日本ではあまり馴染みのなかったルバーブ rhubarb 、和名は食用大黄(ショクヨウダイオウ)だそう。
この辺の家の庭では、持て余すほどにわさわさと生えていることが結構多いです。
残念ながら、葉の部分には毒があって食べられませんが。
ルバーブの茎には酸味があり、ジャムやパイに使うと爽やかな独特の風味に仕上がります。
食物繊維も豊富で、栄養分にも優れた優秀な食材です。
そのルバーブで練り梅もどきができると何かで知った時、嘘でしょ?と疑いながらも好奇心がムクムク。
いつか挑戦してみようと、心に決めていました。
近所の友人が庭のルバーブを分けてくれ、チャンス到来!
赤い部分が多いほうが良さそうだけれど、緑のものも混ざっています。
まあ、ぜいたくは言えないわね。
さあ、いくわよ~っ!
・・・と意気込むほどでもなく、実際にはとてもシンプルなレシピです。
初めてなので、この中の1本だけ使うことにしました。
(大量に作って、もし不味かったらショックですもの)
一番赤い部分の多い茎を選び、洗って1cm幅ぐらいに切り、塩をふりかけて10分ほど放置。
ルバーブ100gに対して塩小さじ1位の割合で良さそう。
皮をむく必要もなく、そのままで大丈夫なのが嬉しい♪
少し水分が出てきたところで、弱火にかけます。
セロリのようにシャキシャキだったのが、すぐにくたっとした様子に・・・
もし焦げ付きそうだったら水をほんの少し足しながら、つぶすように時々混ぜます。
20分位で、すっかり練り梅に変身!
塩分は、今回はちょうど良く感じましたけれど、控えめにしておいて後でお好みで調節するほうが良いかも。
見た目も味も食感も、これは練り梅そのものです。
よほどの練り梅愛好者か梅農家の方でもない限り、騙されること間違いなし!
ランチを済ませたばかりだったけれど、好奇心には勝てず、さっそくミニサイズのおにぎりを作ってお味見です。
ゆかりと梅干しと海苔の最強トリオは、子供の頃からの大好物♪
もちろん中にも入れ、トッピングもあしらいました。あ~天国!
美味しすぎて、ハミングバードもつつきに来ましたよ(笑)
居酒屋の定番、梅きゅうもいかが?
この辺では梅干しは手に入りにくいですが、これなら惜しみなく使えそう。
この辺では梅干しは手に入りにくいですが、これなら惜しみなく使えそう。
夫も大好きな我が家の梅きゅうは、梅干しの他に鰹節、白炒りごま、しょうゆ、ごま油を適当に混ぜ合わせたもので、時々食卓に登場します。
まあ、ごく普通の作り方なのでしょうね。
練り梅もどきは塩が効いているとはいえ保存料なしですので、少量ずつ作った方が良さそう。
残りのルバーブは、次回のために輪切りにした状態で200gずつジップロックに入れ、冷凍保存することにしました。
練り梅もどきの完成品を小分けにして、冷凍保存もOKのようです。
お次はジャムも作ってみようかな。塩の代わりに砂糖を使えば良いだけの話ですもの。
夫の叔父さん(今年98歳!)がまだ60代だった頃、ご自宅の庭のルバーブを使ったお手製のパイを手土産に持ってきてくれたことがありました。
その位のお年の男性がデザートをご自分で作って手土産にするというシチュエーションに、やっぱりアメリカは違う!と驚いたのが懐かしいです。
ルバーブ練り梅、最初に思いついた方は天才だな。
もしルバーブが手に入りやすい環境でしたら、海外暮らしの日本人に強くおすすめです♪
明日は、近くに住む日本人仲間とランチの予定。
少しずつおすそ分けして、皆さんを驚かせるつもりです。楽しみだ~