日本に戻ってきて、早や2週間・・・
父の葬儀も無事に済み、その後の様々な手続きや連絡もやっと一段落です。
父が母と共に通っていた小さな教会で、心のこもった葬儀をしていただくことができ、ほっとしています。
流して欲しい曲 (ブラームスの「ドイツレクイエム」でした)、花の色 (紫、白、青、黄でした)、好きな聖句や讃美歌まで、まだ元気だった頃に指定してあったため、準備もスムーズに運びました。
それでも葬儀の前後って、遺族にとっては煩雑な用事があまりにも多いものなのですね。
しんみりと悲しみに浸ってばかりでは、何も進みません。
かえって、その方が良かったのかもしれませんけれどね。
時にはどっと疲れが出ることもある様子の母ですが、81歳にしては結構前向きで元気です。
今日は一緒に、母のパスポートの申請に出かけました。
私たちの住むミネソタに、いつか遊びに来る気満々!!
いつの間にか季節も移り、私の大好きな紫陽花 (hydrangea) がちょうど見頃です。
パスポートの申請ついでに少し足をのばし、ネットでみつけた「あじさいの里」という所を訪れることにしました。
父の入院以来、楽しい遊びの計画は全てキャンセルし、ひたすら病院通いだった母。
久しぶりの小さな旅でした。
小田急小田原線の新松田駅から、箱根登山バスに乗って7~8分。
「吉田神社入り口」というバス停からすぐの所に、「あじさいの里」はあります。
雄大な山と、田植えが終わったばかりの田んぼと、5,000株のあじさいのコントラストが、それは見事です♪
晴れた日には富士山も見えるそう・・・
今日は曇っていて全く見えなかったのが、ちょっと残念。
たくさんの種類の花菖蒲 (iris) も見頃でしたし、早くもひまわり (sunflower) まで咲いていました。
「すごい!すごい!」 を連発しながら、広い敷地内をずっと歩き回りました。
山も田んぼも、ミネソタにはないものね。。。
無料なのに全然混んでいないのは、ポイント高い・・・ゆっくり自分のペースで歩けて、本当によかったです。
白いあじさいばかりが並んでいる小道も、なかなかステキ♪
病室でずっと父を見守ってくれていた、父のお気に入りのぬいぐるみも連れて行きました。
顔も何となく、父に似ているのよね。
ありがとう・・・長いこと、お疲れさまでした!
行き帰り共に、電車もバスも絶妙のタイミングで出発してくれたのです。
まるで、私たちのことを待っていたかのように・・・
今日の旅って、もしかしたら天国の父が私たちに「お疲れさま!」の気持ちを込めて、プレゼントしてくれたのではないかしら。
勝手におめでた~い解釈をした私たち、写真の父に向かって「ありがとう!」と微笑みかけました。
2011年夏、第二の人生を夫の故郷アメリカ・ミネソタ (Minnesota) 州
北部にある小さな町の湖畔の家で始めました。
コミュニティオーケストラのお仲間に入れていただき、
アラフォーで始めたヴァイオリンを時々弾いています。
大好きなお菓子作りやイベントごとのパーティーと料理、豊かな
自然の様子など。
子供のようにワクワクした気持ちで楽しむ田舎暮らしの日々を、
ブログに綴ります♪
テーマが絞り切れず、話題があちこち飛びますが、どうぞお付き合い
ください。
Sskuraさん、こんばんは♪
返信削除あじさいの里、素敵ですね~。お父様が二人にお疲れ様を言ってくれたんですよ~。こんな場所があるとは知りませんでした♪
来週は父の日なので、実家に行ってこようかな。
たまごろうさん、
削除「父の日」の文字を見ると、やはりちょっと切なくなってしまいます。
お父様のお元気なうちに、ぜひどんどんお顔を見せてあげてくださいね。
あじさいの里も、おすすめです!
花のパワーで、母は昨日から見違えるように元気を取り戻しましたよ。
素敵なセレモニーの中、きっと安らかに旅立っていかれたのではないでしょうか…
返信削除そして、偶然とは思えない「あじさいの里」。きっとお父様の贈り物だったのでは…お父様の魂もあの白い紫陽花の遊歩道を通りぬけられたのでは…
この間、働いている市場で大好きな配色の紫陽花のブーケを目にしてカメラに収めて、Upしました。
青、白、萌黄色。こころを沈めてくれる色たちでした。
chopianaさん
削除白い紫陽花の遊歩道を通り抜けた・・・
そう言われてみると、若い頃はマラソン大会に出場するほど
走るのが大好きだった父が、
あそこを走り抜けていく姿が目に見えるようです。
山にもよく登っていたので、最高のセッティングです。
不自由だった体を抜け出して、喜んでいるかもしれません。