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2025/06/30

孫娘に大ウケ飛び出すしかけ絵本 / 嵐の後の片付けはまだまだ続く

この前は大嵐のことばかり書いてしまいましたが、娘夫婦宅を訪れて久しぶりに孫たちと楽しい時間を過ごしてきたので、ちらっとそのことも書いておきましょう。

つい色々とおみやげを持って行ってしまったのは、ババ馬鹿の典型かな?
孫娘がとても喜んでくれたのが、この絵本。

カラフルな Pop-up (飛び出すしかけ)絵本です。


中も、とても可愛らしい♪





もう2歳を過ぎたので、力任せにではなく、加減してそっと開けるようになったことに成長を感じます。
数も数えられるようになったし、どんどん言葉が増える時期です。

とても暑い週末で、外遊びはほとんどできませんでしたが、午前中涼しいうちに庭で水遊び
娘は Water table と呼んでいました。誕生日プレゼントのひとつだったそうです。


レストランで「お子様セット」も食べたね~(ご飯がすごい量だ・・・)


孫坊も生後5ヶ月となり、ニコニコ顔の大安売りで、ジジババを大いに楽しませてくれました。



さて、こちらでは大嵐から1週間以上経ちましたが、町の中はまだまだひどい状態です。



町の人たちは協力し合って、懸命に倒れた木の片付け作業に励んでいます。
中でも被害の大きかった一画は、各家でチェーンソーなどで短くカットした庭の木が延々と道路脇に並んでいて、それを眺めているだけで憂鬱になってしまうだろうなと心配になります。

庭のシンボルツリーだった、美しい木も多かったはずです。
それを失うのは、とても悲しいことだったに違いありません。

それでも死者怪我人は出なかったようですし、ガレージや車はともかく、家そのものが倒れたりつぶれてしまったという話は聞かないので、火事洪水などに比べればまだ不幸中の幸いだったのでしょう。

ミネソタでは、地震津波の心配もないのは、とても有難いことです。
いつかもっと町に近い場所に引っ越す時は、家のすぐ周辺には木がないことを条件にしたほうが良さそうだけれど・・・


この週末には、ミネアポリス方面がひどい雷雨に襲われ、今度は娘夫婦の家付近で水が溢れたり長いこと停電になったりして大変だったそう。
婿殿をはじめ、それ~っとばかりにジェネレーターを買いに走った人が多かったようです。

今年の夏は、これからもこんな天候が多いとのことで心配です。


2025/06/08

いつも何かとびっくりさせられる、親戚の子の誕生会

昨日は、親戚のLちゃんの11歳の誕生会でした。
頻繁に会うことがあり、赤ちゃんの頃から何度もベビーシッターを頼まれてきた、疑似孫のような存在の女の子です。
どんどん大人っぽくきれいになってきて、何だかまぶしく見えます。

誕生会は毎回、子供自身が選んだ特別なテーマに沿って行われ、今回のテーマは「本」でした。
Lちゃんは、小さい頃から大の読書好き。
庭で行われた誕生会は、あちこちに「本」に関する飾り付けが工夫されていました。


大きなぬいぐるみなどと共に寝そべって読書できる、ごきげんなコーナーも♪
(本物のネコちゃんがいる!)


パーティー料理も、Lちゃんが好きな本の中に登場するものが並びます。
テーブルクロス、紙皿、ナプキンも、もちろん「本」がテーマ。みんなネットでみつけたとのこと。



小さい頃はお母さんがせっせと考えて用意していましたが、この頃は親子であれこれ話し合いながら、協力して作るようです。
Lちゃんひとりで焼いたお菓子もあり、それがとても美味しくて感激でした。

お待ちかねのバースデーケーキは、想像通り本を模したもの。
本の背表紙部分は、マジパン(アーモンドの粉末と砂糖でできていて食べられる)で、そこにLちゃんが特に好きな本のタイトルが書かれていました。


一番驚いたのが、ケーキの上に見えるページ部分です!
薄い紙のように見えますが、これも食べられます。

ベーキング用の rice paper を使ったとのこと。
聞いたことがなかったのでググってみたら、Edible Rice Paper Sheets としてこのサイトに載っていました。
 ⇒ Desertcart

これを細く切って何枚も合わせ、ケーキの上部に飾る作業は、どんなに時間がかかったことでしょう。
考えただけでクラクラしてしまいます。

本1冊分(人によっては2冊分)がスライスされ、みんなに配られました。
中身はチェリー味で、とてもきれいだけれどかなり甘かった・・・まあ、アメリカの標準味ではあるけれど。


プレゼントもが多くて、Lちゃんは当分楽しめるに違いありません。
来月は、妹のEちゃんの誕生会が控えています。
またのお呼ばれが楽しみです♪


ここからは余談ですが・・・

Lちゃんの家では、前から家の中で飼っているメスネコ2匹に加え、去年の秋頃にあと2匹を外で飼い始めました。
ミネソタの冬はとても寒いので、ガレージに自由に出入りできるようにしておいたそう。
新しいネコちゃんたちもどちらもメスだと思っていたそうですが、1匹は実はオスでした!

で、1週間前に、何と4匹の子ネコちゃんが生まれてしまったのですって!!
こんなに小さなネコちゃん、初めて見た気がします。


お母さんネコは、まだ1歳にもならない「ヤンママ」だそう。(ヤンママって、もう死語かしら?)
もう少ししたら、引き取ってくれる人を探さなくてはならないのでしょうね。

教訓:どんな場合にでも、ペットにはすぐに避妊手術を受けさせること!!


2024/04/22

孫娘の1歳の誕生会 ♪

週末は娘夫婦の家に行き、少し早めでしたが、孫娘のファーストバースデーをみんなで祝いました。

去年「破水したので、これから入院!」との連絡を娘から受けて、大急ぎで支度して車を飛ばした時は、雪の降る中で大変したっけ・・・
実は今年も、出かけた日の朝には少しだけ雪がちらついていました。
ドキドキワクワクだった1年前のことを思い出します。

ちっちゃくて自分では何もできなかった赤ちゃんが、1年で巨大に成長しました(笑)
今はほっそりした娘も赤ちゃんの頃はかなりプクプクでしたので、きっと似たのでしょうね。
体が重いせいか、やっとハイハイし始めたばかりで、歩き始めるのはしばらく先になりそうです。

それでも自分で移動できるのが嬉しくてたまらない様子で、何にでも興味を示してそこに向かっていきます。
目が離せない時期に突入して、育児もこれから違う意味で大変になってきますね。

これまで健康に育ってくれたことが、何よりも有難いです。
ニコニコとみんなに愛想を振りまき、まだ言葉にはならないけれど色々な音を発するのが楽しいようで、おしゃべりな子になりそうかな?


婿殿のご両親と二人のお姉さま方も、東海岸からはるばるお祝いにいらしてくれ、友人たちや隣人も加わって、賑やかな誕生会でした。
地元のレストランの一角を借り切っての、カジュアルな集まりで楽しかったです。

プレゼントもずらりと並び、娘が用意した飾りやカップケーキも勢ぞろい。
今日の主役の孫娘Eちゃんは、大勢の人々に囲まれても物怖じせず、ずっと機嫌良くしてくれました。


各自好きなものをオーダーし、おしゃべりに花が咲いた後は、いよいよEちゃんがバースデーケーキを食べるという、最大のイベントです。


娘が自分で焼いたケーキで、甘みはバナナだけで砂糖は全く使っていません。
周りに塗ったのもプレーンなギリシャヨーグルトで、上には私がベリー類を乗せました。

ベリーだけ先に食べてしまったEちゃん、なぜかお次はお皿を食べたそうな様子。


その後に、ケーキも手づかみで食べ始めましたけれどね。
これは Smash cake と呼ばれ、赤ちゃんの初めての誕生日に、手づかみや顔を突っ込んで食べるのにちょうどいいように、小さなサイズで作ることが多いようです。

下の写真はネットで拾ったよそのお子さんですが、こんな風になるのを大人は期待するみたい。
Eちゃんは、これよりずっとお上品でしたけれどね。


娘は、こちらのサイトに載っていたレシピに従ったみたいです。
私たちもちょこっとお味見しましたが、アーモンドパウダーを使っているので、大人が食べてもとてもおいしかったですよ。


プレゼントは、可愛らしい洋服やおもちゃや本がいっぱい!
18ヶ月用の服を選んだ人が多かったけれど、今すぐに着られそうな感じです。
ぐずぐずしていると、入らなくなりそう・・・

私たちも、ジジババ馬鹿ぶりを大いに発揮して色々プレゼントしちゃいました。
その中のひとつは、物語にベビーの名前が登場する絵本。


Etsy というサイトでオーダーしました。
これも気に入ってくれた様子ですが、ケーキ皿と同じく、すぐに口に運んでしまうのが笑えます。

これからも、元気ですくすくと育ってくれますように・・・
娘によれば「毎日がクリスマスみたい」だそうで、仕事をしながらも育児を楽しんでいる様子で何よりです。

2020/07/18

ゾンビ体操、続いています♪

健康に良さそうな体操って、様々なものがあちこちで紹介されていますね。
結構飛びつくのですが、これはいいかも!と思ってしばらく試しては、いつの間にか面倒になって辞めてしまったものがいくつもあります。

でも、この「ゾンビ体操」というふざけた名前(笑)のものは、もう5ヶ月位続いているかな?
この上なく簡単で、しかも気持ちいい♪

数年前から話題になり気になってはいたけれど、私は出遅れて今年に入ってから始めました。
40年以上続けているヨガや10年以上のズンバ Zumba に加え、今後もずっと続けられそうです。
(偶然だけど、ズンバとゾンビって音感が似ているな。。。)

「ゾンビ体操」を考案されたのは、東京にある池谷医院池谷敏郎先生
内科・循環器科のエキスパートとのこと。この体操は、血流改善に抜群の効果らしいです。

先生は50代だそうですが、血管年齢は30代ですって!
体形もすっきりしていて、表情もとても明るく生き生き・・・ですから、説得力ありますよね~


1セット4分半ででき、着替える必要もなければ場所も取らず、本当にお手軽です。
これをやっている最中の自分のアホな姿を想像すると、自然に笑えてくるので、顔もリラックス。
精神衛生にも良いのでは?


「ゾンビ体操」やり方は、動画を観れば一発で覚えてしまいますけれど・・・

お腹を引っ込め、猫背にならないよう注意して、前方を見ながらその場でジョギングします。
(それぞれの体力によって、足踏みだけでもいいし、もっと大きく足を上げてもいいそう。)
この時、首から上も腕もリラックスさせ、ちょっと大げさに肩を振って上半身を揺らし、やる気なさそうに嫌々ながら走るつもりでやるのが効果的だそう。
これを1分間続けます。

次に30秒間、その場でウォーキング
「1分間のジョギング+30秒間のウォーキング」の組み合わせを3回繰り返して、1セットとします。
これで、10分間の普通のウォーキングと同じ位の効果が得られるそうです。

初めはいつも時計を見ながらやっていたのですが、「その場ジョギング」を何歩すると1分になるか、「その場ウォーキング」何歩すると30秒になるか数え、時計がない場所でもできるようになりました。
(左右の足1ステップずつのペアで「1」としたほうが、数えやすくておすすめ♪)

毎食の20~30分後1日に3セット行うと、血糖値が上がるのを予防できるそう。
私は特に時間は決めていないし、1日に1セットだけになってしまう時もあるけれど、全然しないよりはマシでしょう。

本は読んでいませんが、表紙を見ると血管だけでなく筋肉を強くする効果もあるようですね。
内臓脂肪が落ち、高血圧糖尿病脳卒中ストレス不安が逃げて行くそう。
どんなに面倒くさがり屋で運動大嫌いな方でも、試さない理由は見つからないのでは?


そうそう、別に痩せる効果は期待していませんでしたが、いつの間にか体重は数キロ落ち、お腹周りも以前よりすっきりしました~♪


同じく池谷敏郎先生考案の、座ったままでできる「そわそわ体操」も、ナイスなネーミングですね!
デスク仕事が多い方、テレビなどを観る時間が長い方に良いのでは?
エコノミック症候群の予防にもなりそうだけど、飛行機で隣りに座った方に心配されちゃうかも・・・



こんなのも見つけてしまった。。。これは確かにホラーだ・・・

 【ホラー】おじさんたちでゾンビ体操やってみた


2020/02/17

思い出いっぱいの映画~みんなノリノリの映画音楽特集♪

映画音楽特集のコンサート、大好評だった3年前に続き、今年もまたほとんど満席でした!
クラシック音楽は堅苦しくて苦手という方も、今回は足を運んでくださったのでは?

団員もそれぞれ映画の中のキャラクターの衣装で、ステージ上のパーカッションに合わせて客席後方から踊りながら登場♪
着席と同時に、最初の「ライオン・キング」の演奏開始というお約束。


衣装は、ハリー・ポッター関係が多かったな・・・
ジャック・スパロウも、スパイダーマンもいましたよ。

私はライオンになるつもりだったのですが、頭はトラ、体はヒョウ、しっぽだけがライオンという、ジャングルの謎の動物になってしまいました(汗;)
ジャングルのどこかで、乱交パーティーがあったのでしょうか。。。


今回演奏した映画音楽、オーケストラ用のアレンジがどれも素晴らしかったです。
ほとんどを映画館で観たことがあっため、場面が浮かんできて感情移入もしやすかったな~♪

「スター・ウォーズ」は最新作のエピソード9「スカイウォーカーの夜明け The Rise Of Skywalkerを1月に観に行ったばかりでした。

シリーズが最初に公開されたのは、1977年という大昔だったのですね!
私がヤマハ音楽教室のエレクトーン講師をしていた20代前半、「スター・ウォーズ」を発表会で演奏した覚えがあります。
グループレッスンの生徒さんを指導したのか、講師たちで演奏したのか、残念ながら思い出せないのですが・・・

海外暮らしも、ヴァイオリンを弾くことも、その頃は全く予定にはありませんでした。
もし未来が映るクリスタルボールを見せられたら、ご冗談を!と笑っちゃっていたことでしょう。
数十年後にその時と同じ曲をアメリカのオーケストラで演奏するとは、本当に感慨深いです。



C. S. ルイス「ナルニア国ものがたり」のシリーズを読んだのも、20歳頃だったと思います。
2000年代に映画化された時には、あの世界観がどのように表されるのだろうと半分ドキドキ半分ワクワクでしたが、見事に映像化してくれました。

シリーズのうち3作が公開されてから、もう10年経ってしまったな・・・いつか、ぜひ残りも映画化して欲しいものです。


「ロード・オブ・ザ・リング」の3部作も、夢中で観た映画でした。
これは映画の後に原作を全部読み、「ナルニア」とは逆のパターン。
結構複雑なストーリーですけれど、頭の中に映像が焼き付いていたために読みやすかったです。

私よりもっと早くからのめり込んでいた息子の部屋には、このポスターがしばらく貼ってあったのが懐かしい。


そしてこの音楽が映画の色々なシーンを呼び起こし、何だか涙腺を刺激されてしまいました。
壮大な構成ながら、郷愁を誘うメロディーですよね。
日本固有のヨナ抜き音階(第4音と第7音を使わない)に似ているような?



「美女と野獣」は、結婚15周年を祝って夫とニューヨークに行った時、本場ブロードウェイでミュージカルを観た思い出の作品でした。
子供向けなのかな・・・と一抹の不安を覚えながら観始めたら、音楽も衣装も素晴らしくて、めちゃ感動したのです。

世間の評判の割には「ハリー・ポッター」にはそれほどハマらず、第1作しか観ていませんでした。
でも、今回ヴァイオリンのパートナーが全作のDVDを貸してくれたので、これから家でゆっくり鑑賞するつもりです。

プログラム最後の「ジュラシック・パーク」は、指揮者が T. Rex (ティラノサウルス)に変身して登場・・・
短い前足に指揮棒を握り、しっぽをブンブン降りながら指揮する姿に、客席は笑いの渦でした♪


自宅練習もリハーサルに通うのも、なかなか大変なのですが、これだから楽しくてオーケストラ活動はやめられない。。。


★2月16日のコンサートのプログラム★

     The Lion King ライオン・キング
     Harry Potter and the Deathly Hallows Part 2 ハリー・ポッターと死の秘宝
     Pirates of the Caribbean: At the World's End パイレーツ・オブ・カリビアン
     Lord of the Rings: The Fellowship of the Ring ロード・オブ・ザ・リング / 旅の仲間

        INTERMISSION

     The Empire Strikes Back Medley スター・ウォーズ / 帝国の逆襲
     Beauty and the Beast 美女と野獣
     Raider's March インディ・ジョーンズのテーマ
     The Chronicles of Narnia: The Lion, The Witch and the Wardrobe
      ナルニア物語 / ライオンと魔女
     Themes from Jurassic Park ジュラシック・パークのテーマ


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2020/01/13

「奇跡の脳」と臨死体験

日本の大切な友人とのメールのやり取りがきっかけで、ネット上の TED Talks (「広める価値のあるアイデア」をスローガンに、無料で配信)に載っている脳科学者の講演を聴きました。

 「奇跡の脳 - 脳科学者の脳が壊れた時 (My Stroke of Insight)の著者、ジル・ボルト・テイラー Jill Bolte Taylor 博士によるものです。


以前、日本のドキュメンタリー番組でも、彼女の貴重な体験が紹介されていた記憶があります。
この講演は2008年のものなのですが、時代を超えてずっと支持され続けることと思います。

第一線で活躍していたのに37歳で突然脳卒中の発作に襲われた時の様子を、テイラー博士は脳科学者ならではの視点で生き生きと詳細に語っています。

彼女の力強い言葉とユーモアのセンスにも惹かれ、すっかり心を奪われてしまいました。
下に、講演サイトへのリンクを貼っておきます。

   ★日本語字幕付き ジル・ボルト・テイラーのパワフルな洞察の発作

   ★オリジナル版 Jill Bolte Taylor / My stroke of insight


発作直後からの内容を要約すると・・・

左脳の働きが失われていくにつれ、右脳の働きが勝って自分の体の境界がわからなくなる。
身体と周りのモノの原子・分子が混ざり合って自分が大きく広がり、全てのエネルギーと一体となる感覚を味わう。
あらゆるストレスが消え、平安で満ち足りた気分、無上の幸福感に満たされる。
ニルヴァーナ(字幕では「天国」となっていた)に至り、小さな体に戻るのは無理と感じる。

それでも、「私はまだ生きている」と自覚。
自分だけではなく、生きている誰もがニルヴァーナに至ることができるはず。
そこにいつでも行けることを知っている、美しく温和で愛情豊かな人々に満ちた世界を、私は思い描いてみた。
その人たちは自分の意志で右脳に歩み寄り、平和を見つけることができるのだ。
私たちはどのように生きたらいいのか・・・に対する、何と素晴らしい洞察力となることだろう!

それに気付いたことが、テイラー博士の回復への力となったようです。

まるで「悟り」のようですね。
脳卒中でなくても、瞑想などでそんな境地に達することができるのかもしれません。

左脳は、他人とは別個の存在である「個人」を自覚する働き。
右脳には過去も未来もなく、「今、ここにおいて」大きなエネルギーとつながり、宇宙との一体感に身をゆだねさせる働き。

別々の人格を持つかのような左脳と右脳の両方が合わさって、私たちを作ってくれているという事実に、畏敬の念を覚えますね。


「この世界の中でどんな人間でありたいのか、全ての瞬間において私たちには選ぶ力がある」

とても美しく大切なメッセージを、テイラー博士から受け取りました。

日々の雑用に忙殺され、左脳ばかりを酷使しがちな私たちですが、深遠なる平和へと導いてくれる右脳を働かせることを、意識して選択したいですね。
それが私たちの惑星の平和にもつながるのだとの言葉で、博士は講演をしめくくっています。



偶然この講演内容とも共通点があるのですが、いわゆる「臨死体験」をした夫の友人と、最近話をする機会がありました。
11月半ばに交通事故に遭い、1週間以上も意識が戻らなかった友人の体験談も、興味深いものでした。

発見された時の心電図は平らになっていて、あの世に行きつつある状態だったそう。
車だと2時間ほどかかる町にある、もっと設備の整った病院にヘリで運ばれ、次の週にどうにか意識が戻ってからも数週間そこに入院していました。

大怪我をしたのに別に痛みも苦しみも感じず、心は平和で穏やかで恐怖感もなく、半分天国にいる気分だったようです。
夫がお見舞いに行った時のことも含めて、入院中のことはほとんど覚えていないそう。

臨死体験をした人がよく見ると言われている、三途の川(アメリカにもあるのか?)やお花畑やエンジェルか何かは見えた?と興味津々で尋ねてしまいました。

そういうのは見えなかったけれど、翼を持った馬がいつも見守ってくれていたそう!
後で調べたら、ペガサスはローマ時代に「不死」の象徴だったのですって。
友人がそれを知っていたかどうかはわかりませんが、何だか出来過ぎの話だ・・・


生き返ったのはまだこの世でのお役目が残っているからだと、彼は強く自覚した様子。
「自分が父親から丁寧に教わったように、息子にもっとしっかりと仕事を教え込みたい」と、しみじみ語っていました。

造園などを行う会社を経営している彼が、息子さんと共に我が家に来たのは、雪かきのためでした。
大量の雪でかなり狭くなってきた家のドライブウェイを、パワーショベルを操ってきれいに整えてくれたのです。


その素晴らしい回復力に、とにかくびっくりです!
第一報では危篤状態だと聞いていた彼と、こんな風に笑いながらおしゃべりできるとは・・・


まだまだ謎の多い不思議な脳の働きに感謝し、当たり前の平凡な暮らしに喜びを見つけながら、毎日の出来事を大切に味わいたいですね。


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2019/06/22

日本で「変わったな」と感じたこと色々

約1ヶ月の日本滞在はあっという間で、ミネソタの我が家に無事に戻ってきました。
毎日楽しかったな♪ 日本での暮らしが、もう夢の中の出来事のように思えます。

前に帰国したのは2年前ですから、それほどひどい「浦島たろ子」感はなかったのですが、小さな驚きは数々ありました。


1) 混んだ電車内での前リュックが定着

フォーク並びエスカレーターの片側空けのように、新マナーとして定着したようです。
時々背負ったままの人がいると、周りの人の冷た~い視線が突き刺さるような・・・


でも、カンガルー親子の集団がだだ~っと電車に乗り込んでくるみたいで、何だか笑えました。(ごめんなさい)
そして、ほぼ全員が自分のリュックの上でスマホをいじり始める・・・不思議な光景です。

リュックってアメリカでは backpack と呼ばれるのが普通ですが、日本では frontpack ってことかな?
超満員電車で毎日通勤・通学って、本当に大変ですね。お疲れ様です。。。


2) ホームドアが増えた

以前私たちが住んでいた沿線、人身事故が多くて、よく仕事に遅刻する羽目になりました。
今回帰国したところ、各駅にホームドアが設置されていてびっくり。
他の線でも確実に増えつつあります。これで事故がかなり減ったことでしょう。
安全面にお金をかけてくれるのは、とてもありがたいです。



3) 雑誌のコンパクト版が登場

インターネット普及前には熱心に読んでいた、LEEオレンジページなどの雑誌・・・
本屋で見かけて懐かしい気持ちに襲われたのですが、全く同じ内容のコンパクト版も売られているのを見て、目が点になりました。
実は数年前から出回っているようですけれど、私は今回初めて気付いたのです。

ファッション誌や主婦雑誌のオリジナルサイズは、ほとんどがA4の変形版だそう。
それに対しコンパクト版は、ほぼB5サイズとのこと。軽くて持ち運びに良さそうですね。
寝転がって読むのにもいいのでは? 良い所に目をつけたな~と感心しました。
でも活字も小さいので、老眼には辛いかもよ(笑)


4) スーパーなどのセルフ精算レジ(自動支払機)が普及

2年前に帰国した時、実家近くのスーパーで初体験・・・
精算は自分で行うなんて初めてで、正直のところ少しオタオタしました。。。
さらにそれがあちこちに増えていましたが、今回は「ふん!どうやるか知ってるわよ」とほくそ笑みながら使いましたよ。


自動支払機はひとつのレジに対して2台以上置いてあることが多いので、小銭をたくさん使いたい時など、後ろで待つ方への気兼ねが不要で便利♪
待ち時間も少なくてすみ、店員さんも楽。 効率的で良い方法だと思います。

実は最近、こちらミネソタのスーパーでもセルフレジがすっかり定着しています。
ただし、日本のように「精算だけセルフ」という方式は見かけません。

よく行くウォルマートのセルフレジは Scan & Go と呼ばれていて、バーコードを機械に読み取らせることから袋詰め精算まで、全て自分で行う仕組みです。
日本でも、一部の店ではこの方式を始めているようですね。
(買物中にバーコードに自分のスマホをかざす、さらに進化したシステムを導入している店もあり)

品数が少ない時や、夫婦で買物する時には、レジの長い列を待たずにささっとできてとても便利です。
一方、ひとりで大量のものを購入する時には、面倒で時間がかかって大変・・・
バーコードのついていない野菜などは、アイテムを選んで重量を量る手間も増えますから。

でも、店員さんが全てやってくれる普通のレジもあり、混み具合や買う量によってどちらに並ぶかは自分で選べます。
やはりどんなに待たされても、人と人との会話がある従来のレジを好む方も多いようです。
特にご年配の方は、自分ひとりで何もかもするなんて初めから考えていないのでは?

ですから、日本で普及しつつあるセルフ精算レジも、高齢者にとってはハードルの高いシステムかな?と心配です。
もたもたしていて後ろで待っている人に舌打ちされたりしたら、買物恐怖症になってしまいそうですね。
元々出不精の方は、ますます出かける気がしなくなりそう・・・
企業は効率ばかり求めず、思いやりを持って欲しいものです。


5) 回転寿司が回転しなくなった!

息子夫婦が連れて行ってくれたお寿司屋さん。
ええっ?回転寿司だったはずなのに、寿司が回転していない・・・?

テーブルに着席すると横にレーンがあって、そこを寿司がしゅわ~っと飛んでくるではありませんか!
さっそく美味しそうな甘海老を取ろうとしたら、「勝手に取っちゃだめだよ~」と息子に笑われました。

テーブル上のタッチパネルでオーダーし、しばらくするとそれが線路の上を走る汽車のように、こちらに向かってくるのです。
オーダーしたテーブルの脇でぴたっと止まる仕組みがおもしろくて、感激でした。


ず~っと回っているのに誰にも取られず、廃棄されるネタがあることに心を痛めていたので、この新しい方式に大賛成です♪
店員さんとの会話はありませんから、ひとりが大好きの方にとっても最高の店かも・・・


6) 大相撲の観客席の様子にびっくり

大相撲5月場所をテレビで観戦する母に、何度かお付き合い。
知らない力士が増えたのも確かですが、あれ~、今はこんな風に応援するの!?

画像はNEWSポストセブンより

四股名が入ったタオルを一斉に掲げる観客に、時代が変わったなとつくづく感じました。
このノリは、まるで野球かサッカーみたい・・・

御嶽海(みたけうみ)(当時小結、現在関脇)は、長野県の出身。
長野では1978年以来37年間関取が不在で、それは47都道府県で一番長いのですって。
もし大関昇進ということになれば、江戸時代の雷電以来だそう・・・特に地元の方々からの期待がハンパじゃないようです。
ぜひ、頑張って欲しいですね。


日本に到着した時には特に違和感を覚えなかった今回の一時帰国ですが、後からゆっくり思い出してみると、やはり色々な面で変化を感じました。
今度帰れるのはいつかな・・・新たな発見をまた楽しみにしています。


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2019/01/18

アメリカでは Spark Joy の「こんまり」が大ブレイク中

私たちが日本からアメリカに引越したのは、2011年でした。
できるだけ引越し荷物を少なくしたかったけれど、何を処分し何を道連れにするか、決断が難しかったこと!

少し前に出版された、近藤麻理恵(通称こんまり)さんの『人生がときめく片づけの魔法』が、ちょうど話題になっていた頃でした。


どんどん増えてしまう服や小物の要不要の基準は、「ときめき」を感じるかどうか。
仏教的なにおいのする「断捨離」という言葉より自分に合う気がして、とても参考になりました。

アメリカの家はずっと広くて収納も十分ですので、日本からの荷物は全てきれいに収まり、お気に入りのものだけに囲まれた理想的な暮らしが始まったのですが・・・

移住8年目ともなると、「もの」がじわじわとまた増えてきてしまったな。。。
散らかってはいないけれど、もう一度持ち物全ての点検が必要だと感じるこの頃です。


『人生がときめく片づけの魔法』は日本でベストセラーになっただけでなく、その後世界各国で翻訳されて大ブームに!
英語のタイトルは "The Life-Changing Magic of Tidying Up" といいます。
著者の近藤麻理恵さん、アメリカでは2015年に『TIME』誌で「世界でもっとも影響力のある100人」のひとりに選ばれました。

その頃から私の周りでも、こんまりさんの本に影響されて一大決心をし、納得のいく片づけに成功した人が続出。
Konmari (こんまりする)」や「Kondo(近藤する)」が動詞として「片づけ」を意味するようにもなったとか・・・

決して片づけ上手ではなかった娘も、特大のゴミ袋何袋分もの衣類をさっさと処分。
赤ちゃんを迎えるために、一部屋丸々片づけて空き部屋にしちゃった親戚も・・・!

他州に住む夫の親友がしばらくこちらに遊びに来ていた最中に、奥さんは「留守中にこんまり流の片づけ祭りを一気にするので、夫をよろしくね♪」と張り切っていたっけ・・・


こんまりさんが、ご家族と共に居住地をアメリカに移したという話は聞いていましたが、今年はお正月早々話題の人となっています!

先週、アメリカの友人たちと女子会していた時のこと。
その中のひとりが、こんまりさんの番組を観た!とみんなに教えてくれました。
ええっ、私知らなかったわ。。。

Marie がとても tiny(ちっちゃい)なので、あなたが大柄な人に思えてきた」と言われ・・・
(私は、日本人としては平均的な身長ですが)
「彼女は、まるで Hello Kitty みたいにキュートだわ!」とも言っていました。

その友人も番組に影響されて、持ち物を片づけまくっている最中だそう。
「これ、誰かいらない?」とワイングラスのセットを持って来たのですが、みんな暮らしのダウンサイジングの必要性を感じているお年頃。
残念ながら、グラスの嫁入り先は見つかりませんでした。

その日、家に帰ってから調べたところ、Netflix”Tidying Up with Marie Kondo” というオリジナル番組が配信されていることを発見。
「近藤麻理恵さんと一緒にお片づけ」って訳せばいいのかしら?
(日本ではこの番組が、KonMari ~人生がときめく片づけの魔法~』と紹介されています。)

全部で8つのエピソードがあり、夫と一緒に毎日少しずつ観ているところです。
依頼主は色々な人種で、ゲイのカップルも登場!

様々な事情を抱えた依頼主が、絶望的に思えるような大量のものであふれた家を、こんまりさんの協力で見事に整えていく様子を描いた番組です。


トップは白、ボトムはスカートというのが、こんまりさんの定番スタイルのようです。
ストレートヘアがきれいに整えられ、いつも笑顔を絶やさず、好感度抜群ですね。
でも、お化粧は以前より濃くなったかな・・・?
夫はこんまりさんのことを、「まるで磁器のお人形さんみたいだ」と言っています。

依頼主の家に到着すると、こんまりさんは家の様子をひと通り確認します。
そして片づけを始める前に床に正座し、静かに目を閉じて家にご挨拶をするのです。

それを見守るご家族も心の中で共に祈りを捧げ、片づけによって人生をより良い方向に必ず変えていこうと決意しているように見えます。

「ときめく」は英語で "Spark Joy" と訳され、服などを手に取ってそれを感じるかどうか、依頼主に確かめてもらいます。
処分すると決めたものには Thank you. とお礼を言うことを、こんまりさんがアドバイス。
番組内で、ちょっと照れ臭そうにお礼を言いながら服を処分するアメリカ人の姿を見ると、何だかほほえましい気持ちになります。

「ものにも魂が宿っている」という考え方は、日本的、神道的なのでしょう。
こんまりさん同様、ものに対する「感謝を込めたご挨拶」は私も自然にやっているけれど、アメリカ人にとっては小さな驚きかも・・・


片づけ作業を協力して行うことで、夫婦や親子の間にも今までにないほどの強い連帯感が生まれるようですね。
数週間後に見違えるほどすっきりした空間を得た依頼主の表情は、例外なく輝いていました。
皆さんがこれから、素敵な人生を送ってくれますように!


アメリカでは、この番組によって「こんまり流ときめきのお片づけ」社会現象となり、リサイクルショップなどに持ち込まれる品数がとんでもなく増えているらしいです。
本もよく売れていたけれど、テレビの影響はやっぱりすごい!

”Konmari" は、グーグルのトレンドワードとして急上昇中。
SNSや口コミによって番組を観る人がますます増え、すごいことになっているようです。

こんまりさんがアメリカ人のお宅を訪問する時は、これまた感じの良い通訳の方が同伴します。
偶然、通訳者のお名前も Marie飯田まりえ)さん。
影の主役と言えるほど素晴らしいお仕事ぶりで、感心してしまいます。

こんまりさんもできるだけ自分自身でコミュニケーションを取ろうとする態度は好ましく、英語もきっとどんどん上達することでしょう。

小柄だけれど、とてもパワフル!
人様のお役に立てることが自分の喜び、ビジネスセンスも抜群で努力家。
同じ日本人であることを誇りに思える彼女のような方の存在は、アメリカ在住日本人にとって大変嬉しいことです♪


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2017/10/03

火の鳥

今度の日曜日は、今シーズン初のコンサート本番です。
3曲演奏するのですが、実はまだ1曲しかみんなで合わせていません。。。
・・・大丈夫なのか・・・?

第5楽章まであり、全部通すだけで約1時間かかるベルリオーズ「幻想交響曲 Fantasic Symphonyにかかりきりで、他の2曲にはまだ全く手をつけていないのです。

合わせていないのは、リスト「死の舞踏 Totentanzストラヴィンスキー「組曲 火の鳥 Firebird Suite
どちらも、タイミングさえ間違えなければ別に難しくはないでしょう?みたいな感じで、後回しにされています。

バレエ音楽である「火の鳥」も全部演奏すればかなり長いですが、今回は抜粋で2曲のみ。
「子守歌 Berceuseと、それに続く壮大な「終曲 Finalです。
(下の動画は「終曲」)



「火の鳥」というと、手塚治虫氏がライフワークとした同名の大作マンガが頭に浮かびます。
このシリーズは若い頃に夢中で買い集め、しっかり全巻手に入れました♪
過去・未来・宇宙を旅してみたくなった時、今でも時々読んでいます。

永遠の命を持つ火の鳥・・・その生き血を飲むと不老不死となるそうで、色々な時代・あちこちの国でいつも人間たちに狙われます。

いつまでも死なないなんて、決して幸せなことではないのにね。
命には限りがあるからこそ、輝いているのだと思います。
でも、一昨日夜にラスベガスで起こった銃乱射事件のように、ある日突然誰かに命を奪われてしまうのは悲しすぎます・・・


次回のコンサートに先駆けて読み返してみたくなったは、「火の鳥」の中の「未来編」
舞台は、西暦3404年の地球です。

地上はすっかり荒れ果ててしまい、人々は世界5ヶ所の地下に「永遠の都」を作ってそこに住んでいるという設定になっています。
それぞれの都には総指揮官である偉大なる電子頭脳が存在し、人々は何から何までその電子頭脳の命令に従って生きているのです。

ある日そのうちの2国の電子頭脳同士が言い争いを始め、どちらも互いに決して譲らず、ついに核戦争を引き起こしてしまいます。


超水爆による大爆発が起こると、関係なかったはずの他の3国にもなぜか同時に大爆発が起こり、一瞬にして人類は全滅・・・


米ソの冷戦時代に描かれたマンガですが、国のリーダー同士が互いにののしり合う様子は現代の世界状況にも似ていて、恐怖感を覚えます。

爆発前に地上に逃れてひとりだけ生き残った主人公は、火の鳥によって不死の体にされ、その後何十億年とかかって再び人間が出現するのを待つことになります。
ラストでは、新しい人類の歴史を見守るために火の鳥の体の一部となって、他の宇宙生命たちの中に吸い込まれていく・・・というストーリーです。


このシーンなど、ストラヴィンスキーの「火の鳥 終曲」を合わせたらよく似合いそうです。

手塚治虫氏は、マンガの中でこう説明しています。

火の鳥は世界中を飛び回り、膨大なエネルギーのためにからだが光り輝く伝説の鳥である。
ロシアでは、大地から生まれた火の鳥「ファイア・バード」
中国では、仙人の鳥で極楽の山に住んでいる不老不死の「ホウオウ鳥」
ヨーロッパでは「ある時期が来ると自分のからだを火で焼き、その中から新しいからだが生まれ変わる」と考えられ、「フェニックス(不死鳥)」と命名した。

世界各地で、同じような「想像の産物」が生まれたのはおもしろいですね。


今日は、これからリハーサルに出かけるところです。
いくらなんでも今日は「火の鳥」も練習すると思いますが、さ~てどうなることやら???

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2017/03/29

NHK 「基礎英語3」 に、私のエッセイが1年間連載されます

日本では桜の季節、そしてもうすぐ新年度が始まりますね。
ピカピカの新一年生や新社会人を町で見かけると、頑張れよ~と心の中で応援したくなる季節です。

アメリカでは9月に、フォーマルな入学式などなくいきなり始まってしまうので、あまり感動もありません。
やはり、日本の今の時期のワクワクドキドキ感が懐かしいです。

ところで新年度開始をきっかけに、もっと英語力をつけたいなと思っていらっしゃる方も多いのでは?
日本で普段は英語を使う環境になくても、東京オリンピックが3年後に迫り、外国人旅行者との触れ合いも多くなることでしょう。

英会話スクールなどに通うのも大いに結構ですが、自宅で安上がりに学ぶ方法もあります。
NHKラジオ語学講座は本当におすすめ!

レベルに合わせて、「基礎英語1~3」 「ラジオ英会話」 があります。
その他、土曜日だけに放送される番組も・・・

その中の 「基礎英語3」 ですが、何と4月からの舞台はミネソタ州なのです♪
ツインシティーに住むハイスクールの生徒たちのやりとりを中心に、物語が進みます。


西海岸や東海岸の大都市ではなく、あまり知名度が高くなくて地味なイメージの (笑) ミネソタが選ばれるなんて、不思議だこと・・・
色々な文化背景を持った学生たちが将来に夢をはせる、「青春物語」 ですって。 楽しみですね♪

アマゾンでプレビューできる部分だけ載せます。

そして何と、このテキストの 「物語の舞台をたずねて」 という巻末のおまけの部分を、私が1年間担当させていただくことになりました。
毎月、ミネソタの魅力をたっぷりとご紹介しますね~ (書きたいことが多すぎて困っています。。。 )


実は私も、このラジオ講座には本当にお世話になりました。
留学経験もないので、24歳で夫と知り合った頃はごく普通の日本人と同じレベル。
学校で何年も英語を勉強したはずなのに、英会話はほとんどダメという状態でした。

彼ともっとおしゃべりしたくて思いついたのは、NHKラジオとテレビの英語講座を利用することだったのです。
テキスト代だけで、ほとんど無料で学べるというのが魅力的だものね♪
特にラジオは月~土の毎日15分間だけで、再放送も2回あって聴きやすかったです。

その頃は 「基礎英語」 「続基礎英語」 と分かれていたので、後者で徹底的に、中学で習ったはずの英語の基礎を思い出し、同時に 「英語会話」 も聴きました。

記念に2冊だけキープしたその頃のテキストです。 たったの170円!


番組のテーマ音楽も、東後勝明先生のわかりやすく軽快な語り口も、本当に懐かしい!

簡単な言い回しなのにとっさに出てこなかったフレーズが、どんどん頭に入りました。
覚えると片っ端から使ってみて、ちゃんと通じると嬉しくて、また頑張ろうという気持ちになったものです。

週の最後はいつも軽いジョークで終わりでした。

今のNHKテキストはもっと大判サイズになり、色付きでとても見やすくなっています。
CDとセットになったバージョンもあるので、忙しくてラジオを聴く暇がない方はそちらのほうがいいかな?

「基礎英語3」、日本にお住まいの方は本屋に直行で、ぜひチェックしてみてくださいね。
できればお買い求めになって、4月からの放送開始に間に合わせましょう♪


おまけ ブロ友の Reiko さんからの情報。 今日3月29日は 「シフォンケーキの日」 なのですって!
     久しぶりに焼き、焼き縮みを防ぐために逆さにして冷ましているところです。


夫と初めて知り合ったのは36年前の3月30日でしたので、夕食後にケーキでお祝いしようっと。
1日早いけれど、日本時間でということで・・・ 昔のラジオ英語会話のテキストでも見せようかな。


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2016/09/05

おしゃれな曲げわっぱのお弁当箱とシェーカーボックス

日本に住んでいた時に知り合ったアメリカ人の友人が、漆塗り曲げわっぱのお弁当箱を、先日私に送ってくれました。

ずっと前に生徒さんからプレゼントされたという、秋田杉のお弁当箱・・・多分日本人である私のほうがちゃんと使ってくれそうだからと、わざわざ郵送してくれたのです。
彼女もジョージア州に戻り、その後退職してから、どうやら断捨離決行中らしい。

実は私、曲げわっぱの形が以前から大好き! 大喜びでいただきました♪


今日は Labor Day の祝日で、労働者をねぎらう日であると共に、夏の終わりとされています。
学校の夏休みも、もうおしまい・・・

まだ気温は高めですが、残念ながらピクニックをするような良い気候ではありませんでした。
でも、家でいただくランチも、曲げわっぱのお弁当箱に入れると、何だかおしゃれに見えるじゃない?


友人の送ってくれた曲げわっぱに詰めたのは・・・
新しい卵焼き器 (息子が日本から持ってきてくれた) で焼いた卵焼き。
この辺では手に入らない大根 (娘が買ってきてくれた) を使っての鶏のおろし煮、近所に住む日本人の友人がおすそ分けしてくれた五穀米など。

写真には写っていませんが、7月に遊びに来てくれた友人のおみやげ、京都の 「玉しぐれ」 という山椒の風味豊かな佃煮も、ご飯の上に乗せていただきました!

皆さんの愛情と友情に感謝しながらの、幸せなランチでした♪


曲げわっぱのような楕円形の入れ物好きは、ずっと以前からのこと・・・
息子がお腹にいた頃に買った本、テーブルコーディネーターのパイオニアであったクニエダヤスエさんの 「ナチュラルな生活づくり」  に紹介されていた写真がきっかけでした。


クニエダさんの美意識にすっかり魅せられ、ものすご~く感化された私。
こんな風に、毎日の暮らしの一瞬一瞬が美しい写真のようであったらいいなあと、一応は目指したのです♪

・・・でも子供たちが生まれてから、ぐちゃぐちゃになりましたとさ (笑)


初版から30年以上も経っているのに、素敵な写真の数々はちっとも時代遅れな印象でなく、むしろ新鮮です。
今でも時々ページをパラパラめくっては、ほほうっと感心しつつ癒されています。

「女の弁当箱」 として紹介されていた杉の組曲げわっぱは、入れ子になるので収納の面でもばっちり!
お弁当箱として使うだけでなく、洋風・和風を問わず、オードブルや酒の肴などを少しずつ盛ることを提案していらっしゃいます。



日本では、江戸時代から伝わる伝統工芸品の曲げわっぱ。 (起源は奈良時代という説も・・・)
アメリカでは、シェーカー (シェイカー) ボックスという曲げわっぱによく似た形の入れ物が生まれました。
これは、18世紀の終わりから19世紀にかけて広まった、シェーカー (シェイカー) 教徒と呼ばれるキリスト教の一派によって作られてきたものです。

彼らが目指していたのは、今で言うシンプルライフ・・・質素で合理的な暮らしでした。
俗世間を離れて、農業や牧畜を中心に自給自足の共同生活を送り、工芸品や家具なども自分たちで作っていたそうです。

注: シェーカー教徒は男女の交わりを一切認めなかった点が、この近くにも数多く住んでいるアーミッシュとは違います。

シェーカーボックスには、釘や接着剤は使われていません。
特徴的な燕尾形の木が組み合わさった接合部分は 「スワロウテイル」 と呼ばれています。


クニエダさんは、シェーカーボックスにはローリエなどのハーブ類や、乾物、豆類を入れて使っていらしたそう。

私も、似たような形の入れ物をみつけるとついキープ。 失くしがちな小物を入れて愛用しています。
これは子供たち用に買ったので、だいぶ汚れが目立っていますが、まだ現役です。


チーズの入れ物なども、捨てられないのよね。。。



曲げわっぱは食洗器も電子レンジもNGですし、密封性ではプラスチック製品にかないませんが、木の製品を手に取った時の温かみは、何とも言えません。

自然に囲まれた文字通りの 「ナチュラルな生活」 を送る私たちに、このお弁当箱はやたらと似合うのです。


今朝起きたら、外は急に秋の景色になっていてびっくり・・・!
これからは、日に日に紅葉が進んでいくことでしょう。




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