2012/03/03

ひな祭りのお菓子とちらし寿司

今年のひな祭り、おひな様をちゃんと飾ったまでは良かったけれど、困ったのは料理です。
いつものちらし寿司の材料も、ハマグリも手に入らない・・・

日本に帰った時に、もう少し何か買ってくればよかったな。
まだ1月だったので、福豆鬼のお面のことしか頭に浮かびませんでした。

アジアンマーケットも遠いしなあ。。。

でも、それで泣き寝入りする私ではありません。
ないもののことを嘆くより、あるもので精一杯工夫する のが信条です。

ひなあられはありませんが、うれしいことに日本の友人からこんなにきれいな和菓子をいただきました!
温かでやわらかな甘みが魅力の和三盆を使った、繊細で優しいお味です。


箱の中で、かわいらしく並んでいました!



桃の花のピンクをイメージしたお菓子も、自宅で作ってみました。

クリスマスツリーに飾った candy cane (杖型のキャンディ)を砕いたものを、ホワイトチョココンデンスミルクを溶かした中に混ぜ入れ、型に流して固めたファッジです。
Candy cane って形はかわいいけれど、そのままだと誰も手を出さず、ちっとも減らないのでね。

アメリカのレシピなので、思い切り甘いです!  
でもペパーミント味が効いていて、結構おいしい・・・小さめに切って、少しずつ楽しみましょう。
これで、クリスマスの残骸もやっと消えてくれます。(遅っ!)

 
   レシピページの写真より、もっと細かくキャンディを砕きました。
   作り方はごく単純なお菓子ですが、ハンマーでキャンディを砕く作業が、実は一番大変・・・


日本でのひな祭りには、おひな様をかたどったちらし寿司を作るのが恒例でした。

娘が幼かった頃は、黒ゴマの目、人参の口、海苔の髪・・・と手をかけていましたが、大きくなってからは写真のようなのっぺらぼうのおひな様。 手抜きの母で、ごめん・・・


今年の中身は、いつもの五目ちらし寿司が無理なので、洋風ちらし寿司にしました。
ハム、きゅうり、チーズ、コーン、白ゴマを混ぜ込んでいます。

うずらの卵も、そこら辺のスーパーには売っていません。
顔は白いご飯のおにぎりにしたら、やたらとデカく、漫画チックになってしまいました。

黒ゴマの目だけ何とかつけたのですが、あとは息切れ状態で省略・・・我ながら恥ずかしい出来上がりだわ。
それでも何年ぶりかで一緒にひな祭りを祝うことができ、23歳の娘は大喜びしてくれました♪

実はアメリカの卵の黄身の色って、日本のものよりずい分薄いのです。
こうして写真を並べ、着物の色を比べてみるとよくわかりますね。



「桃の節句」とは言うものの、まだ真冬のミネソタで桃の花を望むのも無理な話。 写真で我慢です。

日本に住んでいた去年の春、横浜市青葉区の「保木の丘」という所に、夫と自転車で出かけました。
タウン誌に出ていた、切花用の桃の木がずらっと並ぶ写真を見て、ぜひ行ってみたくなったのです。

ちょっと遠出でしたが、息をのむほどの美しさに疲れも吹き飛びました!!
文字通りの「桃源郷」でした♪


今日も1日中雪・・・日本の春を懐かしく思い浮かべながら、アメリカでの初めての桃の節句を堪能いたしました。

2 件のコメント :

  1. おかべ なお2012年3月4日 21:18

    お雛様!写真をみながら私も昔は作ってたな~ 思い出しました。喜んでくれる人もいないし、「楽」することを覚えてしまい
    ・・サクラさん偉いな!反省ばかりです。日本が好きなご主人様の為でしょうかね ♥ ご主人様は本当に幸せ者ですね

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    1. なおさん、

      う~ん・・・夫のためというか、
      自分自身を喜ばせるために作り続けてきたのかも?

      作って、にんまりして、写真に残しておくのが楽しくてね!
      でも今年のは、我ながら笑ってしまうトホホなおひな様寿司でした。
      来年は、もう少しまともにできると良いのですが。

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