天気が良くて月の出ていない日、ミネソタでの冬の夜空の美しさは息をのむほど♪
東京でも見えたため、子供の頃から特に慣れ親しんできたオリオン座 Orion は、見る度にうれしくなる星座です。
特に11月から12月頃、夜寝る前に南東の空を見るとちょうど湖の上に見えていい感じ!
オリオン座の三つ星 Orion's belt は奇跡のようにお行儀よく並んでいて、ベテルギウス Betelgeuse 、リゲル Rigel と1等星 first‐magnitude star が2つもあるので、とにかく明るくて目立つ!
M42というオリオン大星雲も、ここではバッチリ見ることができます。
ところが1等星のひとつ、オレンジ色のベテルギウスに異変が起きているというニュースが!
昨年の秋から急に暗くなり、明るさが何と1/3になってしまったとか・・・
過去50年で、一番暗いそうです。
何となくオリオン座が前より地味になった気がしていたのは、本当だったのね!
まさか星の明るさがそれほど変わるわけはない、と思っていたけれど。
ベテルギウスは46億歳の太陽よりずっとずっと若く、たったの(?)800万歳ぐらいなのに、活動が激しくて燃料を使い果たしつつあるようです。
一体、何をそんなに頑張っていたのだろう・・・
寿命が近付いて膨張した星は赤色巨星 red giant star と呼ばれますが、ベテルギウスの大きさは太陽の1千倍もあるそう。
もし太陽系の中心に置いたら、水星、金星、地球、火星を飲み込んで、木星の軌道にまでも達するそうです!
そんな馬鹿でかいものがこの世に存在するなんて、想像しただけで気が遠くなります。
(夜空に浮かぶ、卵の黄身みたいに見えるけど・・・?)
突然暗くなったのは、超新星爆発 supernova explosion の前触れか!?との声も・・・
爆発するとしばらくの間地球からは半月と同じくらいの明るさに見え、ガンマ線だのX線だのハデにまき散らした後、ブラックホールが残るかもしれないそう。
見慣れたオリオン座の形が変わってしまったら、かなりのショックですね。
我が家では町の光は全く見えず空気もきれいなため、リゲルを含む6つの一等星をつないだ「冬のダイアモンド」、ベテルギウスを含む3つの一等星をつないだ「冬の大三角」もよく見えます。
でもこの調子だと、冬の大三角は存続が危ぶまれるのかしら。
爆発をぜひこの目で見てみたい気もするけれど、有害な放射線か何かの影響で地球上の生命が全滅なんてことにならないのか、心配でもあります。
まあ、もうすぐ寿命と言っても相手は星ですから、数万年先かもしれませんけれどね。
星空を眺めていると、自分の存在の小ささを思い知らされます。
星の一生に比べたら、人間の一生なんてまばたきの一瞬よりも短いかも?
そう考えると日常の些細な不満などどこかに吹き飛ばされてしまい、どうでもよいことに腹を立てたりするのは馬鹿らしくなります。
天体を動かしている、何かとてつもなく大きな意思・・・「神」と呼ぶ人もいれば「宇宙意志」などと呼ぶ人もいます。
それが何であれ、世の中の出来事はでたらめに起こっているわけではなく、ひとつひとつに意味があるに違いありません。
それをどのように受け止め、そこから何を学ぶかが、私たちに与えられた課題なのでしょう。
余談ですが、オリオン Orion ってそのままローマ字読みしたくなりますけれど、英語の発音記号は [əráiən] で「アライアン」に近く聞こえます。
ベテルギウス Betelgeuse の英語の発音はさらに赤の他人で、[bíːtldʒuːs] です。
無理にカタカナにすると「ビートルジュース」で、ビートルズがどうかしたかと思ったわ。。。
そして、もう1つの一等星リゲル Rigel は、[ráɪdʒəl]「ライジャル」・・・
もうやめて!という感じ。
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2011年夏、第二の人生を夫の故郷アメリカ・ミネソタ (Minnesota) 州
北部にある小さな町の湖畔の家で始めました。
コミュニティオーケストラのお仲間に入れていただき、
アラフォーで始めたヴァイオリンを時々弾いています。
大好きなお菓子作りやイベントごとのパーティーと料理、豊かな
自然の様子など。
子供のようにワクワクした気持ちで楽しむ田舎暮らしの日々を、
ブログに綴ります♪
テーマが絞り切れず、話題があちこち飛びますが、どうぞお付き合い
ください。
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