アメリカでは、今や人口の20%以上が新型コロナウイルスに感染した経験ありという統計が出ています。
感染者はずっとダントツで世界一ですけれど、そこまで多いとは驚きました。
画像は Live Science より |
日本でもこのところオミクロンが猛威を奮い、新規感染者の数が過去最多の3万人超となってしまいましたが、アメリカに比べるとまだまだ可愛い数字です。
日本での感染経験者数は、人口の1.5%程度・・・つまり、100人のうち1人か2人だけですものね。
アメリカでは、5人に1人は感染したということになります。
私の周りではそこまで多いという実感はないので、州によってもずい分違うのでしょう。
それでも、親戚にも親しい友人の中にも、陽性になった方が最近急激に増えてきました。
ただし大して重症化はせず(高熱や吐き気などには襲われるそう)、自宅療養だけで短期間に回復するようです。
「ああ、あの人もか・・・」みたいに、何だか慣れっこになってきています。
ワクチンを接種していても、うつる時はうつる・・・特にワクチン後の重い副反応に苦しんだのに感染してしまった方は、貧乏くじを引いた気がしていることでしょう。
でも未接種では入院するほどの重症になる可能性がより高くなるので、接種が済んでいれば安心感が違います。
実は先週、夫も急に体調を崩し、微熱や頭痛に悩まされていました。
夫が頻繁に会う友人のひとりが、やはり同じような症状でコロナの検査を受けたところ、陽性だったそう!
ですから、いよいよ来たかと本気で覚悟し、夫も病院で検査してもらうことに。
最近ランチを共にしたばかりの人たちにも知らせなきゃと考えているうちに、「陰性」との連絡が入り、やれやれ・・・の心境でした。
3、4日後にはすっかり元気になり、普通の風邪だったようです。
もし夫が陽性だったら、私も「濃厚接触者」ですから、何も症状が出ていなくてもしばらくどこにも出かけられないと思っていました。
でも、感染者と同居していても、ワクチン接種済ならマスク着用での外出はOKなのだそうです。
あらら、ずい分ゆるいこと!
パンデミックが始まった頃の恐怖と悲壮感は、とっくに薄らいでいます。
初めのうちはちらっと感じた感染者への隠れた差別感のようなものも、消えてしまいました。
とにかくマスクが大嫌いという人たちは、オミクロンなら感染してもまあいいかと軽く考えているかも。
この勢いだと、遅かれ早かれほとんど全員がコロナに感染することになるという予想も出ています。
それにより集団免疫を獲得してやっと終息になるのか、普通のインフルエンザのように毎年違う型が出現するようになるのか・・・
昨日は、義母の従弟だった方(93歳)の葬儀でした。
ご自宅が義妹夫婦の家と同じ湖に面しているので、私たち夫婦もちょくちょくお会いする機会があった方です。
コロナには人一倍気を遣っていらしたので、その感染を免れたことは幸いでした。
前日まで変わった様子はなかったのに、就寝中にいつの間にか静かに旅立たれたのを、翌朝になって奥様が発見されたのだそうです。
いわゆる「大往生」で、ある意味羨ましい気がします。
ルーテル教会で行われた葬儀には、大勢の方が集まりました。
弁護士として50年以上もこの町で活躍され、教会やロータリークラブなどにも多大な貢献があり、そのお人柄が慕われた方でしたので。
私たち夫婦、義妹、親友夫婦はマスクをして参列したものの、ご遺族を含め、ほとんどの方はノーマスクでした。
もしかしたら、マスク姿では失礼と感じている方もいらっしゃるのかもしれません。
葬儀の始まる前、ご遺族や久しぶりに会った親族・友人とのハグが当然のように交わされ、賑やかな会話が飛び交う中、耳の遠い高齢者には耳元で大声で話さないと通じません。
ウイルスが大喜びしそうなシチュエーションです。
ソーシャルディスタンスの概念も今ではほとんどなくなってしまい、きっちり詰めて並んで着席。
葬儀の途中では、参列者全員が立ち上がって讃美歌を3曲歌いました。
(きっと、唾液なども飛びまくっていたよ~)
葬儀後には別室でサンドイッチなどの軽食がふるまわれ、あちこちで会話が弾んでいました。
ハンドサニタイザーが置いてあったものの、使っている人は多くなかった印象。
それに、「危ないな」と思っても、食事中はマスクを外さないわけにはいきません。
「葬儀」というイベントひとつでも、こんなにも危険度が高いわけです。
もしオミクロン感染者が紛れ込んでいたら、あっという間に皆さんにうつってしまうことでしょう。
それでも、もうアメリカの方たちは「with コロナ」の覚悟を決め、普通の日常を続ける選択をしたのだと感じています。
レストランやバーも賑わっていますし、スポーツイベントなども以前のように盛んになりました。
楽しそうに、旅行の計画を立てている方も多いです。
姪たちも、先週は誕生日祝いのためメキシコへ。
特に隔離期間などもなく、めいっぱい楽しんだようです。
危険を冒してでも、ひたすら我慢の生活にはもううんざりなのでしょうね。
こちらと違ってほぼ鎖国状態を続けている日本は、そのおかげで他国に比べると感染者数を抑えられていますが、世界から置いてけぼりになりはしないかと、ちょっと心配です。
日本では自主的なマスク生活が当たり前になり過ぎて、外さなければいけない時に、まるで下着を脱いだ裸身を晒しているようで落ち着かないと感じる人が増えている、という記事も目にしました。
う~ん、これはまずいのではないだろうか。
職場の同僚なのに、素顔を見たことがないというケースもありそうです。
オミクロンの大流行により、家庭用のコロナ検査キットはどこでも売り切れ状態。
バイデン大統領はオンラインで注文できる体制を整え、明日1月19日から無料配布が始まります。
Covid-19 だから19日に合わせたとか!? まさかね・・・
こちらのサイトから、申し込めます。 ⇒ COVIDTests.gov
1家庭に4回分の検査キットが郵送されるそうで、私たちも先ほど注文したところ。
先週の夫のように、体調が悪いのにわざわざ検査に出かけるのは大変ですから、とても有難いことです。
これからのことは誰にもわかりませんが、ワクチンだけでなく、コロナの良い治療薬もやがて大量生産が始まるでしょう。
油断しすぎるのはまだ危険ですけれど、今年は希望を持って、より良い未来を期待したいですね♪
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