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2025/09/12

アメリカのド田舎コンビニで、「きのこの山」を見つけた!

アメリカのガソリンスタンドには、コンビニが併設されていることが多いです。
給油は自分で行い、クレジットカードを給油機に挿入して支払うことが多く、終わったらすぐ出発してもOK。

でも、店内に入ってホットドッグやコーヒー、スナック菓子などを買い、ガソリン代をそこで払う人もいます。
長旅の途中で、ついでに店のトイレを利用することも。
日本のコンビニのようなワクワク感はちっともありませんが、まあまあ便利な存在です。

先日、給油がてら夫と立ち寄ったド田舎のコンビニで、嬉しいものを見つけちゃった!
何と、「きのこの山」が並んでいたのです!!
名前は Chocorooms・・・中国製か何かのパクリかと思いましたが、ちゃんと meiji って書いてある♪


そしてパッケージの裏には、 "Kinoko no Yama" と説明文も入ってる!


5ドル39セントとちょっと高かったけれど、懐かしくて買ってしまいました。
隣りに並んでいた Hello PANDA は色々な店で売っていますが、「きのこの山」は町中の大きなスーパーでも見たことがありませんでしたのでね。
142gも入っているので、結構長いこと楽しめます。(夫にも取られちゃったけど・・・)


ぜいたくを言えば、「たけのこの里」も欲しかったな。
どちらも好きですが、私の脳内では「たけのこの里」のほうがちょっとだけ上です。
アメリカ人は筍なんて滅多に食べないでしょうから、あまりウケないのかな?

家に帰ってさっそく袋を開けてみると、大きさも味も日本の「きのこの山」と全く同じ(多分)。
食べたのは何年ぶりかしら・・・何十年ぶりかも。
絶対売っていなさそうなド田舎の小さなコンビニで出会ったのが、かなりの感動でした。


秋になりましたので、庭や雑木林の中には本物のきのこがたくさん生えています。
何だか美味しそうだな~



これはテングタケの仲間みたい。きれいだけど、こういうのは絶対怪しいよ~


去年は不作だったドングリが、今年はものすごい数です。
パラパラと雨のように落ちてくるので、樫の木の下を歩く時は傘をさしたほうがいいかも(笑)

ドングリを食べに、鹿たちが毎日やってきます。
お母さんが見守る中、今年生まれたばかりの兄弟同士で追いかけっこをしたり、本当に可愛らしい♪


木の葉もだいぶ色づいてきて、毎日違った景色を見せてくれます。
ハイウェイの運転も、楽しくなってきました。
見とれていて事故らないように、気を付けなくちゃ・・・



2024/11/11

いよいよ鹿のハンティングシーズン到来

大騒ぎだったアメリカ大統領選挙が終わりました。
結果についてどうこう言っても仕方がないので、さっさと気持ちを切り替えて、日々の務めに励んでいます。

週末は、多くのミネソタンが楽しみにしていた鹿狩りのオープニングでした。
夫と、泊まりに来ていた義弟が中心になって、今年も恒例の「祝う会」が行われました。
二人共もうハンティングはしないし、集まった人たちの中で現役ハンターはそれほどいないのに、なぜ「祝う会」なのか、訳がわかりません(笑)

多分、自分では鹿を仕留めなくても、いつも友人からの鹿肉のおすそ分けがあるので、それを祝うという趣旨かな?
早い話が、みんなで集まって、キャンプファイヤーの周りで飲んでおしゃべりして、おいしいものを一緒に食べるのが、楽しくてたまらないのでしょう。

前シーズンに友人のひとりが仕留めた鹿がフリーザーに眠っていたので、それをいただきます。
ルタバガ rutabag という根菜とニンジンなども一緒に煮込んだようです。
野菜が煮崩れて、最後にはトロトロになります。


デカいサーモンもあるよ♪ 私は鹿肉 venison を食べることはやめたので、こちらのほうが嬉しい。


は山のように用意してあり、ぜいたくに使えます。
お昼前から深夜まで続く会ですから、かなりの薪を使っただろうな。



基本的に男子会ですけれど、私も毎回少しだけ参加します。
デザートを焼いて持って行くので大歓迎してもらえますが、長居はしないように気を付けます。
Daylight Saving Time(夏時間)がその前の週末に終わり、あっという間に暗くなってしまいますしね。

ハンティングシーズン中は、誤射を防ぐためにこのように派手なオレンジ色の服の着用が義務付けられています。


私も同じ色のベストと帽子を持っていますが、日本では絶対着ないだろうな・・・


甥や友人たちから、続々と「鹿を仕留めた!」との知らせが舞い込んできます。
ハンティングシーズンが始まる前、私もドライブウェイで鹿に遭遇したり、ウォーキング中に出くわすことがありました。
「ハンターたちから隠れていてね」と声をかけましたけれど、日本語通じなかったかな。

仕留めた人には「おめでとう!」と祝うものの、おすそ分けの鹿肉をフリーザーの中に見るのはちょっと辛いなと感じるようになってしまいました。
時々庭にもやって来て、つぶらな瞳が可愛くて、食べるなんて無理・・・
夫と義弟は大好物なので、喜んで頂戴しますけれどね。

何年経っても、近くで銃声が聞こえるとやはりぞっとします。
鹿狩りの季節、早く終わるといいな。。。

2024/03/13

義妹が祝ってくれた誕生日♪

先週、またひとつお姉さんになりました~
誕生日当日は上の義妹と友人たちとランチしたのですが、週末にはもう少し北の町に住む下の義妹夫婦と義弟が、お祝いをしてくれました。

その町に出かけるのは、パンデミック前の2019年以来です。
皆さんが私たち夫婦の家に来ることが断然多く、「泊りがけでゆっくり来てね」とずっと誘われていたのに、なかなか実現しませんでした。

今月は週末の予定がぎっしりですが、2週目の週末だけ空いていて天候も良さそうでしたので、ついに出かけることに!

ミネアポリス方面に行く時と違って、途中ですれ違う車もほとんどないような田舎です(笑)
車で2時間15分位で、途中でインディアン居留地の中も突き抜けます。
Red Lake という、海のよう見えるとても大きなに沿って居留地があるのですが、人は全く見かけませんでした。

Upper Red LakeLower Red Lake に分かれているこの湖、私たちが近くを走った Lower のほうだけでも、琵琶湖の約1.7倍の面積があります。
でも水深は最大11メートルしかないという、不思議な湖です。


下の義妹は家をきれいに整え、心のこもったおもてなしをしてくれました。
義弟もすぐ近くに住んでいるので、ほとんど入り浸って料理も手伝い、一緒に祝ってくれたのです。


バースデーケーキも♪
アメリカではよく見かける、エンジェルフードケーキです。
シフォンケーキに似ていますが、卵白だけ使用するので、中は真っ白でふわふわ!


私はいつも人の誕生日を祝う側なので、このように自分が祝ってもらえたのが本当に嬉しかったです。
日頃の家事をしばし忘れることができただけでも、幸せな気分でした。


翌日土曜日は、素晴らしい晴天。
義妹のご主人がハンターなので、26マイル(約42キロ)ぐらい離れた所に80エーカー(約32ヘクタール)のハンティング用の土地を所有しています。
そこに、みんなで出かけることになりました。

キャンプファイヤー用の、こんなにあれば心配ありませんね。


簡易シャワーや屋外トイレなど、色々な建物が!何だか可愛い♪


そしてベッド2つ、キッチン、テーブル、カウチなどが整った小さなキャビンもあり、ハンターたちが泊まれるようになっています。

鹿を見張る deer stand は全部で4つも!
ヒーターもあり、晩秋の鹿狩りのシーズンにも寒い思いをせずにすみます。


我が家よりだいぶ北なので、まだ雪が残っていました。
暗くなると、星空が美しかったこと!


早くもネコヤナギを発見! 例年ですと4月下旬なので、1ヶ月以上早いです。


トレイルも良く整備され、所々に手作りの標識も立っていて楽しい♪
この土地をいかに大切に思っているかが、伝わってきます。


普段は隣家と密接した町の中に住んでいる義妹夫婦、時々逃げ出せる場所があるのは恵まれていますね。


2024/01/13

はるばる日本から届いた年賀状

今年は辰年ですね!
中国では、生まれてくる子供にとって、十二支の中で最も縁起が良いとされるのが「辰年」(中国では「龍年」と表記)なのですって。
幸運や力を象徴する架空の生き物である・・・今年は、特に中国ではベビーラッシュになりそうです。

狙ったわけではありませんが、偶然娘は辰年生まれ。
じゃ~ん! 今年は年女なのです。
辰年はラッキーと知って、大いに感謝してくれています。
数日前に話したら、「私も今年中にもうひとり産もうかな」なんて言い始めました。(半分以上、冗談だけど)

ほとんどの女性は、つわりの大変さも産みの苦しみも、すぐ忘れちゃうのよね。
だからこそ、人類は繁栄し続けてきたのだろうな。


高校からの友人のひとりが辰年の年賀状を送ってくれ、年明け早々に到着しました♪
実は、年末に彼女からメールが届いたのですが、件名が「どうしても話したい!」と切羽詰まった様子。
ええっ、一体何があったの・・・?

開けてみたら「どうしても今話したいことがあって、抱えていられなくてメールしました。」なんて書いてあるので、「何事か!?」とますますドキドキ。
読み進むと、この年賀状について前もっての「告知」だったのでほっとした次第です。

年賀状を送るために郵便局に行ったら、10月にハガキの国際郵便料金が70円から100円に値上がりしていたのですって。
年賀状は63円なので、不足の37円分の切手が必要で、窓口のお姉さんが20円、10円、5円、2円切手を見せてくれたそう。
(日本には、そんなに色々あるのね!)

20円切手を2枚並べるのもありだけど、全部生き物柄の4枚がずら~っと並んでいる可愛さにやられちゃったみたい。
そのお姉さんも絶賛だったとのこと。郵便局窓口での二人の興奮が目に見えるようでした。

それをわざわざ知らせてくれたわけ。 こんな喜びを共有できる友だちで嬉しいな♪
下の写真が、その切手の部分です。


本当に可愛らしくて、到着した時に拍手でお迎えしてしまいました。
背景の淡い色合いも、ため息が出るほどきれいだこと!
こんな切手には、めったにお目にかかれないでしょう? 家宝にしようと思っています。

もうひとり別の友人も、クリスマスカードの封筒に辰年年賀状を同封してくれました。
お年玉の抽選日、もうすぐですね。 どちらか当たっちゃうかも!?

お礼メールを送ったら、その友人は、遠いアメリカの小さな町に自分が送ったカードが間違いなく届けられたということに、改めて感動してくれました。
そうそう、こういうことを「当たり前」だと思ってしまわずに、驚き、喜び、感謝を忘れないって、とても大切なことだと私も思っています。

それを忘れてしまった時が、本当の「老い」の始まりかもね(笑)


例年より高い気温が続いていたミネソタでしたが、この週末はぐ~んと寒くなりました。
現在の気温は-22℃。体感温度は-37℃ですって!
明日もこんな感じみたいです。

昼間は、温度計をチェックしたら0度以上あったので、鹿に餌をやりがてらウォーキングに出かけました。
(実は華氏で0.2度なので、摂氏だと-17℃以下だったのですが・・・)
この程度の気温には負けなくなり、私はすっかりミネソタのおばちゃんです。

う~ん、きれいだ!
やっぱりミネソタの冬はこれでなくちゃ・・・


目印につけておいたテープが冬はよく目立ち、迷子になる心配がなくていいです。
もう、クマも冬眠しているでしょうしね。
はまだ例年より少なく、どこでも歩けるのも嬉しいです。


家のすぐ近くと、1キロちょっと離れた2ヶ所で、真冬だけ鹿にコーンをやっています。
あちこちから集まってくる足跡がくっきりで、冬のお楽しみのひとつです。



2023/11/10

鹿狩りのシーズンが始まる!

多くのミネソタの男性たち(中には女性も!)が楽しみに待っていた、鹿ハンティングシーズンが、この前の週末にいよいよ始まりました。

親戚の中にもさっそく出かけた人が何人かいて、成果の報告が届いています。
けれども数年前から、夫も義弟ももう狩りはやめてしまいました。
年と共に、あんな可愛い動物に銃を向けることに、罪悪感を覚えるようになってきたそう。
私が「可哀そう。。。」と言い続けているので、洗脳されちゃったかな。

ハンターたちの一番の目的は、もちろん「鹿肉 venison 」を食べることです。
赤身でヘルシー。日本でも珍味扱いされているのかな?
その他に「鹿は農作物に被害を及ぼし、急に道路に飛び出して交通事故を招くので、毎年ある程度の数を駆除しなければいけない」という大義名分があり、狩りの頭数は厳しく制限されています。

鹿肉は、私も昔は食べていたのですけれど、何年か前に「もう食べない」と宣言してしまいました。
味がどうのこうのではなく、家のすぐ近くで見かけることが多いため、何だかペットとして可愛がっている動物を食べちゃうような気がして、無理だと感じてしまったのです。

はどうなのよ?と言われそうですが、それらは身近に見かけることはないので別・・・って、自分勝手な言い訳でしょうか。。。

夫たちは狩りはやめたものの、子供の頃から馴染んでいる鹿肉は、相変わらず大好物です。
先週末に義弟がやって来た時に、雑木林の真ん中の空き地で「鹿肉を味わう会」が催されました。
実際には、男性陣が大勢集まっての野外での「飲み会」だったのですけれどね。

下の写真は、義弟の友人のひとり。
ハンティングシーズン中は、誤射を防ぐために、このようなオレンジ色のものを身に着けるのがお約束です。
落葉樹がすっかり地面に落ちてしまった今、遠くからでもよく目立つ色ですものね。
ですから、全員がこんな格好でやって来ました。何だか、ハロウィーンの続きみたい。。。


この鹿肉は、獲れたてのほやほやではなく、去年の残り物。
たくさん獲れすぎて、1年間フリーザーで眠っていたものを、友人のひとりが持ってきました。
なぜか牛肉も、ひと固まり混ざっています。迫力あるなあ!


皆さんお昼頃に集合し、キャンプファイヤーで暖をとりながら、延々と夜中までおしゃべりが続きました。
私はデザートを作って持って行き、午後遅くに少しだけ参加。
暗くなる前に帰宅しました。

野菜と共に長時間煮込んだ肉は、柔らかく美味しく出来上がったそうです。


一体どのぐらいのを燃やしたのか・・・こういう機会のために、夫は前々からせっせと薪を用意して、十分すぎるほどの貯えがありますが。

煙突のようになる、中空になった薪も♪ 見ているだけで、楽しそうですね。


夫と義弟は真夜中過ぎに、ヘロヘロになって戻ってきました。
お疲れ様・・・

2023/06/28

6月の庭には、ウサギとカメ、スカンク、スズメバチも!

2023年ももう残り半分・・・月日の経つ早さに驚いています。
6月の我が家の庭は、とても賑やかです。
しばらく前から1匹のウサギが住み着いていて、私たちがかなり近づいても逃げもしなくなりました。


このウサギ、とても可愛らしいけれどいたずらもします。
パンジーの花の部分を、全部食べられてしまった時はがっかりだったなあ。
ゼラニウムは茎の部分が美味しいらしく、きれいに咲いた花や蕾、葉が地面に無残に残されていたことが何度も・・・
ゼラニウムを自分で植えた夫は怒って、今度見かけたらを取り出すぞ!とまで言うので、放っておくわけにはいきません。

ウサギは、ゲストキャビンのデックの下に住み着いているらしい。
ある日、「ウサちゃん、ちょっとお話があるのだけど」と話しかけてみました。
日本語に慣れているらしく(笑)、じっと聞いている様子。


大切に育てている花を荒らされると困ることを話したら、「わかった」という顔をしていました。
「いくらでも生えているクローバーだったら、好きなだけ食べていいからね。でも、これ以上他の花を荒らしたら、じいさんに『ウサちゃん天国』に送られちゃうかも」
と言ったら、スタコラ逃げて行ったのです。
人間の都合で、勝手な言い分になってしまって申し訳ないのですが。

不思議なことに、それからしばらくの間は花の被害はなく、幸せそうにクローバーをむしゃむしゃ食べている姿を見かけました。
人間の言葉はちゃんと通じるのだな♪
夫は、日本語のわかるウサギで良かったねと笑っていました。

しばらくすると忘れてしまったらしく、その後また何度かゼラニウムが被害に逢ったのですが、今度はプランターをウサギが届かない高い位置に置くなどの工夫をしました。
銃を取り出しそうな勢いだった夫も、ウサギのつぶらな瞳に負けちゃった。
何と市販のウサギの餌を買って来て、庭の隅に置いたりして可愛がっています。

6月に入るとカメの産卵時期で、庭のあちこちに母亀がウロウロしていました。
車をバックさせようとすると、体の大きなカミツキガメがいて、夫がほうきで何とか移動させたことも・・・
素手で触るのは厳禁ですからね。

ウサギとカメ。これから競争が始まるところかな?


カメのお母さんたちが長い時間をかけて地面に穴を掘り、一生懸命に産んだ卵も、スカンクが荒らしにやってきて食べられてしまうことが多いです。
鼻でクンクン地面のにおいを嗅いで、卵のありかをつきとめるようです。

6月初めには、小鹿もウロウロしていました。
白い鹿の子模様が、はっきりとわかりますね。
ウサギと同じく、あまり人を怖がらない様子でしたが、しばらくすると雑木林に姿を消しました。
元気に育ってね。ハンターたちに気を付けて・・・


今週末はアメリカの独立記念日の集まりが義妹宅であり、娘一家が初めてベビー連れでやって来ます。
ワンコ2匹も一緒に、まずは我が家に来るのですが、庭でスカンクに遭遇したらどうしましょう・・・!

いつもはここの庭では放し飼いで、都会住まいのワンコたちに思い切り自由を味わわせてやるのがみんなの喜びです。
でも今回は、リードを使わないといけなそう。
娘のコーギーについてはあまり心配していませんが、婿殿の猟犬が可愛いウサちゃんを捕えてしまったり、スカンクやカミツキガメにちょっかいを出したら・・・と考えると恐ろしくなります。。。

上の写真のウサちゃんの他に、最近子ウサギも時々見かけます。
手のひらに乗りそうなサイズですが、元気に飛び跳ねている様子が本当に可愛い!
今のは妖精!?と思うほど♪


マダニの数はやっと減ってきたものの、他の虫の活動が活発になってきました。
入り口のドアのすぐそばに、何かの虫のフンがいつも同じ場所に落ちていて、ほうきで掃いても翌日にはまた出現。
上を見ても何もなくて、屋根の上に何か住んでいるのだろうかと不思議に思っていました。

すると、何とライトの裏にスズメバチが巣を作り始めていたのです!
ちょうど死角になって、私たちには見えていなかった・・・
まだそれほど大きくならないうちに発見でき、被害もなくて良かったです。



危険と背中合わせも多いミネソタライフですが、小さな喜びも色々と♪
毎年夏至の頃に咲く野生の花で、会うのを楽しみにしているものがあります。
白とピンクのレディーススリッパ (Lady's slipper)・・・ミネソタの州の花に指定されています。
数年続けて鹿にやられ、花が咲かなくなってしまった株から数メートル離れた所に、今年は別の株が群生しているのを見つけたのです!


すぐそばに、黄色の花もまとまって咲いていました。
フリフリのリボンに飾られているような様子で、こちらもきれいだこと。



ウサちゃんに「食べてはだめよ」と教えたパンジーは、その後元気に咲き誇っています。
花もウサちゃんも、両方とも健やかでいてくれますように・・・



2022/03/09

いよいよ前期高齢者に! / まだ雪だらけ

一昨日は、私の誕生日でした。
ついに「前期高齢者」と呼ばれる年齢の仲間入りです。
私は早生まれですので、同級生だった友人から「待ってたわよ~」と歓迎されました。

シミしわ白髪三大「し」が確かに増えていますけれど、気持ちはまだまだ若いつもり。
好奇心やときめき、学ぶ姿勢を忘れなければ、精神の老化は年齢には全く比例しないのではないでしょうか。

夫は既に「後期高齢者」ですが、彼の心の中にもまだ少年が住んでいる様子です。
色々と楽しいことを思いついては、私や友人たちを巻き込んで面白がっているので、気持ちが老け込む心配はなさそうです。

夫と年が離れているせいで、周囲にはもう70代後半の方も多いです。
今のところ、健康に大きな問題はない方がほとんどですけれど、「みんなが車椅子生活になる頃、あなたはまだ元気でしょうから、順番に押してね!」と、友人のひとりに冗談で言われました。

でも、こればかりは年齢順と決まっているわけではありません。
「いえいえ、あなたが私の車椅子を押すことになるかもよ」と笑って返しましたが・・・
お互いにそんな日が来ないことを祈っています。


日本の友人たちからは、誕生日のお祝いメッセージと共に春の便りもちらほらと。
でも、ここミネソタ北部では、まだこんな感じ!
鹿、リス、ウサちゃんの足跡があちこちに見えます。


記録的に雪が少なかった去年の今頃は、湖は凍っていても、もうほとんど地面が見えていたのにな~


大量の雪が解けると、地面がぐちゃぐちゃでそこら中が茶色のミネソタの春がやってきます。
暖かくなるのはうれしいけれど、景色については真っ白で美しい冬のほうがまだマシかな?
花でいっぱいの鮮やかな日本の春とは大違いです。

日曜には夫と友人夫婦の4人で、近くの川沿いのトレイルをスノーシューズで歩いてきました。
家の前の湖はまだ全面凍っているため、川を流れる水音が新鮮でした。

今年初めて、白鳥を発見!
Trumpeter swan ナキハクチョウという種類で、トランペットのような懐かしい鳴き声が響いてきた時には4人で大喜びでした♪

特に1羽が、何だか薄汚れているように見えたのですけれど、まだヒナの頃の羽毛が残っている若い白鳥だったのです。



「みにくいアヒルの子」に出てくる白鳥のヒナは、1羽だけグレーで、他のヒナたちにいじめられるのでしたっけ。
きっともう少しすると、全身がまばゆい純白に変身するのでしょうね!
またどこかで会えますように・・・

冬の間、周囲の雑木林に生息する鹿たちに、コーンをやっています。
大袋を購入するのですが、毎日のことなので、あっという間になくなります。
エサをやりに行かなくちゃ、ということで私たちにとっては良い運動になっていて、お互い様かもしれません。


嬉しそうな笑顔?の鹿ちゃん

先週は親戚のガールズ4人(4歳~8歳)と両親を招いて、ひな祭りをお祝いしました。
ふと窓の外を見ると、フクロウが!
一斉に窓に駆け寄った4人をしり目に、去年の4月に生まれた新人くんだけはカメラ目線(笑)
この子がもう少し大きくなったら、Girl's Festival の参加は嫌がるかな。。。



今日はここ1週間のうちでも特に寒く、最高気温は-12℃、最低気温は-24℃でした。
けれども驚くほど日が伸びてきて、今日の日の入りは18:15とのこと。

3月13日には Daylight Saving Time(日本でいう夏時間)開始で時計を1時間早めますので、日没がさらに遅くなります。
調子に乗って、夜遊びしちゃいそうです♪

2022/02/07

50年分の垢を落としたら・・・

2022年の「新年の誓い」のひとつは、ベートーヴェンのピアノソナタを、第1番から順に制覇することです。
全部で32曲あるので、毎月1曲として、既に弾いた曲は飛ばしても3年ぐらいかかると思いますが。

2月は第2番を練習中。
この曲も1月にチャレンジした第1番もわかりやすいので、初見でも割とどんどん弾けますけれど、これから鬼のように難しい曲も出てきます。どうなることやら・・・

ゲームにハマる人と多分同じ心境で、難しければ難しいほど、やるぞ~という気持ちがふつふつと湧いてくるのですけれどね。

ピアノを習っていた時は、「月光」「悲愴」「熱情」のいわゆる「三大ソナタ」の他、数曲を弾いたきりでした。
初めてこれらの楽譜を手にしたのは、まだ小学生の時・・・今まで見たこともないほどの分厚い楽譜が2巻に分かれていて、何とケース入りだったことにワクワクしたものです。

多分、 Op. 49-2「やさしいソナタ」あたりから始めたのではなかったかしら。
「テンペスト」「月光」も発表会で弾いたな~

思い出いっぱいの楽譜は、ピアノ教室への度重なる持ち運びの後、何度かの引越しにも揉まれ続け、ずい分貫禄いっぱいです。
今年じっくり向き合うことに決めたら、50年以上の経過によって沁みついたケースの汚れが気になりました。

紙製のケースですので、注意してそっと拭いてみることに・・・
上面の部分だけですけれど、意外ときれいに汚れが落ちました。
まだそのままの第2巻と比べると、違いが歴然です!


子供の頃から、楽譜を使い終わるたびに律儀にケースに戻していました。
ですから、汚れは私の手垢が主でしょうが、きっと実家や結婚後に住んだ数ヶ所の家とピアノの先生の家のほこりなども混ざり合っているのでしょう。

レッスンがある日は、放課後に学校から家に戻らずに先生のお宅に寄れるよう、いつも母が楽譜を先生のレッスン室に届けておいてくれました。
当時は特に母にお礼も言わなかったけれど、今考えると本当に有難いことです。

両親が私の人生に「音楽」というプレゼントを用意してくれたことを心から感謝しているので、私も自分の子供たちに同じことをしました。
いつかができたら(そんな日が来るのかな?)、その子たちにも受け継がれたら嬉しいな。


練習と並行して耳からもじっくりとインプット中なのですが、ベートーヴェンのピアノソナタは本当に名作の宝庫ですね♪
力強さ、神々しさ、優雅さ、悲しさ、温かさ、優しさ、時には少しおどけてみたり、表現の幅の広さに驚かされます。

年を重ねて円熟味を増した私が(笑)、それをどのように鍵盤に再現していくのか、自分との出会いも楽しみな数年間になりそうです♪


今年はベートーヴェンが主役の年!って決めましたけれど、もちろん他の作曲家の作品も色々弾き続けています。

あらら、夕べはさっそく浮気の虫がうずうずと・・・
YouTube で、森本麻衣さんという才色兼備のピアニストのチャンネルに登録しています。
そこで紹介されていた、ブラームス「間奏曲」Op. 118-2 に一目惚れ・・・いや、一耳惚れと言うのでしょうか。



今日さっそく弾いてみました!
昨日まで知らなかった曲をお迎えする場所を、新たに心の中に見つける・・・これは無上の喜びです。
また素晴らしい友に出会えたような気持になります。

楽器を弾くには、身体の調子も整えておかなければなりません。
ウォーキングにせっせと出かけていますが、今年は雪が深くて大変!遭難しそうですっ!!

北京オリンピックの途中のTVコマーシャルで、森の中から「ジュラシックパーク」に登場するような恐竜が出てきたのを見たせいか、こういう足跡を見つけるとちょっとドキッとします。
実際には、鹿がジャンプした時の跡らしいのですが・・・



先ほど、北京オリンピックフィギュアスケート男子ショートプログラムを観ていました。
羽生結弦選手が、まさかのミスで8位とは残念・・・
すごいプレッシャーだっただろうな。お疲れ様でした。
鍵山優真選手の軽やかでスムーズな動き、楽しそうにすべっていて好印象でした。

アメリカのネーサン・チェン選手は、期待通りの完璧な演技!
平昌オリンピックから4年間、人生の全てをスケートに捧げていたのだろうなあ。。。

私のようにあっちもこっちも手を出したがる人は、彼らと違って何でも中途半端ですけれど、それはそれでまあいいかなと思っています。

2021/10/12

鹿狩りの準備(子供も参加!)

ミネソタでは今、鴨(カモ)などのハンティングシーズンで、週末の早朝にはあちこちから銃声が聞こえてきます。
みんなが楽しみにしている、鹿のハンティングシーズンも近づいてきました。

夫はもうやめてしまったものの、この辺では、生き生きと目を輝かせてハンティングについて語る人の多いこと!
農耕民族の血が体内に流れている私は、ガーデニングの話なら楽しいけどね。

いつも雪かきなどでお世話になっている近所の友人も、そのひとりです。
彼とごく一部の人にだけは、我が家の敷地内でのハンティングを許可しています。

夫とその友人は共同作業で、土を耕して鹿が好むラディッシュなどの種を蒔きました。
最近雨が多いので、今青々と茂っています。


この一角にカメラも設置。何か動きを察すると自動的に撮影する仕組みです。
特に夜、エサを食べに来るたくさんの鹿が写っています。(時々、私が踊っている姿も?)




カメラ目線!?

友人は、中に隠れて鹿を待ち受けるブラインドも設置しました。
景色に溶け込んで、鹿には感付かれにくいようです。


全体的には、こんな配置になっています。
エサでおびき寄せて撃つなんて、ずい分無慈悲なのでは?と私は思ってしまうのですが・・・


鹿狩りには「農作物の被害や交通事故を減らすため、鹿の頭数を調整する」という大義名分があります。
それなら鹿の食料用の畑などわざわざ作らず、自然のままに放っておいたほうが数が増えないのでは?と聞いたら、鹿には健康でいてもらわなくては・・・という答えでした。
狩猟民族の思考回路、よくわかりません(笑)


さて、成人向けのハンティングシーズンが始まるのは11月初め(弓矢はもっと前から)ですが、その前に10歳から17歳のハンター向けの期間が定められています。
(10歳から13歳は、18歳以上の監督者が必要)
今年は10月21日から・・・もう目前に迫ってきました。

近所の友人は私より若いけれど既にたくさんのお孫さんがいて、一番年上の男の子が今年も狩りに参加です。
週末にはターゲットを設置して、その子に銃の撃ち方の練習をさせていました。


練習すると前もって聞いてはいたものの、やはり至近距離で突然銃声が聞こえると、心臓に悪いです。

こういうのがいかにもアメリカ的だなと、感心もします。
夫も子供の頃にお父さんに銃の使い方を教わり、一緒に狩りに出かけたのがとても良い思い出だそう。
自分用の銃を初めて手にした時には、嬉しさに胸がドキドキしたとのこと。

この国では、一般人が銃を所有する権利が、当然のように主張されます。
銃による悲惨な事件が多発しても、自力で我が身を守る必要があった歴史的背景も理由となって、残念ながらこれは変わりそうもありません。
ですから特にハンターたちは、正しく安全な銃の扱い方を、責任を持って子供たちにしっかり伝えようとしているようです。

それにしても、ハンティングシーズンは私にとっては憂鬱な季節です。
普段とても心優しい甥なども、(言葉が悪すぎるかもしれませんが)この時期は殺し屋に変身・・・
食料用として撃つので、別に罪の意識などは感じていないのでしょう。
何しろ、狩猟民族ですからね。

私も一応「頑張ってね!」と声をかけますが、本心では「鹿さんたち、逃げて!」と。
狩りに成功した時も、「おめでとう!」の言葉とは裏腹に、心の中では「あ~あ・・・」と。
このシーズンだけ、突然二重人格になる私です。


この先は、興味のある方だけご覧ください。
ちょっとグロいかも。(でも、血は出てきませんから大丈夫)







ウォーキング中に、鹿の頭蓋骨見つけちゃった!




健康そうなしっかりした歯で、虫歯もなかったようです。
おやつは食べないものね。