2025/05/19

予報通り、真夏から真冬に・・・

ミネソタは、本当に異常気象でびっくりです。
この前ブログをアップした時は、暑くてエアコンをガンガンかけていましたが、今は暖房のお世話になっています。
しまい込んだ冬の服をまた引っ張り出したりで、忙しいこと。

それでも若葉があっという間に育って大きくなり、ようやく新緑の美しい季節となりました。
も次々と咲いてくれて、この時期はとても楽しみです。

つぼみをたくさんつけていた庭の Crab apple(クラブアップル 姫リンゴ)は、少しずつ咲き始めてすぐに満開となりました♪
娘が、「なんちゃって桜」と呼んでいます。



湿地に咲く Marsh marigold(リュウキンカ 立金花)の花言葉は「必ず来る幸福」ですって。
確かに、花がにっこり微笑んでいる気がする。


群生している広い場所を見つけて写真を撮っていたら、方向感覚を失い、地面がドロドロした歩きにくい所をしばらくさまよってしまいました。
もたくさん出てきてちょっとあせりましたが、google map のおかげで無事脱出。
ありがたや~

玄関前の階段の下には、小鳥さんが巣を作ってを5個産みました!
ヒナが生まれて飛び立つまで、脅かさないようにドアの開け閉めはそっとね。


写真がかなりボケていますけれど、これがお母さん。
雨の日も風の日も、卵を守っています。


Lilac (ライラック)も咲き始めました♪
「北国の花」というイメージですよね。花言葉は「友情」「初恋」「思い出」など・・・ロマンを感じます。


毎度おなじみの(笑)、外の気温を表示してくれる温度計
この前は100℉(約37.8℃)まで上がった様子をお見せしましたが、昨日の朝は34.8℉
華氏表示ですとあまり寒そうに見えませんけれど、摂氏に直すと約1.6℃「霜注意報」も出ていました。
こりゃ、老体がついていかない・・・


2025/05/13

5月なのに気温が100度!? / 揚げひばり

今年のミネソタの5月は異常気象で、乾燥も甚だしく、火災注意報がずっと出ています。
母の日だった日曜には最高気温34℃となり、日中数時間は日なたの気温を示してしまう我が家の温度計が、ついに100℉を記録!
摂氏では約37.8℃ですが、華氏で表すとあり得ない暑さに感じます。ここは本当にミネソタか?)


この暑さが明日(水曜)まで続き、その後急激に寒くなるそうです。
冗談みたいですが、今週土曜日は最低気温が0℃でが降るかも・・・との予報。


こんなジェットコースターみたいな気温の変化は、今までに経験したことがありません。
私たちの体、ついていけるのだろうか。。。

まだ涼しい朝のうちにウォーキングしたら、つい1週間ほど前にはあちこちで見かけた雪割草は、すっかり姿を消していました。
今は、色々な種類の黄色の花が増えています。
庭の芝にはいつの間にかたくさんのタンポポがはびこり、数日中に初めての芝刈りが必要になることでしょう。

ムクムクと顔を出し、丸まった状態からどんどん葉を伸ばすシダを見るのも好き💛


そして今年も、去年と同じ場所に Jack-in-the-pulpit を見つけました!
そっとめくると中に Jack が隠れているという本当に不思議な形の花で、毎年ほれぼれ見てしまいます。
触るのは大丈夫ですが、食べると毒だそう。食べようとは思わないけれどね。


たくさんのツクシもはびこっていましたが、ピークを過ぎて全然美味しそうではなかったです。

庭のクラブアップルツリーには、いつの間にかつぼみがびっしりとついていた!
開花も間近な様子です。咲くとあっという間に散ってしまう花ですが。




5月11日(日)は、コンサート本番♪
母の日でしたので、泊まりに来ていた義妹と私のために、夫がスペシャルブランチを作ってくれました。

ミネソタで人気の walleye(ウォールアイ:北米のスズキ目パーチ科の中で最も大きな魚)や trout(マス)などの釣りが解禁になる Fishing Opener の週末でもあり、お客様の入りが心配でした。
でも、風が強すぎるから釣りはや~めた!と来てくださった方も多かったような・・・?

フィンランドの作曲家、シベリウス「フィンランディア」「交響曲第2番」は、2013年にも演奏したことがあります。
第3楽章、こんなに速かったっけ・・・?と必死で練習(汗;)
12年も経つと、すっかり忘れてしまっていました。

曲については、以前のブログに詳しく書いたことがありますので、よろしければご参照ください。
 

「揚げひばり」というとても美しい曲のヴァイオリンソロパートは、私たちのコンサートマスター Eric Olson さんでした。


「揚げひばり」って、決して「ひばりの唐揚げ」ではありません。。。「凧を揚げる」などのほうの意味ね。
「本当に同じ字で良かったのだっけ?」と思ってしまった・・・漢字ってややこしいね。

レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ Ralph Vaughan Williams というイギリスの作曲家による曲で、1920年に初演されました。
(Ralph は普通「ラルフ」ですが、本人が古風な発音の「レイフ」にこだわったそう)

目を閉じて聴いていると、春のイギリスの田舎町で、小さなひばりがさえずりながら空高くまで舞い上がっていくのが感じられる、とても印象的な曲。
そしてバックのオーケストラは、ひばりが舞う空の下の森や小川、牧草地の風景、そこで遊ぶ子供たちの様子まで描いているかのようです。

民謡風でどこか懐かしさを覚える、日本人にとって親しみやすいメロディーだと思います。
気持ちがすさんでいる時に聴いたら、きっと心穏やかになれるのではないかしら。



今シーズンの8回のコンサートも、無事に全て終了しました。
カリスマ性抜群でいつも私たちを導いてくださる指揮者、熱心な団員たち、裏で全てを手配してくださる実行委員会の方々、コンサート会場に足を運んでくださるお客様、いつも支えてくれる家族・・・大勢の皆様に、心より感謝いたします。


♪5月11日のコンサートプログラム♪ 

     Finlandia フィンランディア (Jean Sibelius)

     The Lark Ascending 揚げひばり (Ralph Vaughan Williams)
 
           Intermission
       
     Symphony No.2 in D Major, Op. 43  交響曲第2番 (Jean Sibelius)
       Ⅰ. Allegretto – Poco allegro – Tranquillo, ma poco a poco ravvivando il tempo all'allegro – Poco largamente – Tempo I – Poco allegro (in D major)
       Ⅱ. Tempo andante, ma rubato – Poco allegro – Molto largamente – Andante sostenuto – Andante con moto ed energico – Allegro – Poco largamente – Molto largamente – Andante sostenuto – Andante con moto ed energico – Andante – Pesante (in D minor)
       Ⅲ. Vivacissimo – Lento e soave – Tempo primo – Lento e soave – (attacca) (in B♭ major)
       Ⅳ. Finale: Allegro moderato – Moderato assai – Meno moderato e poco a poco ravvivando il tempo – Tempo I – Largamente e pesante – Poco largamente – Molto largamente (in D major)

2025/05/07

夏が来ちゃった!? / 孫坊の初節句の飾り

家の前の湖の氷がやっと全部解けたのは、ほんの12日前のこと。
春の訪れを告げる雪割草を初めて見つけたのも、同じ日でした。何て可愛らしい花なのでしょう♪


長い長い冬がやっと本当に終わったのだなと喜んでいたら、数日で急に夏っぽくなっちゃった!
今日は少し気温が下がって涼しかったですが、日なたでは33℃近くになった日も・・・

華氏だとよけいに暑く感じる

外の景色がクリアに見えるように冬の間は外している網戸を慌ててはめ込み、約7ヶ月ぶりに窓を全開にしたら気持ち良かったこと!

雪の「白」ばかりだった外の景色が、雪解けでドロドロの土とまだ眠っている芝で、しばらくは「茶色」でした。
そして今、芝は魔法がかかったように「緑」になり、若葉もムクムクと目覚めつつあります。
この数週間の素敵な変化を見るのが、毎年とても楽しみ♪

今は気温が平年並みであるものの、次の日曜日と月曜日は30℃を超すようです。


暖房が不要になったら、あっという間にエアコンが欲しくなりそう。
ずっと乾燥しているので、雨乞いが必要かも・・・天気予報によれば、第4週までまとまった雨は期待できなそうです。
最低気温が1℃なんていう日もありそうなのが、やはりミネソタだな~


5月5日の「端午の節句」は、孫坊にとっての初節句でした。
小学校からの親友がプレゼントしてくれた、とても立派な金の兜を飾ったら、小さくても映えること!
家康の兜ですって。そう言えば、大河ドラマでも松潤がかぶっていたな。



去年の5月に一時帰国した時にいただいたのですが、その時は「えっ、兜?」とびっくり。
まだ、娘がおめでただとわかる前でした。
それなのに、きっと男の子だろうということまで当ててしまう予知能力が、親友にはあったのかしら。
これからずっと孫坊の人生をこの兜が守ってくれそうで、本当に有難いことです。

こいのぼりは立派なものはないけれど、今年は気合を入れて色々と飾りました。


初節句と言っても孫坊本人に会えたわけではありませんが、ジジババの気持ちはきっと伝わったと思います。


ダイソー3D組立兜も!こんなのが本当に100円だったのだろうか・・・
意外と苦労し、完成までに50分ぐらいかかってしまいました。
良い脳トレになった気がします。




2025/05/01

優雅なティーサンドイッチの午後

近くに住む親戚のTが、先日40歳の誕生日を迎えました。彼女は息子と同い年です。
お母様が中心になってご主人とお嬢さんたち、兄弟や友人たちも協力し、市営の集会所で行われた誕生会に、私たち夫婦も招待されました。

この集会所、すぐ前を車で頻繁に通っているのに、中に入ったのは初めて。
みんなの協力で春らしく可愛く飾り付けされ、優しさに満ちた誕生会でした。


本人の希望で、誕生会のテーマは「ティーパーティー」
ティーサンドイッチという小さくて優雅なものや、いろんな味のスコーンフルーツなどが並びます。


ティーパーティーですから、多分イギリス式なのでしょうね。
パンの耳はそのままで、ピーナッツバター&ジャムなど簡単なものが定番のアメリカのサンドイッチに比べ、耳が切り落としてある点がまず違う。
バケットを薄切りにした、オープンサンドもありました。

スモークサーモンやクリームチーズ、アボカド、薄切りのきゅうり、生ハムなど、私好みの具がいっぱいで嬉しいわ♪
(アメリカの集まりにはよく登場するホットドッグの、100倍ぐらい素敵)

お祖母様から譲り受けたという、特別なお皿やティーカップ&ソーサーのセットも、どうぞ遠慮なくお使いくださいとのこと。
ソーサーなしで大きなマグで飲んでしまうことが多いアメリカ式と違って、日本でのおよばれを思い出します。

使用中に壊したら怖いので、私は紙皿と紙コップを選んでしまいましたが、夫が躊躇なく「お姫様セット」を選んでいて苦笑。。。
全然似合わないってば!


40歳の誕生日を迎えたTは、春らしいドレスに花をいっぱい飾った帽子で登場。
お嬢さんたちや、妹さん一家、みんな可愛らしいドレスと帽子です。
私自身は絶対着なそうないで立ちですが、盛り上がっていいね~

食事を楽しんだ後、お母様手作りの巨大なケーキが運ばれてきました。
こんな大きなケーキ、結婚式でもなければなかなかお目にかかれません。


早めに作って冷凍しておいたそうで、切り分けようとしたら解凍が不十分だった様子。
「チェーンソー持って来ようか?」と冗談を言う人も・・・
それでも何とか、人数分に切り分けられました。
6段仕立てのすごいケーキ!


その後、それぞれが持って行ったプレゼントをTがみんなの前で開け、参加者におみやげが配られました。
ティーポット型ギフトボックスにリボンがかかり、「気をつけて持って帰ってね」とのこと・・・

家に着いてから開けてみたら、プティフール型の石鹸でした。
それが、陶器のケーキスタンド型のソープディッシュと一緒に入っていたというわけ。
細かいところまでよくプランを立て、優雅なひとときを味わわせてくれた皆さんに感謝・・・


日本に住む息子も今年11月に40歳の誕生日を迎えますが、残念ながら私はこんな素敵な誕生会を用意することはできません。
もし近くに住んでいたとしても、多分無理(笑)
ごめんよ。