2020/03/30

志村けんさんが・・・(涙)

新型コロナウイルスが、志村けんさんの命を奪ってしまったとの悲報・・・
こちら時間の昨日の夕方、ネットで見つけてとてもショックでした。

去年このブログで、志村けんさんの「アイーン」を話題にしたことがあります。
この顔つきがほうれい線対策に良い、と友人から聞いた話でした。


その時の記事(こちら)を読み直すと、友人たちと色々な店でランチしておしゃべりして笑って、何て気楽な日々だったのでしょう。
あんな楽しい時間が、またいつか戻ってくるのかな・・・


実は今日3月30日は、原宿駅で夫と初めて出会った日です!
もう39年も前のことなのですが、夫はその頃、東村山市でひとり暮らしでした。
ですから「東村山音頭」のことも知っていて、志村けんさんのファンでもあったのです。


「8時だョ!全員集合」、本当に懐かしいね・・・

ドリフターズと同じナベプロ(渡辺プロダクション)のタレントだった沢田研二さん(私は小5からのファン)もよく出演して、志村けんさんとの爆笑コントを披露してくれていました。

お二人の「付き人コント」「夫婦コント」など数多くあったのですが、「かがみ合わせ」も楽しかったな~♪


お二人とも若くて元気で(ジュリーもまだ痩せてて)、素敵な色気がありましたね。
双方がリズム感に優れていないと、できないコントだったと思います。

志村けんさんはバカ殿変なおじさんでも一世を風靡しましたが、単なるおふざけ好きのアホではなくて、天才とも言えるほど頭の良い方だったに違いありません。

周りの人間への彼の深い愛情が、芸風にも表れていました。
たくさんの子供たちだけでなく、大人のこともいつも笑わせ元気づけてくれたことを、多くの方が感謝し、急なお別れを惜しんでいます。

心優しかった彼、コロナの不安におびえる世界中の人々に、今頃は天国で「だいじょうぶだぁ!」って叫んでくれているかも。


今日は、もうひとつの訃報です。
こちらは知る人ぞ知る・・・という方ですけれど、アメリカのミュージシャン、アラン・メリルさんも、コロナの感染がわかってからあっという間に亡くなられたとのこと。

私が小学校高学年頃だったかな? 日本に住んで活躍されていた時期もありました。
そう言えば、彼も渡辺プロダクションに所属していましたっけ。

画像は goo ニュース より

69歳だったそうですが、若い頃は私好みのイケメンでした♪
ほんの数週間前にお父さんのショーに行ったばかりというお嬢さんによれば、彼はただの風邪だと軽く考えていたそう。
「コロナは自分や家族には関係ないと思わず、真剣に受け止めてどうか家から出ないでください」と注意を促しています。


昨日は日本在住の息子と話したのですが、やはりどうもコロナを甘く見過ぎている様子・・・
人が大勢集まる場所に出かけないよう、叱らずにはいられませんでした。
感染した場合、自分は軽症ですむかもしれなくても、知らずにうつしてしまったどなたかの命を奪う可能性だってあるのですから。

途中で目をこすっていたので、「顔をやたらとさわるな~!」って。
鼻もほじるなよっ!


★追記
 「【追悼】志村けんと 沢田研二」というタイトルでアップしてくださった方がいらっしゃいました。
上の「かがみ合わせ」とかぶる部分もありますが、これも載せちゃいますね~
けんけんコンビ、最高です!


2020/03/26

ミネソタでもついに自宅滞在命令 / ピアノの調律を自分でやってみた

アメリカでの新型コロナウイルス感染者数が、ついに中国を抜いて世界最多の82,404人に!
ミネソタでも、先々週の学校一斉休校、先週のレストランなどの閉店に続き、州知事からいよいよ「Stay at Home Order 自宅滞在命令」が出てしまいました。

「外出禁止令」と呼ぶよりは、少し緩く聞こえるかな?
「完全なロックダウンではないけれど、できるだけ家にいなさいよ」ということです。
今週末から4月10日までの2週間で、状況によってはその後も継続だそう。

3月6日に最初の感染者がミネソタで見つかってから、約2週間で100名を超えました。
その後の約1週間でその3倍以上の346名になってしまったのですから、本当に今ここで皆さんが一致団結しないと大変なことになってしまいます。

しかもこの数字は、州の保健省による検査を受けた人数だけで、メイヨークリニックなど他の医療機関で受けた人は含まれていないらしい。
そして検査そのものを受けていない感染者も多くいそうで、実際にはこの数十倍になるのではと言われています。

TwinCities.com より

シカゴの日本領事館からのお知らせによれば、以下のような行動はOKだそう。

・スーパーへの買い物
・レストランへのデリバリー注文やピックアップ
・薬局での薬の購入
・病院での診察
・ガソリンスタンドでの給油
・ウォーキング、犬の散歩
・他人の介護
・「必要不可欠な仕事」のための通勤

規則を破って勝手にフラフラしていたり、群れていたりすると、最長90日の禁固刑もしくは最大1000ドルの罰金の対象になる可能性があるそう!!

「良き市民として今回の命令の遵守に努め、不要不急の外出を避けましょう」ですって。
はい、もちろんしっかり守ります。

我が家の場合、元々周りには誰も住んでいないので、街中で人通りが途絶えている様子はわかりません。
きっとこの頃のニュースでよく見るように、ゴーストタウンのようになってしまうのだろうな。。。

郵便局だけは割と近くにあり、今まで通りの営業だそうでほっとしました。
しばらくは誰にも会えなそうだから、ここの窓口のおばちゃんとの会話が貴重なものになるかも・・・

今家にあるものを食べ尽くすまで、やたらと買い物にも出かけないようにしようと思っています。
親戚や友人たちといつものように会うことも、当分控えます。

私は出かけることも好きですが、家にずっといるのも全然苦痛ではなく、やりたいことはいくらでもあるので大丈夫。
陽気な夫と気立ての良いニャンコ1匹で、今までと何も変わりませんし・・・
(ただし今週末は、諸事情により義弟がまたもや転がり込んできます。)


ピアノを弾ける時間も増えそうで、その点は有難い♪
ただし、ずっと気になっていたことがあります。

ミネソタでは冬の間室内がものすごく乾燥するせいか、音がかなり狂ってきて気持ち悪い鍵盤がひとつ。
耐えられなくなったので、それを自分で調律してみることにしました。

秋にプロの調律師に来てもらったのですが、その時にも1/4音から半音近く狂っていて、弾くたびに「うっ・・・」となっていた鍵盤でした。
合わせてもらった後も、もしかしたらこれからも他の鍵盤より狂う可能性があると言われちゃった。

たった一音のためにわざわざ来てもらうわけにいかないので、そういう時に自分で直す方法はあるのか聞いたところ、ピアノの調律専用のチューニングハンマーが必要だとのこと。
安いもので大丈夫だから、ひとつ購入したら?とすすめられたのです。

こういうものです。 なるほど、先の穴が四角くなっているのね~
アマゾンで6ドル以下で買え、今日届きました!


ピアノの中音部以上には、複数の弦が張られています。
高音のほうは、これを全部きちんと合わせなくてはいけないってことよね? めちゃ難しそう!
でも音が狂っているのは低音で、幸い弦は1本だけ・・・ちょちょいと回したら割と簡単に音が合いました。


始める前に参考にしたのは、この動画です。
あくまでも応急手当ということで・・・全部の鍵盤を自分で調律なんて素人には絶対無理ですから、決して手を出してはいけません。


今日はたった1音だけでしたが、長い長いお付き合いのピアノを生まれて初めて自分で調律することができて、小さな成功体験に酔いしれています♪
世界中がこんなに大変な時なのに、アホだな。


東京オリンピックの延期が決まったら、まるで待っていたかのように、東京などでもコロナの感染者数がまた増えつつあって心配ですね。

アメリカの今の緊迫した状況と比べると、social distancing もへったくれもない日本の満員電車や、お花見で浮かれている人もいる様子にハラハラしてしまいます。

欧米のように戒厳令レベルの措置が取られなくても、国民の高い意識と優れた生活習慣、バランスの良い食生活などによって、コロナに打ち勝つ日本を見られるのではと密かに期待していたのですが、そんな悠長なことはもう言っていられない段階かもしれません。

志村けんさん、チャールズ皇太子・・・まさか!?と思う方々の感染が明らかになってきました。
きっとこれからも、世界中の有名人の感染に次々と驚かされるのでしょう。
皆様、どうかお元気でいてください。

2020/03/23

病院はガラガラでした

日本の友人からのプレゼント、3Dの桜のカードで、ささやかなお花見を楽しんでいます♪
最後に日本で桜を見たのは、8年も前だったな~ ずい分月日が経ってしまったこと。



夕方、夫が「東京オリンピックは延期に決定だそうだ!」と騒いでいました。
でも、日本のネットニュースをチェックしても、そんな発表はまだどこにも見当たりません。

アメリカのメディアのリーク? それとも、夫の勘違い?
どちらにしても、世界の今の状況を考えたら残念ながらとても無理で、近いうちに正式に決まることでしょう。

(追記:アメリカ時間で翌朝24日に「安倍首相とIOC会長、新型コロナで東京五輪1年程度延期で一致」がトップ記事になっていました。) 

私たちのオーケストラのコンサートは、3月に続き5月もキャンセルとのお知らせ。
それぞれ7回のリハーサルが予定されていたのが、全部なくなって暇になっちゃった。。。
オリンピックに比べたらキャンセルの影響は微々たるものですけれど、やはり寂しいです。



ずい分前に予約していたので、今日はマンモグラフィ子宮がん検診のために病院に出かけました。

この時期に病気でないのに病院に行くのは、もしかして危険なのかもしれません。
キャンセルしようか迷いましたが、もし延期しても1ヶ月後、2ヶ月後に状況がもっと良くなる保障はどこにもなく、かえって悪くなっている可能性のほうが高いかも。

・・・というわけで、勇気を出して行ってみたら、病院は本当にガラガラでした!

入り口ではハンドサニタイザーの横に職員が立っていて、この2週間以内に外国渡航歴はないか、熱・咳・息切れの症状はないかなどを、入ってくる人全員に聞いていました。
仕事とは言え、ずっと同じ質問をくり返すのはうんざりしてしまうだろうな。

マンモグラフィは予定の15分前に行ったら前には誰もいなくて、すぐに検査してもらえました。
聞いてみたところ、やはり最近キャンセルする人がとても多いとのこと。

次に、別の階で子宮がんの検査。
マンモグラフィがさっさと終わってしまって、アポイントメントの時間までずい分間があったので、少し早めてもらえるか尋ねてみました。
あっさりと、「はい、今すぐどうぞ」ですって。

子宮がん検診でいつもお世話になる感じの良い女医さんも、今日は暇そうで、世間話をたくさんしました。
やはりこの頃キャンセルする人が多く、今日は3人だけしか予約がないとのこと・・・

でも、これは「嵐の前の静けさ」なのかもしれません。
あっという間にミネソタ新型コロナウイルス感染者は235名となり、いよいよ隣りのカウンティ(郡)まで迫ってきましたから。

大勢で集まってバーベキューしたりする夏は、2度と来ないのではないかしら?と、何だか悲観的なドクター。
答は誰にもわかりませんが、そんな日がちゃんと来るように、みんなで努力を続けなきゃ!

息子が日本に住んでいることも覚えていてくれて、びっくり。
アメリカ人と違って、日本人は言われたことをよく守り清潔好きな国民だから、コロナウイルスが爆発的に広がっていないのでしょうね、と言っていました。

ドクターは以前、欧米とアジアの挨拶の仕方の違いを「温かい」「よそよそしい」かで比べていたけれど、今は "dangerous"  か "safe" かで比べ、認識を新たにしたそう。

お辞儀の習慣はいいわね!と同意していたのに、検診が終わって部屋を出る時には、やはりドクターのほうから手を差し出してきた・・・
そのまま握手してしまったけど、これが危ないって話をさっきしていたばかりなのにね(笑)


検診が終わってから、ちょこっと買い物へ。
先週ウォルマートに行った友人に、「かなりの棚が空っぽで、買い物客の顔が殺気立っていた」と聞いていたので、今日は避けることに。

代わりに、日本で言うと成城石井みたいな高級スーパー(?)へ。
お値段もそれなりに高いのですが・・・
ここにはまだ、野菜と果物、肉と魚、乳製品、卵、冷凍食品、パンやパスタ・シリアル、水も豊富にあってほっとします。

でも除菌グッズとトイレットペーパーは相変わらず皆無、ラーメンと米もすっかり消えていました。
アメリカ人がそんなにお米を食べているとは、今まで知らなかったわ。
缶詰は「1人5個まで」と制限されているせいか、まだたくさん残っていました。

今までは、客が自分で好きなものを好きなだけ取る形式だったサラダバードーナッツは、既にパックされた状態で売られています。

そして、チェックアウトの列でも、前後の人との social distancing が絵付きで表示されていました。(この前行った時には、そんな表示はありませんでした。)
6フィート(約183cm)ずつ離れてくださいとのことです。

画像は County News Center より

色々なことが、少しずつ変わってきているようです。
「社会的距離(を保つ)」という意味で使われる social distancing という語、アメリカでは耳にタコができるほど毎日聞かされています。


スーパーにはあまりおいしそうなベーコンがなかったため肉屋に行ったら、「ここがヘンだよアメリカ人」みたいな、目を疑う光景が!!

割と無愛想で頑固そうなじいちゃんが経営するこの店は、ショーケースに並ぶ肉を客が指さして、店員さんに取ってもらう形式の店です。
ベーコン1ポンドを頼んだところ、手袋もせず素手でそのままワサッとつかんで、ポイッと量って包んでくれちゃった!

みんなが、衛生についてこんなにも神経質になっているこの時期に、それはないだろう・・・滅多に行かない店だけど、今までももそうだったかしら。

ベーコンなんて、どうせ生で食べるわけじゃないからいいよね~ってこと?
寿司職人が素手で握ることに対しては、何も抵抗を感じないのも不思議だけど・・・)
文句を言う気力もなくてそのまま店を出ましたが、もう2度と行くものかと固く心に誓いました。

言っちゃ悪いけど、こういう小さな無神経さの積み重ねが、アメリカのあちこちでウイルスをばらまいているのかも。(そして、お客もなくしている)
家の中でも土足でいることを何とも思わない人が多く、根本的に何かが違うような気がします。
私たちの影響かどうかわかりませんが、親戚や親しい友人たちは、ほとんど全員家では靴を脱いでいますけれどね。

もうひとつ、日本ではあり得ない発想で驚いたのは・・・アメリカでは、コロナの広がりと共に銃弾を購入する人が増えているらしいこと。
急速に状況が悪化する一方のアメリカで、これから増えそうな犯罪も、コロナと同じ位に怖いです。。。


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2020/03/20

鹿たちと助け合い精神

3月に予定していたことは、コロナ騒ぎのせいでほとんどキャンセルとなり、思いがけずとても暇になりました。

どんどん悪化するばかりの状況で、ニュースを見るのも辛いですね。
レストランは全部閉まっているし、家を訪問し合うことも遠慮したほうがいいのかなという雰囲気になりつつあり、出かけることも誰かに会うことも怖がっている人が結構います。

ミネソタでも、感染者はあれよあれよと言う間に89名に・・・
そのうち、カリフォルニアなどのように外出禁止令が出るのかしら。。。

もししばらく誰にも会えなくなったとしても、鹿たちなら小鳥用のエサを狙って毎日たくさん来ますから、コロナ鬱にはならなくてすむかな?


ごちそうさま~! トコトコと周囲の林のどこかに帰っていきます。


チップは置いていかないけれど、私は彼らにも助けられているのです。

家の周りの林には、いつも歩く広めのトレイルの他に、まだ深い雪の中を鹿の足跡が延々と続く場所があちこちにあります。
けもの道の途中には鹿の寝床がいくつもあり、コロコロした糞もたくさん落ちている!

ずっとたどって行くと、見たことのない素晴らしい景色に出会えたり、あら~こんな場所に出るの!?という驚きもあり、本当に楽しい♪
時々道に迷うものの、方位磁石グーグルマップで何とかなります。

鹿さん、ありがとう・・・

その一方、私が歩くことで、けもの道はもっとしっかり踏み固められて広がります。
途中の邪魔な枝も払いながら歩いているので、鹿にとっても歩きやすくなっているはず。
鹿と私の美しい共同作業だと信じています。(実は、迷惑がられているかもしれないけど)

雪が解けると、どこをどう歩いたのかわからなくなってしまうでしょうから、木に目印のテープ flagging tape を巻いていきます。


写真のオレンジの他に、ピンク、黄色、グリーンなどのテープがあり、道によって使い分けています。
林の中が、段々カラフルになっていくみたい。

途中で、何かの動物の巣を発見!


そっと奥を覗いたら、ヤマアラシ porcupine でした。邪魔してごめんよ。


世界中の人々が新型コロナウイルスの感染におびえている今、何も心配することなく胸いっぱいにきれいな空気を吸えるとは、最高の贅沢かも。

コヨーテか何かの足跡もあって、ドキッとすることもあるけれど・・・
夫によれば、向こうからさっさと先に逃げて行くから大丈夫なのだそうですが、本当かな??



顔見知りの木にご挨拶し(笑)、しっかりハグして(今はやたらと人をハグできない)、早くこの状況が収まりますようにと、毎回祈ります。

夕べは満点の美しい星空、そして今日は雲ひとつない晴天!
運動不足にならないよう、またウォーキングに出かけようっと♪


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2020/03/16

こんな時でもユーモアを忘れないアメリカ人

新型コロナウイルスの話題が続いて恐縮ですが、またアメリカでのコロナ状況のご報告です。
前半は愚痴をつらつら(笑)、後半はやや前向きですので、お好きなほうからどうぞ♪


この1週間ほどで、ミネソタでの COVID-19 の感染者はあっという間に30名以上に増えてしまいました。
初めは他国への旅行歴がある人ばかりだったのが、既に市中感染 community transmission も始まっている様子。

トム・ハンクス夫妻が感染したというニュースも、アメリカではかなりのショックでした。
皆さんが楽しみにしているプロスポーツの試合も、続々とキャンセル情報が・・・

週末に娘はユタ州にスノボをしに行ったのに、日曜はスキー場がクローズされてしまったそう!
それに勤務先からのお達しで、これから2週間は全員が自宅で仕事することに決まったそうです。

学校も休みになり、仕事に関してはあちこちで在宅テレワークが奨励されています。
家族が一緒にいられて良いのかもしれませんが、両親ともどうしても外で働かなければいけない場合は、子供の預け先に頭を悩ませてしまうことでしょう。

家が貧しくて、学校給食が唯一のまともな食事だという状況のお子さんたちもいます。
そんな子供たちを救うために、儲けは度外視で1食2ドルという低料金で食事のサービスを始めるレストランが近くにあるそう!
そういうニュースを聞くと、心が温かくなります。

我が家の子供たちを育てていた時期には、これほどまでに世の中がひっくり返るような状況は経験したことがなく、今の若いお父さん&お母さんたちに同情してしまいます。


スーパーなどではハンドサニタイザーなどに続き、予想通りトイレットペーパーがすっかり消えた!
なぜなのでしょう、まるで日本人の真似をしているかのようです。

家にはまだ十分あるので大丈夫そうですが、「いざとなったら、これがあるさ!」と夫がみつけたジョーク画像です。


万が一コロナウイルスに感染してしまい、Self-quarantine(自宅隔離 / 待機)の必要に迫られた時のために、皆さん食料品などもせっせと買い込んでいる様子。

もしそういう状況になったら、人と接するのを避けなければならないので、日用品・食料品・医薬品などを最低2週間分は確保しておくことが奨励されています。
感染はしなくても、このままでは生産と流通が崩壊してしまう恐れもあるかも。

アマゾンでコシヒカリをオーダーしようとしたら、いつも買っている「望」などは既に売り切れ。
残っているお米は、便乗値上げなのかやたらと高いです。
仕方がない、今使っている分がなくなったら、しばらく我慢しようかな。

3月末に、所属するオーケストラのコンサートが予定されているのですが、今週のリハーサルはキャンセルですって。
資金集めのためのイベントも、延期になってしまいました。
このままでは多分本番も無理なのでしょう。せっかく練習したのにな~

予定していた友人たちとのランチも、残念ですが延期することにしました。
州によっては、レストランバーなどもしばらく閉店と命じられた所もあるようです。
とにかく、閉ざされた空間に人が大勢集まる場所を作らないことが大切なのでしょうが、これが続けば永遠に閉店に追い込まれそうです。

株価の大暴落には、涙、涙・・・まあ、売らなきゃ損にはならないと自分たちを慰める日々です。
世界中が経済的に打ちのめされ、一体これからどうなってしまうのでしょうね。



皆さん、寄ると触るとコロナの話。。。
それでも、アメリカ人特有の明るさも感じます。

ご挨拶のハグやキス・握手は当分控えたほうがよいので、代わりにお互いに片方の肘を曲げて肘と肘をコツンと軽くぶつける人も・・・
Elbow bump greeting と呼ばれるこのご挨拶、その形態から Chicken wing greeting という別名もあるとかないとか?

民主党大統領候補バイデン氏サンダース氏も、ディベートでのご挨拶はこれでした。

画像は The Star Online より

慣れていないので、何だか照れくさくて思わずお互いに笑っちゃう。
日本式のお辞儀も、この機会に流行らせようかな! 一番安全な気がする・・・

友人を招いたら、お土産がトイレットペーパー1ロールだったというのもウケました。
外出を控える人が多くなったので、コロナベビーブームが起こるかも?というジョークまで飛び出しちゃった!

除菌グッズが売り切れなら、代わりに強めのお酒を使えばすむことだ・・・なんて友人は言っていました。
う~ん、信じてしまいそうだな。

冷蔵庫と一緒になっているフリーザーとは別に、かなり大きなフリーザーを地下室などに置いている家も多く、その中はカオス状態だったりします。
スーパーから肉が消えても、家にあるものをとことん片付ける良い機会ととらえれば、工夫する楽しみもあるのでは?
そうそう、肥満大国なのだから、この際食べるのを少しは我慢しましょうよ。

アメリカ人の衛生に対する姿勢も、コロナ騒ぎのおかげでかなり変わったと感じます。
ハンバーガーやホットドッグ、ポテトチップスなど手づかみで食べるものが多い国なのに、手なんか洗わなくたって平気だった人たちが、今ではちゃんと20秒の手洗いを実践してからお食事です。
親も子供たちに、以前よりきちんと注意するようになりました。

コロナ騒ぎが始まる前にも、私はいつも外食時には携帯用ハンドサニタイザーを使っていました。
日本のようにレストランでおしぼりが出てくるわけではないので、パンを手でちぎって食べることにだって抵抗を感じるじゃない?
行き過ぎの clean freak(潔癖症)と思われていないかな?と、実は少し心配だったのですが、今ではそうする人が増えて堂々と使えます♪

皆さんの話し方も、少し変わったかしら?
日本語に比べて英語には言葉に勢いがあり、特に大声で話す人は派手に唾も飛ばしまくっている感じなのですが・・・
飛沫感染を防ぐため、以前よりはお上品に話すことを心がけている人もいるかも。

しばらくの間(一体いつまでなのか?)、楽しいことを色々我慢しなくてはいけないし、不安を感じることも多いです。
けれども、一致協力してこれ以上感染が広がるのを防ぎ、一緒に困難を乗り越えようね!という態度で、皆さん頑張っていますよ。


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2020/03/09

今年も少し遅れてひな祭り / ミネソタにもコロナが!

恒例の親戚ガールズを招いてのひな祭り、今年は7日の土曜日に行いました。
都合により来られなかった子がひとりいたので、パパと共に今週水曜日にお雛様を見に来るとのこと。

毎年お雛様を片付けるのが大幅に遅れるから、娘はいまだに独り身の自由を楽しんでいるのかな?
まあいいや・・・

1年の眠りから目覚めたお雛様、世界中が新型コロナウイルス騒ぎで、さぞ驚いたことでしょう。


今年も、楽しみながら少しずつ色々と用意しました。
マイクロ型抜きを使っての人参の飾りに、ガールズもレディーズも大喜び♪


もう少し可愛らしくセッティングしたいものだと、毎年反省するのでしたっけ・・・
甥と彼の長女が来られなかった代わりに義妹たちが来ることになって、合計はやはり10名。
次女組もおしゃべりがすっかり上手になって、賑やかです。


マグロの刺身やチキン料理などで、軽めにしました。
手作りお箸は、この中で唯一の男性の作品です。お箸の作り方についてのブログ記事はこちら


キキは、毎年ガールズに大人気♪
決して逃げ出したりせず、ゴロゴロ言いながらされるがままです。


ひな祭りは、皆さんにとても喜んでいただいて終了したのですが・・・
あまり先の長くない(笑)私たちシニア組はともかく、この可愛らしい子供たちとその親世代の未来が心配になってくる今日この頃です。

新型コロナウイルスは、アメリカでも感染者が急激に増加中!
ミネソタでも、既に2名が確認されたそう。

この1週間で、ハンドサニタイザーハンドワイプなどの除菌グッズは、スーパーやドラッグストアからすっかり姿を消してしまいました。

日本と同じように、トイレットペーパーティッシュの買いだめも始まっている様子。
自宅からしばらく出られなくなるケースを想定して、食料品も多めに買う人が増えているようです。

今の騒ぎが何とか数ヶ月以内に収束したとしても、その後また、未知の病原菌などが次々と人類に襲いかかってきそうで怖いです。
皮肉なことに、中国の上空はかつてないほどきれいになっているとか・・・

コロナウイルス騒ぎは、今まで勝手放題に環境を破壊してきた人間への、地球からの警告なのかもしれません。
世界の国々が一致団結してこれに立ち向かって乗り越えるのか、経済が停滞して物資などが不足し、それを奪い合って醜い争いが起こるのか・・・

今夜の満月にも、「お手並み拝見」とじ~っと見られているような気がします。
(次の満月の頃には雪もあまり残っていないでしょうから、信じられないほど明るい月夜の雪道を、先ほど歩いてきました!)

今の日本のように、子供たちが学校教育を受ける機会を失うことや、様々なイベントがキャンセル続きになってしまうことは、人間の生きる活力を奪う原因となってしまうでしょう。
何ともやりきれない気分です。

けれども日本在住の息子夫婦と昨日の朝話したら、彼らはすこぶる元気&前向きで、笑っちゃうほど楽天的。
私たちも何だか救われました。 そうそう、こういう時こそ笑顔でいなくてはね!


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2020/03/01

アメリカにもじわじわと迫るコロナウイルス

この前の記事 コロナウイルス騒ぎへのアメリカ人の反応 の続きです。

アメリカでもとうとう国内で初の新型コロナウイルスによる死者が確認され、いよいよ緊迫感に包まれてきた様子です。
今朝のニュースでは、入念な手洗い、うがい、顔をやたらと触らないこと、咳エチケットについてなど、日本ではとっくに常識とされていることをしっかりレクチャーしていました。


先週は年に一度の健康診断のため、病院に出かける機会がありました。
私が行った時はそんなこと質問されなかったのに、数日後に行った夫は受付で「ここ数ヶ月に中国への渡航履歴があるか」聞かれたそう。

病院の入り口には除菌用アルコールと共にマスクの箱が置いてあるものの、見た限りマスクをしている人は誰ひとりいません。
子供用は、可愛らしいディズニー柄なのにな~

アメリカ人にとってマスク「重病人が他人に病気をうつさないように使うもの」という認識です。
そんなものしてたら周りの人が逃げて行く!と思っているのかも。
口元が隠れていて表情がわからない人を、不気味だと感じるのかもしれません。

ですから、普通の風邪ぐらいで使っている人は見たことがないです。
また、感染予防のために健常者が使うという意識も全くないようです。


・・・今まではね・・・
これからはそんなこと言っていられなくなり、マスクの需要がぐ~んと増えそう。

でもこの辺では、スーパーでもドラッグストアでもマスクなんて全然売っていません。
病院でも入り口に少し置いてあるというだけで、薬局で聞いても売り物としては扱っていないとのこと。

今でこそ、アジア圏で皆さんがマスクをしている映像を、アメリカ人もニュースなどで見慣れてきましたが・・・
コロナウイルス騒ぎの前は、ただ mask と言ったら仮面のことかと思われたり、 face mask と言っても防寒用の顔を覆うカバーかと思われたり。

ネットで検索する時は、disposable surgical face mask でしたら、日本でよく見かけるタイプの使い捨てマスクが出てきます。

アマゾンでもたくさんヒット。でも、レビューを読むとあまり良いことが書いてありません。
ほとんど Made in China みたいだし・・・

このマスクも中国製

そうだ、3M はどう? なにしろ安心の国産ですもの。

ちょっと違うような・・・防塵用っぽい。しかも、既に在庫切れになっているようです。
アメリカ人の間でも、買い占めが始まっているのかな。

これだったら在庫があるけど?



幸い家には、一時帰国した時に日本で買ってきたマスクが少しあるので、いよいよの場合にはそれを大事に使おうと思っています。


検診で病院に行った時につくづく感じたのですが、アメリカ独特の文化はウイルスをどんどんまき散らしてしまいそうだな。

血液検査のために待合室で待っていたほんの数分間に、知り合い二人に続けてばったり会い、そのたびに握手
そのうちのひとりはお父様と一緒で、紹介されてまた彼と握手

検診を受ける時にも、まずはドクターがにこやかに手を差し出してきて、またまた握手
(お互いに素手です)

もっと親しい親戚や友人とは、当然のように会う時も別れる時もハグします。
頬にチュっとキスしてくる人だっています。



これは、欧米ならではの素敵な習慣だと思います。
でも、これからコロナウイルスがもっと広まってきたら、それも控えなければいけなくなるかも?

アメリカには国民皆保険制度がないのも、こういう状況になると怖すぎます。
症状が出ても病院に行かず(行けず)、ウイルスをばらまいている人も存在するのでは?


毎日ニュースをチェックするのがドキドキの、今日この頃です。
日本では、「大相撲春場所は無観客で開催」との報道にびっくり!
ディズニーランドも休園だって・・・
仕方ないのでしょうが、寂しいことですね。

東日本大震災の直後も、それまでに経験したことのないものすごい閉塞感が漂っていましたが、あの時はまだ人々が手に手を取って、共にこの大きな試練を乗り越えましょうというムードでした。

今回は、手なんか取り合っていたらうつされるかも・・・という状況なのが悲しいですね。


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