2025/05/29

花いっぱいの美しい季節となりました♪

5月26日のメモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)を過ぎると気温も安定し、張り切って庭に花を植える人が増えます。
とても短いミネソタの夏、できるだけ色とりどりの花を楽しみたいですもの。
日の入りは9時過ぎで、いつまでも明るいですし。

1年の半分以下しか庭に花を咲かせることができないのですから、この時期はそれ~っ!とばかりに色々買い込むのは仕方ない。
どのお客様も、カートにいっぱいの花をご購入です。
我が家でも何件かのグリーンハウスを訪れて、約300ドル分の花を連れ帰りました。


見るとみんな欲しくなってしまうとても危険な場所ですが、何をどこに植えるか冷静に考えなくては。
夫婦2人で手分けして、プランターに植え付けていきます。

夫が選ぶ定番は、赤のゼラニウム Geranium と、黄色のマリーゴールド Marigold です。
どちらもありふれていますが、遠くからでも目立ってきれい!
あまり手間がかからず、長い期間、花が咲き続けてくれるのも嬉しいね。



私が大好きなパンジー Pansyヴィオラ Viola も欠かせない。
咲く時期が、日本とは真逆です。
写真はたくさん植えた中の一鉢ですが、今年はいつもよりかなり数を控え目にしました。


色々素敵な色があるペチュニア Petunia も大好き。
でも、どんどん花がらを摘まなくてはいけなくて手間がかかるので、少しだけね。


ビデンス Bidens という黄色やオレンジの花は、やはり長く咲き続けてくれて優秀です。
去年も一昨年も買い、今年もまたお迎えしました。
英語での発音はバイデンズ。前大統領を思い出します。
もしこの花の名前がトランプだったら、買わないかも(笑)


これは、美女桜という和名を持つバーベナ Verbena
赤、ピンク、パープルと様々な色がありますが、今年は純白を選んでみました。


入り口の階段には、色と形が可愛らしいキンギョソウ Snapdragonデイジー Daisy を合わせました。


いつも悩むのがハンギングバスケット。今年は淡い色で小さめのを選びました。
そのうち、どんどん育って大きくなってしまうかも・・・?


毎年植える1年草の他に、多年草の草花も芽を出してぐんぐん育ってきています。
アイリス芍薬は既に蕾をつけているので、これからが楽しみ♪
ホスタの美しい葉も、ずいぶん大きくなってきました。


花を植えると、毎日の水やりや花がら摘みが大変になりますけれど、やはり気持ちを和ませてくれますね。

ライラック Lilac は、そこら辺に咲いていたのを少し摘んできました。
切り花にすると長持ちはしませんが、優し気な甘い香りをしばらく楽しむことができます。


これからも、衝動買いでもう少し花が増えるかも・・・
夫は、今年はもう野菜は一切育てないと宣言していますが、トマトなどの苗を見るとやっぱり心変わりしそうな気配。
どうなることやらです。


2025/05/19

予報通り、真夏から真冬に・・・

ミネソタは、本当に異常気象でびっくりです。
この前ブログをアップした時は、暑くてエアコンをガンガンかけていましたが、今は暖房のお世話になっています。
しまい込んだ冬の服をまた引っ張り出したりで、忙しいこと。

それでも若葉があっという間に育って大きくなり、ようやく新緑の美しい季節となりました。
も次々と咲いてくれて、この時期はとても楽しみです。

つぼみをたくさんつけていた庭の Crab apple(クラブアップル 姫リンゴ)は、少しずつ咲き始めてすぐに満開となりました♪
娘が、「なんちゃって桜」と呼んでいます。



湿地に咲く Marsh marigold(リュウキンカ 立金花)の花言葉は「必ず来る幸福」ですって。
確かに、花がにっこり微笑んでいる気がする。


群生している広い場所を見つけて写真を撮っていたら、方向感覚を失い、地面がドロドロした歩きにくい所をしばらくさまよってしまいました。
もたくさん出てきてちょっとあせりましたが、google map のおかげで無事脱出。
ありがたや~

玄関前の階段の下には、小鳥さんが巣を作ってを5個産みました!
ヒナが生まれて飛び立つまで、脅かさないようにドアの開け閉めはそっとね。


写真がかなりボケていますけれど、これがお母さん。
雨の日も風の日も、卵を守っています。


Lilac (ライラック)も咲き始めました♪
「北国の花」というイメージですよね。花言葉は「友情」「初恋」「思い出」など・・・ロマンを感じます。


毎度おなじみの(笑)、外の気温を表示してくれる温度計
この前は100℉(約37.8℃)まで上がった様子をお見せしましたが、昨日の朝は34.8℉
華氏表示ですとあまり寒そうに見えませんけれど、摂氏に直すと約1.6℃「霜注意報」も出ていました。
こりゃ、老体がついていかない・・・


2025/05/13

5月なのに気温が100度!? / 揚げひばり

今年のミネソタの5月は異常気象で、乾燥も甚だしく、火災注意報がずっと出ています。
母の日だった日曜には最高気温34℃となり、日中数時間は日なたの気温を示してしまう我が家の温度計が、ついに100℉を記録!
摂氏では約37.8℃ですが、華氏で表すとあり得ない暑さに感じます。ここは本当にミネソタか?)


この暑さが明日(水曜)まで続き、その後急激に寒くなるそうです。
冗談みたいですが、今週土曜日は最低気温が0℃でが降るかも・・・との予報。


こんなジェットコースターみたいな気温の変化は、今までに経験したことがありません。
私たちの体、ついていけるのだろうか。。。

まだ涼しい朝のうちにウォーキングしたら、つい1週間ほど前にはあちこちで見かけた雪割草は、すっかり姿を消していました。
今は、色々な種類の黄色の花が増えています。
庭の芝にはいつの間にかたくさんのタンポポがはびこり、数日中に初めての芝刈りが必要になることでしょう。

ムクムクと顔を出し、丸まった状態からどんどん葉を伸ばすシダを見るのも好き💛


そして今年も、去年と同じ場所に Jack-in-the-pulpit を見つけました!
そっとめくると中に Jack が隠れているという本当に不思議な形の花で、毎年ほれぼれ見てしまいます。
触るのは大丈夫ですが、食べると毒だそう。食べようとは思わないけれどね。


たくさんのツクシもはびこっていましたが、ピークを過ぎて全然美味しそうではなかったです。

庭のクラブアップルツリーには、いつの間にかつぼみがびっしりとついていた!
開花も間近な様子です。咲くとあっという間に散ってしまう花ですが。




5月11日(日)は、コンサート本番♪
母の日でしたので、泊まりに来ていた義妹と私のために、夫がスペシャルブランチを作ってくれました。

ミネソタで人気の walleye(ウォールアイ:北米のスズキ目パーチ科の中で最も大きな魚)や trout(マス)などの釣りが解禁になる Fishing Opener の週末でもあり、お客様の入りが心配でした。
でも、風が強すぎるから釣りはや~めた!と来てくださった方も多かったような・・・?

フィンランドの作曲家、シベリウス「フィンランディア」「交響曲第2番」は、2013年にも演奏したことがあります。
第3楽章、こんなに速かったっけ・・・?と必死で練習(汗;)
12年も経つと、すっかり忘れてしまっていました。

曲については、以前のブログに詳しく書いたことがありますので、よろしければご参照ください。
 

「揚げひばり」というとても美しい曲のヴァイオリンソロパートは、私たちのコンサートマスター Eric Olson さんでした。


「揚げひばり」って、決して「ひばりの唐揚げ」ではありません。。。「凧を揚げる」などのほうの意味ね。
「本当に同じ字で良かったのだっけ?」と思ってしまった・・・漢字ってややこしいね。

レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ Ralph Vaughan Williams というイギリスの作曲家による曲で、1920年に初演されました。
(Ralph は普通「ラルフ」ですが、本人が古風な発音の「レイフ」にこだわったそう)

目を閉じて聴いていると、春のイギリスの田舎町で、小さなひばりがさえずりながら空高くまで舞い上がっていくのが感じられる、とても印象的な曲。
そしてバックのオーケストラは、ひばりが舞う空の下の森や小川、牧草地の風景、そこで遊ぶ子供たちの様子まで描いているかのようです。

民謡風でどこか懐かしさを覚える、日本人にとって親しみやすいメロディーだと思います。
気持ちがすさんでいる時に聴いたら、きっと心穏やかになれるのではないかしら。



今シーズンの8回のコンサートも、無事に全て終了しました。
カリスマ性抜群でいつも私たちを導いてくださる指揮者、熱心な団員たち、裏で全てを手配してくださる実行委員会の方々、コンサート会場に足を運んでくださるお客様、いつも支えてくれる家族・・・大勢の皆様に、心より感謝いたします。


♪5月11日のコンサートプログラム♪ 

     Finlandia フィンランディア (Jean Sibelius)

     The Lark Ascending 揚げひばり (Ralph Vaughan Williams)
 
           Intermission
       
     Symphony No.2 in D Major, Op. 43  交響曲第2番 (Jean Sibelius)
       Ⅰ. Allegretto – Poco allegro – Tranquillo, ma poco a poco ravvivando il tempo all'allegro – Poco largamente – Tempo I – Poco allegro (in D major)
       Ⅱ. Tempo andante, ma rubato – Poco allegro – Molto largamente – Andante sostenuto – Andante con moto ed energico – Allegro – Poco largamente – Molto largamente – Andante sostenuto – Andante con moto ed energico – Andante – Pesante (in D minor)
       Ⅲ. Vivacissimo – Lento e soave – Tempo primo – Lento e soave – (attacca) (in B♭ major)
       Ⅳ. Finale: Allegro moderato – Moderato assai – Meno moderato e poco a poco ravvivando il tempo – Tempo I – Largamente e pesante – Poco largamente – Molto largamente (in D major)