2019/11/07

ペットとのお別れ、安楽死という選択

去年の3月頃から体調が悪かった娘のワンコ、コーギーのカービィ。
何度も、もうだめかもという状態に陥ったのに、今までよく頑張りました。

でもついにお別れの日がやってきてしまい、私たち夫婦も孫を亡くした気分です。。。

抗生物質で何とか抑えていた肺炎をこじらせ、処方されたもっと強い薬の数々も効かず・・・
食欲が全くなくなり、動けなくなり、荒い息遣いで数日間ずっと苦しそうだったとのこと。

とうとう見るに見かねて、安楽死の選択をしたそう。
カービィが一晩入院して家には戻ってきたけれど、かなり状態が悪いという話は聞いていたので、このことについては先週から私たちも覚悟していました。

アメリカでは、治る見込みのないペットに対し、苦しみを長引かせるよりこの方法を選ぶ飼い主が、日本より断然多いです。
大変辛い決断ですけれど、ペットの quality of life を第一に考えてのこと。
非情だ、残酷だ、という評価を周りから受けることは、ほとんどないようです。

安楽死は英語で euthanasia ですが、ペットについては、会話では put ~ to sleepput ~ down という表現が使われます。

娘は処置の前にカービィをたくさん抱っこしてやったけれど、辛すぎるので亡骸は見ず、すぐに火葬してもらったそうです。
遺灰をきれいな壺に入れて家に置いたり、ペンダントにしたり・・・というのも悲しすぎてダメで、そのままペットの共同墓地に埋葬という選択でした。

我が家に来るのが大好きだったカービィ、ミネアポリスから来る度に、家からかなり離れた角を曲がると、もうわかって興奮し始めたそう。
どんな季節にも、それぞれの楽しみがあったものね。



いろんな所で、嬉しそうによく転げ回っていたな~


娘も、経済的なことも含めて、カービィのためにできることは全てやったと思います。
きっと、先天的に体の弱い子だったのでしょう。

落ち込んでいる娘の力になれたらと、急遽夫とミネアポリスに行ってきました。
しばらく料理する気にもなれないだろうから、食料もたくさん積み込んで。

床に落ちているカービィの毛を吸い込んでしまうのも寂しくて・・・ということで、掃除してなかったけど、今回は許しちゃう。
私は黒い靴下を履いていたので、毛だらけになってしまい、それがまた涙を誘いました。

とても辛い経験でしたが、短い生涯でもたくさんの喜びをくれたカービィに感謝です。
出会えて幸せだったね・・・娘も、後悔はなかったと思います。
家族や親戚、友達からも、多くの心温まるメッセージをいただきました。


娘の所に1泊してこちらに戻ると、途中で雪が降り始めたのに、夜は見事な星空!
カービィは星になって、これからも娘のことをいつも見守ってくれるのだなと感じました。


私たちの周りにも、最近愛犬を亡くしたり、いつ何が起きてもおかしくない年齢のワンコを飼っている方が結構います。

病気がちのシベリアンハスキーを飼っている友人は、これからの長い冬に備え、既にワンコが入る大きさの墓穴を庭の一画に掘って、埋め戻すための土は凍らない場所に置いてあるとのこと。。。
ミネソタならではの「あるある物語」でびっくりですが、これも愛なのだろうな~

私たちシニア世代に共通なのは、今飼っているペットに何かあっても次は飼わない・・・という夫婦間の約束です。
動物を飼うことには大きな責任が伴い、飼い主が動けなくなった時のことを考慮してやらなければなりません。
寂しいけれど、仕方がないですね。

娘はまだまだ若いので、少し落ち着いたらまた子犬を飼いたいそう。
良い出会いがありますように・・・


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2 件のコメント :

  1. 中西部に突然季節外の大寒波が襲来したそうですが、お元気ですか。

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    1. 匿名さん、

      そうなのです。一昨日の夜頃から急に寒くなり、現在の気温はマイナス19℃を下回ってしまいました。
      週末、鹿のハンティングに出かけた人たちは、かなり寒い思いをしたようです。
      家の前の湖もすっかり凍ってしまい、カワウソたちが「あれえ?水はどこだ?」という様子で、水面をひょこひょこと・・・

      明日からは少しずつまた気温が上がり、次の週末はもっと楽そうです。
      ご心配ありがとうございました♪

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