だいぶ時間が経ってしまいましたが、アメリカで初めて日本のパスポートを更新した時のことを記録しておきます。
シカゴにある日本領事館は管轄区域の州に出張サービスをしてくれ、ミネソタ州では毎年3月と10月に行われるようです。
わざわざシカゴまで出かけなくてすむのはありがたい。
このサービスを利用するのは、ミネソタに移住してから2度目です。
最初に行ったのは6年前に父が亡くなった後、「遺産分割協議書」に本来なら必要な「印鑑証明書」と「住民票」の代わりとなる「サイン証明書」と「在留証明書」をいただくためでした。
*詳しくは、その時のブログを見てね。⇒ 日本領事館の出張サービス
前回は、担当者の目の前で書き込まなければならないことが多くて大変でした。
けれどもパスポート更新については、前もって必要な書類を郵送しておけばよいので、当日は楽です。
記載内容を確認したら、旧パスポートのICチップが内蔵されたページにはさみで切れ目を入れてもらい、手数料を払って新パスポートを受け取るだけ。
他に待っている人もいなかったため、5分もかかりませんでした。
一般旅券発給申請書については、オンラインで氏名や生年月日、本籍、アメリカの住所、日本国内の緊急連絡先などを入力していくと、最後にPDFファイルで申請書が出来上がるので、それをダウンロードしてプリントアウトすればよい仕組みです。
「所持人自署」はパスポートにそのまま記載される部分で、日本語でも英語でもOK。
私の場合、いつも夫の苗字でサインしています。
「申請者署名」の部分は、活字体で日本の戸籍名(戸籍上は旧姓を使い続けています)を記入します。
その他、「旅券受領希望日申込書」、交付予定日に出頭しなかった場合は辞退したものとして処理してよいという「同意書」、現在使っているパスポートの顔写真があるページのコピー、米国滞在資格を証明する文書(グリーンカードやビザ)のコピーも郵送しなくてはなりません。
在留届未届けの場合には、それも提出の義務があります。
(新規申請や記載変更の場合は、戸籍謄本または抄本も必要)
私のように、パスポートに日本名とアメリカ名を併記する場合、アメリカの「婚姻証明書」のコピーも必要です。(グリーンカードがあるので、実はいらなかったのかも?)
今回、一番面倒だったのが写真です。。。
日本ではパスポート用の写真なんて、出来上がりを気にしなければスピード写真でも簡単に規格通りに撮れますが、こんな田舎ではそんなもの見たことないぞ。
皆さんどうしているのか聞こうと思っているうちに、必要書類の郵送日程がぎりぎりになってしまったので、仕方なく自分ですることに。
めちゃくちゃ細かく規格が定められているので、微調整にやたらと神経を使いました。
あ~、マジ疲れた・・・
写真は申請用紙には貼らないで、裏に自分の名前を書いて同封。
全ての書類をもう一度よ~く見直し、郵送中に折られないように少し厚みのあるファイルケースに入れて封筒に。
念のため郵便局でも、"DO NOT BEND" のスタンプを押してもらいました。
数日後、書類が届いた頃を見計らって、領事館に確認の電話をかけることが義務付けられています。
写真についてが一番心配でしたが、大丈夫だったみたい。
受取日当日には、旧パスポートと、手数料として143ドル(10年用の場合)の現金またはマネーオーダーが必要です。
我が家みたいに片道4時間半もかかる所に住んでいると、あっ忘れた!と思っても無理・・・
無事に受け取ることができて、心底ほっとしました。連れて行ってくれた夫に感謝です。
「パスポートとグリーンカードの更新が面倒なので、アメリカ市民権を取ってしまった」という日本人の友人もいますが、もう還暦過ぎているので、平均寿命まで生きたとしてもあと2回だけだわね(笑)
その夜は、ミネアポリスに住んでいる娘と一緒に過ごしました。
翌日は、この前ブログに書いたトレジョ Traders Joe's に足を運んでから、お隣りウィスコンシン州の Ashland という町へ。
土曜日にマラソンに参加する娘の応援です。
ハーフマラソンはすでに数回経験しているものの、フルマラソンはまだ2回目。
娘は、地道にトレーニングを積んできました。
五大湖のひとつ、スペリオル湖に接した町で、紅葉の美しいトレイルを走るのは最高の気分だったことでしょう。
ランナーに飲み物やスナックを手渡しする地点のひとつで、ボランティアの皆さんとおしゃべりしながら、娘が走ってくるのを待ちました。(寒かった・・・)
手書きの応援サインを振りかざしたので、娘は笑いながら走り去って行った。。。
「父ちゃんが屁こいたばかりだから、さっさと走れよ~」と書いてあります。
4時間17分でゴール!最後のほうは風が強くなってきて、かなり苦しかったそう。
1月のフロリダ・ディズニーワールドでの初マラソンより、11分記録が縮まりました。
年代別の女性の中では、6位だったとのことです♪
4時間を切れるようになったら、リタイアするそう・・・まだ当分続くのかな?
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2011年夏、第二の人生を夫の故郷アメリカ・ミネソタ (Minnesota) 州
北部にある小さな町の湖畔の家で始めました。
コミュニティオーケストラのお仲間に入れていただき、
アラフォーで始めたヴァイオリンを時々弾いています。
大好きなお菓子作りやイベントごとのパーティーと料理、豊かな
自然の様子など。
子供のようにワクワクした気持ちで楽しむ田舎暮らしの日々を、
ブログに綴ります♪
テーマが絞り切れず、話題があちこち飛びますが、どうぞお付き合い
ください。
Sakuraさん 久々、都会へ行かれ、帰路、Ashlandに寄られたとのこと。Ashlandへは行ったことがありませんが、紅葉は綺麗だったでしょうが、既に、寒かったでしょうね。
返信削除ウィスコンシンのマジソンやミルウォーキーの人々は同州北西部(Northwoods)を「寒い」と言います。広い国ですから同じ州でも場所によって気温に差がありますね。AshlandへはSakuraさんのご自宅から車で4時間くらいですか。ご存知だと思いますが、先般、Sakuraさんがファンだった沢田研二がコンサートをドタキャンし、騒動が起こりました。久々、ジュリーの写真を見て卒倒しそうになりました。一瞬、ケンタッキーフライドチキンのカーネルサンダースおじさんかと思いました。そろそろミネソタの長い冬の到来ですね。Keep warm!
匿名さん
削除出かけた時こちらは雪でしたが、ミネアポリスもアッシュランドもまだ紅葉が美しくて、今年は2度楽しめました。
1週間後の先週土曜には、親戚の葬儀でまたミネアポリスの少し北の町に、日帰りで・・・
どこに行くにも車での移動に時間がかかるので、段々出不精になってしまいます。
ジュリーのドタキャン騒ぎは、常識的には非難されて当然なのですが、昔からの多くのファンは彼の気持ちも理解しているのでは・・・?
体調不良などの理由でごまかさずに、格好悪いけれどあれだけ明確に事実を伝えたのは彼らしいな~と思っています。
毎年精力的にコンサートは続けているものの、ほとんどテレビに出ていませんから、
久しぶりに見た方は確かに「びっくり!誰!?」状態だったでしょうね~
伊藤博文だのカーネルおじさんだの言われていますが、若い頃あまりにも周りから「美」を要求されていたことへの反発で、自然体を通しているのでしょう。
元々、私生活では全然おしゃれでなかったようですし。。。
でも健康のために、もう少しは体重落として欲しいですね(笑)