2011年12月17日土曜日

子ネコのキキの、シリアスなひとりごと

10月末に娘が飼い始めた、子ネコのキキ。

生まれて12週目頃に、Humane society (動物愛護協会) から連れてきました。
実は今までは 「お試し期間」 で、昨日正式に養子縁組をして、めでたく娘の子になったのです。

9月から Law School (法科大学院) に通う予定の娘が、私たちと一緒に暮らすのは、来年8月まで。
キキも彼女が連れて行ってしまうので、期間限定で孫の世話をしている気分です。

食べちゃいたいほど、かわいいニャー♪


養子縁組にあたっては、最適な時期まで待って避妊手術を受けさせるのが条件でした。

動物愛護協会に引き取られているのは、様々な事情で飼い主の手に負えなくなった子たち。
これ以上、不幸な生い立ちの動物を増やさないためのお約束です。

これも人間のエゴかもしれないけれど、従いましょう。 ごめんね。。。


ここアメリカで、とても驚いたこと・・・

周りの多くの人たちが、どうせ全身麻酔なのだから、ついでに declaw (ディクロー:爪除去手術) してもらうといいよと、にこやかにすすめるのです。

「大事な家具を傷つけられたり、遊びに来た小さい子供の顔でも引っかかれたら大変でしょう?
 裁判沙汰になるかもしれないよ。 (そう言えば、アメリカ人はすぐ裁判起こしたがるって聞いてたっけ・・・)

 子ネコのうちにディクローしておけば、傷も軽くてすむし、トラウマにもならないよ」 だとさ。

日本ではマンション暮らしだったため、ペットを飼うことが禁じられていました。
 (内緒で、 「ぷーすけ」 という名のモルモットを飼ってたことがあるけど・・・)

私たちは、ネコの生態については何も知りませんでした。
ましてや、爪除去手術なんてものは、聞いたこともありません。

   へえ、アメリカでは一般的なんだ~ それはいいかも。


軽く考え、ググってみてわかったこと・・・ネコにとって何と残酷な手術なんでしょう!

爪をちょっと深めに切るぐらいに思っていたのですが、そんな甘いものではありませんでした。
なんと、二度と爪が生えてこないように、人間で言えば 指の第一関節から先を切ってしまうのですって!!

レーザーなら比較的痛みも軽くすむそうですが、この町にはそんなハイテク機械を持っている獣医などいなそう。
原始的なギロチンのような器具で、ずさっと切り落とすのだそうです。

術後は出血もひどく、感染の危険もあり。
爪という最大の武器を失ったネコは、よく噛みつくようになる可能性もあるとのこと・・・

動物愛護協会では、ディクローについて決して良い顔はしませんでした。
術後に性格が変わってしまい、手に負えなくなったからと言って、ネコを連れてくる飼い主もいるとか。


ディクローにより、家具に傷をつけられる心配がなくなる、爪を切らなくてすむ・・・
そんなのは、飼い主側にとって都合が良いだけです。

イギリスでは禁止されていますし、ヨーロッパ諸国やオーストラリアでもほとんど行われていないそう。
日本でも、そんな手術を受けたネコは見たことがないです。


これについて家族会議が開かれました。
白い靴下をはいたような、かわいらしいこのお手々の運命や、いかに!?



元々ネコはどちらかというと苦手だった夫は、初めはディクローに一票でした。

私は絶対反対!!!

娘は、実際に飼いネコをディクローさせた何人もの人から、どんなに楽になったかという話も聞いていたので、気持ちが揺れていました。


今では、夫もキキのかわいさにすっかりやられてしまって、文字通り 「ネコかわいがり」 しています。
痛い思いをさせるのは、やっぱりかわいそうだよね~と言いだしました。 よしよし・・・

娘だって、キキを残酷な目に合わせたくない気持ちでした。
けれども、来年通学のためにアパートを探すにあたって、ただでさえペットOKの所が少ないのに、ディクローが条件なんて所も多いという話も聞き、迷っていました。


そして、私たちの出した結論は・・・?



これにゃのだ~!



★キキのつぶやき★

ディクローしなくていいことになって、ほっとしてるよ~ ありがとう!
人間の子供がちょっといたずらしたからって、その指先をちょん切る親はいないものね。

ピンクとパープルのプラスチック製爪カバー (ソフトクロー)、みんながかわいいね!ってほめてくれる。
今までどおり高い所にも登れるし、爪とぎもできるし、全然痛くないよ。

本当はこれもちょっとイヤなんだけど、ママが住む所みつからないと困るものね。

まめに爪を切ったり、爪カバーをつけるのは大変かもしれない。
でも、それがママのお仕事だもの、よろしくね♪

家具には心がないけど、わたしたちには血が通っているし、痛い思いをするのはイヤなの。
痛くても、イライラしても、言葉に出せないし。

皆さん、お願い。 わたしたちの気持ちより、家具の方が大切だなんて、どうか思わないで・・・
お金儲け主義の獣医の言葉になんか、惑わされないで・・・

もう手術を受けさせてしまった人を責めるつもりはないけど、
もし、どうしようかなと迷っているなら、
今日のわたしのつぶやきを、どうぞ思い出してね。


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6 件のコメント :

  1. 可愛い猫ちゃんを引き取られましたね。
    よかったこと。避妊手術は大賛成です。
    産ますつもりがないのなら、早々に
    処置をしたほうがいいです。
    でも、指を切る???それは酷い。
    つめがなければ猫じゃないもの。
    手術を受けない結論を出されてよかった。
    猫ちゃんもホットしていますね。

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  2. みどりさん、こんにちは。
    子ネコとの毎日、楽しいですよ♪

    ネコの爪除去手術にも驚きましたが、
    声帯除去手術を受けた犬も見たことがあります。
    近所から苦情がくるので・・・という理由で。

    無駄吠えしないように自分で躾けようと、
    飼い主は考えなかったのかな。
    乾いた咳のような音を発するワンコが、気の毒になりました。

    返信削除
  3. こんにちは Reikoさんのブログからお邪魔しました 
    長野県に住むYUKIと申します
    英語の7つ星レストランも覘かせて頂きました
    孫が4人いるおばあちゃんですが15年程前から英語の勉強を再スタートしているので
    早速お気に入りに入れて読ませて頂きます

    我が家も2匹のダックスを飼っていますが
    この記事にビックリしました 
    声帯の手術を受けさせられたワンちゃんも近所に飼われていて
    回覧などを届ける度にその鳴き声を聞くのが辛かったのですが2年ほど前に亡くなりました
    何とか少ない代償で人と動物が共存できたらと望んでいます

    カラフルなプラスチック製爪カバーのキキちゃんが登場した時には
    ホッと肩を撫で下ろした私です
    また遊びに来ますね

    返信削除
  4. YUKIさん、はじめまして。

    英語の勉強をされていらっしゃるのですね。
    私もこちらに来てから、知らない表現がまだまだあるなと実感しています。
    皆さんと一緒に、勉強し直すつもりでいます。

    日本でも、声帯除去手術が行われているのですね。
    近所迷惑にならないようにという配慮なのでしょうが、
    ワンちゃんの悲しい顔が、どうしても浮かんできてしまいます。

    返信削除
  5. Sakuraさん、こんにちは♪
    キキちゃん、ディクローしなくてよかったですね。
    確かに爪とぎがなければ、私もネコちゃん飼えるのになぁと思ったことあります。
    実家でネコを飼っていたのですが、やっぱり爪とぎがすごくて、壁紙をしょっちゅう張り替えてましたから。
    ソフトクローなんていうのがあるのですね。
    日本にもあるのかな。
    あるのだったら我が家でもネコちゃん飼えるかも

    返信削除
  6. たまごろうさん、

    今のところ、大したいたずらもせず、
    良い子にしています。
    爪とぎできるものを、色々な所に置いてあるので
    ちゃんとそこでやってくれてますよ。

    壁紙しょっちゅう張り替えていたなんて話を聞くと、
    これからもっと大きくなると大変なのかな~とビビります。

    ネコは仕草がひょうきんで、見てるだけで楽しいですよ♪

    返信削除

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