それ以来、ずっとモヤモヤしています。。。
あんなに人種差別的発言と女性蔑視発言を続けてきた人が、この国のリーダーに選ばれてしまった。
選挙の後に、各地でこのように多くの反対抗議デモが行われるのも、初めてなのでは・・・?
州別の投票結果は、下のマップの通り。
ミネソタ州では、民主党 The Democrats のヒラリー・クリントン Hillary Clinton 氏の勝利でした。
アメリカ中西部12州の中でヒラリーが選ばれたのは、他にはイリノイ州だけ。
でも、Twin cities 周辺と私が住んでいるような田舎では、状況がずい分違います。
アメリカでは、自分がどの候補者を支持しているかを、自宅の庭に立てるヤードサイン yard sign で示すことがあるのですが、近所で見かけたのは "TRUMP PENCE" というものばかりでした。
(Pence は、副大統領候補の指名を受けていたマイク・ペンス Mike Pence 氏)
あのおっちゃんの顔写真がないのが、せめてもの救い? |
唯一ヒラリー支持のサインを見つけたのは、この店のショーウィンドウ。
店のオーナーが自発的に貼ったもので、日本の選挙期間中のように、町のあちこちに候補者の顔写真が設置されるわけではありません。
この辺のハンターたちの多くは、銃規制なんて真っ平御免。
同性愛や人工妊娠中絶には眉をひそめるバリバリの保守派で、共和党を応援していると公言する人が、結構多いのです。
地球温暖化も、でっちあげなのですって! (注: 共和党支持者みんながこう言っているわけではありません。)
うまくいっていないことに関しては、全て現オバマ大統領のせいと考えているらしい・・・
だから、トランプがどんなに暴言を吐こうが、政治経験がゼロであろうが、とにかく共和党に政権を取り戻して欲しいので投票したという人も多かったのかも。
今回の選挙では、身近な親しい人の中で誰が実際にトランプに票を入れたのかは、正直のところ知りたくはありませんでした。
もう少しまともな人物が共和党候補に指名されればよかったのにと思いつつ、ヒラリーが大嫌いだから仕方なく・・・というケースなら、まだ納得もできるのですが。
頻繁に付き合っている人たちの中にも、トランプの熱狂的支持者がいたことが大きな衝撃でした。
トランプは、米国民に日本のことを 「アメリカを利用し、その恩恵を受けて一方的に利益を得ている迷惑な存在」 と印象づけようとしていました。
私は、永住権だけで市民権は持っていない移民の1人であり、女性でもある・・・
身近な人がトランプに心酔していると聞けば、その人から自分の存在を否定されているような気がしてしまう。
表面ではニコニコと親し気にふるまっていても、心の中ではフン!と思っているのかも・・・
・・・なんて、人間不信に陥りそう。。。
大統領選後の娘のショックは私以上に大きく、電話で長いこと話し合う時間が必要でした。
民主党支持者 Democrats であることがわかっている人とは何だか安心して話せても、共和党支持者 Republicans に対しては、この頃ちょっと警戒してしまいます。
そんな風に色眼鏡をかけて人を見ることは、全然自分らしくないと思っているのに。
政治の話はとてもデリケート。 人間関係破綻の原因ともなり得ますので、自分からは決して話題にしません。
そういった心配はほとんどしなくてよい日本は、その点居心地がよかったな~
「選挙人 electors」 という、過去の遺産みたいな制度が残っているのも不思議。
実際の得票数・得票率ではヒラリーのほうが上回っていたのに、選挙人票が過半数となった時点で、トランプの勝利が決定してしまいました。
2000年のブッシュ対ゴアの大統領選でも、同じ現象が起こっています。
アメリカに住み始めてやっと6年目の私は、政治に関してはまだまだわからないことだらけです。
勝利の後、今のところは紳士的な態度をキープしているトランプ。 本性を出し始めるのはいつからかな。
それまでの数々の暴言は、計算尽くの票集めパフォーマンスだったのかもしれませんけれど。
最高の地位と名声・権力を手にして、ご本人はウハウハでしょうが、これからどうするの?
幸いアメリカは独裁国家ではないので、彼の公約が全て実行されるわけではないでしょう。
共和党内でも、色々とごたごたが続きそうです。
実際に大統領となってからは、トランプに投票した人ががっかりする番かもよ。
政治経験の全くない人に大統領を任せるなんて、素人に心臓手術をさせるようなものだという意見も!
これからのお手並み拝見です。
「450年以上も昔、ノストラダムスがトランプ大統領誕生を予言していた」 説まで登場!
「恥知らずで大胆なとても喧しい人物」 とか 「狂気を隠蔽する虚偽のトランペット」 がトランプにあたるのですって。
「背後でエイリアンが支配している説」 まで・・・ いい加減にしてくれ~
決まってしまったものは仕方がないので、気を取り直して今日はこれからコンサートの本番に出かけてきま~す♪
おまけ 以前は、歴代アメリカ大統領が民主党なのか共和党なのかは気に留めていませんでした。
歴代大統領選の投票結果州別マップを見ると、なかなか興味深いです。
⇒ 参考サイトはこちら
ここのところは、東西海岸沿いが青の民主党、中央は赤の共和党が強い傾向が続いていますが、
国全体がほとんど真っ赤や真っ青だった時もあったのね~
民主党のルーズベルト大統領は強かった! |
ジョンソン大統領も民主党 |
お騒がせニクソン大統領の時は、共和党圧勝でした |
ミネソタ州は、1972年に上記の共和党ニクソン大統領を選んだ後は、ず~っと民主党です。
共和党のレーガン大統領を、2回とも選ばなかったのは、ミネソタ州だけ!
2度目は、対立候補がミネソタ州出身のモンデール氏だったのが原因でしょうけれどね。
大統領選直後のオノ・ヨーコさんのツイートが、これ以上ないほどに彼女らしいです。
「親愛なる友人たちよ、ドナルド・トランプに対するわたしの思いとしてこのメッセージをみんなと共有したいわ。
愛を、ヨーコ」
・・・というのが、こちら
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SAKURAさん、こんにちは!昨日13日にベトナムから帰国しました。フライトは深夜の便が多く 私たちのベトナム航空もベトナム時間0時40分発、成田到着は日本時間7時40分 疲れた!
返信削除道中、アメリカ大統領選挙 気になっていましたよ。8日頃はベトナム中部のホイアンというリゾート地でした(日本橋で有名) まあ 競り合っていたみたいなので 大きな驚きではありませんでしたが、今後の世界情勢や日本がどう変わるのか・・・何しろUSAが世の中動かしているようなものですから。
ところで 12日間のベトナム旅行は まずお天気に恵まれ 晴れてラッキーでした。(その分暑いよ~33℃・・体感37℃とか⇨ホーチミン市) 食事はとてもおいしかったです。いろいろ楽しみました。日本人の口に合います。
大したものではないけど 可愛いものを買いました。刺繍のポーチとか 使い勝手のいい羊革のバッグとか 有名なバッチャン焼きのお皿や急須など、みな自分のものです。娘たちや孫娘にもちょっとした可愛いお土産を買いました。
ただ、面目ないのは ベトナム語が さっぱりで身についた言葉はさよならだけ⇩
荷物を片付けながら 可愛かったベトナム娘さんたちのいじらしさや心の優しい人たちを思い出しています。
Akko さん、
削除お帰りなさい♪ 良き思い出となる楽しい旅だったようで、本当によかったですね。
ベトナム料理は大好きなので、東京では私も時々専門のレストランに行っていました。
ベトナムの建物や雑貨がおしゃれなのは、フランス占領下時代の名残なのですよね。
こちらではスーパームーン前夜でしたが、今夜も異様なほどに大きく見えました。
宇宙の営みの前では、人間界の争いなどどうでも良い些細な出来事。
不安と不信感に揺れ動いていた気持ちも、少しずつ落ち着いてきました。
人を分断しようとするトランプの計画には乗らない努力をすることが、真の勝利への道なのかもしれません。
少し前に書き込みさせていただいたYoshikaです。
返信削除私は父がかつてThief River Fallsに本社があった某スノーモービル会社へ駐在員として
派遣されていた都合で住んでいたに過ぎないの上、現地校のみで過ごしていたので
当時から、またほんのちょっと前に同窓会で再会した友人たちの落胆と悲観をFBで、
また時差の都合で日本のメディアのお祭り騒ぎのようなニュースとのギャップを
複雑な気持ちで見ていました。
また日本語でCities以外のミネソタの情報を発信している方もSakuraさんしかお見受けできないので実際に面識がある訳でもないのになんだか勝手に心配しておりましたが
上手に気持ちを切り替えていらっしゃるようでこれまた勝手に安心しています。
これからも楽しいミネソタの小さな街情報、楽しみにしています!日本から応援してます!
ミネソタトリビアに「Ole and Lena」が追加されるのも楽しみです。
Yoshika さん、
削除ご心配と応援のお言葉、本当にありがとうございます。
このようなお気遣いはとても嬉しく思います。
今回の選挙に関しては、日本の友人たちからも気遣うメールがたくさん届きました。
アメリカの大統領選に対して、日本でここまで関心を持たれたのも初めてかもしれませんね。
スカンジナビア系の友人・知人が多いので、Ole and Lena のジョーク、
リサーチしておきます♪
Twin cities 以外のミネソタにも、日本人は点々と住んでいるはずですが、
そう言えばブログはお見かけしませんね。。。