2019/09/27

やっちまった・・・(私) / 快挙!(指揮者)

次の日曜はコンサート本番なので、今週はほとんど連日リハーサルで忙しくしています。
っていうか、初合わせが本番の5日前って怖すぎないか・・・?

夕べは、リハーサル会場となっている大学のバンドルームの駐車場に到着した途端に、すごい土砂降り!
反対側のドアから荷物を取り出したほうが楽だなと思い、助手席にヴァイオリンと楽譜、バッグを置いたまま、傘を開いて外に出たのです。

ところが、助手席側のドアがロックされていた・・・
運転席側に戻りドアのロックを解除してバタンと閉めたつもりが、逆に全部のドアをロックしちゃっていました。

傘だけを手に、しばし呆然と立ちすくむ私。。。


幸い(?)傘のおかげで濡れることなくバンドルームに向かい、指揮者と皆さんに事情を説明。
私も経験あるわ~なんて、同情してくれた方がたくさんいました。

コンマスがスマホを貸してくれたので夫に電話し、スペアキーを持ってきてもらうことに・・・
快くすぐに駆け付けてくれ、30分遅れでしたが無事にリハーサルに参加することができました♪
こういう時に、ひとこと文句を言ったり迷惑そうな顔をしたりしない点、夫を見習わなきゃとつくづく思います。

普段は、キーを手に持ってから車の外に出るようにかなり気を付けているのに、魔が差したというか・・・人生で初めてのミスでした。
夫が家にいる時で良かったな~、それに、遠出した時でなくて良かった。
雷雨や吹雪の日でなくて良かった・・・(土砂降りは、その後すぐにおさまったので)


さて、今回のコンサートでは、ベートーヴェン交響曲第7番などを演奏します。
「第九」は別として、超有名な「運命(第5番)」と「田園(第6番)」より好きな曲♪
出だしの明るい和音から、気持ちがワクワクしちゃう!
最後の第4楽章は、数あるベートーヴェンの曲の中で一番ノリがいいのでは?と私は思っています。


日本に住んでいた時には2000年と2007年に、こちらでは2014年に演奏経験あり。
最初はセカンドヴァイオリンで、あとはファーストヴァイオリンでの参加です。

偶然見事に7年に1度のペースでしたが、今回は間が5年だけ。
しかも4回目ですから、かなり覚えていて余裕です。(本当か・・・?)

 ★前回演奏した時のブログ記事はこちら ⇒ のだめと震災とベト7と


ところで、日本のオケ友から嬉しいご報告が届きました。
ベートーヴェンの第7番を演奏した翌年の2008年、第3番「英雄」を振ってくださった指揮者の沖澤のどかさんが、9月21日にフランスで行われたブザンソン国際指揮者コンクールで、見事に優勝されました!

約300名の応募者の中から、上位3名に絞られた上での優勝だったそう。
過去には小澤征爾さん、佐渡裕さんが優勝されたこともある、国際的に名高い指揮者コンクールのひとつです。


昨年、東京国際音楽コンクールの指揮部門で優勝(女性では初めて)なさってから、またまた快挙♪
おめでとうの言葉を、遠いミネソタから届けたいな~

沖澤さんには、ドボルザーク交響曲第8番なども指揮していただいたことがありました。
小柄な方ですが、振りが実に堂々としていて、表情豊かでわかりやすかったことを覚えています。
年齢もバックグラウンドも演奏力もまちまちなアマチュア団員を、にこやかに力まずにリードしていく人間性も素晴らしいなと感じていました。

私が所属していたFACEという世田谷区を拠点に活動しているオーケストラでは、2002年から東京藝術大学指揮科の学生さんに指揮をお願いするようになり、沖澤さんもそのおひとりでした。
ヴァイオリン協奏曲などのソリストも、指揮者つながりでやはり芸大から。
お互いに学び合える、良き関係を築くことができていると思います。

卒業なさってから、皆さんがあちこちで大輪の花を咲かせつつあるのが楽しみ!
そんな方々と共にコンサートを行えたことを、とても光栄だと感じています。


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2019/09/17

Gold Pine(老人ホーム)祭りと Harvest Moon

週末は、2泊3日で親族の集まりでした。名付けて Gold Pine Fest!
実は私が言い出しっぺだったのですけど、皆さん大賛成してくれてよかった・・・

GoldPine Home というのは、町にある老人ホームの名称です。
私たちも、そういう施設のお世話になるかもしれない年齢に近づいてきたので、後悔のないよう元気なうちに楽しもう!という趣旨のパーティーでした。

今回は、夫の妹たち&弟とその連れ合いだけという、60代がほとんどの厳選メンバー!!
いつも集まる子供たちと孫たち、友人たちは、ご招待しませんでした。

この前出来上がったばかりの展望台で、兄弟4人が記念撮影

そして開催地は、我が家の敷地内にあるキャビンでした。
この湖の真ん前のキャビン、元々は4人のおじいちゃんが所有していたものです。
それを買い取って改装したのは、長男である夫でした。

けれども夫は日本で教師をしていたので、ミネソタに帰って来られたのは夏休みの間だけ・・・
夏に兄弟が集まるとキャビンはパーティーハウスと化して、みんなで夜遅くまで飲んだくれたものです。。。
それぞれ子供が生まれてからも、子連れでやはり集まって一緒にワイワイと♪

楽しい思い出がいっぱい詰まったキャビンも、今住んでいる家を建ててからは、ゲスト用に時々使うだけになってしまいました。
少し離れた町に住んでいた上の義妹夫婦がここの近くに引越してきたため、大勢で集まる時はそちらがメインになりましたし・・・

あまり出番がなくなってしまったキャビンに、今回は久しぶりに集合することになり、みんなワクワクでした♪ (掃除が大変だったけど・・・)


幼かった子供たちも、既に他界してしまった夫のご両親も、夏はここで多くの時間を一緒に過ごしたものです。
今でも、たくさんの笑い声があちこちから聞こえてきそう・・・
モダンな家と違って不便な点も多いけれど、本当に特別な場所という気がしています。

夕食後には、キャビンで撮った1990年代の懐かしいビデオをDVDに変換したものを、一緒に鑑賞♪
みんな若かったな~ 子供たちも可愛らしかったな~
毎日のように大勢の人たちに囲まれた環境で、子供たちは大いに社会性を身につけることができたと思います。

ボートにも乗り、


アウトドアを楽しみました。



最初の晩、ちょうど中秋の名月が湖から昇ってくるように見えて大感激!
アメリカでは、秋分の日 autumnal equinox に最も近い満月は Harvest Moon と呼ばれています。
今年は9月13日(金) だったのですが、次回13日の金曜日に重なるのは30年後2049年ですって!

う~ん、今回が最後かも。。。
ニール・ヤング"Harvest Moon" を聴きながら、みんなでじっくりと満月を鑑賞しました。


でも昔よりみんなの酒量もかなり減り、遅くまでは起きていられなくなったことに年を感じます。
夜中過ぎてから大騒ぎでジープを乗り回す・・・なんてことも、さすがに出来なくなったな。

何か言いかけたのに、「あれ?何だっけ?」と「度忘れ」も続出!
そういうのを英語で senior moment と言うのですけれど、今回は祭典名にちなんで Gold Pine moment という新語ができちゃった。

まだこうしてみんなが元気に集まれるのは、本当に有難いことです。
たとえ健康には恵まれていても、色々な事情で兄弟が疎遠になってしまっている方も多いことでしょう。

80になっても90になっても、誰かが本当に GoldPine Home に入居する事態となっても、ずっと兄弟仲良くいられることを願いながら、楽しい会合はお開きとなりました。


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2019/09/10

ネコのキキの肖像画が、素晴らしい仕上がり!

ミネソタでは、朝晩ずい分冷えるようになってきました。
今日は、芸術の秋の話題を・・・

夫の従妹のひとりは、大変豊かな才能に恵まれたアーティスト
ファッションもご自宅のインテリアも、彼女らしいセンスに溢れていてとても素敵なのです。

小さなものから大きなものまで壁画の注文を受けて、以前から色々と描いていたのは知っていました。
この頃は、キャンバスに動物を描くことに熱中しているようです。
まるで今にも動き出しそうな絵に、みんな魅せられています。


夫の誕生日のギフトとして、別の従妹が夫には内緒でその従妹に頼んでいたのが、私たちが飼っているネコ、キキの肖像画でした♪
(動物でも「肖像画」と呼んでいいのかな?)

8年前に娘が保護猫を引き取ることを希望した時、初めはあまり乗り気でなかった夫ですが、今では文字通り「猫可愛がり」していますからね~

従妹は何度か家に来たことはあっても、キキと密な時間を過ごしたことはありません。
「どんなキャラクターかわからないペットを描くのは、結構難しい・・・」とは言っていましたが、私が送った写真を参考に仕上げてくれたのがこれ!


予想以上に素晴らしい出来で、夫も(もちろん私も)大感激です。
芸術的才能が皆無の私たちには、毛の1本1本や瞳の輝きまで、どんな工程で描いてくれたのか想像もつきません。

本物のキキと並べてみた・・・


本人は「なんじゃ、これ?」って顔してますが、そっくりですね~

ちなみに、私が送った写真はこちら。


私が8年間に撮ったキキの写真の枚数は、30数年間に夫を写したものの100倍以上あります、多分・・・(笑)

よく見かける平凡なサバトラのネコちゃんですが、私たちにとっては大事な家族の一員。
人懐っこくて穏やかで、抱っこされるのが大好き♪(ただし、犬懐っこくはない)
そして、人間の食べ物には決して手を出さない良い子です。

避妊手術後に肥満の傾向があるとは聞いていたけれど、お腹がタポタポしすぎだな。
おばさんネコとなり、子ネコの頃に比べるとだいぶ動きが鈍くなってきてしまいました。

ご飯の後に、充電中・・・かなり長い充電時間が必要なタイプのネコのようです。



従妹の二人のお嬢さんたちも、芸術的センスに恵まれたお母さんの血を受け継いだ様子。
8月の親族の集まりの時、お嬢さんのひとりが大変手の込んだアイシングクッキーを焼いてきてくれたのです。
一体、どれほどの時間をかけてくれたのかしら・・・美しすぎて食べるのが惜しい感じでした。



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2019/09/03

セレンゲティに出現した、夫作成の見晴らし台

9月に入り、木の葉の色が日に日に変わってきています。
レイバーデイも終わり、いよいよ秋が来てしまった感じ。
夏の出来事で、まだブログに書いていないことが色々あったのにな・・・

少し前の話題なのですが、セレンゲティ Serengeti と呼んでいる我が家の土地の一角に、11フィート6インチ(約3.5メートル)の高さの見晴らし台ができました!

セレンゲティという名の由来などついては、ちょうど4年前の記事「セレンゲティを突っ走れ~」をご覧くださいね。
広々とした素晴らしい眺めで、私も家族もとても気に入っている場所です。

息子が「いつかここにツリーハウスを建てたいな」と言っていたのですが、夫も同じようなことをずっと考えていました。
友人のひとりがなぜか保管していた古い電柱を処分したがっているのを聞きつけ、ピ~ンとひらめいたのがこのアイディア。
その電柱を支柱にして、高い見晴らし台を建てること♪

夫が8月半ばから構想を練った後、友人たちを巻き込んで何日か頑張り、いよいよ完成です。
素人の作品ですので、完ぺきではありませんけれどね。


建てる場所を決定して、周りの草刈りをすることから始まり、


ボードを切り揃えたりステインを塗ったり、何日も作業に没頭していました。
初めて上に登った時は、ちょっとドキドキ。 突然崩れ落ちたりしないでしょうね???

草原の少し小高くなった場所に位置しているので、周りをぐるっと見渡せます。
Overlook(見晴らしの良い高台)と夫が命名したこのタワー(?)、これから何度も登ることになりそうです。



すぐ上の写真の、地面が露出しているように見える場所は、夫が近所の友人と共に開墾して作ったラディッシュ畑です。
ただし人間用ではなく、これが好物の鹿たちへのプレゼント。

その後、葉ががすくすくと育ってきて、本当に鹿たちが時々やって来ます。


こんなに時間とお金を費やして鹿たちに親切にしているのに、ハンティングシーズンには平気でズド~ン!とやってしまうメンタリティが、私には理解できないのですが。。。
(夫自身はもうやめましたが、何人かの知り合いに我が家の土地での狩猟を許可しています。)

ボート用の椅子(これもいただき物)も設置。360度回転します。


レイバーデイの休みで週末に遊びに来た娘は、これを見て「9歳ぐらいの男の子が、こんなの作ってみようかな~と思ってチャチャッと作った工作のようだ」と笑っていましたが・・・
見晴らし台の上でカクテル片手に、とてもリラックスした様子。


でも、ここでは決して泥酔しないように気を付けないと、命が危ないかもしれません。。。

これから紅葉が本格的に始まると、夢のような光景となることでしょう。
そして木の葉が落ちて冬になれば、すぐ近くの湖ももっと良く見えるようになるはず。
雪見酒もいいかも・・・新緑の季節も楽しみ・・・家からほんの5分位の所ですので、どのシーズンにも通い詰めそうです。


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