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2024/04/03

白鳥とカワウソが遊びに来た / 皆既日食

かなり積もったは、その後暖かい日が続いてだいぶ解けました。
家の前の湖は、一時は30%ぐらい解けていたのがまた全面凍ってしまったのですが、ここ数日でやっと元に戻った感じです。

ビーバーが作ったダムがある部分は水の流れが激しく、いつも早めに解け始めます。
地面の雪解け水も流れ込む、素敵な場所です。
今の時期、その水の音を聴くのが楽しみで、頻繁に近くに行ってにんまりしている私です。

今日は、私の足音に驚いた2羽の白鳥が、大きな鳴き声を上げていました。
ナキハクチョウ trumpeter swan という種類で、パオパオと本当にトランペットのような響きです♪


今朝は、湖がまだ凍っている部分と解けている部分の境目にカワウソ otter がいて、時々潜ったりしながらのんびりしていました。
写真は、かなりぼやけてしまいましたが・・・


夫は昨日、2匹のカワウソが戯れているのを見たそうです。
庭にはたくさんのリス(多すぎ!)と、時々ウサちゃん
小鳥たちもたくさん来て、賑やかな春です。


イースターは、あっという間に終わってしまったな~
以前は、親戚や友人を招いて我が家でお祝いしたのですが、数年でやめちゃった。
この時期は、舗装していない長いドライブウェイがひどい状態になってしまうのでね。
深い雪、または雪解け後のぐちゃぐちゃの泥でスタックしそうになる、危険な道です。

家に集まる代わりに、近くのゴルフ場隣接のレストランで、イースターブランチを楽しむのが恒例となっています。
今年は全然写真を撮りませんでしたが、義妹夫婦と4人で出かけました。

たくさんの料理が並んで食べ放題・・・いつも皆さんの食べっぷりに圧倒されてしまいます。
ローストビーフポークリブをさんざん食べた後に、何種類ものデザート
とても真似できません・・・

お客様はお招きしなくても、イースターの飾り付けだけはしました。



親戚のガールズに配るために、クッキーも焼いたよ~!


これは、私たち夫婦も楽しんでいただきました♪


4月8日には、アメリカ皆既日食 total solar eclipse が観測できるとのこと。
結構、盛り上がっています。
残念ながらミネソタは日食の経路ではないので、近所の友人夫婦はわざわざイリノイまで出かけるそう。

このご夫婦、2017年の皆既日食も、オレゴンまで出かけてしっかり見てきました!
今回も天気が良いといいですね。

2024/01/22

吐く息がちっとも白く見えないのは、南極と同じ理由らしい

しばらく-25℃位の気温が続いていましたが、やっと気温が上がってきました。
今日の昼間は-4℃にもなり、ミネソタンにとっては「春のように暖かいわ~」という感覚です。

これから月末まで、昼間は 0℃前後が続きそうで嬉しいな。
2月に入ると、もっと暖かくなるとの予報です。雪も少なくて、今年は楽だこと。

う~んと寒かった1週間前、今シーズン初めての「幻日 (sun dog)が見えました♪


ミネソタに移住して初めて見た時は、そりゃもうびっくりしました!
「幻日」についてはその時のブログに詳しく書きましたので、ぜひお読みください。


こんな現象がこの世に存在していることさえ、それまでは知りませんでした。
そこに住んでいる人しか知らない不思議な現象が、世界中に他にもたくさんあるのでしょうね。
知らずに一生を終えてしまうのは、残念だな~


もうひとつ、ここミネソタで遭遇した不思議な現象について書きます。

いつもしつこく書いているように、普通はミネソタの真冬の寒さは半端じゃありません。
(今年は、例年に比べてとても楽なのです)

それなのに・・・

日本に住んでいた時、寒い冬には吐く息が白くなるのが当たり前だと思っていましたけれど、ここではちっとも白くならない。。。

不思議に思ってググってみると、どうやら2つの理由があるらしい。

1つは、息が白くなるのは吐く息に含まれる水蒸気が冷やされて水滴になるからですが、核になるチリやホコリがないと、水滴にならないそう。
ここの空気はとてもきれいで、特に雪に閉ざされると舞い上がるホコリなどもないからでしょうか。

もう1つは、あまりに気温が低いと、細かい水滴に成長する前に瞬時に微細な氷になってしまい、目には見えないという説。

南極北極はこの条件を満たしているので、やはり吐く息は白く見えないのですって!
疑いもしなかった「常識」が、ガラガラと音を立てて崩れていくでしょ?


寒い日には、暖かい飲み物と共に家の中でぬくぬくしているのが幸せ♪
クリスマスに娘からもらった「抹茶」の大袋、せっせと消費しなきゃ・・・
12オンス(340g)入りで、何と抹茶225杯分ですって! コストコでゲットしたらしい。


私は元々抹茶は好きなので、今までも時々点てて楽しんでいました。
茶筅を買う前は、ミニ泡立器でシャカシャカ(笑)
日本に帰国した時に茶筅を買ってからは、落ち着いた気持ちで点てるのも美味しさの秘訣と考えて、時間をかけて。

それから、去年ご紹介した手動のミルクフォーマーを使うことも・・・

この抹茶の大袋をもらってすぐ、電動のミルクフォーマー(英語では milk frother)を買い、最近は「アメリカ式」で簡単に点てています。
ダマにならないタイプのパウダーなのも幸いして、本当にお手軽にできます。


今日は抹茶ラテを作りました!
甘みもちょこっと足して、おいしかったですよ~♪



息子からは、早くも河津桜の写真が送られてきました。
早咲きなのはわかっているけれど、1月とはあまりに早すぎないか・・・?



2023/08/18

カウンティ・フェアとフルサイズの虹 ♪

やたらと泊り客が多かった8月前半が終わって、ほっとしています。
山火事の煙のせいか、ずっと何となく鼻がぐずぐずしていましたが、それもやっとすっきりしたみたい。
マウイ島のでの大火事の被害を考えると決して文句は言えませんが、カナダや国内のあちこちの山火事の煙が、ミネソタにも頻繁に漂ってきているのです)


友人夫婦から夕食のお誘いを受けた日、欲張ってその前にカウンティ・フェアにも出かけてきました。
郡のお祭りで、移動式の屋台と遊園地によくあるような乗り物が、約1週間やって来ます。


飼育している動物や農作物、花や写真・手芸品などの品評会もあり、優秀なものにはブルーリボンがつけられます。

時間があまりなかったので、大急ぎで動物さんたちに会いました。
大きな牛や馬などもたくさんいるのですが、もっと小さな動物に心惹かれてしまいます。
耳の垂れたウサちゃん、たまらない可愛さです。


ラマ llama も人気。別名は「アメリカラクダ」なのですって。
そう言われてみると、確かにラクダっぽいかも・・・


真っ白のアヒルも、めちゃ可愛い!
アヒルは英語で duck だと学校で教わりましたが、duck です。
日本人的発想では全く別の鳥に思えて、同じ呼び方だなんてちょっと抵抗ありますよね。

アヒルは特に domestic duck と呼ばれるとのこと。
アヒルの原種はマガモで、家畜として飼い慣らしたそうです。

小学校で白いアヒルを飼っていて、みんなで可愛がっていたような気がします。
だからアヒルはペット用で、は食用と勝手に頭の中で区別していました。

アヒルも食用だと最初に聞いた時には、「アヒル肉」なんて聞いたことないし、ペットを食べちゃうの?とびっくり・・・
でも、考えてみれば「合鴨」ってマガモとアヒルの交配種のことだった。
何も考えずに食べていたなあ。。。


やっぱり、食べたりせずにこの可愛らしさを眺めていたい・・・


最初の写真でもわかるように、この日は怪しい空模様で、今にも雨が降り出しそうでした。
それでも持ちこたえて、濡れずに駐車場にたどりつけて良かったです。

友人宅に着いてからも、夕食を外のデックで食べるか家の中にするか迷いましたが、やはり外のほうが気持ちいいので予定通り決行!

この友人夫婦は、大き目の湖に面した家に住んでいます。
あちこちだらけのミネソタでは、かなりの高確率で親戚や友人の家が湖畔にあり、ボートを所有しています。

この日も、空は怪しかったけれど、みんなでボートに乗ることに。
家族ぐるみのお付き合いを続けている友人夫婦ですので、お子さんたち、お孫さんたちも混ざって全部で11人!

そのうち、友人宅のちょうど反対側にが見えてきました♪


やがてそれは空いっぱいに広がり、素晴らしい眺めとなったのです。



大人も子供も、みんなで "Wow!!" でした。


だいぶ日が短くなってきて寂しいけれど、夜空を楽しむ時間が長くなりました。
今の季節はちょうど寝室の窓から北斗七星が見え、うっとり眺めていたら、偶然にも流れ星が北斗七星を斜めに横切るように落ちてきて、これも感激の光景でした♪

そして、庭にはヒマワリが咲き誇っています。見るたびに笑顔がこぼれてしまう!
Dwarf sunflower というあまり背が高くならない品種で、鉢植えなので移動も簡単。
種から育てたのですが、びっくりするほどしっかり伸びて茎も太くなりました。


ズームアップすると、その構造の複雑さと美しさに感動を覚えます。
(ボケちゃったけれど・・・)


少しずつ、秋の気配を感じるようになりました。
明日は気温が32℃まで上がるそうですが、その後は急にぐっと涼しくなりそうです。
ミネソタの夏は、あっという間に終わってしまいそうだな・・・


2023/03/29

今までに見た中で最高のオーロラ

やたらとバタバタ続きだった週末が終わって、ほっとしています。
金曜日の午前中には、近隣の小学校の4,5年生を対象にしたコンサートがあり、それに加えて日曜は通常のコンサートでした。

木、金の夜と土曜の午前中にはリハーサル。
今回は雪のためにリハーサルの数が限られてしまい、いつもよりドキドキでしたけれど、ちゃんとまとまって良かった♪

私が忙しいのは承知でしたが、娘がワンコ2匹を連れて木曜から月曜まで来ることに決まり。
赤ちゃんが生まれると、しばらく来られなくなってしまいますので・・・
私があまりできない分、夫が料理などもマメにしてくれて、とても助かりました。

予定日を1ヶ月後に控えて、娘のお腹はもうはち切れんばかり!
もちろん初めてのお産に不安もあるけれど、赤ちゃんの誕生をとても楽しみにしています。


娘が到着した先週の木曜日、夕食を共にした後に私はリハーサルへ。
終わって他の団員たちと共に外に出ると、空の低い位置に糸のように細いが見え、すぐそばには惑星が!
あまりにきれいで、みんなで子供のようにはしゃいでしまいました。
誰かが、あれは金星だと言っていたので、多分そうだったのでしょう。

その様子だけでも感動したのに、車を運転して家に近づくにつれ、空が何だか明るくなってきたのです。
もしかして、これは・・・!?

よそ見すると危ないので運転中ははっきりとはわかりませんでしたけれど、安全な所に停まって空を見上げたら、確かにオーロラでした!

元々は暗い空だったので、オーロラの向こうにはたくさんの星が透けて見え、それはもう幻想的♪
オリオン座北斗七星も同時に見え、私は喜びのあまり口をポカンと開けて、しばらく見とれてしまいました。

夜10時頃に家にたどり着くと、さっそく夫と娘に報告!
同時にオーケストラの友人のひとりから、「見た?」とテキストメッセージが届き、彼女が撮った写真が添付されました。

iPhone で撮った何枚かのうちのベスト作品を、特に親しい何人かに送ってくれた様子。
シェアするのは一向に構わないとのことですので、ここにも載せますね。
も写っているのがわかります。


色々片付けてから電気を消して、リビングルームの窓から夜中近くまで、家族3人で夜空のショーを眺めていました。
まるでダンスをしているように、あちこちでゆらゆらと揺れ、何てきれいなオーロラだったのでしょう!

オーロラの仕組みなど何も知らなかった昔の人にとっては、きっと恐怖の対象だったことでしょう。
とてつもなく大きなゴーストが空から手を伸ばして人間を捕らえ、どこかに連れ去って行きそうな感じもしましたもの・・・

今までにも何度もオーロラを見たことがありますが、こんなに大規模で長時間続いたのは初めてでした。
夜遅くまでのリハーサルがなかったら、全然気付かないで寝てしまっていたかもしれず、後で誰かに聞いて悔しい思いをしたことでしょう。


翌日の子供向けのコンサート前にも、「夕べのオーロラ (northern lights) 見た?」とあちこちで話題になっていました。
2晩連続で見られるかもという話もありましたが、残念ながらその晩は曇り。
都会から遊びに来た娘、予定より1日早く来て本当にラッキーでした♪

こちらのサイト に、その晩に見えたオーロラの動画も載っています。
本当にきれいだこと!
これによると、Twin Cities でも見えたようですね。

美しい日本のの写真に羨ましさを感じますが、空いっぱいのオーロラが自宅から見えるというミネソタの暮らしも、かなりハッピーなものです。


コンサートについては、また日を改めて書くことにしますね。


2021/12/17

クリスマスの飾り、雪の結晶&夜空に輝く冬の大六角形

2021年も、残すところ2週間だけとなりました。

去年はコロナ感染者の急増加により、サンクスギビングクリスマスも少人数のプチ祝いでした。
今頃の時期は、ようやく医療従事者に対するワクチン接種が始まったばかりだったと思います。
本当に大丈夫なのだろうかと、不安な気持も少し・・・
そしてアメリカ大統領選挙の最中とその後の醜い一連のゴタゴタで、人間関係がおかしくなったケースもありましたっけ。

それに比べると、今年はもっと穏やかに過ごせていることに感謝です。
来年はきっとさらに良くなるだろう・・・という希望を持って過ごそうと思っています。


今年もいつものように夫が木を切ってきて、ツリーの飾り付けを一緒に行いました。
友人が作ってくれた、ネコのキキ用のオーナメントが新入りです。


今月初めに飾り付けを行った時には、キキも手伝ってくれました。

これ、私の!?

母の手作りのキルト飾りを、今年も窓辺に。
サンタ・トナカイ・プレゼントが乗った汽車(子供たちが小さかった頃に買ったもの)と、小さなサンタ楽団もね♪


外の飾りは、それぞれ郵便局のおばちゃんと近所の友人の手作り。器用ですね~



あちこちから届いたクリスマスカードを、暖炉の上に・・・
皆さんありがとう♪
今年もこうして、お互いの無事を確かめ合えることに感謝です。



一昨日の夜は、土砂降りでびっくりしました!
12月半ばにこんなに雨が降るなんて、ミネソタに住み始めて初めてかも。
異常なほど暖かかったということです。
夜中にに変わったようですが、それほど積もりはしませんでした。

今日はぐ~んと気温が下がり、最高気温は-11℃、最低気温は-17℃とのこと。
-40℃を経験したことがある私たちとしては、まだまだね・・・という感じですけれどね。

もすっかり凍ったので、夫はスノーモービルでその上を走っていました。

冬至直前の今、日没は16:27であっという間に暗くなる

ちょっとおっかなびっくりですけれど、私も今シーズン初めて湖の上を歩いてみることに。
氷が露わになっている部分に目を近づけると、まあなんときれいな雪の結晶!!


よ~く見るとそこら中に積もっている雪も、天文学的な数の小さな結晶がお互いに重なり合っている状態です。
寒いので、解けずに原形のままなのですね。
ひとつひとつ、微妙に形が違うという事実にも圧倒されます。。。


天文学つながりで、極小の世界から一気に宇宙に飛びますよ~

今週は月が明るすぎて見えませんが、先週の晴れた日の夜には、この湖のちょうど真上に「冬の大六角形 Winter hexagon」と「冬の大三角形 Winter triangle」の星々が輝いていました。


冬の夜空に目立つ三つ星 Orion's belt を伴ったオリオン座(これは東京でも見えたな~)を探せば、他の星もすぐに見つかります。
何というスケールの大きさでしょう・・・

ハッブル望遠鏡による、冬の大三角形の実際の写真です。
雪の結晶と同じく、気が遠くなりそうな数の星だこと!



ド田舎に住んでいても結構お付き合いに忙しいのですが、今日のように何も予定のない日は、寒くてもウォーキングに出かけます。
恵まれた大自然の中で、小動物やお気に入りの木々に語りかけることに無上の喜びを感じる日々です♪

来週はクリスマスを控え、娘たちも来るのでまたまた忙しくなりそう。
今年も本当にあっという間でしたが、残された2週間を大切に味わって過ごしましょう。

2021/11/07

トイレの窓から本物のオーロラが見えちゃった♪

数日前のことですが、夜に友人のひとりから「外に出てごらん、オーロラ (northern lights) が見えるかも!」との連絡が入りました。
それ~っと庭に飛び出した、夫と私。
ところが、満天の星空の割に何だか明るいなという印象は受けたものの、オーロラは見当たらず・・・

その後も時々空をチェックしながら、結局ベッドタイムとなりました。

私は普段、朝までトイレに起きることはほとんどないのですけれど、 なぜかその晩はふと目が覚めて行きたくなっちゃった。。。

トイレの電気をつける前に、半分寝ぼけたまま外を見ると・・・
あれれ?これは夢かしら!!?
空の一部がふわっとバスクリン色で、少しだけゆらゆらと揺れていました♪♪♪

用を足すのも忘れて、しばらくうっとりと見学。
トイレの窓からオーロラが見えるなんて、何てすごい所に住んでいるのかしら。

ベッドに戻って目を閉じてからも、しばらくその光景がまぶたから離れず、なかなか寝付けなくなってしまいました。

夫が10月半ばにカナダの島に出かけた時にも、夜中にトイレ(屋外にあります)に起きた時に美しいオーロラが見えたそう。
この時はバスクリン色だけではなく、赤やピンクの混ざったカーテン状で、それこそ夢のような景色だったとのことです。

我が家でオーロラが見えたのは、とても久しぶり。
よろしければ、過去の記事もご覧くださいね。

  ★泥んこ犬とオーロラ (2015年9月)
  ★空一面のオーロラと冨田勲さん (2016年5月)

その時に使わせていただいた写真は、地元の新聞に掲載されたものです。
今回は、ここまではっきりきれいには見えませんでしたけれど・・・


朝は朝で、日が昇る前の空がすごい色です♪
今日から冬時間が始まり、時計が1時間ずれたため、少し早起きしないと目にすることができなくなりましたが。


空の雄大な眺めにも息を呑みますけれど、近くに目を凝らすと、あちこちにひっそりと自然の美がころがっているミネソタの晩秋です。

ミルクウィードの種がついた綿毛

モナーク蝶を招くミルクウィードについては、こちらの記事もどうぞ ⇒ ミルクウィード変身の術


2021/06/18

久しぶりの雨の後、庭に虹が生えていた

私の周りのアメリカ人は、このところコロナのことなんてすっかり忘れてしまった様子で、話題にも上らなくなってきました。
数ヶ月前には、ワクチン後の副反応の話で大いに盛り上がっていましたけれどね。

町でも、普通の生活がほぼ戻っています。
マスク姿では浮いてしまうようになってきたので、私も着用をやめることにしました。
普段使い用の引き出しには数枚だけを残して、残りの布マスクは別の場所に移動。
もう、病院など以外では使わずにすみますように・・・

大笑いしながらの友人たちや親戚とのランチ、ご挨拶のハグ、みんな以前と同じ!
買物に出かけても、また店員さんや他のお客さんが気楽に何だかんだと話しかけてくるようになりました。
全員がマスクをしていた時は、視線を合わせることさえあまりなかったけれどね。

知り合いの誰かがコロナに罹ったという話も、全く聞かなくなりました。
まだ油断してはいけないのでしょうが、屋外での活動も多いので、必要以上に神経質にならなくても大丈夫そうです。


それより心配なのは、天候です。
アメリカでは今、もっとひどい干ばつまたは豪雨に苦しめられている地域も多くて文句は言えませんが、こんなに雨の少ない6月は今まで経験したことがありません。

私たちは家の前の湖をいくらでも利用できてラッキーですけれど、町では庭の芝生などへの散水が制限されているそう。
茶色くなってしまった芝を、よく見かけるようになりました。
その分芝刈りの頻度が減って喜んでいる人も、中にはいますけれど・・・


今日の夕方は、かなり久しぶりに恵みの雨が!
たいして長くは続かなかったのが残念・・・

雨が上がると、寝室の窓のすぐ前の地面から、が生えているように見えました。


虹をずっとたどると、反対側の着地地点はこんな感じ。虹の橋みたいで素敵!
そう言えば、スプリンクラーを使う時にもが見えることがあるな~
こんなことで、子供みたいに大喜びしている私たち夫婦って・・・

・・・ただのアホ・・・?


夏至近い今日の日の入りは、21:19ですって。
なかなか暗くなりませんが、夜遅くなってからの満天の星に今年も北斗七星 Big Dipper が見つけられるようになりました。
そして、あちこちに舞うホタル流れ星と見間違うことも・・・

本格的な夏はまだ始まったばかりの気がしますけれど、もうすぐ日が短くなってくるのだなあ。
週末は、ちょっとした集まりがあります。今のうちに夜遊びたっぷりしておきましょ♪


2021/06/03

先週は霜注意報、今週は猛暑・・・

例年でしたら、今頃はもう庭いっぱいに色とりどりのを植え終わっている時期なのですが・・・
今年は変な気候で、落ち着くまで待っていたらもう6月になってしまいました。

先週は何と霜注意報が出て、早々と花や野菜を植えた人はずい分ダメにしてしまったみたい。
夜は0℃付近まで下がってとても寒く、久しぶりに暖房のお世話になりました。
ほんの数分でしたが、みぞれまで降って本当にびっくり!

ところが一転して、今週末はすごい暑さです。
今日も最高気温は31℃で、蒸し暑かった・・・
ええっ、明日と明後日は38℃!?どうやら記録的暑さとなるらしい。
38℃って体温より高いじゃない!ミネソタで、そんな気温は聞いたことがありません。


明日からは、確実にエアコンのお世話になることでしょう。
ああ、体がついていかない・・・

一昨日の夜は少し雨が降り、雨上がりにきれいなが見えました♪


の色が芸術的。一期一会の美ですね。
これが、夜の9時頃の写真というのも信じられないでしょう?
6月は日没が9時過ぎとなるので、遅くまで外で遊べます。


時々訪れる子だくさんのカナダグースファミリーは、公園デビュー(?)して他のファミリーとも仲良くなったようです。
可愛いけれど、落し物の量も半端じゃなくなってきました。後始末がひと仕事!




週末は、昨年ミネアポリスの郊外に引越した娘の家に行ってきました。
ダウンタウンへは車で15分位ですが、静かで自然がいっぱいでとても恵まれた環境です。

最初の晩は、彼氏と一緒に手料理でもてなしてくれました。
スーヴィード Sous vide で低温調理したダックが、とても柔らかくて美味しかった♪
あらあら、こっそりテーブルを覗いているワンコが(笑)


次の晩は、Kado no mise (角の店)という日本料理店でご馳走してくれました。
オーナーシェフは日本人で、娘とは顔なじみ。他のシェフたちも日本語が話せます。
13種のにぎり寿司(とてもお上品なサイズなので、無理なく食べきれます)が含まれる「おまかせコース」で、各コースに合う日本酒もそれぞれ違うグラスに・・・

美味しいのはもちろんのこと、見た目にも美しく、ここは日本かしらと錯覚するほど。



寿司はひとつずつ順に握って、カウンター越しに説明してくれます。
この余白がまた贅沢な感じですね。


私たちの住む町にも、数年前にタイ人が経営する寿司屋がオープンしたのは嬉しいけれど、やはりカリフォルニアロールみたいのが主で、全く比較にならないレベルです。
(それでも、近くで刺身が食べられるのはとても有難い♪)


猛暑日となる明日、やっとを買いに行く予定です。
もう既にクローズしてしまった店もあり、今年は完全に後れを取りました。
あまり良いのが残っていないかも・・・

2021/01/19

めずらしい幻日と、明日の大統領就任式

1月に入ってからずっと、穏やかで(ミネソタにしては)暖かい日が続きましたが、今日は日中の気温がマイナス15℃、夜はマイナス21℃と、久しぶりの本格的寒さです。

寒かったせいか、今朝は凍った湖の上に今シーズン初めて幻日(英語で sun dog )が見えました。
いつ見ても、感動・・・!


幻日については過去に書いた記事で詳しく説明しているので、よかったらそちらもご覧くださいね。
(どちらも似たようなタイトルで申し訳ありません。。。)


庭には、grosbeak(ギンザンマシコ)がよく飛んできます。
オスは特に、赤い色が目立ってとてもきれい♪


冬至から約1ヶ月が経ち、日の出は8時前、日の入りは5時過ぎと、昼の時間が少しずつ長くなってきました。
日が落ちてからふと庭を見ると、鹿たちが食事中。何を見つけたのかな。


今日はお休みしたものの、ここのところ毎日4km位のウォーキングを続けて、身も心もすっきり♪
家の周囲の雑木林には、木の友だちがたくさんできました。

これはその中の1本です。
周りはみんな真っ直ぐなのに、この木だけユニークな形。どうしてこうなった・・・?


しかも、腕を伸ばして high five ならぬ high three を求めてくるのよ。
私も high two(ミトンをしているのでね)でにっこりお返し。お互いに元気になれそう!


アホですなあ。。。


いよいよ明日20日、バイデン新大統領就任式が行われます。
ワシントンDCには、とんでもない数の州兵その他が待機して物々しい様子。
お祝いの行事なのにね・・・
何事も起こらずに、予定通り式が終わりますように。

感染者数も死者数もダントツ世界一となったコロナにも疲れ、かつてないほどの分断にも疲れてしまっているアメリカ住民が、新しい政権の元でもっと結束を固めることができますようにと、強く願っています。

いつもはテレビをほとんど観ない私が、地元デラウェアでのバイデン氏の挨拶を聴いていたら、思わずもらい泣き・・・


愛するご家族を亡くす辛さと悲しみを経験されているバイデン氏は、人の痛みがわかる方だと信じています。
これからのコロナ対策にも期待したいです。

明日の夜は、アメリカの新しい門出を祝って夫と乾杯の予定。
ここまで長かったな・・・でも正直のところ、明日は何か恐ろしいことが起こるのだろうかとまだ不安でたまりません。
どうか無事に乾杯できますように。