2026/04/08

ミネソタの4月の雪は半端じゃない!

ミネソタに住み始めて、最初に4月の雪を体験した時、「何という所に来てしまったのだ・・・」と驚いたのをよく覚えています。
ここでは別にめずらしいことではなく、そのうち慣れてきたのですが。

しかし!!!

今年の4月の雪は、規模が違うよ~
先週は、木曜と土曜共に1日中雪が降り続けました。今日もまた降っています。
風も強くて、木の枝が折れてしまうのでは・・・と心配でした。


真冬と違って湿ったとても重たい雪で、自力で雪かきすると命が危なそう(笑)
ドライブウェイから玄関にかけては、業者さんにお願いしました。
1回、50ドル。早朝に来てくれて有難いことです。

ミネソタ独特のサラサラの雪では、作るのが無理な雪だるま
でも今回の大雪後は、あちこちの玄関先や庭に、いろんな雪だるまが作られていました。
私も童心に帰り、何年ぶりかでミニ雪だるまを作っちゃった♪ テーブルの上にいます。


3月の3週目頃までには冬の雪が全部解けて、あっという間に吸い込まれ、地面がかなりカラカラになってしまっていました。
だから雨乞いはしていたのですが、まさかこんなにが降るとはね。
森林火事の心配はなくなって、有難いことではあります。

友人が送ってくれた動画に大笑い。
果敢にも深い雪の中を運転する、息子さんのお友だちの動画です。
奇跡的にこのまま行けるか?と思いきや、やっぱりスタックしまい、みんな爆笑。


この辺では、雪が16インチ(約40センチ)も積もったらしい。
ハイウェイなどを雪かきしてくださる方たちは、本当に大変だったことと思います。
徹夜で作業してくださる皆さんのおかげで、私たちの暮らしは守られています。


夫と友人たちは、数週間かけて集めたメープルの樹液の煮詰め作業に入ったところです。
毎日火の番をしながら、飲んだりジョークを言い合ったりが楽しいらしい。
メープルシロップにするには、1/40まで煮詰めなくてはいけないので、かなりの時間がかかります。


でも今日は雪がひどくなって、途中でご帰還。
ありゃりゃ、私も予定が狂ってしまったわ。


サンフランシスコに住む孫娘は、こんな軽装でイースターエッグハンティング
羨ましいことです。


深い雪の中でイースターエッグハンティングは大変ですから、ミネソタの子供たちは家の中でやったのかな?

イースター当日(5日)、私たち夫婦は義妹夫婦と共にレストランのブランチに出かけました。
みんな、プライムリブが胃にもたれるようになってきたお年頃。
私は皆さんより薄くスライスしてもらいましたけど、普通はすごい厚みです。


でもデザートは別腹で、この後4種類もいただいちゃいましたけれどね。

約1週間遅れとなりますが、次の土曜日に我が家に親戚や友人を招待して、イースターを祝う予定です。
前に住んでいた家では、ちょうどイースターの頃に、長い長いドライブウェイがぬかるんでぐちゃぐちゃになっていました。
大勢のお客様を招待するのが難しくてしばらくやめていたのですが、新居ではその心配がありません。
久しぶりの盛大な(?)イースターパーティーで、とても楽しみです。

2026/03/31

ケルト音楽の代表、アイリッシュ音楽に酔いしれる

「ケルト音楽」って何だか琴線に触れるな~と感じていたのですが、「アイリッシュ音楽」とどう違うの?と聞かれても、今までよくわかりませんでした。

3月のコンサートは「アイリッシュ音楽」の特集ということで、ど~んと楽譜を渡されたのは、2月のコンサートのリハーサル中。
終了後にさっそく練習を開始すると共に、改めてそのジャンルについて調べてみました。

「ケルト音楽」はアイルランド以外にも、スコットランド、ウェールズ、ブリトンなどケルト文化圏の音楽を指す広い概念の呼び方だそうですが、アイリッシュ音楽はその中核をなしているということがわかりました。

踊りのための陽気な曲から心癒やす静かなバラードまで、様々な雰囲気の曲が含まれます。
アイルランドの音楽で使われる「フィドル」は、楽器そのものはヴァイオリンと全く同じもので、呼び方が違うだけです。
今回のコンサート用に配られた楽譜も、パート名が Fiddle となっているものがありました。

アイリッシュ音楽は元々、楽譜に頼らずに聞き覚えで伝えられた伝統音楽です。
今でもパブなどで、独自の装飾音を加えたりして、即興的にセッションが行われるそうで楽しそうですね。

私たちは、しっかり楽譜通りに演奏しました。
いかにも「フィドル」という感じで、ノリノリのきらびやかな速いパッセージが続く部分は、聴くのは楽しいですけれど演奏するのはとても大変・・・!



Irish Rhapsody No. 6 という曲、前半はテンポがゆっくりでうっとりするほど美しく、下の動画では8分頃から急に雰囲気が変わって踊り出したくなります。
そして、最後までそのまま突っ走ります♪♪
オケはそうでもないけれど、ソリストにとっては大仕事・・・でも、本当に魅力的な曲だこと!



ヴァイオリンのソリストの Maureen Murchie さんは、ミネソタ州の隣りのノースダコタ州から来てくださいました。


前にも一度お会いしたことがあるのですが、何と仙台市で育った方で、高校まで日本の学校に通っていたそう。

日本語は会話だけでなく読み書きも完璧で、どこかの大企業(トヨタだったかな?)の通訳としても活躍していたことがあるという、ユニークな経歴の持ち主です。
もちろん、私とは普通に日本語で会話してくれて、とても嬉しかった💛
アメリカの寿司にクリームチーズが使われてるのって許せないよね~ということで、意見が一致しました(笑)

私たちの指揮者は、ノースダコタ州のビズマークのオーケストラでも常任指揮者なのですが、Maureen さんは、そこのコンサートマスターです。
5月のコンサートにも来てくださるそう。今度はヴィオラですって!

弦楽器だけで演奏した「ダニー・ボーイ」は、ダンスの曲とは違って、しっとりと美しく。
一音一音に細心の注意を払い、とても温かな仕上がりになったと思います。
元々はアイルランドの民謡ですけれど、素晴らしいアレンジの曲でした。



最後は、大好きな「ロード・オブ・ザ・リング(指輪物語)」でした。
エルフやドワーフなどが登場するこの話は、作者のトールキンが、ケルト神話やアイルランドの美しい風景から、多くのインスピレーションを得て書いたものだそう。

1月にサンフランシスコに行った時、飛行機で暇をつぶすためにこの映画を観たばかり。
公開されてから3、4回は観ているので、ストーリーもかなり覚えています。
あの独特の世界観に、何とぴったりの音楽なのでしょう♪
そして、コンサートの最後を盛り上げるのにふさわしい曲だったと思います。



3月は、17日の St. Patrick's Day に続き、アイルランドにご縁の深かった月でした。
ミネソタ州では、人口の約12%がアイルランドにルーツを持つ方々ですので、今回のコンサートも喜んでいただけたことでしょう。


★3月28日のコンサートのプログラム★

     Rainbow Bridge 虹の橋 Joseph Adams(世界初演)
     Shepherd's Hey 羊飼いの踊り Percy Grainger
     Irish Rhapsody No. 6, Op. 191 アイルランド狂詩曲第6番
      Charles Villiers Stanford
     Lord of the Dance Selections ロード・オブ・ザ・ダンス抜粋
      Ronan Hardiman, arr. Larry Moore
     
        INTERMISSION

     When Irish Eyes are Smiling アイルランドの瞳が微笑むとき traditional
     Molly on the Shore 岸辺のモリー Percy Grainger
     Irish Tune from County Derry (Danny Boy)
      ロンドンデリーの歌(ダニー・ボーイ) Percy Grainger
     The Fellowship of the Ring: Symphonic Suite ロード・オブ・ザ・リングより
      「旅の仲間」組曲 Howard Shore / John Whitney

2026/03/27

愛するペットがあなたを待っていてくれる「虹の橋」

次のコンサートがもう明日に迫っていて、少しあせっています。
指揮者の都合で、リハーサルが予定よりかなり少なくなってしまいましたので・・・

オープニングは、 Rainbow Bridge という世界初演の曲です。
どのようなご縁でこの曲を私たちが演奏することになったのかはわかりませんが、多分作曲者が指揮者の知り合いなのでしょう。
もちろん YouTube にもまだ載っていませんから、自分のパートだけ見てもどんな曲か想像がつきませんでした。

夕べのリハーサルで初めて合わせてみて、なかなか素敵な曲だということがわかりました。
タイトル通りのに、インスピレーションを得て作られた曲だそう。
ヴァイオリンのスタンドパートナーに、「この詩を読んだことある?」と聞かれました。
ないと答えると、「愛犬を亡くした人が書いた詩だ」とのこと。

ああそうか!
日本でもペットを亡くした時によく使う表現「虹の橋を渡った」は、この詩からの引用だったのですね。
この曲を演奏することがきっかけとなって、その詩をちゃんと読んでみる気持ちになりました。


Just this side of Heaven is a place called Rainbow Bridge.
When an animal dies that has been especially close to someone here,
that pet goes to Rainbow Bridge.
There are meadows and hills for all of our special friends
so they can run and play together.
There is plenty of food, water and sunshine and
our friends are warm and comfortable.

All the animals who had been ill and old are restored to health and vigor;
those who were hurt or maimed are made whole and strong again, 
just as we remember them in our dreams of days and times gone by.
The animals are happy and content, except for one small thing: 
they each miss someone very special, someone who was left behind. 

They all run and play together, 
but the day comes when one suddenly stops and looks into the distance.
His bright eyes are intent; his eager body begins to quiver.
Suddenly, he breaks from the group, flying over the green grass, faster and faster.
You have been spotted, and when you and your special friend finally meet,
you cling together in joyous reunion, never to be parted again. 
The happy kisses rain upon your face; your hands again caress the beloved head,
and you look once more into those trusting eyes,
so long gone from your life, but never absent from your heart.

Then you cross the Rainbow Bridge together...


和訳は以下の通りです。(「訪問ペットセレモニー虹の橋」というサイトよりお借りしました)

天国の入り口の少し手前に「虹の橋」と呼ばれる橋があります。
愛された動物達は、お別れが来ると この虹の橋に旅立ちます。
そこに行った動物たちは、広い草原や丘を走り回り、思い切り遊んでいます。
ぽかぽか降り注ぐ日差しの下で美味しいごはんを食べ、綺麗な水を飲んでいます。
あの子達は、暖かく気持ちのいい場所にいます。
病気だった動物も、寿命を全うした動物も、元気になり、活力にあふれています。
怪我をした動物も、不自由な体だった動物も、健康な体になり、生き生きしています。
私達の記憶と夢の中にある、あの元気だった頃のように。
あの子たちは、みな満足して安らいでいます。
でも、1つだけ足りないものがあります。
あの子たちにとって特別だったあの人、別れなければならなかったあの人がいないのです。
あの子たちは、今日も走り回って遊びます。
ある日、あの子は急に立ち止まり、目を凝らします。
キラキラ光る目が一点を見つめ、希望と喜びに体が震えます。
突然、弾かれたように走り出します。
緑の草原の上を飛ぶように走ります。
足が、もどかしく宙をかきます。
早く、早く…
あなたを見つけたのです。
あなたと、あなたの大切なあの子は、ついに再逢できたのです。
固く固く抱き合います。もう2度と離れません。
幸福のキスがあなたの顔に降り注ぎます。
あなたは優しく何度も体を撫でます。
頭を撫でながら、信頼にあふれた真っ直ぐな目を覗き込みます。
そう、お別れしても、決して忘れることのなかった目を。
そしてあなたは、虹の橋を渡り天国に向かいます。愛するあの子と一緒に。



偶然なのでしょうけれど、年が明けてから私たちの周りでは、愛するペットを失って悲しみにくれている方、または長年暮らしを共にしてきたペットの体調が悪く、心配している方が多いです。
実は我が家のニャンコ、キキも、耳の中と口内に腫物ができ、どうやら進行性のものであるようだと獣医に言われてしまったばかり・・・

お別れの時が近づいてきたのかと思うと、この詩を読んでいるだけで涙がこぼれてきてしまいます。
でも、愛するペットがあちらではすっかり元気になっていて、いつか訪れる再会の時には必ず迎えに来てくれるのだと考えると、かなり気持ちが救われますね。


今夜もこれからリハーサルなのですが、この詩を読んだ直後なので、何だか演奏中に感極まってしまいそう。
変なヤツだと思われないように、気を付けなくちゃ。