2023/12/27

ぎりぎりで、今年もホワイトクリスマスとなりました

今年の12月は、ミネソタにしては本当に暖かくて驚いています。
例年ですと日中も氷点下が続き、雪もかなり積もるのに、今年は昼間は0℃以上の毎日です。
24日は1日中が降り続け、ほんの少し残っていた雪は100%解けてしまいました。

「これじゃ、ブラウンクリスマスだ~」とみんなで言っていましたが、暖かさと雨で庭の芝が青々としてきたほど!
「もしかして、グリーンクリスマス?芝刈りしなくてはね」と、冗談を言う夫・・・

でも、夜になって雨がに変わり、翌日は辛うじてホワイトクリスマスとなりました♪
うっすらとですが、雪が積もったのが嬉しい。やっぱりこれでなくてはね。


前日は、冬のミネソタらしからぬこんな景色でした。。。


娘一家が22日にやってきて、26日まで一緒に過ごしました。
生後8ヶ月となった孫娘のファーストクリスマスですので、みんな大張り切りで準備しましたよ。

23日は日中の気温が5℃位あり、孫娘をキャンプファイヤー・デビューさせることになりました。
大張り切りのグランパ
地面は泥んこです・・・赤ちゃんを落とすなよ~


1時間半位外にいましたが、孫娘もずっとご機嫌でした。を見たのは、生まれて初めてだったようです。

孫娘は無事だったものの、上の写真の左下に写っている娘のコーギーは、こんなに泥だらけになってしまいました!



24日の午後には、婿殿がロシアの薄くて小さなパンケーキblini をたくさん焼いてくれました。
ググると、日本では「ブリヌイ」と呼ばれているようです。

イーストも使い、少し時間を置いて発酵させてから焼くのがコツだそう。
生地をこねる必要はないとのこと。とても軽いので、いくらでも食べられそう。
持ってきてくれたフレンチスタイルのクリームとキャビアを乗せ、おしゃれで贅沢で美味しい~



クリスマス当日は孫娘のスケジュールに合わせて、午後クリスマスビールと共に軽くスナックをつまみ、夕食の前にプレゼント交換をしました。

哺乳瓶やおしゃぶりも一緒に並ぶテーブル

娘も婿殿も、「夕食前にプレゼントを開ける」という子供の頃からの夢が初めて叶うとのことで大喜び♪
いくつになっても、これがクリスマスの一番の楽しみみたい。

孫娘も、ワクワク。次は何かな~?


たくさんのギフトの中には、毎年ジョークギフトも混ざっています。
今年一番ウケたのは、娘夫婦から私たち夫婦へのギフトのひとつのこれ!

きれいなラッピングペーパーの中から出てきたのは、赤ちゃん用の紙オムツでした。
それだけでも笑えますが、「中も見て!」と言われて恐る恐る広げると、キスチョコが入っていた・・・


チョコプディングを塗っておこうかと思ったけれど、それではあまりにリアルすぎるからとのことでした(笑)
娘夫婦よ、お気遣いありがとう。

夕食は、婿殿が午前中から仕込んでくれたローストビーフがメイン。
しっとり柔らかくて最高でした♪



楽しかったクリスマスも終わってしまいました。
でもアメリカでは、クリスマスの飾りは年明けまでそのままです。
お正月休みは1日しかなく、特別なことはしないのでね。

明日から義妹の家に親戚一同が大集合で、3日続く忘年会(?)です。
大晦日も友人宅に招待されているので、今年は毎日がやがやと騒いでいるうちに終わってしまいそう。

でも、お付き合いは大切にしなくてはね。
いつでも会えると思っていた身近な人が、クリスマスを目前に突然天国へ旅立ってしまう悲しい体験をしたばかり。
かなりショックな出来事で、当たり前の日常がどんなに有難いことであるか、つくづく思い知らされました。


2023年のブログは、これで最後になると思います。
皆様、いつも読んでくださることを、心から感謝しております。
どうぞ良いお年をお迎えください♪


2023/12/20

話題の「ゴジラ-1.0」を観てきました!

少し前にネットニュースで、「ゴジラ-1.0」がアメリカでもすごい人気で、興行収入が邦画実写で34年ぶりに歴代1位を更新したと知りました。
(34年前の1位は、畑正憲監督の「子猫物語 The Adventures of Chatran 別題: The Adventures of Milo and Otisだったのですって)


「ー1.0」とは、戦後全てを失ってゼロとなった日本が、ゴジラの登場でさらにマイナスとなったという意味だそう。
予告編を見つけ、どのレビューを見てもとにかくべた褒めなので、これはぜひ観たい♪

 

ゴジラシリーズ、前作の「シン・ゴジラ」は国際線の飛行機の中で観た覚えがあります。
それからもう7年も経っているのですね。

地元の映画館をチェックしたら、"GODZILLA MINUS ONE" ちゃんとやってるじゃないの。
「日本語版:英語の字幕付き」だって!

夫に話したら彼も乗り気になってしまい、一緒に観に行くことになりました。
パンデミック以来初めての、映画館デートです。
シニア料金で、5.5ドルだけというのが嬉しいね。

家から車で30分のこの映画館、全部で10室あってそれぞれ違う映画を放映しています。


「ゴジラ-1.0」の部屋は割と小さめで、開始10分前位に入ったら何と私たちだけでした。
映画のお供の定番のポップコーンも、もちろん一緒。

後から3人のグループが入って来たけれど、その後は入場者なし。
やっぱり田舎では、熱烈なゴジラファンはそれほどいないのだろうな。
かなり怖いので、お子様向けではないし・・・

椅子が全部質の良いものに取り換えられたばかりだそうで、リクライニングで足も前に伸ばせるのがとても楽でした。
ほとんどプライベートという贅沢さ♪ 静かで良かったです。

見慣れた東宝のロゴが映し出され、日本語のセリフで全てが完璧に理解できるなんて、ここは本当にアメリカ・・・?
(洋画では、セリフが速くてついていけなくなる時があります)

前回のNHK朝ドラ「らんまん」が大好きで毎日観ていたのですが、その「万ちゃん(神木隆之介さん)、すえちゃん(浜辺美波さん)」夫婦が、ゴジラでも名コンビぶりを発揮してくれました。
この二人、お似合いすぎ・・・

「らんまん」画像はYahoo!ニュースより

「ゴジラ-1.0」画像は映画ナタリーより

脇役の方々も、皆さん大熱演!!一緒に、ドキドキしっぱなしでした。
ストーリー、特撮、演技、音楽、全てに満足です。
例の「ゴジラのテーマ」が聞こえてくると、やっぱり興奮しちゃう。

そして最後はうるっとしてしまいましたが、これはヤバいのでは?と思わせぶりな終わり方。
ネタバレになるので詳しくは書けませんけれど、続編を予定しているのかな?

これから娘一家を迎えてのクリスマス、その後にすぐ親戚大集合の忘年会(?)が待っていて、やたらとバタバタしそうです。
その前に、ゆっくりと映画鑑賞の時間が得られて良かった!

2023/12/15

アメリカのコストコ / 新しくオープンしたラーメン&寿司レストラン

先日、夫とコストコ Costco に買い出しに出かけました。(英語の発音は「カスコウ」に近い)
去年の1月に会員になって以来、行くのは5回目かな?

残念ながら、車で片道2時間以上かかる場所にあるため、そう頻繁には行けません。
でも、何でもかなりお得な値段ですので、60ドルの年会費の元は取れていると思います。
(最初に行った時は、夫の眼鏡とサングラスの購入が主な目的でした。)

開店10時より早く到着しましたが、既にずらっと人が並んでいてびっくり。
クリスマス前の買い出しは、年末にお正月の準備の買い出しに出かける日本人と同じような感覚なのでしょう。
日頃から親しくしている友人夫婦と店の中でばったり会い、お互いに笑ってしまいました。

これは夏に行った時に撮った写真ですが、何でもデカい!


クロワッサンは、1ダース5.99ドルという安さです。でも、結構美味しい♪
冷凍保存もできるので、いつも購入します。


ペーパー類も安いけれど、一度に買わなくてはいけない量が多すぎるのが困ったもの。
お得価格だから欲しいなあと思っても、保管しておく場所が限られているという理由でパスしたものがたくさんあります。

だだっ広い店内を2時間位ウロウロして会計を終えると、ちょうどランチタイムとなりました。
今回楽しみにしていたのは、3ヶ月前にオープンしたばかりのジャパニーズレストランに行くこと♪

「一品」という名の店で、コストコのすぐ近くにあります。ラーメン寿司がメイン。
ニコニコ顔で迎えてくれたのは店のオーナーで、中国の方だそう。
まだかなり若そうなのに、結構な広さの店でたくさんのスタッフを雇って経営しているのは大したものです。

ちょっと不思議な壁・・・(笑)


「氷」「たこやき」「生ビール」「わたがし」などと書かれた旗が可愛い!


刺身の盛り合わせと、鉄火巻、アメリカらしいスペシャルロール寿司2種を注文しました。
まず運ばれてきた刺身は、分厚いスライスで気前がいい。
新鮮で美味しくて、大満足! 皿にすくっと立つ梅の花の飾りが、異国情緒を醸し出している?


続いて運ばれてきた鉄火巻も、中身が充実していること♪
ロール寿司は、日本では「こんなの寿司じゃない!」と言われそうですが、ここアメリカでは定番中の定番。
私はネガティブな気持ちは全然持たず、大らかに受け入れて楽しんでいますよ。
これも、とても美味しかったです。


コストコに買い出しに行かなくても、このレストランにわざわざ行ってもいいほどです。
次はラーメンも試してみたいかも。

今回もコストコで色々買ってきました。
我が家の冷蔵庫もフリーザーも、パンパンです。。。



前回買って気に入った味の素焼き鳥チャーハン(冷凍)、熱湯を注げばできる本格的な味のベトナムのフォーなど、またもや購入。
チーズデニッシュも美味しいよ~
は、住んでいる町で買うと1個3ドル近いのに、7個で4.99ドルという安さ!
当分の間、色々楽しめそうです。

そして、帰りの車の中で聴いていたラジオに流れていた曲のひとつに、心惹かれました。
「サンタが町にやってくる」のメロディーが、ショパンのエチュードと合体してしまったものです。

前に書いたことがありますが、エチュード Op. 10とOp. 25の全24曲は全部弾くのはとても大変ですので、各曲の最初の2ページ位だけを区切りの良い所でストップして繰り返し練習しています。
ですから、このアレンジも「今は〇番ね!」とすぐわかって楽しいこと♪
最後には「英雄ポロネーズ」も華やかに登場。



大好きなピアニスト角野隼人さんも、こんなのが得意そうだな。

日本でも暖かい12月のようですね。
ミネソタでも例年よりずっと気温が高く、今日はではなくてが降りました。
少しだけ積もっていた雪も、ほとんど解けちゃった。
毎年ホワイトクリスマスが当たり前だと思っていたけれど、今年はブラウンクリスマスかもしれません。

2023/12/06

夫には、ちょっとした予知能力があるらしい

かなり、ぞっとした話があります。。。

夕べは、所属しているオーケストラのクリスマスコンサートの日でした。
会場いっぱいのお客様は、皆さん幸せそうなお顔。
小さなお子さんたちも多く、素敵なドレスでおめかししている女の子もちらほら見かけました。

団員も、いつもの黒のフォーマル衣装ではなく、グリーンのクリスマスカラーに、クリスマスらしいアクセサリーをつけたりして華やかでした。

定番のクリスマスソングに加えて、アニメーション「スノーマン The Snowmanの映像に合わせての演奏も♪


レイモンド・ブリッグズ Raymond Briggs の絵本をアニメ化したもので、セリフは一切ありませんが、映像にぴったりのハワード・ブレイク Howard Blake 作曲の音楽が、全てのシーンを生き生きしたものにしています。

これは以前にも演奏したことがありますけれど、パンデミックを乗り越えて、こうしてまた大勢のお客様にご披露できるようになったということで、とても感慨深かったです。
 ⇒ (2017年の記事) 大人の心の中に住む子供の部分

「スノーマン」のテーマ曲 "Walking in the Air" は、美しくも切ないメロディーです。


オリジナルはボーイソプラノですけれど、昨日は可愛らしいドレスに身を包んだ小学生の女の子が歌ってくれました。
大勢のお客様の前で緊張した様子もなく、お見事! あの年で、大したものだな~

「スノーマン」のアニメ映像はステージ後方のスクリーンに映し出され、私たち団員には見えません。
全ては、映像に合わせて腕を振る指揮者の勘が頼りで、団員はその動きを見つめながらの演奏です。

部屋の電気のスイッチをつけたり消したりする場面など、1秒早まっても遅くなってもおかしくなるので、指揮者はどんなに神経を使ったことでしょう。
お客様には、「どうして、あんなにぴったり合うの?」と驚かれました。

最後の「そりすべり Sleigh Rideが終わると、会場全体が割れんばかりの拍手♪
スタンディングオベーションをいただきました。
ああ、生きていて良かった・・・と思える嬉しい瞬間でした。
指揮者もほっとした表情で、満面の笑顔をお客様にも私たちにも向けてくれました。


さて、前置きがずい分長くなりました。

一晩明けて朝食の時に夫が言うには、昨夜みんながニコニコしてコンサートに酔いしれている時に、「幸せそうな人がいっぱいのこの会場に、もし自分が不幸だと感じている誰かが、銃を持って乱入し、みんなも不幸になれ!とばかりに乱射を始めたら・・・」という不安に急に襲われてしまったのだそう。

その思いがやけに強くなって、会場を立ち去ったほうがいいのでは?と感じたほどだったけれど、我慢したのですって。

それだけなら、「ちょっと疲れているんじゃないの?」で済むのですが・・・
その後の義妹からの連絡にぞっとしました。

何とコンサートが終わった約1時間後に、この地域の学校全体へのテロ的脅しがあり、翌日の今日は安全のために休校になってしまったそう。
(私たちのコンサートは、いつも高校のホールを使わせていただいています)

まだ詳細は明らかにされていませんが、犯人が見つかって逮捕されたとのことで、何事もなくて本当に良かった。
夫には予知能力があるのだろうかと、驚く話でした。

そう言えば日本に住んでいた時も、大き目の地震が来るちょっと前に「来そうだ!」と感じたと言っていたことが何度かあったなあ。

今後こんな予知能力(?)が発動してしまった時、従って逃げたほうが良いのか迷うことになりそうです。。。


♪12月5日 クリスマスコンサートのプログラム♪

     A Christmas Festival (Leroy Anderson)
     ”The Snowman" film and music (Howard Blake)

           Intermission
     
     How the Grinch Stole Christmas (Jerry Brubaker)
     Frosty the Snowman (Steve nelson / Jack Rollins, arr. John Moss) 
     Carol of the Drum (Katherine Davis, arr. Ray Wright)
     Let it Snow! Let it Snow! Let it Snow!  (Styne / Sayre)
     A Charlie Brown Christmas (Guaradi / Pugh)
     Holiday Sing-along (Traditional, arr. Bob Cerulli)
     Sleigh Ride (Leroy Anderson)

2023/11/27

割と地味だった2023年のサンクスギビング(感謝祭)

遅ればせながら、今年のサンクスギビング(感謝祭)の様子を記録しておきます。
サンクスギビングは11月の第4木曜日に決まっていて、今年は11月23日。
日本の勤労感謝の日と同じでした。名前も似ていて、何だか紛らわしいですね。
我が家では当日は避けて、いつも2日後の土曜日に祝います。

娘一家は早々と水曜日に登場!
パーティーの準備と共に、毎日の食事の支度、7ヶ月になった孫娘とワンコ2匹の世話もあり、私たちもずっとバタバタしていました。

ここ数年は料理好きな婿殿が、サンクスギビングの主役であるターキーを担当してくれて助かります。
今年は、18.5ポンド(約8.4キロ)の立派なターキー!何と、孫娘より重いぞ・・・



パーティー当日は親戚と親しい友人たちを招待し、今年は総勢12名。
掃除や買物などにはそれなりに時間がかかったものの、料理持ち寄りなので助かります。
誰が何の料理を担当するかは、いつの間にかすっかり定着し、それぞれのお得意の一品をみんな心待ちにするようになりました。

私たち夫婦は、毎年「芋係」です(笑)
夫はガーリックマッシュポテト、私はスイートポテトキャセロール
どちらも娘たちが来る前に早めに作っておいて、フリーザーに保管し、前日に解凍しました。

お腹の調子が悪くてグルテンの摂取をやめている友人のために、小麦粉をグルテンフリーのものに変えたバージョンも作り、とても喜ばれました。

友人夫婦は、レフセ Lefse というじゃがいものクレープのような料理を持ってきてくれました。
前日の夜に、「今作ってるよ~」と写真が送られてきて、私たちはワクワク♪


レフセについては、11年前にこの友人と一緒に初めて作った時に、レシピ写真と共に詳しくブログに書いたことがあります。

その頃は、他に日本語の記事が見当たらなくて、私は耳で聞いた通りに「レフサ」と書きましたが、今調べると日本では「レフセ」と呼ばれているようなので、これからはそれに従います。
最後はあいまい母音ですから、軽く発音すればどちらでも良いのでは・・・?

その時の記事に動画も載せていますので、発音も含めてぜひチェックしてみてください。

レフセノルウェーなどに伝わる料理で、スカンジナビア系の多いミネソタでは、かなり人気があります。(私も大好き♪)
バターブラウンシュガーを乗せて、巻いて食べることが多いようです。


たくさんの料理が並びました! でも、茶色系ばかりですね(汗;)



去年までは彩りを考え、頑張ってが豊富なサラダなどを足していましたが、今年は孫娘もいてそこまで手が回りませんでした。
サンクスギビングの料理は、日本のおせち料理のように定番のものが多く、それらが入っていれば皆さん大満足です。
色合いは別に気にしないようですので、まあいいでしょう。

2023年の私の新年の誓いは、「まあいいか」の精神でゆるく生きることでしたから、誓いがちゃんと守られているということです。
(自分勝手な言い訳・・・)

この時期、ミネソタではもう雪景色であることがほとんどです。
でも今年は、雪が積もっていなくてまだ「秋」という感じでしたので、秋のデコレーションに違和感がなくて良かった♪

翌日には雪が降り、あっという間に冬景色になってしまいましたけれどね。

2023/11/17

11月なのに、なぜか「海」特集

この前の日曜日、いつものオーケストラのコンサートに出演しました。
鹿狩りのシーズンにもかかわらず、お客様の入りは上々で良かったです。

毎回のコンサートにはテーマがあるのですが、今回は "Songs of the Sea" というタイトルで、演奏した4曲はどれもに関係のあるものでした。
というと「真夏」を思い出すので、11月のテーマだったのは不思議。

1曲目は、楽器でクジラの鳴き声や波などの動きを表現した、"And God Created Great Whales" という曲。
聖書「創世記」1章21節に表されているフレーズです。あの分厚い聖書の第1ページ目、天地創造の場面の一部なのです。

和訳の聖書では、この部分は「海の大いなる獣」とされ、英訳でも「クジラ」とは明記されず great sea creatures または great sea-monsters となっているものもあります。

曲の出だし部分などは、創世記の海のカオス状態を表すためなのか、弦楽器は周囲の人と同じ動きにならないように注意して、テンポもそれぞれ好きなように・・・と、楽譜に注意書きがありました。
下の動画を観ていただくと、皆さんバラバラの勝手な動きで弓を運んでいるのがよくわかりますね。

作曲者の Alan Hovhaness 氏は、日本韓国インドハワイなどの伝統音楽の要素を研究されたとのことで、この曲のメロディーにも、何だか懐かしさを感じました。
ちょっと「君が代」っぽいと思ったのは、私だけだろうな。




2曲目は、高校生の頃にこのオーケストラのメンバーでもあった Eric Haugen 君が主役のチェロコンチェルト


最初のリハーサルは、悪天候のためズームによるものになってしまったのですが、その時に作曲者の Max Wolpert 氏も参加でびっくり!

これは、チェリスト Eric 君と私たちのオーケストラのために書かれたできたてのホヤホヤの曲で、ネットには音源が全く載っていなくて、自宅練習に苦労しました。。。
そのズームリハーサルの後(コンサート本番の13日前)に音源が配られて、やっと雰囲気がつかめましたが。

タイトルの ”Leviathans" は、意味がわからなかったのでググりました。
ウィキペディアによると「旧約聖書に登場する海の生き物もしくは怪物。 その姿は伝統的には巨大なクジラ、魚、またはワニのような姿で描かれるが、後世には蛇や竜などの形でも描かれている」とのこと。

カタカナでは「レビヤタン」とか「レヴィアタン」などと表記されますが、英語ですと [ləvάɪəθ(ə)n] という発音記号で表されます。

作曲者の話では、幼い頃から海に憧れを抱いてきたけれど、内陸州に育ち、船酔いもするたちだったので、実際に海に行く代わりに海に関する物語を読むのが好きだったそう。
海に住むモンスター海賊難破船などについて想像しては楽しんでいたとのこと。
大きな海への恐れとワクワク感、冒険心の全てを表したものを作ろうと思い立ってできたのが、この曲だったそうです。

はい、その通りの曲でした!
時々、頭の中が???でいっぱいになりましたが(笑)、最後は光に満ちた大海原の上を高速で飛翔するような解放感を、私は味わいました♪
人によって印象が違うことでしょうけれどね。
チェロは、弾くのが難しいだろうかなりの高音まで、素晴らしい音を聴かせてくれました。


休憩後の1曲目は、ピアノの連弾と弦楽器だけの静かで美しいララバイ
発表直後は認められず、作曲者 Eric Whitacre 氏は、まだ赤ちゃんだったご自分の息子さんのためにだけ毎晩歌っていたそうです。
(眠ってくれる成功率は、50%以下だったそうですが・・・)

けれども数年後に合唱用に編曲され、それがきっかけとなって、コンサートバンド用にも編曲されて広く演奏されるようになったとのこと。

私は、戦地のガザウクライナの子供たちを思いながら演奏しました。
安らかな気持ちになるのはとても無理な状況でしょうけれど、少しでも慰めになりますように。



そして最後は、印象派の作曲家ドビュッシー Claude Debussy 交響詩『海』 (La Mer) でした。
1905年に出版された初版スコアの表紙は、何と葛飾北斎「神奈川沖波裏」の図柄で飾られています。
使われたのは左半分だけで、富士山は消されているけれどね。

北斎の絵からインスピレーションを得たのかどうかは定かでないようですが、もしそうだったら、何だか嬉しいですね。


ドビュッシーはフランス人でしたから、楽譜上の指示語もイタリア語ではなくフランス語で書かれていて、意味をいちいち調べなければなりませんでした。

『海』が書かれた頃、ドビュッシーの私生活は嵐の真っ只中だったそう。
彼と銀行家夫人との不倫が逃避行にまで発展し、奥さんがピストル自殺未遂をしでかしたのですって!
世間からバッシングを受け、親しかった友人も離れて行き・・・という状況だったとのことです。

(余談ですが、「月の光」など美しい曲の数々を作曲したドビュッシーは女癖については最悪で、売れない時代に彼を支えた女性も、ピストル自殺未遂を犯しています!)

『海』が発表された時、初めの頃は聴衆の反応はイマイチだったそうです。
初演の3年後にドビュッシー自らが指揮をして、やっと大成功をおさめることができ、めでたしめでたしとなりました。

練習を重ねるうちにどんどん好きになりましたが、初めの頃はやはり「何だか、ややこしい曲だな」という印象を私も受けました。
ドビュッシーらしい音の使い方で、実に見事に海の様子が表現されていますけれど、1回聴いただけでは、盛り上がりに欠けてつかみどころのない感じがします。

自宅練習では、色々なオーケストラ指揮者の YouTube を観て研究しました。
下のバーンスタイン指揮のものは、ちょっと古いですけれど、終わった時の客席の歓声がすごいので名演だったのでは?



そう言えば、しばらくを見ていないなあ・・・
ミネソタにはたくさんのがあり、水を見るとほっとしますけれど、潮風のにおいや波の音がとても懐かしいです。


♪11月12日のコンサートプログラム♪

     And God Created great Whales, Op. 229, No. 1 (Alan Hovhaness)
     
     Cello Concerto #1, "Leviathans" (Max Wolpert)
       Ⅰ. Iä! Iä!
       Ⅱ. Love Song at 52 Hz.
       Ⅲ. HIC SVNT DRACONES
 
           Intermission
       
     The Seal Lullaby (Eric Whitacre)

     La Mer (The Sea): Three Symphonic Sketches (『海』管弦楽のための3つの交響的素描)
      (Claude Debussy)
       Ⅰ. "De l'aube à midi sur la mer" – très lent – animez peu à peu
         (海上の夜明けから真昼まで)
       Ⅱ. "Jeux de vagues" – allegro (dans un rythme très souple) – animé(波の戯れ)
       Ⅲ. "Dialogue du vent et de la mer" – animé et tumultueux – cédez très légèrement
         (風と海との対話)

2023/11/10

鹿狩りのシーズンが始まる!

多くのミネソタの男性たち(中には女性も!)が楽しみに待っていた、鹿ハンティングシーズンが、この前の週末にいよいよ始まりました。

親戚の中にもさっそく出かけた人が何人かいて、成果の報告が届いています。
けれども数年前から、夫も義弟ももう狩りはやめてしまいました。
年と共に、あんな可愛い動物に銃を向けることに、罪悪感を覚えるようになってきたそう。
私が「可哀そう。。。」と言い続けているので、洗脳されちゃったかな。

ハンターたちの一番の目的は、もちろん「鹿肉 venison 」を食べることです。
赤身でヘルシー。日本でも珍味扱いされているのかな?
その他に「鹿は農作物に被害を及ぼし、急に道路に飛び出して交通事故を招くので、毎年ある程度の数を駆除しなければいけない」という大義名分があり、狩りの頭数は厳しく制限されています。

鹿肉は、私も昔は食べていたのですけれど、何年か前に「もう食べない」と宣言してしまいました。
味がどうのこうのではなく、家のすぐ近くで見かけることが多いため、何だかペットとして可愛がっている動物を食べちゃうような気がして、無理だと感じてしまったのです。

はどうなのよ?と言われそうですが、それらは身近に見かけることはないので別・・・って、自分勝手な言い訳でしょうか。。。

夫たちは狩りはやめたものの、子供の頃から馴染んでいる鹿肉は、相変わらず大好物です。
先週末に義弟がやって来た時に、雑木林の真ん中の空き地で「鹿肉を味わう会」が催されました。
実際には、男性陣が大勢集まっての野外での「飲み会」だったのですけれどね。

下の写真は、義弟の友人のひとり。
ハンティングシーズン中は、誤射を防ぐために、このようなオレンジ色のものを身に着けるのがお約束です。
落葉樹がすっかり地面に落ちてしまった今、遠くからでもよく目立つ色ですものね。
ですから、全員がこんな格好でやって来ました。何だか、ハロウィーンの続きみたい。。。


この鹿肉は、獲れたてのほやほやではなく、去年の残り物。
たくさん獲れすぎて、1年間フリーザーで眠っていたものを、友人のひとりが持ってきました。
なぜか牛肉も、ひと固まり混ざっています。迫力あるなあ!


皆さんお昼頃に集合し、キャンプファイヤーで暖をとりながら、延々と夜中までおしゃべりが続きました。
私はデザートを作って持って行き、午後遅くに少しだけ参加。
暗くなる前に帰宅しました。

野菜と共に長時間煮込んだ肉は、柔らかく美味しく出来上がったそうです。


一体どのぐらいのを燃やしたのか・・・こういう機会のために、夫は前々からせっせと薪を用意して、十分すぎるほどの貯えがありますが。

煙突のようになる、中空になった薪も♪ 見ているだけで、楽しそうですね。


夫と義弟は真夜中過ぎに、ヘロヘロになって戻ってきました。
お疲れ様・・・

2023/10/31

ついに初雪が! / 今日はハロウィーン

しばらくの間、やけに暖かかったミネソタですが、とうとう初雪に見舞われました。
まだ大丈夫だろうと気を許していた落葉かき窓の掃除、終わらないうちに急に寒くなっちゃった。。。


後から後から葉っぱが落ちてくる時期は、ちょこちょこ掃除しても無駄な努力なので、ほとんど全部落ちるまでひたすら待ちます。
毎年のことですが、やっと落ちて盛大に落ち葉かきを始めると、競うように初雪が降ります。

窓掃除も1/3位は終わったけれど、昼間も氷点下になってしまうと拭き取りが困難・・・
もっと早く始めればよかったなと毎年反省するのですが、懲りないヤツです。

今週後半はもう少し気温が上がって雪も解けるようなので、一気に終わらせることにします。


今日10月31日ハロウィーン Halloween

日本では、渋谷での大騒ぎが名物ですね。
「今年は渋谷に来ないで」と要請があり、ハチ公の像が完全封鎖されたとのこと。
仮装して集まる人は激減したようですが、外国人観光客は多かったそうで、やはり相当な混雑が見られた様子。

こちらでは、夏が終わるとすぐにハロウィーン用のグッズが店に並びます。
ほとんどが子供用の仮装コスチュームで、大人用のはあまり見かけないけれど。

庭に魔女やゴースト、骸骨、黒猫、カボチャのお化け ジャックオーランタン Jack-o'-Lantern などを飾り付けた家も多く、何だかワクワクします。

ジャックオーランタンと言えば、近所の友人の家では、毎年親戚一同で一緒にカボチャをくり抜いて記念撮影するそう!
美術の先生もいるので、素晴らしい作品が並びます。(カボチャの後ろは、それぞれの作者)


アメリカの子供たち、今晩は仮装して Trick or Treat に繰り出すことでしょう。
配るお菓子は、安全上の理由で市販のものがお約束。
この時期には、大袋入りのハロウィーン用のお菓子が、各スーパーにど~んと並んでいます。

いかにも歯に悪そうな、こんなお菓子が定番。
チョコレート菓子でも、こちらでは「キャンディ」と呼ばれます。



娘は、赤ちゃん用のハロウィーン・コスチュームをネットで見つけ、早めにオーダーしたらしい。
きっと、後で写真を送ってくれると思います。

数年前のものですが、娘夫婦のワンコたちの写真。
大人にとっても、ハロウィーンは楽しみです♪


2023/10/22

手軽にできるチェリークラフティ(夫がドジったおかげで作ることになった)

昨日は、楽しみにしていた日本人仲間とのランチの日でした。
その前に、我が家より北に位置する別の町でクラフトフェアがあるから行ってみようと夫に誘われ、8時半に家を出ることに。

夫は、どこかの教会でフェアが行われるとの情報を聞きつけたそう。
どこの教会?と聞いたら、名前は忘れたけれど、8時開始だそうだから、きっと車がたくさん停まっていてすぐにわかるはずだと言うのですが・・・

しばらくあちこち車で回っても、それらしい集まりは見当たらず。。。
とうとう、朝早くから営業しているレストランで聞いてみたら、「それは2週間後です。教会ではなくてハイスクールですよ」と言われてしまった!

笑いながら、そのまま家に戻るしかありませんでした。
ギフトにも良い手芸品などだけでなく、手作りのお菓子もたくさん出品されるということで、夫は「アップルパイがいいかな~チェリーパイもいいな♪」と楽しみにしていたのにがっかり。

影響されて、私の頭の中もすっかりチェリーパイモードになってしまった。
日本人仲間とのメキシカンランチが予想以上に美味しくて、おしゃべりも楽しく、それでしばらく打ち消されたけれどね。
(話はつきず、最近オープンしたアジアンマーケットに移動して、テーブル席でタピオカドリンク Boba tea を極太のストローで味わいながら、ずい分長居してしまった)

でも、夜になったらまたチェリーパイが気になり始め、よし!明日自分で作ってしまおう!と決心。
レシピも確認してその気になっていたけれど、一晩寝たら何だか面倒になりました(笑)

タルトだったらもう少し楽かな~」と思いながらググっているうちに、偶然目に飛び込んできたのが、タルトパイではなく、チェリークラフティのレシピ!
これなら、かなりお手軽に短時間で作れそう・・・ということで、気が変わらないうちにさっさと焼きましたよ。
チェリーが片寄って、不格好になってしまったけれどね。


実は、かなり前に買ったダークチェリーの缶詰の賞味期限が今年の10月でしたので、ギリギリセーフ。



見つけたレシピは、直径13cmの耐熱容器2つ分というものでした。
多分日本で買ったのに、ほとんど出番がないままだった陶器のタルト型、測ってみたら直径12cmで、かなり近い。
辛抱強く待っていた甲斐があって、やっと日の目を見るのね。

レシピの指定より少し小さい型なので、やはりあまり出番のなかった、ひと回り大きなタルト型も使うことにしました。


まずは、生地に加える溶かしバターを少し多めに作って、型にブラシで塗りました。
こうしておけば、後で洗い物が楽!
あとはチェリーをなるべく平均に並べて、卵や牛乳を混ぜた生地を流し込むだけ。


ここから先は、オーブンさんに任せたよ~! よろしくね。


30分後・・・あれ?なぜか一部が持ち上がっている。


しばらく放置すると、少し落ち着きました。自宅用なので、まあいいよね。
待ちきれず、私は出来立ての熱々も味見しちゃった。めちゃ、美味しかったです!

夫も大喜び。
バニラアイスが合いそうだから買ってくる!と、鼻の穴をふくらませて宣言したのですが、それではカロリー高過ぎなので、我慢してもらうことに。
冷蔵庫で冷やして夕食後にいただきましたが、冷たくてもまた別の美味しさで気に入りました♪


クラフティ clafoutis は、フランスリムーザン地方の伝統菓子だそう。
サクサクのパイ生地タルト生地を使ったお菓子はとても美味しいものの、手作りとなると時間がかかって敷居が高いです。
でも、クラフティなら思いついたらすぐ作れていいですね。

チェリーの他にも、リンゴ、イチゴ、パイナップル、ブルーベリーなども合いそう。
今度はもっと大きな型で、まとめて焼こうかな。

レシピは、こちらの通りに作りました。

分量は違うけれど、この YouTube 動画も参考になります。くすっと笑える所が多いですよ。



2023/10/11

1941年に建てられた家が、やたらと素敵だ♪

私たち夫婦は現在、とんでもなく辺鄙な場所に住んでいます。
周りに食料品店など何もないので、週に数度は、約30分車を飛ばして町に出かけなければなりません。
でも、とにかく広々として豊かな自然に恵まれていることに喜びを感じながら、今までずっと暮らしてきました。

所有している土地全体は300エーカー近くあり、雑木林や草原、渓谷など変化に富んでいて、ウォーキングにはうってつけ。
そして、家の周りのに囲まれたいわゆる「庭」だけに限っても、2エーカーあります。
そう言われてもピンときませんが、に換算すると2エーカーは2,448坪とのことです。
夏の芝刈りや雑草取り、秋の落ち葉かき、冬の雪かき、そりゃ大変なはずだわ~

私たち夫婦も、年を重ねるにつれ、それらの仕事が次第に負担になってきました。
真冬の吹雪後と春の雪解けの時は、舗装されていない長いドライブウェイがとんでもない状態になることも多いですし・・・

目の前がという美しい景色と、静けさとプライバシーは捨てがたいものの、あまりヨボヨボになる前に町中に引っ越したほうがいいかもね、と最近夫婦で話し合っています。
まだ具体的にいつとは決めていず、先のことになりますが、最近は不動産サイトにどんな物件が紹介されているかチェックするのが楽しみです。

今日見つけたのがこれ! 何と1941年に建てられた家ですって!!
真珠湾攻撃により太平洋戦争が始まった年ではないですか・・・


一体、中はどうなっているのだろうと、興味津々♪
色々と手を加えて、とても明るくモダンな雰囲気に生まれ変わっていてびっくり。
今のオーナーが趣味の良い方たちのようで、まるでインテリア雑誌を眺めているみたい。

玄関の扉を開けたところ。
我が家もこんなアーチ形の壁になっているので、何だか親近感がわきます。


主婦にとって一番気になるのはキッチン。こぢんまりと使いやすそうです。
最近の建売住宅は、キッチンがオープンになっているのがお約束みたいな感じですが、私はこのような独立型のほうが料理に集中できて好きだな♪
軽食も取れる小さなアイランドも、便利そうです。


ダイニングルームとは、壁を隔てています。
まあ、お皿をいちいち運ぶのが大変と言えば大変かもしれませんが、お客様を招いた時には楽屋裏が見えないほうがいいと、私は思うのでね。


こちらはリビングルーム
アメリカの家って、「玄関」がなくて、ドアを開けるといきなりリビングルームやダイニングルーム・・・ということも結構あるのですが、この家は一応壁があるので許せるかな。


そして主寝室。落ち着けそうなスペースです。


スクリーンポーチもあるよ! コーヒータイムやカクテルタイムにいいかもね。


隣家はすぐそこに迫っていますが、フェンス付きで、これだけの広さの庭が付いています。


2階建てで地下室もあり、全部で4寝室と2つのバスルーム付きで、お値段は284,500ドルですって。
今は円安で1ドルが約149円なので、円に換算すると約4,243万円となります。

専有面積は、地下室は含まないで1,572平方フィート、約146平方メートルです。
この辺の家にしては小さめだけれど、あまり広いと掃除が大変だしね。

町のど真ん中で、大学にも歩いて行ける距離♪
オーケストラのリハーサルを行うバンドルームには、徒歩5分位で行けそうです。
買物も、日本でしていたみたいにママチャリで行けちゃいそう。(でも、ママチャリはここにはない。。。)

土地の広さは8,712平方フィートということで、これまたさっぱりわかりません。
少し郊外の他の物件に比べるとかなり狭く感じるのですが、坪に換算すると244.8坪とのことで、実は結構広い!
でも今の家のちょうど1/10ですから、庭の手入れはずい分楽だろうなあ。

多分、この物件はお得でロケーションも最高なので、すぐに買い手がついてしまうと思いますが、しばらく楽しい想像に浸るとしよう。

町の中心地には、このような古い家が他にもたくさん残っています。
中には、100年以上前に建てられた家もあるようです。

皆さんそれぞれ色々と手を加えて住みやすくしながら、大切に使っているのがすごいですね。
日本では、戦前の家なんてとても使えたものではないと思いますが。

それにしても、色々な物件を眺めていて、「なぜなのだ・・・?」と感じることが色々。
上に書いた、「オープンすぎる玄関」もそのひとつです。
これらの疑問については、またいつか書きますね。


追記:翌日サイトをチェックしたら、予想通りこの物件には既に Contingent の表示が!
   既にオファーがあって、契約に入ったようです。
   皆さん、行動が早いな!


おまけ:不動産サイトに載っている写真は、大抵はきちんと整った部屋の様子が写されています。
      でも時々、何を血迷ったのかこんなのが・・・!
      これはジョークなのだろうか。。。