2018/12/30

どうぞ良いお年を!

ぐ~んと冷え込んできたミネソタでは、明日の大晦日の最低気温はマイナス30℃ですって!
お正月も引き続きかなり寒そうですが、1月3日から5日の昼間は、いきなり0℃前後だそう。
ここに住んでいると、0℃なんていうのは本当に暖かく感じるように身体が変化しました。

日本のように大掃除したりおせち料理を作ったりはしないものの、今日は家じゅうに掃除機をかけて新年を迎える準備です。
しばらくの間、クリスマスとお正月の飾りが混在する不思議な空間となります。

来年はカエル年だっけ?

洋食ばかり続いたので、今日は純和食。
やはりお肉がどで~~ん!より、色々なものをちょこちょこ少しずついただくのがほっとします。
明日は年越しそばも作る予定です。


ミネソタ暮らしも、早いもので8年目進行中です。
3日坊主で終わるかも・・・という危惧と共に始めたこのブログも、更新頻度は低いながらも我ながらよく続いています。

ブログを始めたばかりの頃の記事を読み返すと、何だか初々しいこと!
夏しか来たことのなかったミネソタで、初めて秋・冬・春を迎えることや、サンクスギビングクリスマスなどのイベントを体験することに、とてもワクワクしていたのでした。

最近は前回の記事のように「やれやれ、またか・・・」という態度になっていたことを、深く反省です。。。


それほど立派なことはしていなくても、日々家族(今は夫&ネコ)と自分のために快適な環境を整え、こんな年になっても少しずつ何らかの形で成長していくことに小さな喜びを感じています。

変わらず温かく包んでくれる夫、心優しい親戚や友人たちとオーケストラの仲間にも感謝です。
「ミネソタナイス」の言葉通り、困った時には手を差し伸べてくれる大勢の方々がいらっしゃらなかったら、孤独感に押しつぶされていたことでしょう。


さて、来年はどんな年になることやら・・・
世界情勢はあちらもこちらもきな臭く、心配の種はつきませんね。
でも、くよくよしていても私たち個人の力ではどうしようもないことですから、笑顔でいることにしましょう。

個人的には、人様のお役に立てる機会があればどんどん飛びつこうと思っています。
そして、まだまだ試したいレシピ、弾けるようになりたい曲、読み直したい本がいっぱい!

英語力もさらにつけたく、来年はそれに関するブログ記事にも力を入れる予定です。
英語を英語らしく話すには、顔の「英語筋(?)」も腹筋も鍛えなくてはいけません。
これ、真面目な話です。詳しくはまた来年・・・

それでは、皆様もどうぞ良いお年をお迎えくださいね♪




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2018/12/27

やれやれ、クリスマスが終わった・・・

アメリカ式にクリスマスの飾りはまだそのままですが、一連の騒ぎがようやく終わりました。
今年は1週間続けて誰かを呼んだり呼ばれたり押しかけられたり(笑)が毎日続き、途中でベビーシッター役まで頼まれ、さすがにもう限界・・・

一番賑やかだったのは22日(土)で、家族同様の友人宅でのパーティーに出かけました。
メインはレストランから取り寄せのポークリブ、あとは持ち寄り料理でした。


考えるのが面倒になって、私は去年と同じく炊飯器持参で炊き込みマッシュルームバターライス


オーブンを取り合わなくてすみ、時間がずれても簡単に温かさをキープできるので便利です。

色々なスパイスの効いた、ジンジャーブレッドマンクッキー(写真には、なぜか女の子ばかり写っていますね)。
アイシングは面倒だけれど、作業しながらニコニコしてしまいます。


そして北欧のお菓子クルムカカ krumkake、今年はちゃんと丸めてみた・・・(力尽きて平らなままのもあり)
熱々のうちに丸めなくてはならないので、手袋をしたほうがさっさとできます。
すぐに固くなってしまうので、大忙し。。。


バターたっぷりでサクサクのクルムカカ Krumkake、とてもおいしくてみんな大好きなのに、日本ではあまり知られていないのかしら?
家では毎年必ず作っています。レシピはこちら

話が脱線しますが、スペイン語を習っている友人がクラスでクルムカカの話をしていたら、先生があわてて「カカなんてやたらと口にしてはダメ!」と言ったそう。
「カカ」ってスペイン語で「ウ●チ」のことなのですって。

フランス語も堪能な人の話によると、フランスでも同じだそう。
他にも色々な国で、「カカ」は「ウ●チ」を意味するようです。気をつけなきゃね。


湖に面した大きな窓に映える、真っ白なクリスマスツリー
こういうシンプルなのも素敵ですね。



別の日に森林の中の空き地では、キャンプファイヤーで野外クッキングもしました。


さっさと飲まないと、ビールが段々凍ってきます。


外のテーブル一面に、きれいな雪の結晶が!肉眼でもよく見えて感激です。




クリスマスのプレゼント交換は、親戚間ではしないことにしているので、平均のご家庭よりは楽なのかな?
どこの家でも物があふれている今、このルールには皆さん納得です。
家族と夫の親友、チビちゃんたちにだけちょこっと・・・

キキにもあるよ。ラッピングペーパーが気に入ったみたい♪
(店でラッピングしてくれるわけではないので、自分でするのが結構大変です。)


楽しかったけれど、正直のところ今年の私は「クリスマス疲れ」に襲われているようです。
日本式にクリスマスの翌日には飾りを全部片づけて、新年に備えたい気がしています。
夫が寂しがるため、例年1月初めまでツリーも何もかもそのままなのですけれどね。

明日は吹雪だそうですので、どこにも出かけずゆっくりすることにしましょう。
ずっとよく働いてくれた胃腸にも、休みを与えなくては・・・


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2018/12/21

リストの「ラ・カンパネラ」を(何とか)暗譜した♪

2018年も、あと少しで終わってしまいますね。
これからクリスマスまでずっとバタバタするので、その前に記録しておきます。

今年の目標のひとつに決めていた、フランツ・リスト作曲の「ラ・カンパネラ La Campanella暗譜で弾くこと・・・何とか実現しました。
ふ~、ギリギリセーフ!!

「鐘」という意味のこの曲、高音による鐘の音色が実に美しくて、ドラマティックな構成です。
こういう超難曲は、つかえないで弾ける状態になると暗譜もほぼできてしまっていたりする・・・

初めて弾いたのは、趣味でピアノを習っていた大学生の時だったと思います。
でも難しすぎて、一応は弾いたけれど「まだ全然ダメ」という状態で投げ出してしまいました。
それから数十年の放置状態を経て、また挑戦したいな!という気持ちに・・・


きっかけは、グリーグピアノ協奏曲(4月に、所属オーケストラのコンサートで演奏)を YouTube で聴き比べているうちにみつけた Alice Sara Ott(アリス=紗良・オット)さんの演奏でした。
グリーグの後だったのかな?彼女がアンコールで弾いたらしい「ラ・カンパネラ」、一音一音がキラキラ輝くようです。


こんなに楽しそうにニコニコしながら「ラ・カンパネラ」を弾く方、初めて見ました。
超絶技巧なのに、まるで無心に遊ぶ子供のような表情・・・?

で、私もそんな境地に達してみたいものだと、古い古い楽譜を引っ張り出して練習を始めたわけです。
もちろん初めは指がもつれ、音ははずれまくり、なかなか大変でしたが。。。

結婚後ずっとマンション暮らしで、思い切りガンガン弾くのは無理だった日本と違い、ここミネソタではご近所に迷惑をかける心配がないのが嬉しいです。

夫がいない時は、夜中でも弾いちゃう♪
時々ネコのキキが、鍵盤上にジャンプしてきますが・・・

辻井伸行さんのように、曲が心の目で見えるようになるまでにはまだまだ程遠いです。
彼の魂の清らかさがそのまま音になったような、とても心を動かされる演奏ですね。


そして「ラ・カンパネラ」と言えば、この方・・・
80代になられても、フジ子・ヘミングさんの「ラ・カンパネラ」には他の方には真似できない何かがあります。


若いピアニストたちに比べるとかなりゆっくりに感じますが、彼女の間の取り方には独特の主張があり本当に魅力的です。
私も、自分で弾くにはこの位の落ち着いたテンポが好き。(というか、上のお二人のように速くは指が回らない・・)
もう少し余裕がでてきたら、細部まで弾き方をお手本にしたいなと思っています。

まだ日によって全然調子の出ない時もありますが、この素晴らしい曲を心の中に住まわせることができるようになってハッピーです♪
スーパーのレジがめちゃくちゃ混んでいたりしても、心の中でプレイボタンを押せばそこは即コンサート会場となり、イライラせずにすみます。

それにピアノを弾くのはかなりの運動量のようで、腕もたるんだりせず、結構いい感じに筋肉がついているのが密かな自慢よ~ん。
寒い日でも弾き続けていると汗をかくほど・・・暖房費節約になるかも?


作曲者のフランツ・リスト Franz Liszt、若い頃はかなりのイケメンだったそう。


彼がピアノを演奏する姿に、女性ファンが失神したとか・・・
そんな様子を思い浮かべながら弾くのも、また楽しいですね。♥♥♥*:..。♦♫⁺♦*♥♥♥


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2018/12/13

「スノーマン」のサウンドトラックとクリスマスソングを演奏

クリスマスコンサートも無事に終わり、オーケストラ活動は1ヶ月ほどお休みです。
前半は、去年大好評だったアニメーション "The Snowman スノーマン" のサウンドトラックを、今年もまた演奏しました。
 詳しくは去年の記事をどうぞ ⇒ 大人の心の中に住む子供の部分

ステージ後ろのスクリーンに映す映像とタイミングがうまく合うかな・・・と心配だった去年と比べ、今年はもう余裕!
演奏する私たちにはスクリーンは全く見えないので、優秀な指揮者のおかげですけれどね。

お客様には「生のオーケストラの演奏だということを忘れるほど完璧だった」と言っていただけ、ほっとしています。


自宅では、サウンドトラック入りの映像と楽譜を交互に見ながら何度も練習しました。
これが一番効果ありです。
楽しい一夜を過ごしてひと眠りした朝、溶けてしまったスノーマンを見つける主人公の少年の表情には、いつも涙が出てしまうな。。。


前半の「スノーマン」が終わると、休憩をはさんで後半はクリスマスキャロルなどの演奏でした。
客席の皆様が一緒に歌う曲もあり、楽しんでいただけたみたい。

以前も共演したことのある歌手の Emily Walter さんが、忙しいツアーの合間を縫って駆け付けてくださいました。
その代わり、初めて一緒に合わせたのはコンサート本番2時間前という綱渡りでしたが・・・(汗;)

湾岸戦争の時には軍曹だったというすごい経歴の Emily さんは、南極大陸を含めてツアーでは7大陸全部制覇していらっしゃるそう!
素晴らしい声量と笑顔、いかにもプロらしい大ぶりのパフォーマンス、3回もお召替えの素敵なドレスで、お客様をとりこにしました。


私たちが演奏したのとアレンジは全く違う雰囲気ですが、YouTube で見つけた大好きなクリスマスソングです。
歌詞も載っているので、ご一緒に歌ってみてくださいね~♪

Do You Hear What I Hear?


O Holy Night


アンコールで演奏した A Mighty Fortress / Angels We Have Heard on High は全く同じ編曲のものを見つけたので、これも貼っておきます♪
コンサートの締めくくりにふさわしい、華やかで明るいアレンジでした!




♪12月11日 クリスマスコンサートのプログラム♪
  グリーンが、Emily Walter さんと共演した曲です。

     ”The Snowman" movie and music (Howard Blake)

           Intermission

     Do You Hear What I Hear (Gloria Shayne Baker and Noel Regney)
     O Holy Night (Adolphe Adam)
     Sleigh Ride (Leroy Anderson)
     Christmas Festival (Leroy Anderson)
     Santa Baby (Joan Javits and Philip Springer)
     Christmas Sing-along (Traditional, arr. by Bob Cerulli)
     Christmas Wish / Let There be Peace on Earth (arr. by John Darling)

     A Mighty Fortress / Angels We Have Heard on High


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2018/12/08

ネコ用クリスマスストッキング

今年も夫が自分で木を切ってきて、クリスマスツリーその他の飾りつけが無事に終わりました。
まだそれほどをかぶっていなかったので、去年みたいに入り口からリビングルームにかけてびしょびしょに濡れなくてほっ・・・


市販の木と比べると、枝葉がまばらかな?それにしてもタダですからね~、文句は言えません。
ツリーは良い香りを放ち、毎日水をグングン吸い込んで元気にしています。

でもね・・・何百本、何千本の木が生えているとはいえ、やはり殺してしまうわけですから、木を切る時は胸が痛みます。
1ヶ月ほど毎日じっくり眺めて、感謝と愛情を伝えまくることにしましょう。

まだそれほど積もっていませんが、外はすっかり雪景色


家の前の湖ももうカチカチに凍り、今日は近所の人たちがアイスフィッシング用の小屋を設置中です。


昨日友人と買い物に行った時、ネコ用クリスマスストッキングを見つけちゃった♪
ハロウィーン前にも、今年新しく買ったオーナメントをここに飾ったっけ。


キキに見せたら、さっそく飛びついてきた!


鈴のついたネコの顔とお魚が、かなり気に入ったようです。
英語でのネコの鳴き声、"MEOW" の文字入り。


夏で7歳になったキキ・・・お腹のタポタポが気になるなあ。。。おばちゃん体型?


サンタさん、キキのストッキングにプレゼントを入れてくれるといいね♪

ロフトからつり下げたクリスマスストッキングにも、小さなツリーにも、子供たちとのたくさんの思い出が詰まっています。


クリスマスの飾りつけをこうやって夫と一緒にできるのも、あと何回なのか・・・
「老い」の足音が聞こえてくると、そんなことをつい考えてしまいます。
面倒に思うこともありますが、こういう行事は大切にしなくては。

あれ?サンクスギビングでも、同じようなことをつぶやいていたかな?
毎日の小さな出来事を、いつも深く味わいながら暮らしたいですね。


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