今日は、今回の里帰りのクライマックスだった
ジュリーとザ・タイガースの元メンバーのコンサート のことを書きます。
(すみませんが、またまた熱~く語ってしまいまいそうですので、興味のない方はさらっとスルーしてくださいね)
話は、41年前の1月24日に戻ります。
当時中学生だった私は、
武道館で涙を流していました。
この世界がもう終ってしまうのではないかと思うほどの、悲しみに包まれながら・・・
大好きだったグループ、
ザ・タイガースの解散コンサートが、そこで行われていたのです。
当時の雑誌の切り抜きも、まだ大切に持ってます♪
今年の1月24日、同じ
武道館の二階席片隅で、私はまた涙を流していました。
今度はジュリーと元ザ・タイガースのコンサートで、年を重ねたメンバーの変わらない友情を目の当たりにしての、
感激の涙でした。
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写真は朝日新聞より |
普段は解放しないステージ後方席や立ち見席まで、全てが埋め尽くされました。
(13,000人集まったそう!)
前日に降った雪も、みんなの熱気で溶けてしまったほどです。
結婚前、いつもジュリーのコンサートに一緒に行っていた高校からの親友と、小学校からの親友との3人で行けたのもうれしかったです。
メンバーそれぞれにも、客席の
元少年少女たちにも、41年もの間には本当に色々なことがあったはず・・・
それでも、気持ちは一気にあの頃に戻ってしまうものですね。
ジュリーの指差しに、あちこちでワーワーキャーキャー大変な騒ぎでした!
当時は、
「黄金の指」 なんて呼ばれていたっけな~
❤
グループ解散後に芸能界をきっぱりと去り、猛烈に頑張って慶応大学を卒業し、高校教師となったドラムの
ピー(瞳みのるさん)が戻ってきてくれたのが、一番うれしかった。
体型はメンバーの中で一番変わらず、小柄で華奢ですが、とてもパワフルなドラムを聞かせてくれました。
曲順を間違えてみんなをコケさせたり、お茶目な所もそのまんま!!
今もとってもいいお顔してる・・・自分で納得できる人生を送ってきた人の顔ですね。
北京大学にも留学し、中国語関連の本も出版しているだけあって、ステージでの挨拶も北京語ででしたよ♪
味のある役者さんになったベースのサリー(岸部一徳さん)。
低音の歌声も魅力的だし、ベースの腕はかなりのもので、当時も一目置かれていました。
「サリー!」と呼ばれるのは久しぶりで、ファンの声援に
「今さら急に言われても・・・」なんて照れ笑い。
客席も爆笑でした。
二人とも楽器からはすっかり遠ざかっていたのに、本当に音が冴えていました!
コンサートツアーのために、1日何時間も練習したようです。
いくつになっても
「努力」する人は輝いています。
ギターの
タロー(森本太郎さん)は、今でもバンドを率いてライブ演奏を続けています。
彼の作った
「青い鳥」などの名曲は、優しさにあふれていて大好きです。
「お母さんは、僕たちを良い時代に産んでくれました」の言葉に、思わずうなずいてしまいました。
あの頃は、みんなが未来に夢を描くことができたキラキラした時代でした。
ジュリーによれば、昔「純情太郎」と呼ばれたタロー、今は「毒舌太郎」なのだそうですが。
ジュリー(沢田研二さん)は、さすがにプロとしてずうっと歌い続けてきただけあるわ~♪
その艶のある声に、体の芯からとろけそうになってしまいます~~
ザ・タイガースのボーカリストとして活躍していたのは、彼がまだ10代の終わりから20代の初めの頃でした。
63歳となった今では、かなり貫禄が
(お肉が?)ついています。
でも当時の歌を歌うそのお声は、今でも甘くて切なくて王子様風なの♪
奥様の
田中裕子さんと仲良くお酒飲んで、おいしいもの食べて、幸せ太りのようですね。
あんなにしっかり声が出るのも、あの体型のおかげらしいのですけど、
もう少し痩せようよ・・・
この日は、病気療養中で歩くのもやっとだった
シロー(岸部四郎さん)がお兄さんのサリーに支えられながらステージに上がり、1曲歌うというサプライズまで!!
ワイドショーなどで、激やつれの様子が報道されていたようですが、昔とちっとも変わらないきれいな高音で、
ビージーズの「若葉の頃」を歌ってくれました。
「このステージに立てたのは、全部ジュリーのおかげなんです」とのシローの言葉に、また涙、涙・・・
そう、ジュリーってとても男気のある所が、またステキなのです♪♪♪
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写真は朝日新聞より |
オリジナル曲だけでなく、コンサートでよく歌っていたローリングストーンズのナンバーなども数曲。
迫力あって、かっこよかったです♪
ストーンズだって、まだまだ現役で頑張ってるものね!
(ここだけの話。 あの頃は気付かなかったけど、今聞くと英語の発音はちょっと???なところも・・・)
ザ・タイガースはアイドル路線を走らされてしまって、自分たちが本来やりたかったものから離れていき、結局は解散ということになってしまいましたが、演奏技術はかなりのものでした。
41年が経ち、あれやこれやのしがらみも捨て、彼らは心から楽しそうに演奏していました。
ああ、これぞ青春!って思いましたね。
ザ・タイガースの歌は、ファンの心の中の深い深い所で、いつも変わることなく響き続けているのです。
ファン同士でよく、これって宗教みたいね~なんて冗談で言ってますが、決して揺らぐことのない心の支えを持っているという意味では、確かにそうかも・・・?
ところで、
海外からのコンサート参戦は私だけではありませんでした。
わかっただけでも、イギリスからも香港からも駆けつけた方がいらっしゃいました!
ファンの人たち、みんな生き生きとしてとても元気です。
コンサートのおかげで、またしばらくゴキゲンでいられそうだわ♪
今回は不参加だった
トッポ(加橋かつみさん)のコンサート参加を目標に、また仕切り直しなのですって。
その実現を夢見ながら、このミネソタで、私もまたしっかり頑張ります!!
左からタロー、トッポ、ピー、サリー、ジュリー (シローは途中から参加)
おまけ ’71.1.24 の解散コンサートでは、メンバーもファンもひたすら涙でした