引越しから2週間以上が経ち、新居はだいぶ整ってきました。
毎年楽しみだった本物のクリスマスツリーは、さすがに今年はあきらめましたけれど・・・
息子が赤ちゃんの頃に通販で購入し、毎年欠かさず飾ってきた小さなツリーだけ、夫と飾り付けて楽しんでいます。
アメリカでは、日本の「引越し蕎麦」に準じるものをご近所に配る習慣はほとんどないようで、私たちもわざわざ挨拶には出かけていません。
知らない人の家をいきなりピンポンするのは、ちょっと勇気のいることです。
12年前に他の町からこちらに引越してきた義妹に、当時の様子を聞いてみました。
やはり自分たちからは挨拶に出かけることはなかったけれど、ご近所の方のひとりが、ちょっとしたお菓子などの入った「ウェルカムバスケット」を持って来てくれたそう。
その方を通じて他のご近所さんとも仲良くなり、今も心地良いお付き合いが続いているとのことでした。
ご近所さんのほうからこのように歓迎のアクションを起こしてくれるなんて、日本とは逆の発想ですね。
季節柄、庭仕事などで外で過ごすこともないので、偶然顔を合わせるという機会がありません。
車でどなたかとすれ違ったこともないし、犬を散歩させている人も見かけません。
夜になるとクリスマスライトが美しいお宅が多いですけれど、何だかとても静かな界隈です。
まあ、今日は マイナス28℃ というとんでもない寒さでしたし、皆さん家の中に引っ込んでいるのでしょう。
そのうち、ぼちぼちと顔見知りが増えるのを、楽しみに待つことにしましょう。
アメリカでの家の売買は、冷蔵庫や洗濯機などの家電込みですので、新しいものにひと通り慣れるまでにちょっと時間がかかります。
幸い、それほど複雑な機種はなくて、マニュアルを見なくても使えるものばかりでほっとしています。
どんな家電が当たるかは、運次第です。
この家はまともな家電ばかりでラッキーでしたが、壊れる寸前の古いものが当たる可能性もあるのでしょうね。
それに、前に住んでいらしたご夫婦が、家の隅から隅まで全てを完璧にきれいにしておいてくださって、本当に感謝です。
私も、以前の家を磨き上げて出たつもりでしたが、この家を見て敗北感に浸っています(汗;)
唯一困っているのが、キッチンのコンロが使い慣れたガスではなく、IHヒーターであること。
最初に使ってみた鍋は、たまたまIH対応で問題なかったのですが、実は手持ちのほとんどの鍋やフライパンが使えなくてショック・・・
取りあえず、IH対応の大小のフライパンを新しく購入して、何とか使い回しています。
その他、発熱プレートをアマゾンでオーダーし、届くのを待っているところです。
これをIHと鍋などの間に挟めば、どんな材質の鍋でも使えるようになるらしいですが、本当かな???
夫が数回だけ外で使った卓上ガスコンロ(カセットコンロ)も、持って来てもらいました。
まだ使っていないけれど、それも試す価値がありそう。
暖かくなったら、IHをガスコンロに交換することができるかどうか、調べてもらう予定です。
この家の構造を考えると、ちょっと無理そうに思えますが・・・
IHは安全面ではガスより優れているのでしょうし、何と言っても掃除が楽です。
でも、慣れていないので火力調節が難しい!焦がしてしまったり、失敗続きです。。。
まるで、料理初心者みたいだあ・・・
大がかりなハウスウォーミングパーティー(新居のお披露目で、ハウスツアーと称して家中をご案内する)は行いませんでしたが、ちょこちょこと友人たちを招待して、小規模にご披露しています。
皆さん、「何だかず~っとこの家に住んでいるみたいに、しっくり馴染んでるね」との感想です。
私たち自身もなぜかそんな気がして、すっかり落ち着いています。
今まで住んでいた湖の家のことも、時々無性に懐かしくなりますけれどね。
図らずもしばらく一緒に暮らすことになってしまった、ロバ・ヤギ・ニワトリたちは、この寒さの中でどうしているのかな。(詳しくは11月10日の記事をどうぞ)
新オーナーがもう住んでいるので、ヒーターを設置してくれているといいけれど。
家の中ではワンコ2匹&ネコ3匹を飼っているそうで、旧我が家はすっかり動物園になってしまいました(笑)
とても近くなのにほとんど行ったことがないバーに、引越し直前に行ってみました。
バーとは言え、結構まともな食事もできるので、いつも流行っている店です。
ふと壁を見たら、こんな方がいらっしゃいました!
日本で、今年2025年の漢字は「熊」だそうですね。
襲われて亡くなられた方、大けがをされた方も多く、ニュースを聞くたびにぞっとしています。
この辺にも熊はいますが、日本の熊より気弱なのか、人が襲われたという話は聞きませんが・・・
引越し前の最後のウォーキング、私が歩いたルートを smart watch で記録したら、何だかおめでたい図柄になっていた♪
敷地内の木の友だちにお別れを言いながら、約2時間かけて5.7kmの距離を歩いた日でした。
長いドレスをなびかせて、手には扇を持って、ステップを踏んでいる女性に見えませんか?
お別れのはなむけに、森の妖精がダンスを踊ってくれたのだと思っています。
この広大な土地を好きなだけ歩き回る自由、そしてそれを管理する困難さと引き換えに、シンプルな暮らしを手に入れた訳ですが、町に近くなったのは嬉しいものの、身体がなまってしまった気がしています。
もう少し落ち着いたら、町のジムにでも通おうかな。




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