2021/11/29

2021年のサンクスギビング、久しぶりの親戚集合

遅くなりましたが、今年のサンクスギビング(感謝祭)についてのご報告です。
コロナ感染者の増加がピークだった去年は、いつもは賑やかな11月も12月も息を潜めるように過ごしていましたっけ・・・
(ごく少人数で祝った去年の感謝祭の記事はこちら ⇒ 2020年、コロナ下のサンクスギビング 

その後ワクチンが開発され、おかげさまで今年は親戚を招いて賑やかに祝うことができました。
それでも、日本と違って新規感染者は決して少ない数ではないので、友人にまで声をかけるのはやめることに。。。

1年以上会っていなかった姪たち・・・玄関に現れたとびきりの笑顔に、家の中が一気に華やいだ気がします。
甥はハンティングで来られなかったものの、彼の奥さんが子供3人連れで来てくれ、総勢14名となりました。

パーティーの準備は、掃除・買物・料理と慌ただしさいっぱいです。
娘と彼氏は土曜のパーティーのために火曜から日曜まで来ていたため、お祭り騒ぎがずっと続きましたしね。

1週間分のやることリストを作って、とにかく何でも前倒しするよう努め、当日はストレスなしで過ごせるように工夫しました。
ターキーその他メイン料理の係の義弟に、キッチンを明け渡すのが恒例ですから・・・

義妹たちには、毎回同じものを持って来てもらうことに決まっています。
上の義妹はワイルドライス料理、下の義妹はミネソタ名物(?)のジェロサラダ
夫はガーリックマッシュポテト、私はスイートポテトキャセロールが定番となりました。
これは〇〇の料理って誰にもすぐわかり、楽しみにできるのが嬉しいことです。

茶色のものばかり並ぶので、スナップピーとゆで卵の料理もプラス。簡単な一品です。
夫が用意したクランベリーとオレンジのソースも、ちょこっとだけ彩りを加えてくれます。


グレービーソースは、義弟が手掛けたローストターキーから出た drippings(たれ汁)と、ターキーの内臓や首をじっくり煮込んだ broth(出し汁)を使った本格派。
下の義妹と一緒に、当日作りました。

はい、全品揃ったので、ひとりずつ好きなものを好きなだけ取って いただきま~す!


デザート2品も私が担当。(いつも持って来てくれる友人を、今回は招待できなかったので)
この時期よく作られるパンプキンパイは、それほど好きではない人もいるため避けることに。

あまりサンクスギビングっぽくないけれど、みんなが大好きなチョコマカロンにしようっと♪
そして、ネットで見つけたキャロットカップケーキは、前の週に作ってフリーザーにキープ。
当日常温にもどして、フロスティング・ピーカンナッツ・カラメルソースでおめかしすれば出来上がり。
娘と彼氏がおもしろがって手伝ってくれ、あっという間に完成です。


何でも大げさなくらいにおいしがってくれる親戚で、本当に良かった!
お互いに近況報告のおしゃべりにも花が咲き、チビちゃんたちは親戚みんなに懐いて大いに可愛がってもらい、楽しいひとときでした。

「これから一体どうなってしまうのだろう」という不安な時期を過ごした後ですから余計に、全員無事でこうして集まれたこと自体が、本当に貴く有難いことだと感じます。
コロナの新変異株オミクロンも登場とのことで、今後も警戒し続けなければいけませんが・・・

素敵な思い出の詰まった新しい1ページが、みんなの心に刻まれました。
あたふたと走り回った1週間は大変でしたけれど、パーティーが無事に終わり、嬉しさと快い疲れと共に眠りにつくことができた夜でした。

2021/11/21

シナモンロール、まねっこシナボンのレシピ

アメリカでパナソニックホームベーカリーを購入したのはもう8年も前なのに、その時のブログ記事 はなぜか今でもアクセス数が多いのが不思議です。

その後、パンを手ごねで作る機会はほとんどなくなってしまいました。
マシンにお任せだと、何と言っても楽ですからね~

けれども、オーケストラの友人が気になるレシピをシェアしてくれたため、久しぶりに手ごねに挑戦することに!
(ホームベーカリーでは粉は250gまでしか入れられないので、仕方なくでした。)

友人がくれたのは、アメリカでは根強いファンが多いシナボンシナモンロールを真似たレシピ Copycat Cinnabon です。
シナボンは、日本人には大きすぎるし甘すぎるけれどね。
私は元々持っていたレシピと合体させて一部変更、上に乗せるフロスティングの砂糖も半量に減らして試しました。

シナボンフィリングは、シナモンを多めに使っているのが特徴のようです。
これは好みが分かれるところですが、我が家では夫婦ともシナモンは大好きなのでレシピ通りの分量で問題なかったです。

二次発酵が終わって、オーブンに入れる前の状態。ブラウンシュガーシナモンが溢れてる~!
日本では、三温糖で代用できると思います。


友人によれば、焼き立ての熱いうちにフロスティングの半量をすぐに塗り、それが溶けて中まで入り込むのを狙い、冷めてから残りを塗るのがおいしさの秘訣なのですって♪

焼き上がりに半分塗ったところ。日本人的には、これで十分すぎるほどに見えます(汗;)


でもせっかく作ったので、冷めてから残りも全部塗りたくった・・・
こりゃ、アメリカ人の体形へ一直線だわ。。。
これでもフロスティングの砂糖は半量なので、少しは許されるでしょうか。


ふわふわに焼けて大成功!確かにとてもおいしかったです。
夫は2個目に手を伸ばそうとしましたが、健康のため自制心が何とか働いたみたい。


久しぶりの手ごねも、懐かしい感触で楽しかった♪
ある程度まとまった生地にバターを加えると、バターが嫌がって逃げ出したそうにふるまいます。
それを無理矢理つかまえて、手なずけてしまうことに喜びを感じる私は変態か?(笑)
手ごねのやり方は体で覚えていて、久しぶりでも戸惑うことはありませんでした。

いつもはオーブンの発酵機能をきっちり使うのですが、友人は一晩ほったらかしで発酵させているという話を聞き、結構適当でもいいのかなと・・・

そこで今回は、生地を入れてラップをかぶせたボウルを、ぬるま湯を張ったひとまわり大きなボウルに入れて一時発酵させてみました。
ふと思いついてやってみたことですけれど、結構短時間でいい具合にできてよかったです。

パン作りは時間がかかりますが、発酵中に他のことができるので、まあいいかな。

二次発酵は、成形した生地を型に詰めてから。
やはりひとまわり大きいキャセロール用の器にぬるま湯を張って、そこに入れるやり方にしました。
電気代もかからず、簡単です。パン生地もお風呂に入れて、何だか嬉しそう?
これからは、このやり方でいこうっと♪


実は、友人がくれた元のレシピはこの2倍の量で、アメリカで一般的な9×13インチ(約23×33cm)の型用のものです。
そんなにたくさん焼いても、あまりのおいしさに、ご夫婦で2,3日で食べきってしまうとか・・・
おおおおっ、さすがアメリカ人!
危険なので、たまにしか焼かないと笑っていましたよ。


まねっこシナボンのレシピ (20cm角型、9個分)

材料
 パン生地
  強力粉 (bread flour) 240g
  薄力粉 (cake flour) 60g
  砂糖  30g
  塩  4g
  インスタントドライイースト  10g
  卵1個+牛乳  合わせて200g
  無塩バター(室温)  40g

 フィリング
  ブラウンシュガー  70g
  シナモンパウダー  小さじ1と1/4
  溶かし無塩バター  20g

 フロスティング
  クリームチーズ  120g
  無塩バター  60g
  パウダーシュガー  80g
  バニラエクストラクト  小さじ1/2

作り方
  1)ボウルに粉類を入れる。ドライイーストを砂糖の上に加える。
  2)42℃位に温めた牛乳と卵を混ぜたものを加えてよく混ぜ、まとまったら台に移す。
  3)ある程度こねたら、室温に戻したバターを混ぜ込み、さらによくこねる。
  4)丸めてボウルに戻し、ラップをして35℃で35分一次発酵。
  5)フィンガーテストをし、ガスを抜いて丸め直し、ぬれ布巾をかぶせて10分ベンチタイム。
  6)軽くガス抜きし、めん棒で30×25cmに厚さを均等に伸ばす。
  7)全体に溶かしバターを塗り、ブラウンシュガーとシナモンを混ぜたものを均等に振る。
  8)手前からあまりきつくないように巻き、とじ目はしっかりつまんでおく。
  9)包丁で9等分にスライスし、とじ目が内側になるよう切り口を上に向けて型に並べる。
  10)ラップをして、35℃で25分二次発酵。180℃に予熱したオーブンで20分焼く。
  11)ボウルに室温に戻したクリームチーズとバター、粉砂糖、バニラを入れてホイップ。
  12)焼き立てのシナモンロールにその半量を塗り、冷めてから残りを塗る。


2021/11/15

ついに、かなりの降雪 / まだボケてはいないようだ

忙しい1週間でした。
庭のポプラの葉が落ちるのを待って、本格的な落ち葉かき開始!
雪が積もる前に終わらせなくてはいけないので、待ったなし・・・必死です。

庭全体が細かい部分まですっきり!

窓拭きも、気温が氷点下になると辛いですから、毎年同時期に行うことになります。

上の義妹のバースデーを我が家でお祝いしたり、湖の向かいのキャビンにアイオワから短期間来ていた友人を招いたり・・・
色々やっと終わって、「明日は何もせず息抜きするぞ~」と楽しみにしていた水曜の夜、オーケストラのことで連絡が入りました。

これが、週末までのドタバタ騒ぎの始まりだったのです。

今回のコンサートはいつもの大きなホールが取れず、教会で小規模に行うということで、出演者も13人だけに決まっていました。
私を含め、その他の団員はクリスマスコンサートまでゆっくりできる予定だったのですが・・・

その夜に受け取ったメールで、出演予定だった人のひとりがコロナ感染者濃厚接触者となってしまい、急にコンサートに出られなくなったのでピンチヒッターになってくれないかと頼まれたのです。

その日(水曜)の夜に、楽譜をネット経由で受け取りました。
初めは夫のプリンターで調子よく印刷できていたのですが、途中でまさかのインク切れ!

仕方なく、何年も使っていない私の古いプリンターを試すことに・・・
試行錯誤の結果、何とか使えるようになったものの、スキャンして送ってもらった楽譜はぼやけていたりまっすぐでなかったり、ひどく読みにくいものでした。
(ただでさえ、手書きの楽譜って謎な部分がいっぱいなのに)

インクを白黒にセッティングしても、背景に色がついてしまうのはなぜなの???

ぼけ、ゆがみ、不明瞭の三重苦

その後、両面テープとセロテープできれいに製本。(そうしないと楽譜めくりでコケる)
曲の難しさにひえ~っとなりながら、木曜は朝からひたすら練習してその夜のリハーサルまでに何とか仕上げました。
金曜の夜と土曜の朝にもリハーサル。
そして、土曜の夜と日曜の午後に本番という強硬スケジュールでした。

ギリギリで落ち葉かきが終わった水曜の夜から、も降り始めてリハーサル通いも命がけ?

落ち葉がすっかり消えた庭を楽しむ暇もなく、上の写真から数日後にはこのように

木曜の夜のリハーサルは、心配する夫の送迎付きでした♪
ミネソタ生まれだって、シーズン初めの雪道の運転はドキドキするそうですから、私のことは見ていられないのかもね。
食事も用意してくれたり、数々の夫のサポートに心から感謝です。

こんな悪天候ではコンサートの客入りも期待できないと思ったのですが、雪にもかかわらず、両日とも満席のお客様でびっくり。

指揮者自らのパイプオルガンの演奏も素晴らしく、バッハの21番目の息子という架空の人物の作曲によるパロディ曲も大ウケでした。
(音楽教育はほどこされず、父からの遺品はカズーだけだったという設定)

ゲストの歌手お二人はサマーコンサートでも歌ってくださった方たちで、今回も拍手大喝采!
"Special thanks to~" と、指揮者が私の名をアナウンスしてくれたことにも感激でした。

子供の頃から音楽とは長い長いお付き合いですが、こんな危ない橋を渡ったのは初めて。。。
私のせいでコンサートがぶち壊しになったらどうしよう・・・なんてヒヤヒヤでしたが、事故もなく無事にお役目を果たせ、皆さんから大いに感謝されてほっとしています。


一番大変だったアメリカの作曲家アーロン・コープランド Aaron Copland"The Tender Land" の楽譜を、コンサート後に夫と眺めながら、途中で何度調性が変わるか数えたら22回も!
#も♭もなしのハ長調から、♭5つの変ニ長調などコロコロ変わって色彩豊かです。

拍子記号も絶え間なく変化するので、1、2、3、4と数えていればよいわけではありません。
5/4などもいきなり登場で、何と途中で85回も変わってた・・・何これ???

ものすごい集中力が必要でしたけれど、その気になればまだボケることなく人様のお役に立てそうで、ちょっと自信がつきました♪

”The Tender Land" のオーケストラバージョンは演奏したことがありますが、13名&歌手2人バージョンは初めて。
一生忘れられない、思い出たっぷりの曲になりそう・・・
1930年代のアメリカ中西部の農場が舞台となっているので、よけいに親近感を覚えるのかな。
7曲から成る組曲ですが、特に好きだったものを2曲ご紹介します。





♪11月13,14日のコンサートプログラム♪

     Now Thank We All the God (From Cantata No. 79) (J. S. Bach)
     
     Toot Suite (冗談音楽)(P. D. Q. Bach)

     Concerto on "I Want to Hold Your Hand" (Paul Ayres, original song by the Beatles)

           Intermission
       
     The Tender Land: Suite 「テンダーランド組曲」 (Aaron Copland)
       Ⅰ. Introduction
       Ⅱ. Laurie's Aria
       Ⅲ. Love Duet
       Ⅳ. Stomp Your Foot
       Ⅴ. Daybreak will Come
       Ⅵ. Hire a Stranger
       Ⅶ. Promise of Living

2021/11/07

トイレの窓から本物のオーロラが見えちゃった♪

数日前のことですが、夜に友人のひとりから「外に出てごらん、オーロラ (northern lights) が見えるかも!」との連絡が入りました。
それ~っと庭に飛び出した、夫と私。
ところが、満天の星空の割に何だか明るいなという印象は受けたものの、オーロラは見当たらず・・・

その後も時々空をチェックしながら、結局ベッドタイムとなりました。

私は普段、朝までトイレに起きることはほとんどないのですけれど、 なぜかその晩はふと目が覚めて行きたくなっちゃった。。。

トイレの電気をつける前に、半分寝ぼけたまま外を見ると・・・
あれれ?これは夢かしら!!?
空の一部がふわっとバスクリン色で、少しだけゆらゆらと揺れていました♪♪♪

用を足すのも忘れて、しばらくうっとりと見学。
トイレの窓からオーロラが見えるなんて、何てすごい所に住んでいるのかしら。

ベッドに戻って目を閉じてからも、しばらくその光景がまぶたから離れず、なかなか寝付けなくなってしまいました。

夫が10月半ばにカナダの島に出かけた時にも、夜中にトイレ(屋外にあります)に起きた時に美しいオーロラが見えたそう。
この時はバスクリン色だけではなく、赤やピンクの混ざったカーテン状で、それこそ夢のような景色だったとのことです。

我が家でオーロラが見えたのは、とても久しぶり。
よろしければ、過去の記事もご覧くださいね。

  ★泥んこ犬とオーロラ (2015年9月)
  ★空一面のオーロラと冨田勲さん (2016年5月)

その時に使わせていただいた写真は、地元の新聞に掲載されたものです。
今回は、ここまではっきりきれいには見えませんでしたけれど・・・


朝は朝で、日が昇る前の空がすごい色です♪
今日から冬時間が始まり、時計が1時間ずれたため、少し早起きしないと目にすることができなくなりましたが。


空の雄大な眺めにも息を呑みますけれど、近くに目を凝らすと、あちこちにひっそりと自然の美がころがっているミネソタの晩秋です。

ミルクウィードの種がついた綿毛

モナーク蝶を招くミルクウィードについては、こちらの記事もどうぞ ⇒ ミルクウィード変身の術


2021/11/01

ハロウィーンのスナックのレベルが高すぎてびっくり!

昨日はハロウィーンでした。
去年はコロナのせいでほとんど何もできませんでしたが、今年は親戚の家でハロウィーンパーティー
お子さんたちの Trick-or-Treating 用のお菓子を用意して、私たち夫婦も参加しました。

この家での集まりには、いつも素敵なサプライズがいっぱい♪
今回も予想通りすごかった・・・!

「スナックだけだから気楽に来てね」と言われていましたけれど、これだけ用意するのに一体どの位の時間をかけてくれたのかしら。
こういうことをするのが好きで好きでたまらないようですが、本当に有難いことです。

顔の部分はハマス(ひよこ豆のペースト)


えのきだけがいい仕事してる!

ゆで卵の殻にひびを入れ、ブルーベリー果汁で色付け

完璧に出来上がったスナックを崩してしまう最初の人にはなりたくなくて、後ろのほうに並びました。。。

この他にも、クラッカー&チーズ、ほうれん草とアーティチョークのディップ、フルーツ盛り合わせなど色々あり、本当にお腹いっぱいに・・・

でも、デザートは別腹なので、これもいただいちゃいました。


チョコレートプディングのリアルなミミズも、手作りだそう。
ストローにゼリーの材料を流し込んだそうですが、蛇腹のおかげでよけいにそれっぽくなり、ナイスアイディアです♪
残念ながら、見た目で食べる気をなくしちゃった人もいましたが・・・おいしかったですよ~


日本でもこのミミズゼリーはポピュラーなのかな?とググってみたら、こんなのもヒットした!
はい、気を付けましょう!!

昨日は少人数での集まりでゆっくりおしゃべりもでき、とても思い出に残るハロウィーンとなりました。


今年は平年より暖かい10月でしたが、11月に入った途端、ついにまとまった初雪が!
それでも、今頃はすでに湖の表面の70%位が氷に覆われていた去年に比べると、ずい分体が楽です。

これから迎えるサンクスギビングクリスマスも、去年は家族だけでひっそりとでした。
今年は、もう少し賑やかにお祝いできるかな?