今シーズン最後のコンサートが、無事に終わりました。
ポップス、ジャズ、現代音楽など、私たちのオーケストラの演奏するジャンルは幅広いのですが、今回は全曲が正統派クラシック。
こういうのを待っていました!という方も多かったかもしれません。
指揮者の気合も入っていて、リハーサルも全部で6回ありました。
ポップスなどですと2、3回で本番を迎えることも多いですが、今回はいつもよりみっちりでした。
オープニングは、モーツァルトの「フィガロの結婚」序曲です。
![]() |
| 画像は Classical Educator より |
弦楽器とファゴットによる弱音の序奏の後、大変きらびやかに全楽器で主題が演奏されます。
パッと光が射すようなフォルテッシモのこの部分、弾いていてとてもワクワクします。
普通は弓をダウン、アップと交代で弾くことが多いので、斬新な試みだったかも?
腕がそちらの弾き方に慣れてしまっていたため、直すのはちょっと大変でしたが・・・
明るく軽快なテンポ、華やかさを感じるニ長調、ドラマチックな強弱の対比・・・文句なしに名曲です♪
2曲目は、同じくモーツァルトの「シンフォニア・コンチェルタンテ(ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲)」です。
これはモーツァルトだな!とすぐにわかるような、いかにも彼らしい曲♪
2人のソリストの生き生きとした対話を、オーケストラがさらに盛り上げていくような手法が絶妙です。
お客様を惹きつける、パワフルでダイナミックな演奏を披露してくだいました。
ヴィオラは、前回のコンサートではヴァイオリンのソリストとして来てくださった Maureen Murchie さん。
隣りのノースダコタ州にあるコミュニティオーケストラの、コンサートマスターです。
前にも書きましたが、彼女は日本育ちですので、私とは普通に日本語で会話してくださるのが嬉しい♪
お二人共、演奏家や指揮者として各地で活躍するだけでなく、教育者としても情熱的に後輩の指導に当たっていらっしゃいます。
そして、休憩後はベートーヴェンの「交響曲第7番」です。(略してベト7)
この曲を演奏するのは、私にとって5回目でした。
日本で2回、ミネソタに来てから3回。もう、曲のほとんどを覚えてしまっています。
最初に演奏したのが2000年ですから、何ともう26年も前です。
私はヴァイオリンをスタートしたのがとても遅かったため、長年ずっと初心者のような気がしていますけれど、(年数だけは)もうベテランの域ですよね(汗;)
2000年、2007年、2014年、2019年、そして2026年と、偶然ほとんどが7年おき。
交響曲第7番だから、それに合わせているわけではないでしょうけれど・・・
演奏するたび、それぞれに色々な思い出があり、それこそ走馬灯のように脳内に浮かびます。
きらびやかな冒頭の和音から、あっという間に曲に惹きつけられ、ものすごい推進力によって最後まで運ばれてしまう曲なのではないでしょうか。(第4楽章はロックのノリです)
200年以上前に作られたのに全然古臭い感じがしないなと、私はいつも思っています。
あの「のだめカンタービレ」のテーマ曲になったほどですものね。(テレビで放送されたのも、もう20年も前ですって!!)
楽譜上の音符が、指揮者と演奏者によって踊り出すような、そんな不思議な感覚です。
本当に体力を使い果たした感じ・・・
若い団員は良いけれど、シニア団員は目はショボショボで、肩や腕は痛むし、指もつりそうです。。。
へとへとになるので、「ベト7」ではなく「ヘト7」と呼びたいほど。
この「7年おき」というペースですと、人生であと何回「ベト7」が演奏できるのでしょう。
身体も頭脳もこれからますます衰えていくのでしょうが、生命力にあふれたこの曲を演奏する度に、フェニックスのようによみがえりたいものです。
♪5月9日のコンサートプログラム♪
Marriage of Figaro, K. 492: Overture 「フィガロの結婚」序曲 (W. A. Mozart)
Symphonia Concertante in E-Flat Major, K. 364
ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 (W. A. Mozart)
Intermission
Symphony No.7 in A Major Op. 92 交響曲第7番 (Ludwig Van Beethoven)
Ⅰ. Poco sostenuto – Vivace
Ⅱ. Allegretto
Ⅲ. Presto - assai meno presto (trio)
Ⅳ. Allegro con brio

