2013年4月23日火曜日

天国の父のいたずら

「死」 はすべての終わりではない・・・父が昨年亡くなって以来、それを実感しています。
次々と不思議なことが起こっているからです。

1. 父が亡くなった時、挨拶に来てくれたのを確かに感じた。

   これについては、昨年5月のブログ記事、 「スピリチュアルな体験」 に書きました。
   別に父の姿を見たわけではありませんが、気配を感じ、気持ちが通じ合ったのを確信したのです。

   悲しみと同時に、ああ父はもう自由になれて幸せでいるのだとも感じました。
   父がいつも共にいてくれるのだから、私はミネソタでもちゃんとやっていけるとわかった瞬間でした。
   

2. 葬儀のために日本に帰国した時、あり得ないほど早く着いた。

   航空券がなかなか取れず、前夜式には間に合わないかもしれないという状態でした。
   でも、飛行機の乗り継ぎはすべてスムーズで、定刻通りの出発でホッ・・・

   不思議だったのはリムジンバス!
   成田空港からは、バスに乗る時間だけでも普通は2時間から2時間半かかります。

   でもこの日は、夕方だったにもかかわらず奇跡的にスイスイと進みました。
   リムジンバスを降りてからの電車の乗り継ぎ、駅から実家までのタクシー、全部を含めて何と2時間!
   父が、バスを引っ張るか押すかしてくれていたのではないかしら!?

   実家の玄関をピンポ~ンすると、そろそろ出掛けようとしていた母と妹に、ものすごくびっくりされました。
   私もすぐに喪服に着替えて、一緒に会場に向かうことができました。


3. 父の大好きだった曲を、今度のコンサートで演奏することに♪

   まだ元気だった頃に、父は自分の葬儀に関する希望を教会に提出していました。
   自身についての簡単な略歴、読んで欲しい聖句、歌って欲しい讃美歌、飾って欲しい花の色まで!

   葬儀の時に流して欲しいとリクエストしていたのは、ブラームス 「ドイツレクイエム」 でした。
   CDのこの曲に送られるようにして、父は天国へと旅立って行ったのです。



   そして、約1年後の今年の5月5日。
   何とここミネソタで、私の所属するオーケストラがその 「ドイツレクイエム」 を演奏することになりました♪
   大学と地域の合唱団も参加し、プロの歌手二人もソリストとして来てくださいます。

   今晩からリハーサルが始まりますが、家で練習していても父のことを思い出してウルウルしてしまう・・・
   私の隣りでヴァイオリンを弾く予定の団員も、去年同じ頃にお母様を亡くしたばかり。
   当日、二人してぐちゃぐちゃになってしまったらどうしよう。。。


4. 「ドイツレクイエム」 に関して、もうひとつ不思議なお話。

   去年、父の葬儀を無事に終えてアメリカに戻って来る時のことです。
   私が観たかったテレビ番組を母に録画してもらい、DVDに焼いてアメリカに持って帰ろうとしていました。

   後でDVDをチェックしたら、何とまあ!
   父が以前録画してHDに残しておいた 「ドイツレクイエム」 の番組が、DVDに一緒に入っていました!!
   多分私の指がすべって (?) 、間違えてクリックしてしまったのだとは思いますが、不思議だこと!


「ドイツレクイエム」 の歌詞はドイツ語ですので、聴いただけでは理解できません。
でもこの曲は、 「亡くなった方への鎮魂歌」 というより、「現在生きている人々」 に対して訴えかける内容なのだそうです。

「死」 はすべての終わりではないし、悲しく空しいだけのものでもない、また 「生」 がすべてでもない。
神を知り神に従っていく者には必ず、慰め、安らぎ、望み、そして喜びが与えられるのだと歌っているそう。


69歳の時に脳こうそくを患い、突然左半身の自由が利かなくなって、精神的にも落ち込んでしまった父。
母と共に教会の門を叩き、キリスト教の信者となったことで、少しずつ少しずつ父は希望を取り戻してきました。

それから17年間、体は不自由でも人間らしい誇りを失わず、父にとって穏やかな日々が続きました。
去年のイースターに突然発病した時、たまたま私が帰国中だったのも、神様の計らいだったかも。

入院してから亡くなるまで、牧師ご夫妻が何度もお見舞いに来てくださいました。
闘病生活は辛いものでしたが、療養型の病院に転院して、最後の数週間を父が心安らかに過ごせたことは、私たち家族にとっても大きな救いでした。

今度のコンサート、天国の父が 「ドイツレクイエム」 を演奏するように仕向けてくれたのだと思っています。
一見堅物に見えたけれど、結構お茶目なところもあった父が、天国でいたずらっぽくウインクしているような気がしてなりません。


YouTube のライブの 「ドイツレクイエム Ein Deutsches Requiem に合わせて、家で練習中。
聴くたびに、じ~んとしてしまいます。
こんな名曲を選んでくれて、ありがとう、お父さん・・・




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8 件のコメント :

  1. こんばんは。

    お父様はイエスさまを受け入れ永遠の命を手にした..ハレルヤ!
    イエスさまは彼を信じる者には安らぎ,希望を与え慰め,喜びも与えてくれます。彼の愛を信じる者は幸いです。素晴らしい人生が約束されます。お父様がイエスキリストを救い主として受け入れた瞬間,今までの重荷はイエスさまが全部引き取ってくれた..もう悩まなくていいんだよ...なんと素晴らしいギフトでしょう。
    私も一応クリスチャンとして生活してますが、肉の物は主にしたがわないことをします。これでもイエスさまは愛してくださります。。お父様がイエスさまを受け入れて,彼との間に平和が生まれ,心が軽くなった...こんな話を聞くと嬉しくなります。

    今回演奏することになった”ドイツレクイエム”は偶然ではないと思います。。お父さんはもう一度、今回はSakuraさんがが演奏するのを聞きたいんだと思いますよ..演奏会に行きたいわ。

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    1. ねこちゃんさん、

      お心のこもったコメント、ありがとうございます。
      ねこちゃんさんも、クリスチャンとして
      平安のうちに毎日を過ごしていらっしゃるのですね。

      父は病床で、教会に通うようになって本当に良かったと何度も言っていました。
      色々と困難なことの多かった人生でしたが、
      満足して、神様の御許に安らかに旅立って行ったのだと思います。

      今度演奏する 「ドイツレクイエム」 、
      歌詞は、聖書の中からブラームス自身が選んだものだそうです。
      父を想いながら、心を込めて弾くつもりです。

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  2. おかべ なお2013年4月23日 22:46

    わかります。私も中学生のころから 霊感(と思っているんだけど)が強かったので、様々な経験をしてるのです。ここ数年前の話に絞ると夢に亡父が現れて呼んでいる→お墓に行くと墓石に蟻がたむろして下の方は真っ黒になってた。とか 私が病気でしばらく墓参りに行けず義妹に頼んでいたがほったらかしにしていて、雑草で墓石が隠れていた。なんていうことが・・
    あることで、亡くなった人間の当時の直筆の書類が必要と言われ→あきらめていたのに、何気なく 開いたこともない箱が出てきて・・その中にあって救われた など

    いつまでも守ってくれているんだな~と 仏様に手を合わす毎日です
    お父様もきっとサクラさんの傍にいてつながりを持とうとしてるかも
    嬉しい事ですね

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    1. なおさん、

      中学生の頃からって、すごいですね!
      私は、自分が霊感が強いなどとは全然思っていませんでしたが、
      ここ10年位かしら?亡くなった方がよくご挨拶にいらしてくださいます。
      何か 「気配」 を感じるのです。 不思議ですよね。

      キリスト教であれ、仏教であれ、
      「愛」 と 「感謝」 の気持ちを大切にと教えるのは、同じだと思っています。
      心の中で呼びかけるのでも、そっと手を合わせるのでもいい、
      それぞれのやり方で、先に旅立って行った懐かしい方々のことを、
      いつも想っていたいですね。

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    2. おかべ なお2013年4月25日 22:32

      greenさんへのお返事をみて・・私の家のご住職様のお話で心に残っていることですが、亡くなられた方は自分の死に気が付いていなく、小さい時から順番に走馬灯のように色々なことを見るのだそうです。最後に自分の葬儀を見て初めて気づくそうですよ。そこで受け入れて安らかに旅だつそうで。その先のお話もあるけどまたの機会にしましょう。

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    3. なおさん、

      走馬燈のように人生が見えるというのも、
      臨死体験した方が口を揃えておっしゃいますよね。
      自分の葬儀を見るって、どんな気分なのかしら。。。
      それを見ても自分の死に気が付かない人、否定してしまう人もいるのでしょうか。

      そのお話の続きも、ぜひ聞きたいです♪

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  3. もう一年経つのですね・・・
    お父様はきっと天国からSAKURAさんたちを見守っていらっしゃるのでしょう。
    お父様お茶目な方ですね。リムジンにしても今回の演奏会のことにしても・・・
    とってもステキ。

    うちは幸い両親が健在です。
    とてもありがたいことです。親孝行しなくては・・・!

    わたしは霊感はありませんが、友達が亡くなったときは挨拶に来てくれました。
    気づいたのはうちのワンコでしたが(笑)。

    また葬儀の時にタクシーを呼んだら、2台来ていて「1台しかお願いしてないんですけど」って言ったら、「あの後すぐ男性から電話があって人数がひとり増えて5人なのでもう1台お願いしますって連絡があって・・・」とのこと。亡くなった本人、自分の葬儀に参列する気満々だったのでしょうか?
    不思議体験でした。

    演奏会、上手くいきますように。
    きっと隣にお父様がいてくださいます。

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    1. green さん、

      ご両親ともご健在とのこと、お幸せですね。
      私も今になってから、あれもこれもしてあげたかった・・・と思うことが多いので、
      お元気なうちに、ぜひたくさん親孝行して差し上げてください。

      葬儀の時のタクシーの件、不思議ですよね。
      よく臨死体験をした方が、自分の体が横たわっているのを見たなんて言いますが、
      しばらくあちこち漂ってから、天国なりあの世なりに行くのでしょうか。
      事実は誰にもわかりませんが、
      そう考えた方が、人生をより大切に過ごせそうですね!

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