2017/02/04

アメリカの歯医者に通う1

先週、デンタルフロスを使用中に、奥歯の詰め物がポロッと取れてしまいました (涙;)
12歳臼歯と呼ばれる、一番奥の歯。 (親知らずは、全く生えてきませんでしたので)

多分、生え初めに真面目に歯磨きしていなかったのでしょう。 さっさと虫歯になって治療してもらった歯です。
よく覚えていませんが、今までに何度か詰め物を新しいものに取り換えていただいたと思います。


皆さんご存知のように、アメリカの歯医者治療費がやたらと高いことで有名。
ですから、ミネソタに移住してからもずっと敬遠していたのです。
歯のクリーニングも、日本に一時帰国した時にかかりつけの歯医者でお願いしていたほど。

でも今回は、ボコッとあいた大きな穴を放っておくわけにいきません。
普段は痛みがなくても、冷たい水など飲むとウウッ・・・となることがあったので、ついに重い腰を上げてアメリカの歯医者の門を叩きました。

予約時間の少し前に着くと、まずは病歴などについての細か~~いチェックシートを渡されました。
Yes か No のどちらかにチェックを入れます。
最近、医療関係の英語をせっせと覚えているので、全部わかってニンマリ♪

歯科助手のお姉さんに名前 (ファーストネーム) を呼ばれて、いよいよ中へ。
とてもフレンドリーな方で、おしゃべりがはずみます。 お姉さんかと思ったけれど、もう2児のママだって!
アメリカの医療関係の方々は、例外なく皆さん本当に感じがよいです。 (ミネソタだからかな?)

ひとしきり世間話をした後、レントゲン X-ray を何枚か撮ってもらいました。
椅子に座ったままでよいので、これは楽勝。

これから治療してもらう歯の  「どアップ写真」  も、スクリーンに映し出されてしまった!
アメリカ人「真っ白でまっすぐな歯」 へのこだわりは並々ならぬものがあり、皆さんとてもきれい。

この歯医者のサイトからお借りしました

だから、日本のおばさん「ちょっと黄ばみがあって、奥は銀の詰め物だらけの歯」 がさらしものになるのは、何だか赤面しちゃう。 (*>ω<*)

戦後の影をまだ少し引きずった頃に生を受けた、私たちの世代。
乳歯はどうせ抜けちゃうからと、多くの親はあまり熱心に歯磨きしてくれなかったのよね~
自分で磨き始めてからも、撫でるようにささっと磨いておしまい。

アラ還のお口の中は、結構悲惨になっていることが多いようです。
私も、人前であまり大口開けたくありません。


いよいよドクター登場。 まだ若い男性で、この方もとてもフレンドリーです。
ほっとする反面、口の中なんて見られるのはイヤ~ン!
でも、ここでおばさんが恥じらっても、可愛くもなんともありませんね。

「取れてしまった詰め物、一応持ってきました」 と言ったら、ドクターは大喜び。
さっそく見せると、このような形態のものは、詰め物 filling というよりハーフクラウン half crown と呼ぶのだと教えてくれました。
歯の状態も良いので、これだったらまたすっぽりかぶせるだけで大丈夫そうだって♪

それに、日本の歯科医の腕に、ドクターとアシスタント両方で感心していました。
(詰め物は外注だけどね。)
こんなに精巧にできているのは、見たことないってさ。

おいおい、それじゃアメリカではもっと大雑把だってこと!?
・・・とあせったけれど、アメリカでは歯と同じ色のセラミックを使う治療が主流になっているからかも。
だから、余計に治療費が高くつくのでしょうね。

とにかくその日は、大嫌いな麻酔もかけられずにすみ、リセメント recement という処置でそのハーフクラウンをくっつけて、高さをちょっと調節するだけで終わりました。

でも・・・
あっさり治療が終わったのに、やっぱり200ドル以上かかってしまった。 あいたたた。。。

自分で瞬間接着剤でくっつけるわけにはいかないし、仕方ないですね。
日本だったら、数千円ですんだような気がするのですが。

しばらく行っていないので、全部の歯のチェッククリーニングをすすめられ、また別の日に予約。
やれやれ、今度は一体いくらかかるのやら。


ところで、歯ブラシはいまだに日本で愛用していたものを使っています。
アメリカで売っている歯ブラシは大きすぎて使いにくいので、一時帰国の度にたくさん買ってくるのです。

どちらも REACH の歯ブラシなのに、こんなに違うのだもの・・・


お子ちゃま用かと笑われても、全然気にしませ~ん♪

歯医者の話は、また次回に続きます。


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10 件のコメント :

  1. Akkoです。私も在ミネソタ中に歯医者にかかりました。主に治療してくれた“じっちゃん”と“じっちゃん”の前にrootを治療してくれた“優しい彼”です。“優しい彼”はまるで恋人みたいに話しかけ 夢のような時間をでした。“じっちゃん”は厳しく私を叱りつけました。USAは仕事が細分化していて 「抜き」専門の歯科医もいると当時の駐在の奥さんが言っていました。 私が感じたのは USAの医療は日本よりもはるかに進んでいるということでした。会社が医療保険に入っているので 幾らかカバーしてもらいました、金額の事は覚えていません。
    歯ブラシについては 全く同意見で、ハワイのトランプタワーに泊まったときも馬鹿デカい歯ブラシでした。台湾のホテルも然り。まあ、旅にはお気に入りの歯ブラシを持参するので 馬鹿デカい歯ブラシは台所の小さなたわしとして使っています。
    日本でもヘッドが小さいものを探して 『小学生用』を使っています。今は生協のをまとめ買いです。

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    1. Akko さん、

      優しい彼にはうっとりですが、じっちゃんに叱りつけられたら (しかも英語で・・・!)
      しばらくヘコんでしまいそう。 でも腕は良かったのですか。
      会社の医療保険が一部カバーしてくれたのは、ラッキーでしたね。

      トランプタワーって、あのトランプタワーですよね (笑)
      泊まられた時には、将来こんなことになるなんて想像もされなかったでしょうけれど。
      アメリカの大きな歯ブラシは、たわしには向いていますね (笑)
      子供用サイズが日本の歯ブラシ位の大きさですが、そうすると柄が短すぎて使いにくく、困ってしまいます。

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  2. 今回、歯医者通いの事が掲載されていましたが、米国は、国民皆保険の日本と違い自分で保険を選択し加入しなければなりませんね。さらに、医療費も高いので医療を受けることができず早死にする方もいるでしょうね。ボランティア精神は旺盛ですが、やはり弱肉強食の国です。30年以上前、米国の歯医者でroot canalの治療を受けたことがありますが、ここ30年近く歯医者へ行ったことがありません。子供のころは朝だけ、大人になってからは朝と夜磨いておりますが、別に異常はありません。出産したこともないし私の歯は丈夫なのでしょうか。出産すると子供に栄養を取られるので歯が弱くなる女性が多いそうですね。次回、デルタでミネアポリスから羽田までお帰りになり、ゆっくり日本の歯医者で治療しては?最近、開業医が激増し、その中でも歯医者の数は一番多いそうです。拙宅から各方向へ徒歩15分以内に歯医者が10軒ほどあります。

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    1. 匿名さん、

      30年以上も歯医者と無縁とは素晴らしいです。
      元々丈夫な家系で、しかも磨き方がお上手なのでしょう。
      私も、大人になってから新しい虫歯ができた覚えはないのですが、
      子供の頃の虫歯の治療で詰めた銀が取れてしまったり・・・の治療が何度かありました。
      オバマケアが廃止されると、治療を受けたくても受けられない人がまた増えてしまいそうです。

      確かに日本では、石を投げれば歯医者に当たるほど多いですね!
      最近もっと増えているのですか!? 徒歩15分内に10軒はさすがに多すぎます・・・

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    2. アメリカの歯ブラシはたわしに使うほど大きいですか。ずいぶん前のことなのでよく覚えていません。アメリカ人の歯は大きいのでしょうか。Sakuraさんは、一時帰国の時、日本で歯ブラシを大量に購入されるそうですが、40年近く前と真逆になりました。私は,長年、REACHの歯ブラシを使っており、当時日本には売っていなかったので、アメリカへ旅行に行く人にお土産として買ってきてもらったことがありました。歯ブラシ以外に気に入ったhair shaverがあったので、Shopkoで大量に購入し帰国前に船便で送った記憶があります。この商品が未だ存在するのであれば、今では日本にあるでしょう。当時日本になかった物が今では日本にあることが多いです。1ドルが220円、230円、8月初めシカゴまで航空運賃が片道15万円かかった時代でした。

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    3. 匿名さん、

      日本で売っている歯ブラシは、REACH のものでも多分みんなコンパクトサイズですよね。
      日本の小さな歯ブラシですと、小回りが利くので丁寧に磨ける気がするのですが・・・
      日本在住の外国人は、逆にこの小ささがもの足りなくて困るようです。
      別に、私たちより歯が大きいということはないでしょうけれど (笑)

      私も初めてアメリカ旅行をした時は、航空運賃だけで30万円以上かかった覚えがあります。
      当時に比べると、ずい分円高になりましたね。

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  3. 病院の請求書はびっくりしますよねー!

    でも日本の歯医者さんも最近は混合診療、保険適応外(審美やインプラント)の治療が増えましたので
    金銭面だけで見たらアメリカとの差は大分小さくなっている様にも思います。
    詰め物も金属を使わないのが一般的になってきました。

    どうかSakuraさんの治療が済んでストレスフリーになりますように!

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    1. Yoshika さん、

      ありがとうございます。
      アメリカの健康保険の仕組みは複雑で、病院で治療を受ける前に、
      入っている保険でそれが適用されるかどうか確かめなくてはならなかったり、
      保険の種類で治療方針が違ったり・・・
      歯科の保険はまた別口で、これも何だかよくわかりません。。。

      もしお金持ちだったら、奥歯の詰め物も全部、金属ではなく歯と同じ色に変えたいです。
      審美的な面に限らず、年をとっても自分の歯をキープすることは、体全体の健康にもつながるので、
      歯磨き、デンタルフロスはさぼらずに頑張ります♪

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  4. 今、レディーガガのハーフタイムショーを観終えました。圧巻です!
    これから 結婚記念日35年の 祝いをしに 横浜に行きま~す。

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    1. Akko さん、

      結婚記念日おめでとうございます!
      我が家はちょっと遅れて来年で35年になりますので、大体同じ頃だったのですね。
      今晩は親戚が来て、一緒にスーパーボウルを観ていました。
      ハーフタイムでちょうど夕食でしたが・・・

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