2012/10/27

1年が経ちました

娘が、humane society(動物愛護協会)から捨てネコちゃんを引き取ってから、今日でちょうど1年です。
か細かった手足もしっかりし、お腹も何だか少しデブってきた・・・

1年前、大好きなジブリのアニメ「魔女の宅急便」にちなみ、娘がキキと命名しました。
お話に出てくる黒ネコの名は「ジジ」ですが、何だかじいさんみたいなので、主人公の女の子の名前をいただいたというわけです。

Kiki ってタイプして変換しようと思うと、「危機」や「鬼気」になっちゃうことがある。。。
「喜々」ならうれしいけれど・・・

前にも書きましたが、法科大学院に通うために8月に引越した娘、ネコアレルギーの彼氏と同居につき、キキを連れて行けなくなってしまいました。
予定変更で、夫と私が引き続き面倒を見ることになりました。

家中をわがもの顔に走り回っているキキ。
もし娘と一緒に引越していたら、毎日お留守番ばかりでかわいそうだったよね。


こんなに小さな生き物なのに、私たちの生活をどんなに豊かにしてくれていることでしょう。
ひょうきんな顔、眠そうな顔、困った顔、見ているだけで微笑んでしまいます。

靴下をはいているみたいに足先が真っ白なのが、チャームポイントよ♪



帰宅した時、犬みたいにしっぽをちぎれんばかりに振って駆け寄ってくるわけではありませんが、のそ~っとどこからともなく出てきて、お出迎えしてくれる。
やっぱり家族の一員なのね~

気まぐれで、一緒に遊びたいのにどこかに行ってしまう時もあるけれど、
甘えて膝の上から離れない時も・・・そんな時は、こちらも幸せでとろけそうになってしまいます。


今日は、プリンでお祝い♪
キキはキャットフードしか食べないので、見るだけね。



ある日のキキです。
娘もものすごくキキに会いたがっていますが、キキも寂しいだろうな。







2012/10/25

日本領事館の出張サービス

23、24日とミネアポリスに行ってきました。
日本領事館の出張サービスがあったためです。


話は、5月に父が亡くなった時に戻ります。
不動産や父名義の銀行預金を母が相続するためには、「遺産分割協議書」という書類を提出しなければなりません。

まずは、相続人が母、妹、私以外にいないことを確認。 (隠し子はいなかったようね♪)
妹と私は、一切の財産を母が相続することを承認。 そりゃもちろん、異議なしです。

普通は「遺産分割協議書」に相続人全員の住所、氏名を書き、それぞれの実印を押し、住民票印鑑証明書と共に提出します。

けれども今回の私のように、相続人の中に海外在住者がいると、手続きが大変!
住民票も印鑑証明書も、日本に住んでいないとゲットできませんから・・・

司法書士に相談したり、ネットで調べたりした結果、以下のようにしなければならないことがわかりました。

・海外在住者の氏名・実印を押す欄を空欄にしたままの「遺産分割協議書」を、日本から送ってもらう。
・日本領事館に行き、担当官の面前で自分の名前を記入し、実印の欄に拇印を押す。
・領事館から、これが本人の署名と拇印に間違いないということを証明する「サイン証明書」を受け取り、
 「遺産分割協議書」と共に日本に送り返す。

これが印鑑証明書の代わりになります。


そして住民票の代わりになるのは、日本領事館が発行してくれる「在留証明書」です。
「在留証明書」をいただくために必要なのは、

・有効な日本のパスポート
・グリーンカードなど米国での滞在資格を証する書類
・現住所に住んでいることが証明できるもの(現地の運転免許証、銀行のステイトメントなど)

日本領事館に在留届を提出済であることも条件です。 これはオンラインでもできます。
戸籍謄本も必要だと思っていましたが、それはいらないと言われました。


日本領事館は、州ごとにあるわけではありません。
シカゴにある日本領事館が、イリノイ、インディアナ、アイオワ、カンザス、ミネソタ、ミズーリ、ネブラスカ、ノースダコタ、サウスダコタ、ウィスコンシンの10州を管轄しているのですね。

ずい分広範囲だこと!
ミネソタは、その他大勢扱いってことね?

初めは、シカゴまで行かなきゃいけないの!?遠いよ・・・と憂鬱でしたが、年に2回位 各州への出張サービスがあることを聞いて、ほっとした次第です。
母は、それまで待つからゆっくりでいいと言ってくれました。


その出張サービスが、昨日ミネアポリスであったというわけです。

シカゴよりはずっと近いものの、ミネアポリスだって家からだと車で片道4時間半位かかります。
あっ、あれを忘れた!と思っても、取りに帰ることは不可能。

前もって領事館に電話し、必要な物をよ~く確かめました。
領事館のスタッフの方はとても感じが良く、丁寧に教えてくださいます。

出張サービスなので、全ての書類をシカゴに持ち帰り、後日郵送してくださるとのこと。
その場でのコピーは不可能。 パスポートの顔写真があるページ、グリーンカード、現住所が証明できるもののコピーも、自分で用意してきてくださいと言われました。

クレジットカードや小切手は使えないし、おつりも出ないので、手数料は現金かマネーオーダーでぴったりの額を用意することが必要。


私たちは前日にミネアポリスに行き、ついでに8月末に引越していった娘に会うことにしました。
アパートメントを初めて見せてもらったら、ちょっとレトロな建物ですが、天井が高くて窓も大きく、なかなかいい感じだわ!


娘が通っている大学院は、横断歩道を渡った向かい側。 1分で着くそうです。
構内も案内してもらい、その後で夕食を共にしました。

娘のリクエストで久しぶりのベトナム料理、おいしかった~
都会では、駐車のスペースをみつけるのもひと苦労・・・この感覚、忘れていました。


今日のランチは、これまた久々の生ラーメンだったので幸せ~♪
(安上がりな私たちです。。。)



領事館の出張サービスがあるホテルに行って泊り、朝一番でさっさと手続きをしてもらいました。

「在留証明書」と「遺産分割協議書」それぞれ4通。
「在留証明書」には、住所を英語と日本語の両方で書きこまなくてはならないので、疲れたわ。。。

何とか無事に提出できて、ほっ・・・


せっかくミネアポリスまで行ったので、久しぶりにモールオブアメリカにも行きたかったな。
でもアッシー君役の夫もお疲れの様子だったし、天気が悪くなるとのこと・・・さっさと帰ることにしました。

いつもは田舎道をトロトロ運転しているため、何車線もある道を時速70マイル(110キロちょい?)のスピードでビュンビュン走るのは、見ているだけでぞっとします。

夫は慣れているので運転そのものは危なげないですが、道がよくわからず激しく迷ったりしました。
(カーナビ、ついてない・・・)

もしミネアポリスに住んでいたら、私の場合、毎回命がけで運転だわ。。。
引きこもりになってしまいそうです。

田舎に帰ってきて、ものすごくほっとしている自分自身に気がついて、ちょっと驚いています。
だんだん交通量が減り、草原の広がる見慣れた風景へと変わるにつれ、ゆっくり息ができるようになってくるから不思議。

都会には都会の楽しみがありますが、私はどんどんアメリカの田舎暮らしになじんできているようです。

子供でもお年寄りでも、ひとりで電車やバスに乗ってどこにでも行ける東京での暮らしは、また話が別ですが。
ママチャリで近所に気軽にお買い物という生活も、何だか懐かしいな~

2012/10/22

息子とお墓ウォッチング

家から少し離れた林の中に、一部だけ四角く切り取ったような公有地があります。
そこにひっそりと隠れているのは、今から100年以上前、20世紀初めに亡くなった方々の苔むした墓石が並ぶ、小さな共同墓地 (cemetery)
子供向けの夏のキャンプでは、格好の肝試しの舞台となります。

夜中に行ったら、かなり怖いだろうな~
日本と違って夏は夜9時頃でもかなり明るいので、遅い時間にならないと盛り上がらないだろうと思いますが。


この忘れ去られたような墓地、なせだか時々訪れたくなるのです。
別に、知っている方のお墓があるわけではないのですが・・・

暖かかった昨日、息子と一緒に林の中をウォーキングついでに、行ってみることにしました。
(私ひとりでは、迷子になりそうで怖くて行けません。。。)


こんな林の中に、突如として出現します。

夏にはうっそうと茂っていた草木も、今ではすっかり枯れてしまいました。
おかげで、墓石 (gravestone, tombstone) が簡単にみつかるようになりました。

きちんと整備されている墓地ではなく、向きも間隔も全くバラバラ。
あちこちに、墓石がぽつんぽつんと存在しています。 全部で15基位でしょうか。

名前と誕生日&命日がきちんと記されたもの、金属プレートだけが立った簡易なもの、風化してしまったのか墓石の表面には何も彫られていないものと様々です。

支障があるといけませんので、名前などのないお墓の写真だけをそっと載せますね。



2歳までに亡くなってしまった子供のお墓も、いくつか発見・・・
また、同じ時期に亡くなられた方が多いので、何かの疫病が流行ったのかもしれません。
今より食料事情、衛生状態も悪く、冬の厳しいミネソタでは特に、生きていくのが大変だったのではと想像します。


アメリカでは、今でも半分位は土葬ですので、この時代のお墓は恐らく全部がそうでしょう。
すぐ足元に静かに眠っている方たちを脅かさないよう、そっと歩きました。

近くには湖もあり、林の中の墓地には安らかな雰囲気が漂います。

この方たちも、生きている時には今の私たちと同じように、家族や友人と笑っておしゃべりし、泣いたり怒ったりもしたのでしょうね。

一体どんな暮らしをしていたのだろう、どんなことを考えていたのだろう、子孫は今も近くに住んでいるのかな。
彼らの魂は、時々この林の中で遊んでいることもあるのかしら・・・

色々と想像して楽しむのは息子も同じで、彼にとってもこの墓地は特別な場所みたい。
やはり、時々行ってみたくなるのだそうです。

「墓地ウォッチング」ってかなり変わった趣味ですが、今生きていることへの感謝にもつながり、なかなかおすすめですよ♪


墓地の近くに、コケに覆われた切り株を発見!
開いている二つの穴が目のように見え、ちょっと寂しそうなモンスターみたい・・・
息子が小枝を付け足し、ハッピーなスマイルフェイスにしてしまいました。




もうすぐ、鹿のハンティングシーズンがスタートします!
あちこちに deer stand が設置されていました。

見晴らしの良いこのスタンドの上で、ハンターたちは気長に鹿が現れるのを待つのです。
試しに上ってみたら足がすくみました。 そう言えば私、高所恐怖症だった・・・!


息子は平気みたい。


こんなスタンドもありました。


鹿と間違えられると大変なので、しばらくウォーキングはお預けです。



「墓地ウォッチング」のお供は、フランスの作曲家 セヴラック (Severac) の「春の墓地のひと隅 (Coin de cimetiere, au printemps) 」という曲です。 (今は秋ですが・・・)
残念ながら、YouTube では見つかりませんでした。。。

舘野泉さん演奏の、ひまわりの海~セヴラック:ピアノ作品集というお気に入りのCDに入っています。
セヴラックってあまり知られていませんが、ドビュッシーと同時代の作曲家です。
田舎の暮らしを愛した彼の曲は、情景が目に浮かぶような詩的で魅力的なものばかりで、おすすめ♪