2012/12/10

90年前の花婿ケーキ

物置に眠るお宝話の続き・・・

もうひとつ、とんでもないもの発見です!
夫の父方の祖父母が結婚式を挙げた時のケーキが出てきたのです。

しみだらけになった小さな箱(大きさは約8×5.5cm)には、1922年5月3日の日付。
偶然にも、私の両親の結婚記念日と同じです。 33年も違いますが・・・

クエスチョンマークが付け足してあるので、このラベルは誰かが後で貼り付けたものなのでしょう。
おじいちゃん(前記事の蓄音器の持ち主の息子)の名前、プラス Groom's Cake との表記です。


Groom とは「花婿」のこと。
もしかしたらおじいちゃんの時代には、ウエディングケーキの他に、こんな小ぶりのケーキをおみやげとして振舞う習慣があったのでしょうか。

現在では新郎の趣味のもの、たとえばフットボールやゴルフなどスポーツに関するもの、釣りやハンティングに関するもの、車、楽器、カメラなどをかたどった Groom's Cake があるとか・・・

けれども、今までに私が出席した結婚式では一度も見たことがありません。


ふたを開けると、セピア色のレース模様の紙・・・


そして、中からこんなケーキが出てきました!ピンク色のアイシングがかわいい♪
ケーキの部分は、多分ミイラ化してる?



当時は、なるべく日持ちのするドライフルーツの入ったケーキが、定番のひとつだったようです。
それにしても、まさかここまで日持ちするとは!
結婚式の写真は見つからないのに、ケーキだけが残りました。

湿気の多い日本だったら、絶対に無理だったでしょう。
おじいちゃんも、天国でさぞ驚いていることでしょうね。

祖父母共に、90代まで仲良く長生きしました。
80代の頃、ヨーロッパ旅行に出かけるほどお元気だったのは、このケーキの御利益だったかも!?

エッフェル塔の前で、とびきりの笑顔のおじいちゃんとおばあちゃん♪

"ENJOY" なんて書いてありますが、90年前のケーキを口にしてみる勇気のある方はいらっしゃいますか?


おまけ 結婚式の定番の曲、エルガー「愛の挨拶 (Salut D'Amour) 
     こんな屋外での結婚式、いいかも・・・


11 件のコメント :

  1. 90年前の花婿ケーキ!とは、すごいものを発見されましたね。ケーキもミイラになるのでしょうか?私、ちょっと試してみたいです(東京在住ですが)。笹だんごが好物なので、そんな触感だといいなぁ・・と期待しますが、もちもちなわけないですよね。おじいさまも、90年ぶりに写真が公開されるなんて夢にも思わなかったでしょう。素敵な笑顔のおじいさまとおばあさま。ケーキはお宝にしておうちに飾られるのですか? 「ケーキのその後」のお話をまたぜひお願いします。

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    1. 笹熊子さん、

      う~ん、笹だんごとはかなり違う食感だと思いますが・・・
      ミネソタまで確かめにいらっしゃいますか?

      スライスするとポロポロ崩れそうなので、
      この形のまま永久保存ということになりそうです。
      ネズミさんに気をつけなくちゃ。

      若かったお二人の、結婚式の写真がないのが残念!
      きっと美男美女だったでしょうにね~♪

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    2. もうひとつ とんでもないもの発見!
      とありましたので↓のブログに潜ってから↑ここに浮き上がってきました(-m-)

      我が家にも三階が物置小屋になってますが
      その前のクリスマスツリーといい 
      小屋の中にあるもの 車! 蓄音機!!
      スケールが違いすぎ!ではありませんか(笑)

      5月3日 我が家の次男犬 迅の誕生日です♪ 82年も違いますが(笑)
      それにしても凄い! 90年前のケーキですか! 本当に日本ではありえません
      そしてお二人の綺麗な事! 笑顔がとても素敵です

      sakuraさんのブログは本当に度肝を抜かされます
      また楽しみに足を運びます~

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    3. もしかして返信欄へコメントしてしまったようです
      sakuraさん すみません~~^^;

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    4. YUKI さん、

      コメント欄、ちょっとわかりにくいですね。
      すみません・・・

      まあ!迅君のお誕生日も5月3日ですか!?
      何だかうれしいです。

      このケーキ、カビにも虫にもやられず、よく生き伸びたこと。
      90年前ですので、保存料がごってりということもないと思うのですが。。。
      手作りだったのか、店で注文したものなのか、
      今となっては全てが謎です。 残念・・・

      これからも、とんでもないものが出てくるかもしれません。
      また書きますね♪

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  2. ケーキの箱を開けるときの勇気はかなりいったのではないですか?

    でも、あんなに綺麗に形と色がなしているのにはビックリ!



    笑顔がこぼれるお幸せそうな写真と、この愛のケーキ。
    お二人のストーリーを語るような
    甘く切ないSalut D'Amour…

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    1. chopiana さん、

      どんな物体が現れるのかとドキドキでした!
      でも、ちゃんと色と形を保っていて本当にびっくり・・・
      タイムマシンに乗って、結婚式の様子をそっと覗いてみたいです。

      Grandma は、ピアノの先生をしていたこともあり、
      使っていた楽譜を私にくださいました。
      その話も、またいつか書きますね♪

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  3. こんばんは。

    90年前のケーキが出てきたんですね。。
    凄いアンティークだわ..ケーキの場合は何と言えばいいのかな?カビも生えず,まるで食べれるかのようです。
    良い思い出になりますね。。

    そちらは寒そうですね..万年雪の地帯かな?

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    1. ねこちゃんさん、

      今年は10月から、雪が降って銀世界になったかと思うと
      また解けてしまうことが、くり返されています。
      でも、今積もっている雪は冬中ずっと残りそうな気配?

      アンティーク (?) ケーキ、90年経ってもこんなですから、
      まだまだいけそうです。
      博物館にでも寄付した方が良いのでしょうか。。。

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  4. ご無沙汰いたしております。
    自分のウエディングのケーキを持ち帰りますよね?!
    それを一年後の結婚記念日に食べるの。
    あれですか?こんなに長い間よくもまぁ~無事で
    いたこと驚きです。博物館ゆきかも。苦笑
    あまーーーいお二人の思い出のカプセルですね。
    素敵なお話をありがとう^^

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    1. みどりさん、

      1年後に食べるという習慣があるのは、聞いたことがあります。
      私たちは日本で式を挙げたので、
      フリーザーにそんな余裕はありませんでしたが・・・
      みどりさんはどうでしたか?

      おじいちゃんたちの時代には、冷凍保存なんてできなかったでしょうから、
      初めから水分少なめ、固めに焼いたのかしら。
      ご本人たちに話を聞きたかったです。

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