくと日向ぼっこ
もしもし、をしまい忘れていますよ。


週末は急に暖かくなり、雨が降るかもしれないとの予報。
一体どうなっているのかしら・・・


おまけ 先ほど外の気温をチェックしたら、今夜も マイナス40度
     ちょっと嬉しくなる私も、マゾっ気があるのかも?



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2019/01/25

いよいよミネソタの冬らしく・・・

今朝起きると、外は マイナス35℃ という寒さでした!
(一方、地球の反対側、真夏のオーストラリアでは、46.6℃を記録したそう。)
断熱材と二重窓に守られた屋内では外気を感じることはなく、温度計を見てへ~え・・・と驚くだけなのですが。

やたらと寒かったお正月後は、ミネソタにしては穏やかな気候が続いていましたけれど、いよいよ本性を表し始めたようです。

でも今年は雪が少なくて、ミネアポリス付近は茶色い景色だとのこと。
美しい青空と銀世界が広がる北部のほうが、憂鬱になる心配がないかな?

これから1週間の予想気温を見て、しばらく冬眠したほうがいいだろうかと真剣に思い始めています。
昨日まで、友人たちとのお付き合いに結構忙しくしていたのですけれど。



昨日は、オーケストラの友人二人とランチ♪
こんな厳寒日に本当に出かけるのか?と、夫に驚かれたほど・・・

ユニクロヒートテック、いつもは半袖を着ているのですが、昨日はさすがに長袖にチェンジ。
あとはセーターにマフラー、ダウンジャケットで大丈夫でした。
寒さに慣れてしまったため、気温がこんなに違っても東京ファッションとほとんど同じです。

レストランに一番に到着して待っていると、ロシア人のような帽子をかぶった友人が笑顔で登場!
「いよいよミネソタの冬らしくなってきたわね~、凍っちゃってなかった?」と、お互いに笑い合いました。
もうひとりの友人も目いっぱいの重ね着で、なぜか私が一番の軽装だったみたい。

ミネソタに移住してから出会った、とても大切な大好きな仲間です。
音楽のことはもちろん、食べ物や日本のアニメや「こんまりさん」の番組についてなど、おしゃべりがつきませんでした。


別の日に義妹&古くからの共通の友人たちとは、去年オープンした天井の高い開放的なレストランでブランチ。
ベルギーワッフルは、外側がカリカリで理想的な仕上がりでした。
でも量が多くて頭痛がするほど甘く、こんなアメリカ的食生活に慣れていはいけない!と猛反省。


日本人主婦仲間とは、これも去年の秋にオープンした寿司屋へ!
(ご主人のひとりが JWC; Japanese wives' club と命名してくれました。)
個室に案内されたので、遠慮なく日本語で騒ぎまくってしまったわ・・・


メニューにはなぜかたこ焼きもあり、熱々をハフハフ言いながらいただきました♪
中はトロ~リで、意外なおいしさ!

最近「顔ヨガ」に燃えている JWC の最年少メンバーによれば、志村けん「アイーン」ほうれい線対策に良いとか・・・
家ではなかなかできないので、通勤の車中でやっているそうです。

私もさっそく、帰りの車の中で真似しちゃいました。(知り合いとすれ違ったらヤバい)
各自せっせと練習し、次回集まる時に成果を見せ合うことになりそう(笑)

多分、手のジェスチャーは不要です


親しい夫婦4組で友人宅での持ち寄りパーティー、ギフトショップが並ぶ町に女性陣で遠征して買物など(断捨離はどうした・・・?)、お楽しみが続いています。

週末泊まりに来ていた義弟と一緒に眺めた皆既日食 Total Lunar Eclips も、寒~い夜中の素敵なイベントでした。
赤っぽく見えるので、Blood Moon とも呼ばれます。

NASA の写真をお借りしました。

大いなる宇宙の営みの前で、私たちの存在は何とちっぽけに思えるのでしょう。
人間の一生なんて瞬く間ですが、精一杯笑って、精一杯愛して、多くの方との楽しい思い出を共有していきたいですね。


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2019/01/18

アメリカでは Spark Joy の「こんまり」が大ブレイク中

私たちが日本からアメリカに引越したのは、2011年でした。
できるだけ引越し荷物を少なくしたかったけれど、何を処分し何を道連れにするか、決断が難しかったこと!

少し前に出版された、近藤麻理恵(通称こんまり)さんの『人生がときめく片づけの魔法』が、ちょうど話題になっていた頃でした。


どんどん増えてしまう服や小物の要不要の基準は、「ときめき」を感じるかどうか。
仏教的なにおいのする「断捨離」という言葉より自分に合う気がして、とても参考になりました。

アメリカの家はずっと広くて収納も十分ですので、日本からの荷物は全てきれいに収まり、お気に入りのものだけに囲まれた理想的な暮らしが始まったのですが・・・

移住8年目ともなると、「もの」がじわじわとまた増えてきてしまったな。。。
散らかってはいないけれど、もう一度持ち物全ての点検が必要だと感じるこの頃です。


『人生がときめく片づけの魔法』は日本でベストセラーになっただけでなく、その後世界各国で翻訳されて大ブームに!
英語のタイトルは "The Life-Changing Magic of Tidying Up" といいます。
著者の近藤麻理恵さん、アメリカでは2015年に『TIME』誌で「世界でもっとも影響力のある100人」のひとりに選ばれました。

その頃から私の周りでも、こんまりさんの本に影響されて一大決心をし、納得のいく片づけに成功した人が続出。
Konmari (こんまりする)」や「Kondo(近藤する)」が動詞として「片づけ」を意味するようにもなったとか・・・

決して片づけ上手ではなかった娘も、特大のゴミ袋何袋分もの衣類をさっさと処分。
赤ちゃんを迎えるために、一部屋丸々片づけて空き部屋にしちゃった親戚も・・・!

他州に住む夫の親友がしばらくこちらに遊びに来ていた最中に、奥さんは「留守中にこんまり流の片づけ祭りを一気にするので、夫をよろしくね♪」と張り切っていたっけ・・・


こんまりさんが、ご家族と共に居住地をアメリカに移したという話は聞いていましたが、今年はお正月早々話題の人となっています!

先週、アメリカの友人たちと女子会していた時のこと。
その中のひとりが、こんまりさんの番組を観た!とみんなに教えてくれました。
ええっ、私知らなかったわ。。。

Marie がとても tiny(ちっちゃい)なので、あなたが大柄な人に思えてきた」と言われ・・・
(私は、日本人としては平均的な身長ですが)
「彼女は、まるで Hello Kitty みたいにキュートだわ!」とも言っていました。

その友人も番組に影響されて、持ち物を片づけまくっている最中だそう。
「これ、誰かいらない?」とワイングラスのセットを持って来たのですが、みんな暮らしのダウンサイジングの必要性を感じているお年頃。
残念ながら、グラスの嫁入り先は見つかりませんでした。

その日、家に帰ってから調べたところ、Netflix”Tidying Up with Marie Kondo” というオリジナル番組が配信されていることを発見。
「近藤麻理恵さんと一緒にお片づけ」って訳せばいいのかしら?
(日本ではこの番組が、KonMari ~人生がときめく片づけの魔法~』と紹介されています。)

全部で8つのエピソードがあり、夫と一緒に毎日少しずつ観ているところです。
依頼主は色々な人種で、ゲイのカップルも登場!

様々な事情を抱えた依頼主が、絶望的に思えるような大量のものであふれた家を、こんまりさんの協力で見事に整えていく様子を描いた番組です。


トップは白、ボトムはスカートというのが、こんまりさんの定番スタイルのようです。
ストレートヘアがきれいに整えられ、いつも笑顔を絶やさず、好感度抜群ですね。
でも、お化粧は以前より濃くなったかな・・・?
夫はこんまりさんのことを、「まるで磁器のお人形さんみたいだ」と言っています。

依頼主の家に到着すると、こんまりさんは家の様子をひと通り確認します。
そして片づけを始める前に床に正座し、静かに目を閉じて家にご挨拶をするのです。

それを見守るご家族も心の中で共に祈りを捧げ、片づけによって人生をより良い方向に必ず変えていこうと決意しているように見えます。

「ときめく」は英語で "Spark Joy" と訳され、服などを手に取ってそれを感じるかどうか、依頼主に確かめてもらいます。
処分すると決めたものには Thank you. とお礼を言うことを、こんまりさんがアドバイス。
番組内で、ちょっと照れ臭そうにお礼を言いながら服を処分するアメリカ人の姿を見ると、何だかほほえましい気持ちになります。

「ものにも魂が宿っている」という考え方は、日本的、神道的なのでしょう。
こんまりさん同様、ものに対する「感謝を込めたご挨拶」は私も自然にやっているけれど、アメリカ人にとっては小さな驚きかも・・・


片づけ作業を協力して行うことで、夫婦や親子の間にも今までにないほどの強い連帯感が生まれるようですね。
数週間後に見違えるほどすっきりした空間を得た依頼主の表情は、例外なく輝いていました。
皆さんがこれから、素敵な人生を送ってくれますように!


アメリカでは、この番組によって「こんまり流ときめきのお片づけ」社会現象となり、リサイクルショップなどに持ち込まれる品数がとんでもなく増えているらしいです。
本もよく売れていたけれど、テレビの影響はやっぱりすごい!

”Konmari" は、グーグルのトレンドワードとして急上昇中。
SNSや口コミによって番組を観る人がますます増え、すごいことになっているようです。

こんまりさんがアメリカ人のお宅を訪問する時は、これまた感じの良い通訳の方が同伴します。
偶然、通訳者のお名前も Marie飯田まりえ)さん。
影の主役と言えるほど素晴らしいお仕事ぶりで、感心してしまいます。

こんまりさんもできるだけ自分自身でコミュニケーションを取ろうとする態度は好ましく、英語もきっとどんどん上達することでしょう。

小柄だけれど、とてもパワフル!
人様のお役に立てることが自分の喜び、ビジネスセンスも抜群で努力家。
同じ日本人であることを誇りに思える彼女のような方の存在は、アメリカ在住日本人にとって大変嬉しいことです♪


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2019/01/11

「ゐ・ゑ・ヰ・ヱ」の本来の音・・・英語みたい?

旧仮名遣いの「ゐ」「ゑ」「ヰ」「ヱ」って読めますか。
   正解は「い」「え」「イ」「エ」です。
読めたとしても、自分で手書きしたことなどない方が多いと思います。

でも「ニッカウヰスキー」などの固有名詞に、今でも細々と生き残ってはいますね。
機種によるかもしれませんが、PC でも iPad でもスマホでも、「い」と「え」を入力するとこの旧仮名がそれぞれちゃんと候補に挙がってくるので、逆に驚いてしまいます。


奈良時代には「ゐ」と「い」、「ゑ」と「え」、そして「を」と「お」にも、発音上の明確な区別があったようです。


平安時代以降は次第に混同されることが多くなり、やがて統合。
でも戦後に仮名の表記法が改正されるまで、一般の文書にも文字だけは残りました。


「ゐ・ヰ」「ゑ・ヱ」「を・ヲ」の本来の音は、「ウィ wi」「ウェ we」「ウォ wo」だったと言われています。
(あれ?「ニッカウヰスキー」は「ニッカウウィスキー」?)

なぜ昔はそのような音が存在したのか、そしてなぜ次第に消滅してしまったのか不思議です。
奈良時代の日本人に英語を話させたら、現代人より発音が上手だったかも!?

ワ行の「ウ」はどうでしょう。
文字としては残っていないけれど、やはりア行の「ウ」とは別に の音が含まれる「ウ」があったのでは!?

・・・期待してググってみましたが、残念ながらそれを証明するような記録は残っていないようです。
「ウゥ(?)」という音に出会いたかったな。

実は奈良時代の人たちにとっては、「ワ」も英語っぽい「ウァ」で、ワ行は「ウァ・ウィ(ヰ)・ウゥ・ウェ(ヱ)・ウォ(ヲ)」だったかも?
(私が勝手に想像しただけです。)


旧仮名から、英語の発音の話に飛びますが・・・
Wの音は、唇を小さく丸めて尖らせた形でスタートする必要があります。
そう、バースデーケーキのキャンドルを吹き消す時みたいに。

こんな表記は見たことないけれど、「ゥア・ゥイ・ゥウ・ゥエ・ゥオ」と文字の大きさに合わせて口の開き方も変え、初めゆっくり、段々速く wa, wi, wu, we, wo と言ってみると、英語らしい発音の練習になると思います。

タイガー・ウッズの Woods なども、日本人には難しい音です。
この出だしも、どうしても不得意な方は「ゥウ」のつもりで発音すると良いのでは?と、ふとひらめきました。
Womanwouldwolf なども同様です。)


現代仮名遣いでは「ヤ・ユ・ヨ」しか残っていないヤ行はどうでしょう。
文字としては当てはまるものがなくても、ア行の「イ・エ」とヤ行の「イ・エ」の音も、昔は区別されていたそう。

初めは 「ウィ wi」「ウェ we」という音だった「ゐ」「ゑ」が、時代と共にヤ行の yiye に変わっていったようです。
そしてついには、ア行の「イ」「エ」と同じになってしまったそう。

私たちにとって意外と手強い earyear の発音の区別も、「いにしえびと」にとっては朝飯前だったかもしれませんね。


Happy New Year! が Happy New Ear! にならないよう、ちょっと意識したほうがよさそう。
でも普通は文脈でわかってもらえるので、それほど問題になりません。


カタカナで書くと Yes は「イエス」、パン作りに必要な yeast は「イースト」ですが、Yの音って実は意外と厄介です。

Wの音の練習にワ行の「ゥア・ゥイ・ゥウ・ゥエ・ゥオ」が効果的なのと同じく、Yの音についてはヤ行の「ヤイユエヨ」を「ィア・ィイ・ィウ・ィエ・ィオ」のつもりで練習することをおすすめします。

喉の奥から(腹の底からかも)の空気の勢いが、英語の発声には必要。
日本語で話す時より、自然に声が大きくなってしまいます。
口周りの筋肉をたくさん使い、舌をもっと動かし息もいっそう使うので、体力勝負ですね(笑)


平均的日本人が例外なく不得意なLRについては、それを文字上で区別できるような新しいカタカナ表記が登場すればいいなと思っています。
THを表すカタカナも、どなたか作ってくださいな。)

ついでに「ゐ」「ゑ」「ヰ」「ヱ」の文字も、奈良時代の音と共に復活なんてことになったら、私は拍手でお迎えしたい気分になっています。

 *以前書いたこちらの記事もよろしくね♪ ⇒ LとRの発音は永遠の課題 / グーグルの呪い


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2019/01/06

2019年の抱負と心配事

やっとクリスマスツリーなどの飾りを片付け、普通の景色が戻ってきました。

新年の楽しみのひとつは、年賀状に代わるメールのやり取りです。
日本の家族と親戚や友人たちも、それぞれ生き生きと頑張っている様子・・・愛情あふれる文面を目にすると、飛んで行って会いたくなってしまうな~
嬉しいながら、ちょっとホームシックになりがちな季節です。

さて、一部の方への年賀メールにも書いたのですが・・・
今年はネガティブな言葉なんて決して口にせず、いつも微笑んでいる天使になろうか?
それともいのしし年(亥年)なので言いたいことは我慢せずに、相手によってはをむいてしまおうかと迷っています。

私の牙なんてこの程度だけど・・・


エナジーバンパイア(ネガティブオーラを発しまくり、相手の生気を奪うことで自分が元気になるタイプの人)に接しても影響されない強さは、両方を使い分けることで得られるのかな?
幸いいつも笑顔で心優しい方々がほとんどの環境で、牙のことは滅多に考えずにすむことに感謝です。


具体的な新年の誓いは・・・

昨年かなり頑張ってリスト「ラ・カンパネラ」を暗譜した勢いで、今年はムソルグスキー「展覧会の絵」全曲のピアノ演奏にチャレンジです♪♪♪

これも学生時代に一応弾いたものの、不満足な出来のまま放置していた曲。
特に「バーバ・ヤーガの小屋」から「キエフの大門」に続く最後が圧巻で、弾く度に魂の震える思いです。


錆びついてくる脳みそ刺激のために、英語ももっともっとレベルアップしたいところです。
ネイティブスピーカーの生の英語に日々接することができる環境ですもの、日常生活には困らないからまあいいか・・・なんてハードルを低くするのは勿体ない。
役立ちそうなことは、このブログでもシェアしますね!

ためておくだけでは何の役にも立たない数々のレシピ・・・そのうち作ってみようと思っていた料理もお菓子も、どんどん試す予定。
でも糖質制限など実行中だったり、グルテンがダメという方が増えてきて、差し上げるものには気を遣います。


ところで、この頃よくニュースの話題に上るのが AI(人口知能)やロボットについて。
テクノロジーの発達は喜ばしいことですが、逆に人間がどんどんダメになっていきそうで心配です。
増えた余暇でバラ色の未来ではなく、失業者ややる気のない人があふれるのでは・・・

自分の能力が退化しているなと感じる色々なこと。。。

友人の電話番号など、覚える努力なんてだいぶ前からしていません。
(自分の番号さえ、そらで言えない)
何でも便利になった反面、スマホを持って出かけるのを忘れたら、自宅以外誰にも連絡できない・・・それに、公衆電話そのものがなくなってしまいましたから。
若い頃はちゃんと暗記していたのにね。小学校からの親友の自宅番号は、今でも覚えていますよ。

漢字は読めてタイプすることはできても、手書きでは書けないものがたくさん。
英単語のスペリングもスペルチェックのお世話になりっぱなしで、紙に書こうとすると簡単なものでさえ怪しい・・・

日本に帰国した時には、電車の乗り換え情報もネット任せ。
昔は時刻表とにらめっこで、自分でベストな方法を確認していたのにね。

どこかに出かける時も、この頃はグーグルマップ様が頼り・・・
本当に便利でありがたいけれど、最近まで地図を逆さにしたりしながら(私、方向音痴なので)迷っていたのが懐かしい。


きっと、優秀な翻訳機に通訳を全て任せられる時代も近いことでしょう。
気の遠くなるような時間をかけて外国語をマスターするのが、バカらしくなってくるかも。

楽器演奏も、ロボットには敵わなくなってしまったりして!?
これは2016年の動画でまだかなり音痴ですが、今はどの位上手になっているのでしょうか。


楽器演奏などに自分でチャレンジする意欲が、人間からなくなったら悲しいことです。
ロボットバンドは既に活躍中。全員ロボットというオーケストラも、そのうち登場するかしら?
スポーツに関してもそうですね。ロボット対ロボットの試合・・・観る気がしないけどなあ。

料理も、ロボットのほうが失敗なく無駄なくやってくれるようになるかもね。
将来は包丁を使えない人間が増えてきそうです。

あらあら、ひょっとしたらブログなども、その日に撮影した写真を元に文章自動作成の時代が近いかも?


私の今年の新年の誓い、あと何十年かすると「なぜそんなことに時間をかけているの?」と不思議がられるようになるかもしれないものばかりでしょうか。
そういう時代が訪れた来た時、人間は毎日一体何にワクワクしながら暮らしているのでしょうね。。。

進化には逆行かもしれなくても、私は老体に鞭打って、あえて面倒くさいことを大切にしながら日々を送りたいと思っています。
ひとりでいても思わずニコニコしてしまう真の喜びって、お手軽な娯楽からは決して得られませんから。

もうひとつの目標は、自分のお気に入りのものだけに囲まれたすっきりした環境を整えること。
日本から移住する前にかなり断捨離したはずなのに、またじわじわと物が増えてきちゃった!

決して片付け上手ではなかった娘も、ミニマリストを目指しているそう。
今年は、小さな引き出しのひとつひとつから大きなクロゼットまで、もう一度全て見直すことにしましょう。

皆様にとっての2019年も素晴らしい年となりますよう、心よりお祈りしています。


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