2017/09/24

英語はつまらない

日本人の話す英語が何となく日本語訛りになってしまう原因は色々とありますが、今日はそのひとつについてのお話です。

まぎらわしいタイトルでごめんなさい。
英語はおもしろいか、つまらないか・・・という問題ではなくて、促音(つまる音)のこと。

英語には促音がない、つまり「つまらない」のです!

すでに英語をバリバリ使いこなしていらっしゃる方にとっては「つまらない」トピックかもしれませんので、ささっと読み飛ばしてくださいね(笑)


私が英語の勉強を真剣に始めたのは、卒業後に夫と出会ってからでしたので、いわゆる「カタカナ英語」とネイティブスピーカーの発音の違いに、ひえ~っ!の連続でした。

彼と会話するうちに気付いたのは、子供でも知っている簡単な単語「bag バッグ」「dog ドッグ」「cat キャット」「hat ハット」「bed ベッド」「map マップ」などの言い方が、何だか私と違うこと・・・

子音で終わる単語に勝手に母音をつけないことにも、発音記号 [æ] で表される音にも、ちゃんと注意していたはずですが???

この小さな「ッ」を無意識に入れてしまっていたのが原因だということに、しばらくしてから気付きました。
頭の中に刷り込まれてしまっているカタカナ英語の呪縛から、逃れられずにいたのですね。

カタカナ表記の促音「ッ」の部分で、喉の奥をぎゅっと閉めないよう意識することが大切。
途中で息は止めずに、むしろその前の音を心持ち長く伸ばすようにすると、超簡単な単語がもっと英語らしく聞こえます。
dog でしたら「ドォg」のようにね。 最後の子音 は、軽くほとんど聞こえないくらいに。

付け加えれば、dog の「ド」には「ダ」の音を少し混ぜるように発音するのがコツ。
この辺が、イギリス人の英語とはちょっと違います。たかが dog という単語でも、奥が深い!
 *発音を比較しているこちらのサイトで、ご確認ください。 ⇒ Forvo

促音から話がずれますが、ウォーク walkソース sauce も、カタカナ表記につられずに「ウァーk」「サーs」寄りに発音するとアメリカ英語らしく聞こえます。
あくびをする時のように喉の奥をよく開き、ア行の音に心持ちオ行の音を混ぜるような感じです。
長くなるので、これについてはまた別の機会に・・・


イタリア語などの外来語も、こちらでは促音なしで使われています。
楽器のピッコロ piccolo は、元々のイタリア語ではその通りの発音のはずですが、英語では「ピカロウ」のように聞こえて何だか可愛い♪

以前、「フィンランド語には促音が多い」ということをブログ記事で取り上げたことがあります。
  ⇒ こちら
国によって促音があったりなかったりというのは、一体何が原因なのでしょう。
同じ人間の話す言葉なのに不思議です。

日本語の促音は、逆に英語圏の方にとって難しいようですね。
「はっきり」「びっくり」「学校」「特急」・・・促音が含まれる単語は、それこそ「いっぱい」ありますが、確かに夫もあまり得意でないかも。(元々、日本語のボキャブラリーは極端に少ない。。。)
まあ、お互いさまということでしょうか?


おまけ 紅葉がどんどん進んでいます!



ダックのハンティングシーズンが始まり、早朝から銃声で起こされるのが心臓に悪い。。。


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2 件のコメント :

  1. 目からウロコでした。確かに良く聞いてみると、思いこみで聞き取りをしていたことに気づくことができました。ありがとうございます。

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    1. 匿名さん、

      お役に立てたのなら嬉しいです。
      音と音の間の微妙な間(ま)が、日本人には「つまっている」ように聞こえてしまうようです。

      昔、どんどん外来語を取り入れるようになった時、それをカタカナに直すにあたっては、当時の学者(?)が色々と苦心したことでしょうね。
      その頃のほうが原語に近い響きだったのに、後で直されてしまった語も多いようで残念です。

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