2021/03/29

ワクチンのおかげか、あちこちで活気が戻ってきた

アメリカでは、コロナのワクチン接種がかなり進んできています。
人口の少ないこの辺では待ち時間も大したことないですが、場所によっては数時間待たされることがあるようです。
ドライブスルーでの接種もあるそうでびっくり!いかにもアメリカですね。

中西部では、4月から16歳以上の全ての住民を対象に行うという州も出てきました。
次の日曜日のイースターは、まだ大勢で集まるのは控えたほうが良いでしょうが、7月4日の独立記念日の集まりは、かなり期待できるのではないでしょうか。


週末はまたコンサートで、木・金の夜の7時からリハーサルが行われました。
家からリハーサル会場となっている教会に行く途中に、バーレストランが合計4軒あるのですが、どこの駐車場も久しぶりに車がいっぱい!
気候もよくなってきて、皆さん浮かれ出ている感じです。ず~っと我慢の日々だったものね。

平日の買い物客もかなり増え、あれ?今日って週末だったっけ?と思うほど。
レジで、ずい分待たされるようになりました。
この町では、まだマスクの使用は誰もが守っていますが、ソーシャルディスタンスにはあまり気を配らなくなってきたかも。。。
場所によっては、マスクをしない人も増えてきているようで困ったことです。


コンサートも、特に日曜日は久しぶりに大入り満員でした♪
・・・と言っても、コロナ騒ぎが始まる前にいつも使用していたホールより、ずっと小さな会場です。
一度に大勢のお客様を入れられないので、土・日の2回同じプログラムで行っています。

結婚式場として使用されることの多い、素敵なイベント会場です

ライブ・ストリームのチケットを買って、ご自宅で鑑賞してくださる方も多く、有難いことです。

1年前は、せっかく練習を始めていたのにコンサートをキャンセルしなければならず、4月と7月もキャンセルでした。
一体これからどうなってしまうのだろう・・・と皆が不安の日々でしたけれど、細々とながらも10月から再開。

何とかここまで続けることができたのは、指揮者の熱意と実行委員会の皆様の多大なるサポートのお陰です。
そしてもちろん、コロナへの恐怖以上の音楽愛に支えられた団員たちの意欲と、聴きにきてくださるお客様あってこそです。

大好きなことを一生懸命行い続けることが、私たちの免疫力アップとなっていたかも?
家に閉じこもりがちでしたので、仲間に会っておしゃべりできるのも嬉しいしね。
7月から始まる来シーズンは、元の大きな会場でコンサートが開催できるようになりますように・・・

今回は、アメリカの作曲家アーロン・コープランド Aaron Copland の曲の特集でした。
ステージに乗る団員数も限られるのですが、少人数ながらも迫力ある音を出せたと思います。


★3月27日&28日のコンサートのプログラム★

     Hoe Down  (Aaron Copland)
   
     Quiet City  (Aaron Copland)

     Appalachian Spring Suite  (Aaron Copland)


私が2回目のコロナワクチンを接種してから、明日でちょうど2週間となります。
これで、約90%の予防効果が得られるはず。
夫と初めて出会ってから40年という区切りの日でもあるので、二人でささやかにお祝いする予定です♪

2021/03/24

鳥たちと二日酔いの魚

庭の雪はすっかり解け、周囲の雑木林に少し残っている程度となりました。
今年は雪解けがずい分早いけれど、花と新緑の季節までしばらくは茶色の世界です。
日本の友人たちからは桜便りが続々と届くのに、ミネソタの春はあまり美しくはありません。

家の前の湖はまだ表面が氷に覆われているものの、すぐ近くのもっと小さな湖(ほとんど池)は半分ぐらい解けました。
小さすぎて名前もないので、Fish Pond と勝手に名付けたのは私です。

Google map で見ると、何だか二日酔いで情けない表情ののような姿だからです。
「オェ~」となっちゃっているみたいに見えるでしょ?
尻尾のほうは家の前の湖と、幅の狭い流れでつながっています。
そしてオェ~の先も、別の湖に続きます。ミネソタは本当にだらけの州です。


尻尾の部分の近くにそっと降りて行ってみたら、たくさんのが集まっていてびっくり!
静かに歩いたけれど、一番近い凍っている部分に立っていたカナダグースにすぐに感付かれ、クヮックヮッと警告の声。


でも他の鳥たちはあまり気にせず、のんびり泳ぎ回っていました。




ナキハクチョウ Trumpeter swanカナダグース Canada goose、そしてマガモ Mallard・・・縄張り争いをすることもなく、種の区別を超えてみんな仲良く混ざり合って楽しそう。
人種間の争いが絶えない某国の方々も、見習ってほしいわ。


こちらは、家の前の湖の白鳥たち。
ペア同士が見事にシンクロした動きで、仲睦まじいこと!



2羽ずつでハートを描いてくれました💛


空を飛ぶ姿も実に優雅な白鳥に続き、カナダグースが戻ってくると、いよいよミネソタにも春がやってきたのだなと感じます。
日によっては、夜中までやたらと賑やか。
鳴き声だけでなく翼の音もバタバタとうるさいほどで、ちょっと困るのですが・・・

2021/03/17

コロナワクチン2回目接種、無事に終了!

アメリカでのいまどきのご挨拶は、「もう Covid(コロナ)ワクチン受けた?」です。
その後に副反応(副作用)はどうだったかお互いに伝え合い、話が盛り上がっていきます。
スーパーでレジの列に並んでいた時、全く見知らぬ人からも声をかけられたことがあるほどです。

まずは医療従事者、そして65歳以上の高齢者基礎疾患のある方の順に接種者がどんどん増え、今は若い人たちにも順番が回ってきていますのでね。

実は私も2月半ばにモデルナのワクチンを受け、昨日2回目を接種してきたばかりです。


立派に高齢者である夫が2月初めに先に受け、ダメモトでキャンセル待ちリストに私の名を載せてもらった所、割とすぐに連絡をいただきました。

1ヶ月前は、私は年齢的にもう少しのところで、まだ資格はなかったのですが・・・
でもワクチンを1瓶開けたら1滴も無駄にしたくないそうで、キャンセルが出たら確実に来られる人の存在はありがたいと言ってもらえて良かったです。

1回目は翌日腕に少し痛みを感じた程度で、どうということはありませんでした。
多くの方から2回目のほうが副反応がひどかったと聞いていたため、どうなることやらちょっとドキドキ。。。

私より少し早めに先週2回目を受けた夫は全く平気そうで、翌日もピンピンしていましたが・・・
義妹は接種日の夜にベッドに入ってから寒気を感じ、ひどい吐き気にも襲われたとのこと。
翌日もそれが続いてかなり辛かったそうです。

他にも、熱が出たり、関節の痛みを感じたり、疲労感で起き上がれなかったり、頭痛に苦しめられたり、私の周りでも人によって様々な症状があったと聞いていました。

接種後は、万が一のアナフィラキシーショックなどに備えて、15分間はナースとおしゃべりしながらその場に待機しなければなりません。
何とそのナースのいとこさんが日本人と結婚して日本に住んでいるそう!
彼女も3年前に訪れ、京都や築地を観光したとのことで話が盛り上がり、あっという間の15分でしたけれどね。

ナースによれば、コロナワクチンはインフルエンザワクチンと同じように、毎年受けなければならないかもしれないとのこと。
変異種も出てきているので、それは仕方ないかな。。。

その後、クリニックに付き添ってくれた夫と一緒にランチ。
無事に接種が終わったので、普段は手を出さないカロリーがめちゃ高そうなパンケーキを豪勢に(笑)オーダーしたところ、お皿いっぱいに広がる想像以上のデカさ・・・!
この生クリームの遠慮のなさったら・・・
まるで布団並みでしたが、ふかふかでとてもおいしくて、しっかり平らげてしまいました。


家に戻ってからも体調は別に問題なく、ピアノを弾いたりもしました。
ところが夜になってから、やたらと眠くなっていつもより2時間も早く就寝。
夜中に何度も目が覚めて、熟睡した気がしませんでした。

今朝起きてからも、何となく頭がぼうっとして身体が重い感じ。
そういえば、オーケストラ仲間の1人が、地球の重力が急に増したのでは?と疑うほど身体が重かったと言っていたな~
まさしく、そんな気がしました。

幸いその感じは長くは続かず、10時頃までにはすっかり元に戻りましたけれどね。
体内では、一体どんなバトルが起こっていたのかしら。

これからワクチンを受けられる方は、接種日と翌日は予定を入れず、ゆっくり休養できるようにしておくことをおすすめします。


米疾病対策センターによれば、ワクチン接種を終えて2週間経った人同士は、屋内でマスクを着用せず、ソーシャルディスタンスも確保せずに会っても差支えないとのこと。
また親しい人とハグができるようになるのね~♪

ただし、ワクチンを受けていてもコロナに感染する確率は0%ではありません。
無症状感染で、人にうつす可能性もまだ残っているそうです。
ですから、公共の場所や大勢の集まりでは、接種を終えた人も引き続きマスク着用が求められています。

それでも、レストランなどでやたらと高齢者のお姿が目につくようになりました。
優先的に、2度の接種がもう終わっているからなのでしょうね。
皆さん明るい表情で、お元気そうにおしゃべりしまくり!良かった、良かった・・・


1年前の今頃は、ハンドサニタイザートイレットペーパーだけでなく、砂糖や小麦粉なども店からすっかり消えてしまったっけ。



自宅滞在命令が出たのが、ちょうど去年の今頃でした。
学校も休みになり、レストランもテイクアウトとデリバリー以外は営業停止。
ミネソタでコロナによる初の死者が出たというニュースに加え、これから人口の半数以上が感染するかもという説も流れ、みんな息を潜めるように家に閉じこもっていたものです。

色々なことを我慢しなければいけない辛い1年間でしたけれど、ようやく未来に希望が持てるようになってきました。

ただし未知のワクチンですから、これが本当に安全なのかどうかは、数年経ってみないとわからないのかもしれません。
接種しないことを選ぶ方がそれによって差別を受けたりせず、その意志もどうか尊重されますように・・・


2021/03/09

白鳥たちが戻ってきた / セントポーリアの葉挿しに挑戦

ミネソタにも、ようやく春の足音が聞こえてきたようです。
ここ数日はやたらと暖かく、今日は何と17℃まで気温が上がってびっくり!
明日からは、また下がるようですが・・・

昨日はこんなだった庭。


一晩で、雪がほとんど消えちゃった!
夫は冗談で「そろそろ芝刈りしなくちゃね」とひとこと・・・


ミネソタに引っ越してきてから、こんなに雪の少ない3月初旬は初めてです。
今年に入ってから雪が降ったのは1,2回で、元々例年よりずい分少なかったのですけれどね。

それでもはまだ凍っていて、その上を歩いても大丈夫です。
今日の夕方には、近所の家の犬2匹がなぜかやって来て湖の上を走り回っていました。
(怖いので、私はもうやめますが・・・)

いつもウォーキングする雑木林も、たった1日で景色が激変!
自分の足跡をたどって歩いていたトレイルは、雪が消えてしまったため迷子になりそうです。
雪解け水があちこちに溜まっているので、スノーブーツから長靴タイプのブーツに履き替えました。

まだまだこんな風に、かなりの雪に覆われている場所もありますけれどね。


白鳥たちも戻ってきて、美しい翼を広げて飛び回っています♪
懐かしいパオパオという声が聞こえてくると、やっと長~い冬が終わるのだなと実感します。
ナキハクチョウ Trumpeter swan という種類です)



去年葉挿ししたセントポーリアに、赤ちゃん葉っぱが生まれました!


2年前の初夏にガーデニングが得意な友人に「Violet 欲しい?」と聞かれ、「スミレをくれるのね」と待っていたら、持ってきてくれたのがセントポーリアでした。。。

日本ではセントポーリアの名で親しまれていますけれど、こちらではアフリカスミレ African violet と呼ばれています。
友人はさらに省略して、violet にしちゃったのね。

その友人も、葉挿しで増やしたものを分けてくれたのです。
去年たくさんの花を咲かせたものの、放っておいたら日本の通勤電車並みに鉢が込み合って元気がなくなってきちゃった。


そこで、私も初めて葉挿しに挑戦!

セントポーリア用の特別な土もなければ、切り口にまぶすと良いとされるハイフレッシュも手に入らないので、そのまま普通の土に適当に突っ込んでおきましたが・・・

厳寒の冬でも、ミネソタの家の室内はいつも暖かくて温室みたいなもの。
暖房で乾燥しすぎないようふんわりラップをかぶせ、浴室の明るい日陰に置いておいたら、その場所が気に入ってくれたみたい。

初めて小さな葉を発見した時には、嬉しくてドキドキしました。
意外と気難しくないし、タフなのね~
ぐんぐん育って、また可愛らしい花を見せてくれるといいな♪

2021/03/01

お雛様を折り紙で作ってみた

毎年恒例となっていた、親戚のガールズを招いてのひな祭り
今年は、残念ながらできません(涙;)
一時に比べるとコロナはかなり落ち着いてきたものの、大勢で集まるのはまだ危険ですものね。

去年は義妹たちも集まって盛大に行い、楽しかったな・・・
思い出してみるとミネソタで最初のコロナ感染者が見つかったのが、その1日前でしたっけ。
それからあっという間に広がり、みんなが不安であたふたしているうちに自宅滞在命令が出て、学校も休みになってしまったのでした。

今年も、お雛様はいつも通り飾りました。
無事にご対面が叶ったことが、いつも以上に有難く思えた年です。
でも、親戚ガールズの成長ぶりを確認しながら一緒に写真を撮ることができず、本当に残念。

ひな祭りのことは忘れないで欲しいので、折り紙内裏雛を作って、春らしいカードと共に郵送することにしました。
送りやすいように平らになって、しかもあまり単純すぎず美しい折り方はあるかしら?

ちょうど手持ちの折り紙の本に、ピッタリのものが見つかりました!
本物の千代紙はないけれど、ダイソーで買っておいた和風の折り紙も発見♪

こんなのができました。


柄違いも・・・


全部並べると、何だか嬉しくなる。
1ガールにつき1ペアをプレゼントできます。


最初のは15分もかかってしまったけれど、慣れたら本を見なくても勝手に指が動き始め、ひとつ5分で折れるようになりました。
金色の折り紙で扇子も持たせてみたら、さらに良い感じになった気がします。

まあ、私の自己満足の作品ではあるけれど、喜んでもらえるといいな~
目と口を自分で描いてみてねと、カードに書いておきました。
製作費はほとんどかかっていないので、もしポイッとされてしまっても胸は痛まないでしょう。

それにしても、1枚の正方形からこんな折り方を考え付くとは、一体どれほどの試行錯誤を繰り返したのでしょう。
天才としか言いようがありませんね。

かなり久しぶりの折り紙、私も童心に帰って大いに楽しむことができました。
折り紙の国に生まれたことを、幸せに思います。

本物のお雛様は、あらあら~というお顔で私の奮闘を眺めていました。
皆さんの都合に合わせると、例年はひな祭り当日に集まるのが難しくていつも遅れがちだったのですが、今年は4日にさっさと片付けることにします。