23年前の娘の初節句に、両親がプレゼントしてくれたおひな様。
引っ越し荷物と一緒に、はるばると海を渡って、ここミネソタにやってきました。
夫が大切にしている tea box(茶箱)の中に、厳重に保管しっぱなしでした。
気になりつつも、先週末はまたお客様が大勢押し寄せたため、なかなか出せずにいました。
やっと落ち着いた時間が持てたので、予定よりだいぶ遅れましたが、いよいよ1年ぶりにご対面♪
ああ良かった・・・どこも壊れていないし、カビ臭くもなっていませんでした。
23年経っても、シミひとつない真っ白なすべすべお肌、本当にうらやましい!!
さて、どこに飾ろうか。。。
内裏びなだけですが、やはりスペースを取ります。
家中歩き回って検討の結果、暖炉の上に落ち着きました。
(ご心配なく。 真冬の今は24時間セントラルヒーティングつけっぱなしで、暖炉に火を入れる必要もありません。)
出し入れが大変といえば大変ですが、このおひな様は毎年欠かさずに飾ってきました。
そのちょっと面倒な過程だって、楽しみのひとつなのです。
おひな様って、降りかかろうとする災厄を赤ちゃんの代わりに引き受けてくれる、守り神みたいなものだそう。
昔は、健やかに初節句を迎えらたということが、今よりずっと重い意味を持っていたに違いありません。
ひな祭りは「桃の節句」とも呼ばれますが、なんて美しくて温かい習慣なのでしょう。
娘を思う親心は、平安の昔も現代もちっとも変わりません。
昨日は、久しぶりにまとまった雪が降り積りました。
おひな様も、1年ぶりに外に出てみたら、あたり一面の雪景色でさぞ驚かれたことでしょうね。
きれいで優しげなお顔のおひな様、娘も私もとても気に入っています。
幼かった頃の娘は、おひな様よりも、お飾りのひし餅や丸餅が気になる様子でしたっけ・・・
お箸より重いものなんて持ったことなさそうな、お内裏様。
光源氏ってこんなお顔だったのではないかしらなんて、勝手に想像してしまいます。
(きれいな男性には、すぐにコロリとなってしまう私・・・)
去年の秋に娘が飼い始めた子ネコのキキも、実は女の子なのです。
おばあちゃん(?)である私が、初節句のプレゼントをすることにしました。
小さな小さな、ウサギのおひな様です。
気に入ってくれるかな?
食事の途中でチラ見していましたが。。。おやつか獲物と間違えているかもしれません。
娘と子ネコの幸せ&健康を願って、おひな様たちは静かに微笑んでいます。
2011年夏、第二の人生を夫の故郷アメリカ・ミネソタ (Minnesota) 州
北部にある小さな町の湖畔の家で始めました。
コミュニティオーケストラのお仲間に入れていただき、
アラフォーで始めたヴァイオリンを時々弾いています。
大好きなお菓子作りやイベントごとのパーティーと料理、豊かな
自然の様子など。
子供のようにワクワクした気持ちで楽しむ田舎暮らしの日々を、
ブログに綴ります♪
テーマが絞り切れず、話題があちこち飛びますが、どうぞお付き合い
ください。
きゃーー素敵なお雛様ですね!お着物も上品な
返信削除色合いで大好きです。23年間、お嬢様のことを
見守ってくださったお雛様。素敵です。
ちなみに、我が家にもあるんですよ。夫が
ひな壇とお雛様一式を飛行機で運んできました。
残念ながら・・・私は無精者でお雛様ご一行様
はお出ししていません。恥ですね。
応援★
みどりさん、
削除応援ありがとうございます♪
みどりさんのはひょっとして、7段飾りだったりしますか?
もしそうでしたら、飾るのを躊躇してしまいますね。
このおひな様、買ってくれたのは両親ですが
選んだのは私なんです。優しそうなお顔にこだわりました。
取り扱いには細心の注意を払って、大切にしています♪
さくらさん、久しぶりです。かわいらしいお雛様ですね。これからもずっと飾っていって下さいね。我が家も私の雛人形を半世紀近くずっと毎年飾っています。さくらさんの言う通りお雛様は災難を引き受けてくれるものです。生まれて半世紀の中で、何度かあった命にかかわる危機を回避できたのはお雛様のおかげかも、と年老いた母とよく言っています。外は雪で寒くても、お雛様は春の到来を告げるものですね。家の中は春爛漫といったところです。もうすぐ雛祭り。恒例のちらし寿司作りに励みます。さくらさんも3日にはちらし寿司を作るのかしら。
返信削除さなえさん、
削除ご自分の雛人形を毎年飾っていらっしゃるなんて、ステキですね!
私の小さな雛人形は実家にあるのですが、
やはり母がいつも飾ってくれています。
命にかかわる危機から守ってくれたなんて、
何とありがたい存在なのでしょう。
ずっと大切にしてくださいね♪
今年はひなあられもなくて少し寂しいですが、
手に入るもので工夫して、何か作ろうと思っています!