2025/06/16

庭が亀だらけ、カミツキガメも!

初夏は、多くの生物にとって次世代に命をつなぐ大切な季節です。
我が家の庭は今、頑張るお母さんたちでとても賑やか。

この頃毎日やってくるのは、snapping turtle カミツキガメです。
ガラパゴス諸島ゾウガメの、ミニチュア版みたいな様子。
体長は30cm位で、大きいものは50cm近くになることがあるそうです。
(噛まれると大変なので、決して素手では触らないように)

長い時間をかけて庭に穴を掘り、卵を産み付けます。



日によっては、産卵中のお母さんガメを一度に数匹目撃することも!
かなり体力を消耗するようで、産卵後は何だかフラフラしながら歩いていました。
残念ながら、あっという間にスカンクか何かが産卵場所を見つけ出し、産みたての卵を食べてしまうことが多くて気の毒です。

それでも何とか無事に育つと、カメの赤ちゃんは卵の殻を破り、地上に這い出てきます。
これは、2022年の秋に庭で見つけて撮影したものですが、約3ヶ月で孵化しました。


小さくても湖の方向がちゃんとわかるようで、ゆっくりと確実に歩いていきます。

カミツキガメの寿命は30年から50年ぐらいで、100年も生きる長生きさんもいるとのこと。
大したものだ!

5月には、カミツキガメよりはずっと小さなドロガメ mud turtle が、盛んに卵を産んでいました。
並んで産卵するお母さんたち、何だか可愛い♪



5月のブログでご紹介した小鳥の巣の5個のは、無事に雛が孵りました。
ある日撮影しようとしたら驚かせてしまったようで、そのままバタバタと巣立って行っちゃった。
母鳥の留守中でした。さよならも言わずに行ってしまったのね。。。

別の場所で見つけた巣の中には、6個の卵!撮影しにくい場所で、かなりボケていますが。


その巣を10日ぶりにチェックしにいったら、小さなたちがいました♪
まだ孵り立てのほやほやのようです。お母さんも雛たちも、頑張れ~~!



毎年夏至の頃に、会うのが楽しみな Lady's slipper レディーススリッパ(和名はアツモリソウ)。
今は、あちこちで黄色い種類を見かけます。
独特の花の形が好きだな~
リボンがひらひらついた室内履きのような、とても不思議な花です。


草丈が10cmぐらいしかないミニサイズのもの(花も、それに合わせてとても小さい)も、初めて見つけました。
小ぶりでも完璧な形であるのが、愛おしい。


ミネソタの州の花に指定されているピンクと白の種類は、まだつぼみです。


いたずらな鹿に食べられませんように・・・(数年続けて、全滅になってしまったことがある)
無事であれば、多分あと数日で花が開くと思います♪

2025/06/08

いつも何かとびっくりさせられる、親戚の子の誕生会

昨日は、親戚のLちゃんの11歳の誕生会でした。
頻繁に会うことがあり、赤ちゃんの頃から何度もベビーシッターを頼まれてきた、疑似孫のような存在の女の子です。
どんどん大人っぽくきれいになってきて、何だかまぶしく見えます。

誕生会は毎回、子供自身が選んだ特別なテーマに沿って行われ、今回のテーマは「本」でした。
Lちゃんは、小さい頃から大の読書好き。
庭で行われた誕生会は、あちこちに「本」に関する飾り付けが工夫されていました。


大きなぬいぐるみなどと共に寝そべって読書できる、ごきげんなコーナーも♪
(本物のネコちゃんがいる!)


パーティー料理も、Lちゃんが好きな本の中に登場するものが並びます。
テーブルクロス、紙皿、ナプキンも、もちろん「本」がテーマ。みんなネットでみつけたとのこと。



小さい頃はお母さんがせっせと考えて用意していましたが、この頃は親子であれこれ話し合いながら、協力して作るようです。
Lちゃんひとりで焼いたお菓子もあり、それがとても美味しくて感激でした。

お待ちかねのバースデーケーキは、想像通り本を模したもの。
本の背表紙部分は、マジパン(アーモンドの粉末と砂糖でできていて食べられる)で、そこにLちゃんが特に好きな本のタイトルが書かれていました。


一番驚いたのが、ケーキの上に見えるページ部分です!
薄い紙のように見えますが、これも食べられます。

ベーキング用の rice paper を使ったとのこと。
聞いたことがなかったのでググってみたら、Edible Rice Paper Sheets としてこのサイトに載っていました。
 ⇒ Desertcart

これを細く切って何枚も合わせ、ケーキの上部に飾る作業は、どんなに時間がかかったことでしょう。
考えただけでクラクラしてしまいます。

本1冊分(人によっては2冊分)がスライスされ、みんなに配られました。
中身はチェリー味で、とてもきれいだけれどかなり甘かった・・・まあ、アメリカの標準味ではあるけれど。


プレゼントもが多くて、Lちゃんは当分楽しめるに違いありません。
来月は、妹のEちゃんの誕生会が控えています。
またのお呼ばれが楽しみです♪


ここからは余談ですが・・・

Lちゃんの家では、前から家の中で飼っているメスネコ2匹に加え、去年の秋頃にあと2匹を外で飼い始めました。
ミネソタの冬はとても寒いので、ガレージに自由に出入りできるようにしておいたそう。
新しいネコちゃんたちもどちらもメスだと思っていたそうですが、1匹は実はオスでした!

で、1週間前に、何と4匹の子ネコちゃんが生まれてしまったのですって!!
こんなに小さなネコちゃん、初めて見た気がします。


お母さんネコは、まだ1歳にもならない「ヤンママ」だそう。(ヤンママって、もう死語かしら?)
もう少ししたら、引き取ってくれる人を探さなくてはならないのでしょうね。

教訓:どんな場合にでも、ペットにはすぐに避妊手術を受けさせること!!


2025/05/29

花いっぱいの美しい季節となりました♪

5月26日のメモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)を過ぎると気温も安定し、張り切って庭に花を植える人が増えます。
とても短いミネソタの夏、できるだけ色とりどりの花を楽しみたいですもの。
日の入りは9時過ぎで、いつまでも明るいですし。

1年の半分以下しか庭に花を咲かせることができないのですから、この時期はそれ~っ!とばかりに色々買い込むのは仕方ない。
どのお客様も、カートにいっぱいの花をご購入です。
我が家でも何件かのグリーンハウスを訪れて、約300ドル分の花を連れ帰りました。


見るとみんな欲しくなってしまうとても危険な場所ですが、何をどこに植えるか冷静に考えなくては。
夫婦2人で手分けして、プランターに植え付けていきます。

夫が選ぶ定番は、赤のゼラニウム Geranium と、黄色のマリーゴールド Marigold です。
どちらもありふれていますが、遠くからでも目立ってきれい!
あまり手間がかからず、長い期間、花が咲き続けてくれるのも嬉しいね。



私が大好きなパンジー Pansyヴィオラ Viola も欠かせない。
咲く時期が、日本とは真逆です。
写真はたくさん植えた中の一鉢ですが、今年はいつもよりかなり数を控え目にしました。


色々素敵な色があるペチュニア Petunia も大好き。
でも、どんどん花がらを摘まなくてはいけなくて手間がかかるので、少しだけね。


ビデンス Bidens という黄色やオレンジの花は、やはり長く咲き続けてくれて優秀です。
去年も一昨年も買い、今年もまたお迎えしました。
英語での発音はバイデンズ。前大統領を思い出します。
もしこの花の名前がトランプだったら、買わないかも(笑)


これは、美女桜という和名を持つバーベナ Verbena
赤、ピンク、パープルと様々な色がありますが、今年は純白を選んでみました。


入り口の階段には、色と形が可愛らしいキンギョソウ Snapdragonデイジー Daisy を合わせました。


いつも悩むのがハンギングバスケット。今年は淡い色で小さめのを選びました。
そのうち、どんどん育って大きくなってしまうかも・・・?


毎年植える1年草の他に、多年草の草花も芽を出してぐんぐん育ってきています。
アイリス芍薬は既に蕾をつけているので、これからが楽しみ♪
ホスタの美しい葉も、ずいぶん大きくなってきました。


花を植えると、毎日の水やりや花がら摘みが大変になりますけれど、やはり気持ちを和ませてくれますね。

ライラック Lilac は、そこら辺に咲いていたのを少し摘んできました。
切り花にすると長持ちはしませんが、優し気な甘い香りをしばらく楽しむことができます。


これからも、衝動買いでもう少し花が増えるかも・・・
夫は、今年はもう野菜は一切育てないと宣言していますが、トマトなどの苗を見るとやっぱり心変わりしそうな気配。
どうなることやらです。