2021/11/15

ついに、かなりの降雪 / まだボケてはいないようだ

忙しい1週間でした。
庭のポプラの葉が落ちるのを待って、本格的な落ち葉かき開始!
雪が積もる前に終わらせなくてはいけないので、待ったなし・・・必死です。

庭全体が細かい部分まですっきり!

窓拭きも、気温が氷点下になると辛いですから、毎年同時期に行うことになります。

上の義妹のバースデーを我が家でお祝いしたり、湖の向かいのキャビンにアイオワから短期間来ていた友人を招いたり・・・
色々やっと終わって、「明日は何もせず息抜きするぞ~」と楽しみにしていた水曜の夜、オーケストラのことで連絡が入りました。

これが、週末までのドタバタ騒ぎの始まりだったのです。

今回のコンサートはいつもの大きなホールが取れず、教会で小規模に行うということで、出演者も13人だけに決まっていました。
私を含め、その他の団員はクリスマスコンサートまでゆっくりできる予定だったのですが・・・

その夜に受け取ったメールで、出演予定だった人のひとりがコロナ感染者濃厚接触者となってしまい、急にコンサートに出られなくなったのでピンチヒッターになってくれないかと頼まれたのです。

その日(水曜)の夜に、楽譜をネット経由で受け取りました。
初めは夫のプリンターで調子よく印刷できていたのですが、途中でまさかのインク切れ!

仕方なく、何年も使っていない私の古いプリンターを試すことに・・・
試行錯誤の結果、何とか使えるようになったものの、スキャンして送ってもらった楽譜はぼやけていたりまっすぐでなかったり、ひどく読みにくいものでした。
(ただでさえ、手書きの楽譜って謎な部分がいっぱいなのに)

インクを白黒にセッティングしても、背景に色がついてしまうのはなぜなの???

ぼけ、ゆがみ、不明瞭の三重苦

その後、両面テープとセロテープできれいに製本。(そうしないと楽譜めくりでコケる)
曲の難しさにひえ~っとなりながら、木曜は朝からひたすら練習してその夜のリハーサルまでに何とか仕上げました。
金曜の夜と土曜の朝にもリハーサル。
そして、土曜の夜と日曜の午後に本番という強硬スケジュールでした。

ギリギリで落ち葉かきが終わった水曜の夜から、も降り始めてリハーサル通いも命がけ?

落ち葉がすっかり消えた庭を楽しむ暇もなく、上の写真から数日後にはこのように

木曜の夜のリハーサルは、心配する夫の送迎付きでした♪
ミネソタ生まれだって、シーズン初めの雪道の運転はドキドキするそうですから、私のことは見ていられないのかもね。
食事も用意してくれたり、数々の夫のサポートに心から感謝です。

こんな悪天候ではコンサートの客入りも期待できないと思ったのですが、雪にもかかわらず、両日とも満席のお客様でびっくり。

指揮者自らのパイプオルガンの演奏も素晴らしく、バッハの21番目の息子という架空の人物の作曲によるパロディ曲も大ウケでした。
(音楽教育はほどこされず、父からの遺品はカズーだけだったという設定)

ゲストの歌手お二人はサマーコンサートでも歌ってくださった方たちで、今回も拍手大喝采!
"Special thanks to~" と、指揮者が私の名をアナウンスしてくれたことにも感激でした。

子供の頃から音楽とは長い長いお付き合いですが、こんな危ない橋を渡ったのは初めて。。。
私のせいでコンサートがぶち壊しになったらどうしよう・・・なんてヒヤヒヤでしたが、事故もなく無事にお役目を果たせ、皆さんから大いに感謝されてほっとしています。


一番大変だったアメリカの作曲家アーロン・コープランド Aaron Copland"The Tender Land" の楽譜を、コンサート後に夫と眺めながら、途中で何度調性が変わるか数えたら22回も!
#も♭もなしのハ長調から、♭5つの変ニ長調などコロコロ変わって色彩豊かです。

拍子記号も絶え間なく変化するので、1、2、3、4と数えていればよいわけではありません。
5/4などもいきなり登場で、何と途中で85回も変わってた・・・何これ???

ものすごい集中力が必要でしたけれど、その気になればまだボケることなく人様のお役に立てそうで、ちょっと自信がつきました♪

”The Tender Land" のオーケストラバージョンは演奏したことがありますが、13名&歌手2人バージョンは初めて。
一生忘れられない、思い出たっぷりの曲になりそう・・・
1930年代のアメリカ中西部の農場が舞台となっているので、よけいに親近感を覚えるのかな。
7曲から成る組曲ですが、特に好きだったものを2曲ご紹介します。





♪11月13,14日のコンサートプログラム♪

     Now Thank We All the God (From Cantata No. 79) (J. S. Bach)
     
     Toot Suite (冗談音楽)(P. D. Q. Bach)

     Concerto on "I Want to Hold Your Hand" (Paul Ayres, original song by the Beatles)

           Intermission
       
     The Tender Land: Suite 「テンダーランド組曲」 (Aaron Copland)
       Ⅰ. Introduction
       Ⅱ. Laurie's Aria
       Ⅲ. Love Duet
       Ⅳ. Stomp Your Foot
       Ⅴ. Daybreak will Come
       Ⅵ. Hire a Stranger
       Ⅶ. Promise of Living

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