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2025/08/14

フィンランドの作曲家、パルムグレンの曲に挑戦中

久しぶりに、ピアノの話題です。
 「北欧のショパン」と呼ばれるノルウェーの作曲家、グリーグ (1843-1907) の「叙情小曲集」を、約1年半かけて楽しみながら全曲弾き終えました♪

次は何に挑戦しようかな~と選んだのは・・・
やはり北欧(フィンランド)の作曲家、パルムグレン Selim Palmgren (1878-1951) の「ピアノ名曲集」です。


娘のピアノの先生が、ピアニストの館野泉さんの大ファンだったので、先生おすすめのCDを買ったことがあります。
それに入っていた、本当に雪の降る情景が目に見えるような「粉雪」という曲に惹かれたのが、パルムグレンとの最初の出会いでした。
それまで全く聞いたことのなかった作曲家です。

さっそく楽譜を買って練習。(娘ではなく、私が・・・)
この曲だけは弾けるようになったものの、残りは今までそのまま放ってありました。

でも最近、グリーグシベリウス (1865-1957) など北欧の作曲家の音楽が結構好みだということに気付き、パルムグレンの他の曲にも挑戦してみることに・・・

館野泉さんが編集したこの名曲集、最初に「三つの夜想的情景」という三部作が載っています。

第1曲の「星はまたたく」「星は瞬く」というタイトルになっていることもあり)にチャレンジしたのは、ちょうど父の命日でした。
キラキラと透明な高音が並ぶ愛らしい曲は、心に染み入る清らかなメロディーで、天上の父からの贈り物のように感じました。

フラットが5つの変ニ長調、ピアノで弾くのに一番好きな調です。
ショパン「雨だれ」「子犬のワルツ」リスト「慰め(コンソレーション)」「ため息」ドビュッシー「月の光」もこの調♪
「月」つながりで、ベートーヴェン「月光」の第2楽章も変ニ長調なのです。
なぜだかこの調には、心が洗われるような澄み切った美しさを感じるのが不思議・・・

「星はまたたく」という曲は、たったの2ページでテンポもゆっくり。
すぐに弾けて、すっかり良い気分になっていたのですが、第2曲目に苦難が待ち受けていました!
「夜の歌」という曲で、何だかおどろおどろしい雰囲気で始まります。
最初はまあまあでしたが、第1ページの最後の段の譜読みの難しさったら。。。
(そう言えば一番最初に出会った「粉雪」も、真中部分の譜読みに手こずったっけ)

右手は4つの音を同時に押さえる和音が続くのですが、個別にフラットがついたりナチュラルがついたりで、なんじゃこれ?の世界です。
これは、何度も弾いて体で覚えなくてはいけなそう。

別にレッスン受けているわけじゃないし、この曲は飛ばしてしまおうかな~と怠け心も芽生えたのですが、YouTubeで音源を確かめたら、独特の世界観がとても魅力的で捨て難い!
気を取り直して練習を続け、だいぶまともに弾けるようになってきました。

「夜の歌」は気長に攻めていくことにし、並行して第3曲の「曙」へ。
これがまた、神秘的な魅力にあふれる曲♪
後半のハープのようなアルペジオ、何だかモダンな音使いで素敵です。
3曲続けて完璧に弾けるようになるまで、頑張りますよ~

その次の「5月の夜」、そしてそれに続く「とんぼ」まで挑戦しました。
まあ、どれも名曲揃いだこと!!

私の住むミネソタにはスカンジナヴィア系の人が多く住み、気候も似ているとのこと。
私が北欧の音楽に心惹かれるのは、ここで慣れ親しみ愛するようになった美しい自然の情景が、曲の中にちらちらと見えるからなのかな。


それでは、館野泉さんの演奏で「三つの夜想的情景」をどうぞ♪



恐ろしく季節外れですが、どうせなので「粉雪」もぜひ聴いてみてくださいね。
しんしんと降り続ける粉雪が目に浮かび、少しは涼しくなるかもよ。

2025/03/14

ウエストサイドストーリーの「マンボ」が「ひょっこりひょうたん島」!

ミネソタは今、とても変な陽気です。
今日は気温が18℃まで上がり、記録的な暖かさでした。

ところが今夜からになるそうで、明日は何と「冬の嵐警報」が出ています。
またはみぞれが降り続き、3インチから6インチ(約15cm)積もるとの予報。
最大風速は時速で表すと45マイル(約72km)だそうで、風もかなり強そう・・・

道路はとても滑りやすく、木が倒れる可能性もあるとのこと。
なるべく外出は控え、どうしてもの場合は非常事態に備えて余分な食糧、水、そして懐中電灯を忘れずにですって。

絶対、家にいますとも!!


話は変わって、今月30日にまたコンサートがあり、来週からリハーサルが始まるので自宅練習中です。(明日でなくて良かった・・・)

今回は、ドボルザーク「新世界より」もプログラムに入っていて楽しみです。
オープニングは、バーンスタイン作曲の「ウエストサイドストーリー」より「マンボ」という曲。
この曲、今までにも耳にしたことはあったと思いますが、「トゥナイト」「マリア」「アメリカ」などのほうがずっと馴染みがありました。

「マンボ」を改めて聴いてみたら、あれれ?めちゃくちゃ懐かしい出だしだ!
メロディーが入ってからの2小節、子供の頃に放送されていたNHKの人形劇、「ひょっこりひょうたん島」とほとんど同じではないですか。

画像は「ひょっこりひょうたん島」ファンクラブサイトより





「マンボ」のほうが早く作曲されていたので、「ひょうたん島」のテーマソングはこの曲から何らかのインスピレーションを得たのでしょうか。
そっくりなのは出だしの数秒だけで後は全然違いますから、ただの偶然かな。

他にはそんなに娯楽のない時代で、私は「ひょっこりひょうたん島」を観るのが毎日とても楽しみでした。
実に個性豊かなキャラクターが揃っていて、次に何が飛び出すかわからない独特の世界観・・・
登場人物は実はみんな亡くなっていて、あれは「死後の世界」の物語なのだという説が浮上したこともありましたっけ。

声優さんたちは既に他界された方がほとんどですが、サンデー先生役の楠トシエさんは、現在97歳でご存命だそう!
博士役の中山千夏さんは、まだ70代。
歌手、タレント、参議院議員としても多彩なご活躍でしたけれど、今でも著作活動を続けていらっしゃるようです。

オリジナルから数十年後、BSで「ひょっこりひょうたん島」のリメイク版が放送され、私の子供たちもこの番組を楽しむことができました。
もちろん、私も一緒にワクワクしながら観ましたよ。本当に懐かしかったな♪
子供の頃は白黒テレビでしたので、この時初めてカラーの「ひょうたん島」を観たわけです。
劇中歌など結構良く覚えていて、自分でもびっくり。

アメリカのオーケストラの団員にも同世代の方がいますが、「マンボ」の出だしが「ひょうたん島」とそっくり!という驚きは分かち合えないのがちょっと残念・・・


今年は雪がとても少なく、このままですと春からの森林火災が心配です。
吹雪は歓迎しませんけれど、明日は大雪との予報にほっとしている方も多いかもしれません。

今夜は、まだ全面凍っている湖の上に満月がきれいですが、明日の朝目覚めるとどんな景色になっていることやら・・・

2024/11/25

すっかり英語になった Bento(弁当)

アメリカに住んでいると、「こんな日本語が、そのまま使われているのか」と驚くことがあります。
「津波」や「神風」「カラオケ」などが通じることはよく知られていますが、食べ物に関しても、「豆腐」「大根」「パン粉」「わさび」「海苔」「みりん」「蕎麦」「小豆」など、そのまま通じるものがたくさん。

発音やアクセントの位置は、ビミョーに違うことが多いですが・・・
例えば「Panko パン粉」は、ほとんどの人が「パ」を frying pan の pan と同じように「ア」と「エ」の混ざったべしゃっとした母音にするので、ちょっとゾワゾワします。。。
(私たちが英語で話す時もきっとそうで、人のこと言えないけど)

「弁当」という単語もずいぶん浸透し、Bento box なるものがあちこちで売られています。
本来は Lunch box ですが、Bento box だと仕切りがついていたり、いくつかに分かれた構造のことが多いようです。

もうすぐ、Thanksgiving(感謝祭)の集まりがあります。
食べ物はいつも持ち寄りですので、食べきれない量となるのがいつものこと。
残り物を皆さんに持たせるのに、何か良い容器がないかなと探したところ、3つに分かれているプラ容器を見つけました。

名前は Bentgo です。多分、BentoGo をかけ合わせたのでしょう。
色もどぎつくなくて何だか可愛い。
サイズ、色、いくつに分かれているかで、たくさんの種類があります。


写真ではわかりにくいですが、私が買ったのはくすんだピンクです。
一番大きい部分には2カップ分、小さい部分はそれぞれ1カップ分の食品が入るとのこと。


でも、商品に添えられた写真のようなお弁当に恵まれる人は、アメリカではほとんどいないのではないかしら。
大抵は、サンドイッチキャロットスティックとかリンゴか何かで終わりなのでは?
私はアメリカで子育てしたわけではないので、話に聞くだけですが・・・

この容器、Quick & Easy Meal prep という目的で売られているので、ランチというより夕食の準備のために使われているのでしょうね。
バランスの良い食事をまとめて作り置きし、フリーザーに保管して、必要な時にチンして食べる訳です。
この容器はフリーザー、電子レンジ、食洗器全てOKなので、なかなか良いのでは?

こんな可愛いのが、Bento Lunch Box Set としてアマゾンで売られています。
持っているだけで嬉しくなりそうだけど、アメリカではあまり有効活用されなそうな気が。。。


我が家のサンクスギビングの集まりは、本来の木曜ではなく、いつも土曜日です。
早めに買っておいた七面鳥は、そろそろフリーザーから出しておかないと、解凍に時間がかかります。
買物や掃除、泊り客のための準備と料理、今週もバタバタと忙しくなりそうです。


この前の初雪はすぐに解けてしまいましたけれど、昨夜からの雪が結構積もり、一晩ですっかり景色が変わってしまいました。
家の前のも、一部が凍り始めたのがわかります。



今週は昼間もずっと氷点下の予報。いよいよ本格的なミネソタの冬が始まりました。

今朝は、今シーズン初めての雪かきをしました。
裏口の階段の雪かきは、私の仕事です・・・夫が行うと、細かい部分が雑なので(笑)


気温が低いためサラサラの軽い粉雪で、力はそれほどいりません。
一番下の段に写っている、プラスチックのちりとりブラシでほとんどやってしまうため、いつも夫に笑われます。

クリスマスリースは、近くの郵便局のおばちゃんが作ってくれたものです。



サンクスギビングが終わると、もうあっという間にクリスマス
本当に、時の経つのが早いこと・・・

毎年早くなるように感じるのは、5歳の子にとって1年は人生の「5分の1」、60歳になれば人生の「60分の1」と、分母が大きくなるにつれ、「1」の割合が小さくなるからだとどこかで読んだことがあります。

一理あるかもと、大いに納得しました。
雑多な出来事に流されがちですが、日々の暮らしに「プチ喜び」を見つけながら過ごしたいですね。

2024/03/26

あららっ、冬に逆戻り! / 鬼気迫る謎の曲

今年は2月末頃から気温が上がってきて、雪もすっかり解けてしまい、このまま春が来そうな気配だったのですが・・・
日曜から雪が降り始め、久しぶりに墨絵のような世界となりました。
まあ、例年のミネソタの3月は、こちらのほうが見慣れた景色なのですけれどね。


気温は-6℃位で、だいぶ解けてきた湖もまた凍ってしまうかも。
これも、今の時期はまだ全面凍っていることが多いので、驚きはしません。

数日前には、たくさんのカナダグースが湖に集まって遊んでいましたが、ちょっと早まったみたいね。


道路は凍ってツルツル・・・
運転に細心の注意を払わなくてはならず、暖かさと雪のなさに甘やかされていたミネソタンにとっては、「ちぇっ!」という感じです。


日曜はコンサート本番でしたが、前日のリハーサルの時に「天候があまりにひどかったらキャンセルの可能性もある」と言われていました。
隣りのノースダコタ州から手伝いに来てくれていた人たちもいて、帰路を心配してのことでした。

幸い、予報ほどには天候が悪化せずキャンセルは免れたものの、皆さんの安全のためにコンサートのプログラムを短縮することになってしまいました。

2月のコンサート終了後、直ちに練習を始めたチャイコフスキー「交響曲第5番」は、残念ながら第1楽章と第4楽章のみを演奏することに・・・
うっとりするように甘美なホルンのソロで始まる、大好きな第2楽章がカットされてしまったのが、とても心残りです。

雪が降っていたので、早めに家を出ることにして、無事にコンサート会場に着きました。
こんな日なのでお客様は少ないだろうなと思いましたが、予想よりずっとたくさんの方々が聴きに来てくださって嬉しかったです。

今回の目玉は、元団員の Sadie Hamrin さんがソロを弾くショスタコーヴィチ「ヴァイオリン協奏曲第1番」


私がこのオケに入団した13年前、「やたらと上手な小学生の団員がいる・・・!」と驚いたのですが、それが彼女でした。

ハイスクール在学中は陸上競技で活躍して、オケ活動は休んでいましたが、その後音大に進学。
5年前には、ヴィオラを弾くお姉さん(やはり元団員)と共に、コンサートで美しい姉妹デュエットを聴かせてくれました。

そしてすっかり大人っぽくなった彼女、今回は私たちとの共演のためにカナダから来てくれたのです。
現在は、修士号を取るために頑張っているそうです。

このショスタコーヴィチヴァイオリン協奏曲第1番、全く知らなかったので YouTube で探して聴いてみたら、思わず絶句・・・

第1楽章の表題は「ノクターン(夜想曲)」
ショパンのノクターンのようにうっとりするものを想像していたら、見事に裏切られた・・・
「なんじゃこれ?」という怪しい雰囲気で、まるで別の次元に引きずり込まれていきそう。

テンポの速い第2楽章は、スケルツォ」らしい滑稽さも漂うものの、摩訶不思議な世界。
第3楽章ではやっとメロディーが追えるようになり、やたらと長くて迫力のあるヴァイオリン独奏のカデンツァ(5分近い!)に圧倒されます。

切れ目なしで続く第4楽章は、それまでに比べると生き生きした印象。
オーケストラとの絡みがおもしろくて、終わり方が派手なので、コンサートでは大きな拍手とスタンディングオベーションをいただけて良かったです。
ソリストは、文句なく素晴らしい演奏を聴かせてくれました。

どんなに謎???な曲か興味がある方は、どうぞこちらの動画をご覧ください。



正直のところ、とにかく疲れました。。。
長い休みの後に、誰かが入る所を間違えたら崩壊間違いなしでしたので、みんな頭の中で必死で小節数を数えながらの演奏でした。
私ひとりは英語では間に合わないので、日本語で数えていました(笑)

参考までに、日本のヴァイオリニスト服部百音さんがこの曲を演奏した時の、彼女のメモを記しておきます。

【第1楽章】

おどろおどろしい始まりから、生と死の堺のような自分の意識を超えた、現世ではない世界を音で表現している。

【第2楽章】

痛快で滑稽なスケルツォの裏にはらむ狂気。ショスタコーヴィチが持つ表裏一体の性格が表れている。

【第3楽章】

嘆きの楽章。純粋な一粒の涙から始まり、それが懺悔となり、人を焦がれる気持ちとなり、自分の体が爆発しそうなほど心が張り裂けていく。

【第4楽章に向かうカデンツァ】

最後の肉体が抜け落ちる中で、意識だけが覚醒している。そこでは銃声や亡くなった人たちの声が聴こえる。やがて重力と相反するほどのエネルギーが肉体の中で逆流し、クライマックスのフォルテッシモに向かっていく。


コンサートの時間を短縮するために、休憩なしでチャイコフスキー「交響曲第5番」に突入!
同じロシアの作曲家でも、チャイコフスキーは演奏していて何て気持ちがいいのでしょう♪
謎のエスニック料理を食べた後の、お口直しの美味しいデザートのようでした。
特に第4楽章の堂々とした出だしとエンディング・・・弾きながら「生きていて良かった!」と素直に思えました。

YouTube で色々な指揮者・オーケストラの「チャイ5」を聴き比べましたが、落ち着いたテンポで、各楽器の音色のバランスが良いなと感じたのがこちらです。
(あまりに速いと、一緒に弾けないという理由もあって・・・)



実はこの曲、12年前に父が亡くなる少し前に、一時帰国していた日本で演奏したことがある思い出の曲です。
  その時のブログ記事 ⇒ チャイコフスキーのおかげ

日本で私が所属していたオーケストラでも、今年の6月の定期演奏会でまたこの曲を演奏するそうで、何だか不思議な縁を感じます。

この世界情勢で、ロシアの作曲家の作品を演奏するってどうなの?という懸念もあったかもしれませんけれど、音楽は人類全体の宝ですものね。
どこかの国の作曲家を、特別に嫌ったり贔屓することがあってはならないと思います。


♪3月24日のコンサートプログラム♪ (予定していたもの)

     Minnesota Lakes (Christopher Stanichar)
     
     Violin Concerto No. 1 in A minor, Op.77 (Dmitri Shostakovich 1906-1975)
       Ⅰ. Nocturne(夜想曲): Moderato
       Ⅱ. Scherzo(スケルツォ): Allegro
       Ⅲ. Passacaglia(パッサカリア): Andante - Cadenza
       Ⅳ. Burlesque(ブルレスケ): Allegro con brio - Presto

 
           Intermission
       
     Symphony No.5 in E minor, Op.64 (Pyotr Illyich Tchaicovsky 1840-1893 )
       Ⅰ. Andante - Allegro con anima - Motlo piú tranquillo
       Ⅱ. Andante cantabile, con alcuna licenza
       Ⅲ. Valse. Allegro moderato
       Ⅳ. Finale: Andante maestoso - Allegro vivace - Meno mosso


2024/02/20

白鳥がやってきた / 大人の雰囲気の映画音楽特集

ミネソタでは、相変わらず日中は4月位の暖かさが続いていて、はほとんど解けてしまいました。
いつも今頃お世話になる、ダウンジャケットスノーブーツの出番がありません。

それでも、はまだに覆われています。
少しだけ水面が露出している部分に、今日は美しい白鳥が4羽集まっていました。


暖かさで湖の氷はきしみ始め、ジャングルの太鼓のような、宇宙の鼓動のような、とても神秘的な音を響かせています。
この音が大好き♪しばらく湖のそばで自然のシンフォニーを楽しみました。


シンフォニーと言えば・・・
日曜日は、2月恒例の映画音楽特集コンサートでした。
当日も、その前3日間続けてのリハーサルも、天候の心配を全くしなくてすんで良かったです。

会場いっぱいのお客様で、とても盛り上がりました♪
雪がないのでスノーモービルにも乗れず、人工雪を使うとは言え、スキースノーボードもイマイチ、アイスフィッシングも氷が割れそうでもう怖いので、「それじゃコンサートにでも行くか~」と来てくれた人が多かったのかもしれません。

今回は、指揮者曰く「大人の雰囲気の洗練された曲が多い」ため、いつもの黒いフォーマルウェアでの演奏でした。
例年ですと、指揮者も団員も、映画に登場するキャラクターの扮装をするのですが・・・
その点は、ちょっと残念だったかも。

第1部の最後の「ロミオとジュリエット」は、映画の中で演奏されたものではなく、チャイコフスキー作曲の序曲をアレンジしたものでした。
出だしは、3月のコンサートで演奏するチャイコフスキーの「交響曲第5番」に少し似た雰囲気です。

「サウンド・オブ・ミュージック」より「エーデルワイス」も演奏しました。
これは、高校の時のクラブ活動でも演奏したことがある、とても懐かしい曲♪
(その時は、コーラスとギターの伴奏でした)
考えてみたら、若い頃から一貫して、みんなで気持ちを合わせて一緒に何かを演奏するということに、私は格別の喜びを味わってきたのだな。。。

曲順が戻りますが、コンサート2曲目の「ララのテーマ」は、1965年の映画「ドクトル・ジバゴ」の中で演奏されて大ヒットした曲です。
「ドクトル・ジバゴ」は、その年のアカデミー賞10部門にノミネートされ、5部門で受賞したものの、主要部門は他の映画に持って行かれてしまったとのこと。

それが実は、「サウンド・オブ・ミュージック」だったそう!
私も「サウンド・オブ・ミュージック」なら何度も観たことがありますが、「ドクトル・ジバゴ」のストーリーは全く知りません。
3時間以上の長い映画だそうですけれど、いつかじっくり観てみたいかも。

3月のコンサートのリハーサルが始まるまで、あと3週間しかありません。
楽譜が配られたのが今日!ほっとする暇もなく、自宅練習をさっそく始めなくちゃ!!


★2月18日のコンサートのプログラム★

     Flying Theme from E.T. 「E.T.」のテーマ
     Doctor Zhivago: Prelude and Lara's Theme ドクトル・ジバゴ: プレリュードとララのテーマ
     Unchained Melody アンチェインド・メロディ
     As Time Goes By 「カサブランカ」より:時の過ぎゆくままに
     Moon River ムーン・リバー
     Romeo and Juliet Overture 「ロミオとジュリエット」序曲
     

        INTERMISSION

     Beauty and the Beast 美女と野獣
     Edelweiss エーデルワイス
     Rocky Theme ロッキーのテーマ
     Lion King ライオン・キング     
     Raiders March レイダース・マーチ


おまけ 日本に住む息子夫婦は、2月半ばにスノーボードを楽しんだそう。
     あ~、雪が懐かしい(笑)



2024/01/13

はるばる日本から届いた年賀状

今年は辰年ですね!
中国では、生まれてくる子供にとって、十二支の中で最も縁起が良いとされるのが「辰年」(中国では「龍年」と表記)なのですって。
幸運や力を象徴する架空の生き物である・・・今年は、特に中国ではベビーラッシュになりそうです。

狙ったわけではありませんが、偶然娘は辰年生まれ。
じゃ~ん! 今年は年女なのです。
辰年はラッキーと知って、大いに感謝してくれています。
数日前に話したら、「私も今年中にもうひとり産もうかな」なんて言い始めました。(半分以上、冗談だけど)

ほとんどの女性は、つわりの大変さも産みの苦しみも、すぐ忘れちゃうのよね。
だからこそ、人類は繁栄し続けてきたのだろうな。


高校からの友人のひとりが辰年の年賀状を送ってくれ、年明け早々に到着しました♪
実は、年末に彼女からメールが届いたのですが、件名が「どうしても話したい!」と切羽詰まった様子。
ええっ、一体何があったの・・・?

開けてみたら「どうしても今話したいことがあって、抱えていられなくてメールしました。」なんて書いてあるので、「何事か!?」とますますドキドキ。
読み進むと、この年賀状について前もっての「告知」だったのでほっとした次第です。

年賀状を送るために郵便局に行ったら、10月にハガキの国際郵便料金が70円から100円に値上がりしていたのですって。
年賀状は63円なので、不足の37円分の切手が必要で、窓口のお姉さんが20円、10円、5円、2円切手を見せてくれたそう。
(日本には、そんなに色々あるのね!)

20円切手を2枚並べるのもありだけど、全部生き物柄の4枚がずら~っと並んでいる可愛さにやられちゃったみたい。
そのお姉さんも絶賛だったとのこと。郵便局窓口での二人の興奮が目に見えるようでした。

それをわざわざ知らせてくれたわけ。 こんな喜びを共有できる友だちで嬉しいな♪
下の写真が、その切手の部分です。


本当に可愛らしくて、到着した時に拍手でお迎えしてしまいました。
背景の淡い色合いも、ため息が出るほどきれいだこと!
こんな切手には、めったにお目にかかれないでしょう? 家宝にしようと思っています。

もうひとり別の友人も、クリスマスカードの封筒に辰年年賀状を同封してくれました。
お年玉の抽選日、もうすぐですね。 どちらか当たっちゃうかも!?

お礼メールを送ったら、その友人は、遠いアメリカの小さな町に自分が送ったカードが間違いなく届けられたということに、改めて感動してくれました。
そうそう、こういうことを「当たり前」だと思ってしまわずに、驚き、喜び、感謝を忘れないって、とても大切なことだと私も思っています。

それを忘れてしまった時が、本当の「老い」の始まりかもね(笑)


例年より高い気温が続いていたミネソタでしたが、この週末はぐ~んと寒くなりました。
現在の気温は-22℃。体感温度は-37℃ですって!
明日もこんな感じみたいです。

昼間は、温度計をチェックしたら0度以上あったので、鹿に餌をやりがてらウォーキングに出かけました。
(実は華氏で0.2度なので、摂氏だと-17℃以下だったのですが・・・)
この程度の気温には負けなくなり、私はすっかりミネソタのおばちゃんです。

う~ん、きれいだ!
やっぱりミネソタの冬はこれでなくちゃ・・・


目印につけておいたテープが冬はよく目立ち、迷子になる心配がなくていいです。
もう、クマも冬眠しているでしょうしね。
はまだ例年より少なく、どこでも歩けるのも嬉しいです。


家のすぐ近くと、1キロちょっと離れた2ヶ所で、真冬だけ鹿にコーンをやっています。
あちこちから集まってくる足跡がくっきりで、冬のお楽しみのひとつです。



2023/10/31

ついに初雪が! / 今日はハロウィーン

しばらくの間、やけに暖かかったミネソタですが、とうとう初雪に見舞われました。
まだ大丈夫だろうと気を許していた落葉かき窓の掃除、終わらないうちに急に寒くなっちゃった。。。


後から後から葉っぱが落ちてくる時期は、ちょこちょこ掃除しても無駄な努力なので、ほとんど全部落ちるまでひたすら待ちます。
毎年のことですが、やっと落ちて盛大に落ち葉かきを始めると、競うように初雪が降ります。

窓掃除も1/3位は終わったけれど、昼間も氷点下になってしまうと拭き取りが困難・・・
もっと早く始めればよかったなと毎年反省するのですが、懲りないヤツです。

今週後半はもう少し気温が上がって雪も解けるようなので、一気に終わらせることにします。


今日10月31日ハロウィーン Halloween

日本では、渋谷での大騒ぎが名物ですね。
「今年は渋谷に来ないで」と要請があり、ハチ公の像が完全封鎖されたとのこと。
仮装して集まる人は激減したようですが、外国人観光客は多かったそうで、やはり相当な混雑が見られた様子。

こちらでは、夏が終わるとすぐにハロウィーン用のグッズが店に並びます。
ほとんどが子供用の仮装コスチュームで、大人用のはあまり見かけないけれど。

庭に魔女やゴースト、骸骨、黒猫、カボチャのお化け ジャックオーランタン Jack-o'-Lantern などを飾り付けた家も多く、何だかワクワクします。

ジャックオーランタンと言えば、近所の友人の家では、毎年親戚一同で一緒にカボチャをくり抜いて記念撮影するそう!
美術の先生もいるので、素晴らしい作品が並びます。(カボチャの後ろは、それぞれの作者)


アメリカの子供たち、今晩は仮装して Trick or Treat に繰り出すことでしょう。
配るお菓子は、安全上の理由で市販のものがお約束。
この時期には、大袋入りのハロウィーン用のお菓子が、各スーパーにど~んと並んでいます。

いかにも歯に悪そうな、こんなお菓子が定番。
チョコレート菓子でも、こちらでは「キャンディ」と呼ばれます。



娘は、赤ちゃん用のハロウィーン・コスチュームをネットで見つけ、早めにオーダーしたらしい。
きっと、後で写真を送ってくれると思います。

数年前のものですが、娘夫婦のワンコたちの写真。
大人にとっても、ハロウィーンは楽しみです♪


2023/04/09

大雪の後、急に暖かくなり、今日はイースター

先週は大雪のため、火曜から木曜は外に出られませんでした。
ミネソタに移住したばかりの頃は、4月の雪に驚いたけれど、何だかもう慣れてしまったな。


夫のスノーモービルは、見事にスタック。
イースターで遊びに来た義弟が、さっそくレスキューしてくれて助かりました。


その後は晴天が続くようになり、急に気温もぐんぐん上がっています。
今日の日中は20℃近くにもなって、今年初めてジャケットなしで外出できました。
まだまだ雪は大量に残っていて、湖も全面凍っていますけれどね。


今日はイースター(復活祭)でしたので、近くのゴルフ場隣接のレストランへ。
毎年イースターと母の日に、素敵なバフェイが用意され、いつも予約でいっぱいになります。

食欲旺盛な義弟は、肉料理2皿目に突入!


神に祈りを捧げているのかと思ったら、全然違った・・・
去年このレストランで食べたポークリブがイマイチだったので、今年はもっと美味しくなっているようにと祈っていたそう(笑)

でも、やっぱりちょっとパサパサ気味で、彼の口には合わなかったみたい。
布団みたいなプライムリブには、大満足だったようですが。

私は、チキン料理フレンチトースト野菜料理で、もう少しヘルシーに。


パールクスクスのサラダが、美味しかった~♪ 最近、家でも使っている食材です。
2皿目は、野菜料理ばかりをお皿いっぱいにこってりと盛り付けました。

そしてデザート
この後に、欲張ってチョコレートプディングにも手を出したら、甘くて倒れそうでした。。。


家の暖炉の上は、お雛様を片付けた後にイースター仕様にチェンジ。
外は雪景色でも、ここには早くから春の到来です。



夫と友人たちにとっては、メープルシロップ作りの季節です。
だいぶ前にセッティングはしてあるのですが、今年はまだ一度も樹液を集めていません。

メープルの樹液採取に理想的な温度は、日中は0℃以上、夜間は0℃以下になる日だそうです。
ところが、日中も夜間も氷点下の日々がずっと続き、今度は急に暖かくなって夜間も氷点下にならなくなってしまいました。

これは、3月末の写真です。
がんばっている木も、中にはあるけれど・・・


まだ空っぽのも多い・・・


これからどうなるかは、まだわかりません。
去年は諸事情により全然行わなかったので、メープルシロップの在庫も少なくなってきました。
暖かくなるのは嬉しいですが、夜間の気温がもっと下がりますように。


2023/03/21

感電死したリスの呪い!?

侍ジャパン、やりましたね~!
私はもちろん、子供たちも、夫までもが、当然のようにアメリカではなく日本チームを応援していました。
今年一番の、明るいニュースではないでしょうか♪


さて、我が家では色々とドラマの続いた波乱の日でした。
午前中、外で「ボンッ」と大きな音が!
銃声にも聞こえて驚くと同時に、家中の電気が消えちゃった。

そのうち、電力会社から自動音声による電話がかかってきて、停電になっているかどうか聞かれました。
しばらくすると2人の作業員がやって来て、家に一番近い電柱を見上げています。
すぐに、ピンときました!

ちょうど1年前にも、同じ電柱で同じことが起こったからです。

 その時のブログ記事はこちら ⇒ 突然の停電・・・まさかの原因!

原因はまたしてもリスでした!
(去年のブログに写真を載せたのと同じ状況。でも、今年はもっと大きな灰色リス

電柱に上って、電線をかじろうとしたのでしょうか。
多分、一瞬で感電死してしまったのだと思いますが・・・
作業員たちは慣れた様子で、絶縁棒を使ってリスを取り除いてくれ、電気もすぐに復旧。

後でお墓を作ろうね

初めは原因がわからず、もしかしてサイバーアタック?などと不安を感じた1時間ちょっとでした、
すぐに対処していただけて、有難かったです。

それからすぐ、夫が近くの郵便局に行こうとしたら、次の事件が!
リスがお陀仏となったすぐ近くで、車がやたらと怪しい動きをし始めて、その後動かなくなっちゃったそう。
我が家では古いボロ車を使っているのですが、長年の使用で錆びてしまったパーツが、ついに外れてしまったらしい。
車検のある日本では、こんなことは起こらないでしょうね。


全く運転できなくなってしまったので、AAA(日本の JAF と同じようなサービスが受けられる)に電話して、車を牽引してもらいました。
修理してもらうつもりでしたけれど、こうなってしまうともう無理でしょうとのこと。
別れはあまりに突然で、13年間も乗ったお礼を言う暇もなかったなあ。

夫が買った時に既にかなりの中古だったものの、四輪駆動で雪道でも泥道でも頼りになるヤツだったのに。
パーツが外れたのが、我が家のドライブウェイで本当にラッキーでした。
ハイウェイを高速で走っている最中だったら・・・と考えるとゾッとします。
マジで、命が危なかったかも。

今年は、1月と2月は大したことなかったのに、3月に入ってから雪の日がやたらと多いです。
今日も夕方からかなりの雪との予報でしたので、ドライブウェイが大変な状態になってしまう前に、もう1台の4WDではない車(これも古いボロ車)を、舗装された公道沿いにある倉庫に移動しておくことにしました。

ところが、夫が車を動かし始めると、またしてもリスがお亡くなりになった場所近くでスタックしちゃった!
これはもう、完全にリスの呪いですね。。。
近所の友人に頼んで、トラックで引っ張ってもらって何とか脱出。
その後私が、1時間位かけて雪かきしました。
すごい運動量に思えますが、慣れたもので心拍数もあまり上がらなくなりました。

そんなわけで、26日のコンサートに向けての今夜のリハーサルに出かけることは断念。
先週の木曜も、雪のためにリハーサルが ZOOM でということになってしまったので、本当はぜひ行きたかったのですが。
大雪の中、真っ暗な夜道を4WDではない車で戻ってくるのは、雪国育ちではない私には不安すぎますもの。

町から離れたド田舎暮らしは、恵まれたことも色々あるものの、今日のような出来事があると本当に大変!
それでも、根が楽天的な私は、こんな日も感謝の思いでいっぱいです。
もしかしたら起きたかもしれない大事故を、神様があの手この手を使って、未然に防いでくださったのでは?と感じた1日でした。

それにしても、早く春にならないかなあ。

2022/11/16

寿司とカワウソと、ノリノリのジャズ

前回のブログ記事で予想していた通り、先週は木曜にいきなり  到来!!
吹雪だと脅かされていたものの、そこまではひどくなくて良かったですけれどね。

でも、午前中に降った雨が気温の下降と共に凍ってしまい、その上に雪が積もって道路が危険な状態になりました。
ですから、日曜のコンサートのための木曜夜のリハーサルは、「命をかけてまで来ないように」ということでキャンセル。
道路事情が悪くて、隣りの州からのサックスソリストは前日土曜のお昼まで来られないとのことでした。

通常なら、午前中にリハーサルがある土曜日。
終わってから気の合う仲間とお寿司を食べるのが楽しみなのですが、今回はソリストの到着に合わせて、リハーサルが午後に変更になってしまいました。
どうする?とみんなに聞いたら、始まる前に行こう♪と前向きな意見が(笑)
いいね~
ちょっと気ぜわしかったけれど、4人でタイ人経営の寿司&ラーメンレストランに集合!

お箸の持ち方も教えて、友人もだんだん上手になってきました。
ミネソタのこんな田舎町で寿司が食べられるのは、本当に有難い・・・
ほとんどの方はアメリカ式のロール寿司をオーダーしますが、実は握りちらしもあるのよ~


スタッフも皆さんタイ人で、フレンドリーで感じの良い方たち♪
パンデミック中はテイクアウトのみでしたけれど、去年の夏頃からまた店内での飲食ができるようになり、店が繁盛しているのを見るのが嬉しいです。


コンサート当日の日曜は、かなり寒くなりました。
朝起きた時に、家の前の湖が凍り始めたのを発見!
カワウソ otter が2匹氷の上に寝そべっていて、時々湖にもぐって魚を食べている様子が可愛い💛



鹿のハンティングシーズン真最中で狩りに出かけている人が多く、コンサートの客入りが心配でしたけれど、お天気も悪くなくて大勢の方がいらしてくださいました。

11月11日は Veteran's Day(退役軍人の日)という祝日でした。
ですから、退役軍人の方は入場無料というサービスもあり。
彼らの功績を称えて、コンサートのオープニングはアメリカ国歌です。
名物おじいちゃん(?)が飛び入りで歌い、すごい声量なので地響きがしていました(汗;)

次は、ニューヨーク在住の作曲家 Eric Ewazen 氏の、サックスコンチェルト
前回10月のコンサートでも、彼の別の作品を演奏したばかりです。
現代音楽にありがちな訳のわからない曲とは違って、エネルギッシュで温かみもあり、第3楽章は踊り出したくなるようなリズム!
第2楽章はちょっと切ないメロディーで、子供の頃のピュアな感情を思い起させるような・・・




後半は、アメリカのジャズ界に偉大な功績を残した作曲家、Duke Ellington デューク・エリントンの曲です。
コンサートで演奏する曲のほとんどは、YouTube で聴くことができる有難い時代ですが、これは同じアレンジのものを誰も見つけられず、みんな困ってしまいました。

渡された楽譜で自分のパートは練習したものの、他の楽器が何をやっているのか全く不明・・・
初リハーサルの時に、やっと全貌がわかったという状態でした。

指揮者とパーカッション、管楽器がしっかりリードしてくれ、うまくまとまって良かった!
いつものオーケストラのメンバーの演奏なのに、今回はビッグバンドみたいでご機嫌だったな~♪

  (別アレンジ)




デューク・エリントンスウィングしまくったため、アメリカ国歌もそのノリで演奏したくなっちゃったほどです。
多分ほとんどの団員は、主にクラシック音楽を学んできていると思いますが、ジャズの曲を与えられても全く困らないのは、さすがアメリカ人と感心しました!
さては、生まれつきDNAにスウィングのリズムが組み込まれているな?

私もジャズは大好きでよく聴くし、学生の頃から演奏もしてきたので、皆さんの足を引っ張らずにすんで良かった~
コンサートを聴きに来てくれた義妹は、実はジャズはそれほど好みでないそうですけれど、今回はとても楽しくて、ホールが華やかで生き生きした音に満たされている様子に感激したと、嬉しい言葉をかけてくれました。

お次は、12月初めにクリスマスコンサートが控えています。
来週は自宅でサンクスギビングの集まりもあり、バタバタと過ぎていく毎日です。
それでも、普通の暮らしが戻ってきたことに感謝しなくてはね♪


♪11月13日のコンサートプログラム♪

     Classical Concerto for Tenor Saxophone (Eric Ewazen)
       Ⅰ. Allegro energico
       Ⅱ. Andante appassionato con rubato
       Ⅲ. Lento con rubato - Allegro vivace

           Intermission
       
     Black, Brown and Beige: Suite (Duke Ellington)
       Ⅰ. Working Song
       Ⅱ. Come Sunday
       Ⅲ. Light
       Ⅳ. Last of Penthouse
       Ⅴ. Finale

     A Medley for Orchestra: Duke Ellington!  (Edward Kennedy, arr. Calvin Custer)
       Don't Get Around Much, Do Nothin' Til You Hear from Me, 
       Sophisticated Lady, It Don't Mean a Thing (If It Ain't Got That Swing)

2022/10/13

ついに初雪! / グリーントマトパイってご存知?

朝カーテンを開けると・・・あらら、階段などにうっすらと白いものが!
一昨日は23℃という暖かさで驚いたのに、今日の最高気温はたったの4℃。
明け方は、とうとう少しだけ氷点下になっていたようです。

例年より遅い紅葉をバックに、季節が入り混じった景色。
今年はあまり、紅葉を楽しむ暇がなかったなあ。色合いも、いつもより地味だった気がします。
昼頃から時々みぞれが降り、今夜もまたになるかもとの予報です。


夏が始まる前、私が日本に帰国していた時に夫が植えてくれた花(その後、手入れを続けたのは私だけどね)は、まだ健気に頑張ってくれています。
庭は、落ち葉やどんぐりでいっぱい! 雪が積もる前の落ち葉かきが大仕事です。


多分、花たちとももうすぐお別れなので、記念撮影のためにあちこちのプランターの花をひとつずつ摘んで飾ったのがこちら。
これも、私が外出中に夫が行った作業です♪




ミネソタでの野菜の収穫期はとても短く、が降りる前に、まだ未熟の青いトマトも摘んでしまう必要に迫られます。
旬のようには甘くなりませんが、時間が経つと赤くなってきて順に使えるので貴重です。

夏中花を咲かせてくれたゼラニウムも、屋内にお引越し。
去年もそうして成功したので、来年もまた庭で楽しめるはずです。多分・・・



グリーントマトを使ったレシピは以前にもご紹介しましたが、

今年は新レシピにチャレンジ♪
ガーデニングと料理、両方が得意な友人が教えてくれた グリーントマトパイ です。
「大草原の小さな家」でも、母さんがこれを作るシーンがあったそう。

目をつぶって食べたら、アップルパイと間違える美味しさだとのこと。
でもが見えるので、あっトマトだっけと思い出すのですって。
ご主人も大好きだそうで、彼女は今シーズンにもう2回も作ったそう!

グリーントマトをスライスして、他の材料と混ぜた所。
何だか怪しげ・・・それに水分量が多すぎるように見えるけれど、大丈夫なのか。。。


友人はパイ皮も自分で作るそうですが、私は手抜きで市販のものを使いました。
焼き上がり、いい感じではないですか♪


さっそく昨日のお夜食にいただいたら、確かに想像以上に美味しかったです。
緑が混ざって見た目はやっぱり怪しいけれど、全然トマトを感じさせないお味。
心配だった水分量も、熱を加えたらほど良いとろみとなって全く問題ありませんでした。


砂糖の量は、教わったレシピより減らすことに。(それでもすごい量に思える!!)
我が家では、それを8等分で1人分としました。
友人宅では、6等分してご夫婦で3回でぺろりと平らげるそうです。
オリジナルレシピだと、1切れの砂糖の量が大さじ3ってことね。すごいな~

夫もとても気に入っていました。
彼は、バニラビーンズのアイスクリームも添えていたので、やっぱりすごいカロリーだと思います。

レシピを載せますので、もしご興味がありましたら作ってみてくださいね。
トマトのスライスさえ済めば、あとは混ぜるだけでとても簡単です♪
今度作る時は、トマトをもっと小さく切ったほうが良さそうだな。


グリーントマトパイ (直径9インチ / 23cm 1台分

材料
  市販のパイクラスト(私はPillsburyのもの使用) 1箱 (2枚入り、計約400g)
  スライスしたグリーントマト 3カップ(約400g)
  グラニュー糖 1カップ(約200g)(オリジナルは約270g!)
  小麦粉 大さじ3
  塩 小さじ1/4
  レモン皮(黄色い部分だけ細かく削って) 2個分
  レモン汁 大さじ6
  溶かしバター 大さじ3
  シナモンパウダー 小さじ3/4

作り方
  1)ボウルに、トマトからシナモンまで全部入れて混ぜ合わせる。
  2)パイ皿にパイ皮1枚を敷いて密着させ、1)を入れる。
  3)もう1枚のパイ皮でふたをして、重ねた部分にフォークで模様を入れる。
    (しっかり閉じておかないと、焼いている間に中身があふれてくるので注意!経験者は語る)
  4)表面に、ナイフで何本か切れ目を入れる。
  5)450°F(約230℃)に予熱したオーブンで10分、350°F(約180℃)に下げて30分焼く。

*計量カップはアメリカのもの使用。1カップ約240cc。


おまけ1 夕方、庭に珍客が・・・野生の七面鳥が20羽以上も!
       夫が大声を出したので、みんなで慌てて逃げていくところ。
       数週間前にウォーキング中に雑木林の中で出くわしたのも、この団体さんだったかな?


おまけ2 予報通り夜間にが降り、翌日の朝はこんな景色になっていてびっくり!
       お昼頃までには、ほとんど解けましたけれどね。



2022/04/18

今年のイースター / さすがに雪には飽きてきた

毎年違う日に訪れるイースター(復活祭)、今年は遅めの4月17日でした。
「春分後の最初の満月の次に来る日曜日」という決まりがあるので、早ければ3月22日、最も遅くて4月25日と幅があります。

金曜から我が家に泊まりに来た義弟&彼女と、まあまあ近くに住む友人夫婦と共に、イースター前日の土曜日は外でキャンプファイヤー
やたらと雪の多い今年の4月ですが、この日は天気に恵まれました。

みんなで飲んで食べておしゃべりしているうちに、満月も上ってきた!
4月の満月はピンクムーンと呼ばれるのですって。
開花の早いピンクの花、フロックスにちなんで名付けられたらしい。
でも、この辺では花どころか雪景色ですよ~だ!

ちょうどキャンプファイヤーの真上には北斗七星 Big Dipper も見えて、最高の眺めでした。
夜遅くまで楽しく騒いで、みんな気持ちだけは30代ぐらい?


雪に覆われた地面が明るい満月に照らされ、夜道でも懐中電灯などは必要なく、そのまま徒歩10分位で車に戻れました。


イースターの朝は、イースターコーヒーね♪
普通のヘーゼルナッツフレイバーのコーヒーですけれど、パッケージの可愛さに惹かれて、買っちゃった。


義妹夫婦も加わり、ゴルフ場隣接のレストランのイースターバフェイへ。
ここ数年、イースター母の日に行くことにしています。
(さすがに、一昨年は営業していませんでしたが)

10時、12時、2時の3交代制で、予約がいっぱいだったそう。
もうマスクも必要なくなり、大勢のお客様で賑わっていました。

私たちは最初の10時からの回に参加で、運よく湖側の席をゲット。
(今年はどこの湖もまだ凍っていて、あまりメリットなかったかも・・・)

皆さん、真っ先に大きなプライムリブポークリブに殺到していましたが、私は野菜料理のコーナーに一番乗りのめずらしい人!


その後にちょっと戻って、具沢山の小さなオムレツフレンチトーストをいただき、肉料理やポテトには全く手を出しませんでした。
最後に、デザートをちょこっとだけね。それほど大きくないけれど、かなり砂糖たっぷりだった・・・

ここでも、ケーキやチョコレートなど何種類かをお皿に取った上に、大きめのキャラメルシナモンロールにも手を出しちゃう人たちが続出!
これだからアメリカ人は膨張し続けるのだ、と納得してしまう(笑)

その後、一日中満腹感が続いてしまいました。。。
自分では加減したつもりでしたが、典型的アメリカ料理はやはりお腹にこたえます。


家に戻ったらまたが降り始め、今日も昼頃まで雪でした。

雪道に続く私の足跡。


そして、誰かさんの足跡。


小鳥用のエサとして、ヒマワリの種スーエット(牛や羊の脂)を設置しているのですが、時々図体がでかいのもやって来て、がっついています。
この辺ではよく見かける、カンムリキツツキ pileated woodpecker です。
遠いご先祖様は恐竜だった雰囲気を、プンプンと漂わせています。


近くの木には鈴なりのレッドポール(ベニヒワ) redpoll が。
写真はぼけてしまいましたけれど、まるで木に花が咲いたみたい♪


先週は、待ちに待った雪解け水が湖に向かって流れる音を聞けて喜んでいたのに、気温が下がってまた凍っちゃった。
本当に、春が待ち遠しいです。