2016年5月2日月曜日

今シーズン最後のコンサート

昨年7月に新シーズンを迎えた、私たちコミュニティーオーケストラのコンサート。
昨日が今シーズン最後、7回目でした。 これで、7月までしばらくお休みです♪

今回は4月のコンサートが終わってから1ヶ月もなくて、ちょっと厳しいスケジュールでした。
しかも、前回に続いてやけに難しい曲が多かったし・・・


今回のゲストソリストは、世界中で活躍されているチェロの Dr. Wesley Baldwin というお方。
以前、エルガーのチェロコンチェルトでもご一緒したことがあります。 その時の記事はこちら

画像はご自身のウェブサイトよりお借りしました

マックス・ブルッフ「コル・ニドライ」 は、弦楽器のとても繊細なピアニッシモからスタートします。
余計な雑音を出さないよう、細心の注意を払って・・・

ヴァイオリンのレッスンを受けていた時、この曲のヴァイオリン版を弾いたことがありますが、やっぱりチェロのふくよかな音のほうが合うな~
涙があふれるほどに心を揺さぶられる、美しいメロディーです。



お次は打って変わって、超難解な現代音楽・・・ アメリカの作曲家アラン・シュルマンのチェロコンチェルトでした。
多分、この曲を前から知っていたという団員は誰もいなくて、「他に、有名な美しいチェロコンチェルトはいくらでもあるのに、なぜこれが選ばれたのだろう?」 という感想が多かったです。

ソリストのリクエストだったのか、指揮者が選んだのかわかりませんが、みんなかなり苦労しました。。。

でもこういう曲は、無理!と最初思っていたのに次第にまとまってくる過程が楽しみ。
本番には見事に (?) こなしてしまうことに、ものすごい喜びを感じるのですけれどね。

第2楽章だけ YouTube に載っていました。
ソロパートも、超絶技巧という感じ。。。 これに合わせて何度も練習するうちに、段々好きになってきちゃった。


第1、3楽章がみつからなくてどうしよう・・・と途方にくれていたら、団員のひとりが、Spotify という音楽のストリーミングサービスがあることを教えてくれました。
専用のアプリをパソコンなどにインストールしておくと、無料で色々な曲が聴けます。

チェロコンも、めでたく全楽章みつかりました♪ (これ、原曲聴いておかなきゃ絶対無理・・・)
無料会員の場合、途中で時々CMが入ります。 有料会員になればCMなしになりますが、それほど気にならないのでこのままでいいや。

日本では、Spotify はまだ準備段階のようです。
Spotify を日本上陸前に無料使用するためのまとめサイトもあるので、日本在住だけどぜひ試したい! という方は研究してみてね。


曲そのものも複雑怪奇 (笑) なのに、今どき手書きの楽譜でよけいに読みにくく、団員の目がみんな血走っていたような・・・?


ソリストは、余裕たっぷりの素晴らしい演奏でした。 チェロの音って大好き♪
私たちは、指揮者とソリストに必死についていく感じ・・・ かなりの集中力が必要で、へとへとになりました。

万人受けするタイプの曲ではありませんが、難しいものに敢えて挑み、きっちりまとめ上げたことに敬意を表してくださったようで、今回もスタンディングオベーションでした。

このソリストが前回いらした時もそうでしたが、今回も終わってから指揮者と熱くハグ!
長年のお知り合いだそうで、うるわしい光景です♪


他に、レナード・バーンスタイン作曲、ミュージカル 「キャンディード」 より序曲を演奏しました。
指揮者であり、ピアニストとしても知られるバーンスタイン氏は、たくさんの曲を作っています。
でも、代表作は何といっても 「ウエストサイド物語」 でしょうね。

「キャンディード序曲」 の冒頭は、指揮者佐渡裕さんが司会をなさっていた時、「題名のない音楽会」 のテーマに使われていたので懐かしいな。

下の動画は、バーンスタイン氏自らがお茶目なしぐさで指揮しているものです。
とても楽しい曲ですが、やたらと速いので結構大変だった。。。


それから、20世紀生まれのアメリカの作曲家ハワード・ハンソン交響曲第2番 「ロマンティック」
ハンソンはスウェーデンの血を引いていたため、北欧の作曲家シベリアスやグリーグの影響を大きく受けました。
ニューヨークのイーストマン音楽学校で教えていた時、生徒たちから 「アメリカのシベリウス」 と描写されていたとのこと。

前衛的な現代音楽と違って、この曲は誰でもちゃんとメロディーを追うことができ、叙情的かつダイナミックです。
映画 「エイリアン」 のエンディングにも使われたと聞いて、納得。 何だか宇宙的広がりを感じる曲ですもの。

私はこの作曲家についても知らず、曲も聴いたことがありませんでしたが、アメリカではかなり人気があり、今までに数回演奏したことがあるという団員が多かったです。

今シーズン最後の曲、指揮者の表情にも大きな笑みが浮かび、私たちも幸せな満足感にひたることができました。 下の動画は、第3楽章です。



ところで、ミネソタでのオーケストラ活動ももう5年になりました。 はっきり言って、楽しすぎて困ってます (笑)
いい加減な気持ちで参加している団員はいなくて、皆さん本当に真面目に練習してくるし、しかもお上手。
団員みんながお互いを信頼し合っていて、とても居心地が良いのです。

全面的にサポートしてくださる地域の皆さん、温かく、時には厳しく私たちをリードしてくださる指揮者、遠くからいつも応援に駆けつけてくださるエキストラの方々。
そして、常に応援してくれ、1度も欠かさずコンサートを聴きに来てくれる夫。 ほとんど毎回来てくれる義妹夫婦や友人たち。

全ての皆さんに、心から感謝です♪ ありがとう!!


★5月1日のコンサートのプログラム★

     Overture to Candide キャンディード序曲 (Leonard Bernstein)
     Kol Nidrei, Op. 47 コル・ニドライ (Max Bruch)
     Concerto for Cello and Orchestra チェロとオーケストラのための協奏曲 (Alan Shulman)
       1. Con Affetto
       2. Vivace
       3. Moderato
       
        INTERMISSION

     Symphony No. 2, Op. 30, The "Romantic" 交響曲第2番 「ロマンティック」 (Howard Hanson)
       1. Adagio - Allegro moderato
       2. Andante con tenerezza
       3. Allegro con brio


ランキングに参加中です。
更新の励みになりますので、クリックで応援よろしくね♪
にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ中西部情報へ
にほんブログ村
にほんブログ村 音楽ブログ 大人の音楽活動へ
にほんブログ村

4 件のコメント :

  1. こんにちは。

    7回の演奏が終了,7月までちょっと早い夏休みでしょうか!?
    毎日の練習時間ってどのくらいですか?
    楽譜を見るとくらくらしそう。。
    Kol Nidrei, Op. 47 コル・ニドライ (Max Bruch)
    >本当繊細に入っていきますね。聞きながらコメントを書いてます♪〜♬〜

    sakuraさんのご主人,家族の皆さん,友人方、,多くの人が毎回応援してくれて演奏にかなり熱が入るでしょう!充実した日々を送ってるな〜と感じます。
    7月までゆっくり休養してくださいね。。次はガーデニングかな?

    返信削除
    返信
    1. ねこちゃんさん、

      私は優等生ではないので、今回のように難しい曲を演奏する時は、
      練習していると、あっという間に2時間位は経ってしまいます。
      フルタイムで仕事している方や学生さん、子育て真最中の方などは、
      どうやって時間をやりくりしているのかしら・・・
      楽譜を見ると、ぱっと弾けて (吹けて、叩けて) しまうのかもしれません。

      ねこちゃんさんを見習って、私も全てのことに対して 「ありがとう」 の精神で♪

      ガーデニング、これから準備です。 どこに何を植えるか考えるのも楽しみですね。
      とりあえず、花と野菜の苗は買い始めてますよ。

      削除
  2. ミネソタでの充実した音楽活動、素晴らしいです! クラシックに関しては日本とは土壌が違うな~と思います。生活に密着してる、 Minnesota public radio「1日中クラシックが流れている局」と私は認識していました。暮らしのBGMにしてた。日本にはないです、残念。

    夫の仕事は忙しく、定年まであと5年と少し、大丈夫かなぁ・・・、心の余裕もほしいです。

    返信削除
    返信
    1. Akko さん、

      こちらの団員は、クラシックだけでなくジャズや現代音楽にも強く、
      一応ええっ?とか言いながらも、しっかりこなしてしまうのがすごいなといつも思います。
      Minnesota public radio は本当に素晴らしいですね。
      ドライブの時にも楽しんでいます。 これで新しく知った素敵な曲もたくさんあります。

      日本でご一緒したオーケストラの団員の中には、
      定年退職後に「男の料理教室」 に通うようになったり、
      ご自分でビジネスを立ち上げたり、色々な方がいらっしゃいます。
      ご主人も第二の人生を謳歌されますよ、きっと・・・

      削除

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...