息子夫婦が日本に帰ってから、8月もずっとバタバタ状態で忙しくしているうちに、ミネソタの夏はもう終わりに近づいています。
今週は、何と2日続きで親戚の葬儀がありました。
別の場所で、それぞれ車で片道2時間近くかかる所でしたから、さらに遠くに住む下の義妹夫婦と義弟は我が家にしばらく泊りがけでやってきて、ここを拠点に行動。
まずは9日、少し前に99歳で亡くなった伯父(夫の母の妹さんのご主人)の葬儀が、メソジスト教会(プロテスタント系)で行われました。
伯父さんの子供たち(夫のいとこたち)が、たくさんの思い出の写真や、手先が器用だった伯父さん自作の革製品や時計その他を展示。
夫がメープルシロップの採取を始めたのも、彼の影響でしたっけ・・・
お年を召してからも、ボウリングやその他の運動をずっと続け、すっきりした体形を保っていらっしゃいました。
パソコンも早いうちから使いこなし、知識欲の衰えることがなかったのが、本当にすごいなと思います。
いつも穏やかで優しかった大好きな伯父さんにふさわしい、温かな雰囲気の葬儀で、大勢の方がいらして良かったです。
私たちの娘の結婚式で司式をしてくれた姪が、今回は歌うことになり、私はピアノの伴奏を頼まれました。
"In the Garden" という、こちらでは結構良く知られた心癒される曲です。
夫の親世代の方々は、この伯父さんを最後に、皆さん天国に集合してしまいました。
彼の奥様は58歳の若さで他界されたので、「あら~、あなたずい分老けたわね」とびっくりだったかも?
次はいよいよ自分たちの番だな・・・つぶやいた夫のひとことに、みんなちょっとしんみり。。。
次はいよいよ自分たちの番だな・・・つぶやいた夫のひとことに、みんなちょっとしんみり。。。
葬儀後に、教会でも軽いランチを振る舞われましたが、家に帰る途中、みんなで Big Dipper というアイスクリーム屋さんに寄っちゃった♪
日本だったら不謹慎と言われるかもしれませんけれど、アメリカでは黒の喪服姿ではないので、別に違和感はありません。
私が頼んだのは Coconut Explosion という名で、なぜか人一倍大きかった!
名前の通り、爆発しちゃっている感じでした。
溶けてポタポタ垂れてきそうなアイスクリームに四苦八苦していたため、写真を撮る余裕がなかったのが残念。
代わりに、店のサイトからの他のアイスクリームの写真を載せておきます。
私のは、これの2倍はあった気がするけれど・・・
翌日10日に、続けてもうひとつ葬儀がありました。
私は日本人の友人たちと前々からランチの約束があったため、これはパスさせていただきましたが。
「上の義妹のご主人の妹さんのご主人」という、1度だけお会いしたきりの方でしたしね。
普通の感覚ですと「ほとんど他人」だと思うのですが、皆さん義理堅くて感心してしまいます。
こちらはカトリックの教会で行われ、プロテスタントの信者である他の親戚にとっては、かなり違和感を覚えた葬儀だったとのことです。
「アメリカでは、政治と宗教の話はするな」とよく言われますが、こちらに住んでいると心から納得です。
民主党 vs. 共和党、プロテスタント vs. カトリックと、場合によっては激しい対立となってしまいます。
友情も親戚付き合いも、これによってぶち壊しになることが少なからずあり、この2点について熱く語る人が周りにほとんどいなかった日本での暮らしが、まるで異次元の世界のように思えます。
それはさておき、どなたかの葬儀に参列すると、いつも考えさせられることがあります。
自分の死後に、残った家族や親せき・友人たちは、私をどんな人として思い出してくれるのだろうかということです。
日々の過ごし方も、人への接し方も、その時はちょっと反省するのに、少し時間が経つとまた忘れてしまうことの繰り返し。。。
私を含め、それが多くの人にとっての「普通の人生」なのかもしれませんね。
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