我が家は町から結構離れていて、土地が広すぎて年と共に維持が大変になってきたため、長期計画で引越を考えています。
まずは買い手が見つからないと動けませんけれど、どんな物件が売り出されているのかは不動産サイトで常にチェック。
長い冬の間、不動産の売買は停滞していましたが、暖かくなるにつれてまた活発になってきました。
先週とても久しぶりに「おおっ!!!」と叫びたくなる物件を見つけ、一度見てみたいなと思っていたところ、さっそく Open House オープンハウスの表示♪
オープンハウスとは、〇曜日の〇時から〇時まで(普通は週末に2時間ほど)という期間限定で、予約なしで誰でもその家を内見することができるシステムです。
(アメリカにはオープンハウスという名の不動産会社も存在しますが、それとは別の話です)
家の持ち主はしばらくどこかに消え、担当の realtor(不動産仲買業者)がにこやかに待っていて、案内してくれます。
時には、ドリンクやクッキーなどが用意されていることも・・・
また、当日はその家の周辺に Open House と表示された不動産会社の看板が立つので、興味本位、または暇つぶしで、ふらりと立ち寄る人もめずらしくありません。
オープンハウスに行くのが趣味のひとつか?と言われるほど、あちこちに出没している私は、町中の realtor に顔を覚えられているかも(笑)
すぐに買う予定がなくても、realtor も自分の会社を宣伝しておきたい下心もありますから、歓迎してくれます。
今回見に行ったのは2007年に建てられた家で、居住面積は2,047スクエアフィート。190平米という換算です。
地下も広い倉庫になっているので、それも含めるとかなりの広さになります。
ウォークインクロゼットとバスルーム付きの主寝室の他に、寝室が2つと、書斎やエクササイズルームとして使える部屋が1つ。
ガレージも、車3台分という余裕!
土地はちょうど2エーカー(2,448坪)で、この町のちょっとした家としては平均よりやや広い。
(年寄りには、芝刈りは大変かも・・・)
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正面 |
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裏側 |
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玄関ドア |
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リビングルーム |
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キッチン |
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ダイニングルーム |
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主寝室 |
こんな素敵な家が、大学、高校、中学、小学校、主な買物施設、飛行場などまでそれぞれ数分(もちろん、徒歩でなく車でね)という素晴らしいロケーション。
それでも、主要道路からは少し引っ込んでいて静かな環境なのです。
木に囲まれていて、隣家も全く気になりません。
フェンス付きの大きなガーデンもあり、野菜を植えたらたくさん収穫できそう♪
価格は $459,000 ですって。今日のレートですと6,590万円。
そこのあなた、いかが?
不動産サイトには「〇パーセントの確実ですぐに売れるだろう」という表示もあるのですが、それが98%になっていました。
たくさんの人が見に来ていたので、きっともう誰かが飛びついて、既に交渉段階に入っているだろうな・・・
唯一気になるのは、Jehovah's witnesses(エホバの証人)の教会にやたらと近いことで、勧誘が激しいかも(汗;)
彼らは、はるばる我が家にもやって来たことがあります。
「オープンハウス」は既に引越してしまった空っぽの家のこともありますが、大抵はまだそこに住んでいるそのままの状態を見せてくれます。
実際に家具が配置されていると、部屋の大きさもイメージしやすく、こんな風に使うといいわね~と、とても参考になります。
日本で不動産物件を探す時は、平面による間取り図を頼りにするしかないと思いますが(今は違うかな?)、こちらの不動産サイトには各部屋の様子が写真に載っているのが大きな違いです。
壁の色や床材、窓がどの位あってどの程度光が入りそうか、庭はどんな様子か・・・など全てわかります。
その代わり、全体の間取り図が載っていないことが多いのが不思議だけど。
(物件によっては、動画や3Dによる詳しい間取り図が表示されることもあります)
「オープンハウス」に熱心に出かけてしまう理由は・・・
もしこの家に住むことになったら、この家具はあそこに置いて・・・と妄想するのが楽しい。
持ち主は、家を最高の状態で見せようときれいに片付けているため、掃除と断捨離のモチベーションが上がる。
あちこち出かけることで、この町の地理にとても詳しくなる。
たくさんの物件を実際に見るうちに、次第に相場感覚が身につく。
「こんな所には絶対住みたくない」という残念物件にも、いくつか出会ったことがあります。
写真の魔術で、サイトに載っている写真のほうが実際の数倍良かったり、ペットの臭いが気になったり、交通量が多くて騒音が無理そうだったり。
アメリカの田舎で、不便さには何かと我慢を強いられているのですから、「静けさ」は絶対に譲れないかな。
「オープンハウス」に行く度に、実は欲張りになっていく気もしています。
この前会った realtor にも言われましたが、うまいタイミングでトントン拍子に決まることもあるので、いつもチェックしていてください・・・とのこと。
はい、そうします。
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