2015/02/15

愛がいっぱい! ハートのクッキーと生チョコ

今年、バレンタインデー用に作ったお菓子です。

まずはハートのクッキー
ボリュームたっぷりですので、個別に包装して日本の友チョコみたいに配りました。
「義理」 ではなく、 「感謝」 を込めてプレゼントするアメリカの習慣に従います。


ウィルトン Wilton 製のハート型にクッキー種を入れて焼きました。
ノンスティック加工ですので、下処理なしでOKなのがうれしい♪


実は、小麦粉の重さを量るのをうっかり忘れて、直接生地に入れてしまった。。。
(アメリカの all purpose flour の袋には pre-sifted と書いてあり、ふるわなくて良いようですので)

でも、いい感じに焼けてよかったわ・・・
レシピを、最後に載せます。


去年も作った生チョコにまた挑戦。
レシピはこちら ⇒ 目指せ!ロイズの生チョコ

今年は去年の倍量で作って、21センチの角型に流し固めました。
チョコレートを細かく刻む作業だけが少し大変ですが、材料も作り方もいたってシンプル。
バターも蜂蜜も使いません。

48個に切って、夫にはもちろん、お世話になっているご近所さんたちにもプレゼントしました。


生チョコって、要するにトリュフの中身だけ・・・みたいな感じで、違いは四角いか丸いかだけなのかな?
日本ではめずらしくもないけれど、こういう生チョコはアメリカでは見かけません。
この口溶けの良さ、皆さんに感激されます。

夫は、トリュフをプレゼントしてくれたよ~
ホワイトデーはアメリカにはないので、日本と反対で、バレンタインデーは男性から女性へ貢ぎ物をする日 (笑)
バラの花やジュエリーなどが定番かも。 カップルのために、特別なディナーを用意するレストランも多いです。
友人同士ではちょっとしたプレゼントの交換があっても、職場などで配る義理チョコはありません。

町で唯一のチョコレート専門店では、おいしくて見かけもかわいいたくさんの種類のチョコの他、気のきいたギフトも売っています。
すごく混んでいたみたい・・・


そんなわけで、家はチョコだらけ。 少しずつ楽しむことにしましょう。

今日はこれから、コンサートの本番。・・・行ってきま~す♪


ハートのクッキー (縦10cm、横9cmのハート6個分) 

材料 
  バター  アメリカの1スティック (113g ) 
  グラニュー糖 (または上白糖)  70g
  卵 (M)  1個
  All purpose flour (または薄力粉)  135g
  レモン汁   小さじ1
  
作り方
 1) ボウルにバターを入れて柔らかくし、グラニュー糖、卵の順に加えて、その都度よく混ぜる。
 2) レモン汁も加える。 すりおろしたレモンの皮の黄色い部分少々も加えるとベター。
 3) ふるった小麦粉を少しずつ加えて生地をひとつにまとめ、冷蔵庫で数時間冷やす。
 4) 6等分し、それぞれのハートに指で押しつけるように広げてきれいに整える。
 5) 華氏350度 (175℃) に予熱したオーブンで、少し焼き色がつくまで焼く。
   (家のオーブンでは、19分焼きました。)
 6) 焼き上がりは柔らかいので、十分に冷めてから型から取り出す。

*分量は、結構適当でもどうにかなります。 (^_^;)
  今回は小麦粉計量をし忘れたので、6等分しやすい分量になるように調節し、後から計算しました。
  この分量で作ると、ハート1個分が63gとなり、サクッ、ホロッの食感。
  固めのクッキーがお好きな方は、もう少し小麦粉を足してくださいね。


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2015/02/12

空想の世界で、身寄りのない少女になって遊ぶ

クリスマスコンサートの後、しばらくヴァイオリンの練習をサボっていました。。。
久しぶりのコンサートが次の日曜日にあるため、今週はせっせとリハーサルに通っています。

今回はバロック音楽の特集です。
パッヘルベルのカノンアルビノーニのアダージョヴィヴァルディ「四季」 、有名な 「G線上のアリア」 を含むバッハ管弦楽組曲第3番など、かなりおいしいメニューとなっていて楽しみ♪

イタリアのヴェネツィア生まれの作曲家、アントニオ・ヴィヴァルディ Antonio Vivaldi (1678~1741) の 「四季 Le quattro stagioni (The Four Seasons)  は、日本でも大人気の曲ですね。

特に 「春が来たぜよ!」 という喜びに満ちあふれた 「春」 の第一楽章は、クラシック音楽のファンでなくても、必ず耳にしたことがあるでしょう。

そういえば、大井町駅の発車メロディーにも使われていたなあ。。。
あれを聞くといつも、電車に乗り込んでから曲の続きが延々と頭の中で流れて止まらなくなったものです。

「冬」 の第二楽章も大変に美しい曲です。
雨音を聞きながら、暖炉の傍らで穏やかな優しい時間がゆったりと流れていく情景が浮かびます。
NHKの 「みんなのうた」 で、これに歌詞をつけた 「白い道」 という歌が放送されていたっけ・・・


最もよく知られたヴィヴァルディの肖像画といえば、これ!
(これが本当にヴィヴァルディなのかどうかは、確かではないらしいですが。)


肖像画ではかつらをかぶっているのでわかりませんが、彼は 「赤毛のアン」 ならぬ 「赤毛のアントニオ」 でした。
25歳で聖職につき、ニックネームは 「赤毛の司祭  Il Prete Rosso (Red Priest だったとのこと。

肖像画をよ~く見てくださいませ! 何とフリフリのブラウスですよ~ (❤ฺ→∀←)ノ
昔の少女マンガに出てきた、やたらと細い美少年みたいな・・・ (一輪のバラもお約束でしたっけ)

そうそう、ジュリー (沢田研二さん) も、罪なほどにフリフリが似合いました。


バロック時代の作曲家であるクープランアルビノーニテレマンスカルラッティなどは、皆さん揃ってフリフリ衣装で肖像画に収まっています。
男性もこれが正装だったのでしょうが、ヴィヴァルディが一番ぴったりな感じ。

彼は生まれた時からあまり丈夫ではなかったようで、喘息の持病もあったとか。
指も細くて華奢な感じで、お袖のフリフリがぴったりです。
同じアントニオでも、アントニオ猪木さんとは正反対。。。


ところで、その頃ヴェネツィアには、孤児や捨て子を養育するためのピエタ慈善院 Ospedale della Pietà という施設がありました。
そこで音楽的才能があると見込まれた女の子たちは、慈善院の付属音楽院で指導を受けて演奏家として活躍したそう。

彼女たちのコンサートによる収入が、慈善院の運営を支える大きな柱となっていたわけです。
裕福な方々の施しだけに頼らず、自らの才能と努力でちゃんと収入を得ていた彼女たち、立派だと思います。
身寄りのない女性たちにとって、音楽のもたらす喜びは心の支えにもなっていたことでしょうね。

ピエタ慈善院
男の子たちは通常16歳になるとここを去りましたが、女性は結婚せずに一生を慈善院で過ごした方も多かったようです。

ヴィヴァルディが慈善院付属音楽院の合奏長 (後には、もっと時間の制約が少ない協奏曲長に変わった) となってから、彼女たちの合奏・合唱はますますレベルアップしたそう。
指導だけでなく、ヴィヴァルディ先生に新曲もどんどん書いてもらえたなんて、何だかうらやましくなってしまう!


レ・ヴィヴァルディアーネ Le Vivaldiane という女性だけの室内合奏団が、現在のヴェネツィアにあり、ピエタの女性演奏家さながらの衣装でコンサート活動を行っているそうです。
CDも出ています。 きっとヴィヴァルディ時代の音が、忠実に再現されているのでしょうね。



さてさて・・・
約300年前の音楽院で、ヴィヴァルディの愛弟子のひとりであったという勝手な空想に耽りながら、私も 「四季」 の練習に励んでいます♪

憧れの先生にもっともっと認めて欲しくて、人一倍頑張って練習する少女が私。 うふふ。
ここはこのポジションで弾くと弾きやすくなるよ、なんて手取り足取り教えてくださったかも。
(ヴィヴァルディは、ヴァイオリンの名手でもありました。)

指が触れるとドキドキ。。。「上手になったね」 なんてにっこりしていただくと、天にも昇る気持ちになって頬をぽっと染めるのです。 ♡o。.(✿*´。 ` *✿)ポッ
まさしく、少女マンガの世界だわね。

実際には、 「四季」 はヴィヴァルディがもう50歳近くのおじさんになっていた1725年の作品ですが、私の空想の中では、あくまでも合奏長になったばかりの若々しい彼ということで・・・

空想 (妄想?) が暴走するのは、音楽に限らず芸術大好き人間の特徴かもしれません。


「四季」 には、各楽章に作者不明のソネット (14行の詩) が付いていて、曲の情景がありありと浮かびます。
春の喜びを歌う小鳥たち、雷鳴、酔っ払って眠ってしまう人たち、歯がガチガチ言うような冬の寒さと暖炉の暖かさなど、音だけで見事に表現してしまうのは本当にすごいなと思います。

私たちヴァイオリンパートは、さえずる鳥やブンブンうるさいアブ、嵐や雨音など、色々な役割を演じています。
ミネソタの住人は、やはり厳しい 「冬」 の寒さの表現に一番長けているかもしれません。

でもソネットの最後にあるように、次にまたやってくる 「春」 を待ちわびる喜びがあるからこそ、この寒さにも耐えられるのですよね。

世界中で様々な言語が使われていますが、音楽を通じて同じイメージを共有できるのは素敵だな♪
宇宙のどこかに人間のような生命体が存在するとしたら、多分彼らにもこの曲が理解できるのではないかしらね。



おまけ これは美しい! 季節によって背景が変わり、ソリストもお召し替えする 「四季」
       ソロは、色彩豊かな音色のユリア・フィッシャー Julia Fischer さん。
       演奏がすばらしいだけでなく、おきれいな方・・・天は二物を与えちゃっていますね。
       (ヴァイオリンだけでなくピアノもお得意だそうですで、二物どころか三物か?)


       ついでに、フリフリ衣装のジュリー、動画でもお楽しみくださいませ・・・
       こんなに色気があって表現力もある歌手、今の日本の芸能界にいるかしら?
       まだ恋に憧れていた頃、大好きな歌でした♪




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2015/02/06

無人飛行機ドローンは、どんな未来を作り出す?

アメリカのアマゾン Amazonグーグル Google 、イギリスのドミノピザ Domino's Pizza などに続き、中国のインターネット小売最大手であるアリババ Alibaba も、ドローン drone (無人ヘリコプター) による商品配送試験を開始したそうです。

注文から30分以内に商品を届けてくれる Amazon Prime Air のサービスは、今年中の実用化を目指しているとのこと。
大ブームのきざしで、ドローンは 「空の産業革命」 とも言われるほどです。

こういったニュースで何となく耳にしていたドローンを、実際に目にする機会に恵まれました。
カメラ付きの小型のものを、親戚の Charlie がゲットしたのです!

自家製ビールやワインを造っているかと思えば、木工や写真にも凝り、今度はドローンにハマっている彼です。
人生をとことん楽しんでいる感じで、いいですね~

はい、これが噂のドローン♪


既に自宅の周りは撮影しつくしたようで、新しいおもちゃを抱えてウキウキと我が家にもやってきました。
こんな小型ドローンは、日本ではラジコンヘリなどと呼ばれているのかな?
価格は約1,200ドル (現在のレートで約10万円) とのこと・・・ もっと安いものもあるそうです。

要するにちょっと高価なおもちゃよね~と思っていたら、大間違い。。。
動画を後から見せてもらったところ、とてもクリアに撮れていてびっくりしました!!

このドローンは充電式のバッテリーで動き、映像は iPadスマホなどのスクリーンにリアルタイムで映し出されて、その場で確認できます。
高度400フィート (122メートル) まで飛ばせるそうで、リモコンで高度やアングルなどを操作できますが、練習は必要。  木にでもぶつかったら大変ですものね。

Charlie が撮影した動画からキャプチャーした静止画を、何枚かご紹介します。
今は真冬なので殺風景・・・ほとんどモノクロの世界です。
緑いっぱいの夏や紅葉の秋は、さぞきれいだろうな~

家の前の凍った湖
昔、鉄道が敷かれていた道がすぐ近くにあります
我が家と庭
リモコンと iPad を抱えて撮影を楽しむ、元少年たち (笑)

下の画像と動画は、1月24日にミネソタのブレイナード BrainerdGull Lake で行われた、北米最大のアイスフィッシングコンテストの様子です。
これもやはりドローンで撮影されたそうで、YouTube でみつけました。

湖面には約20,000個の穴が開けられ、寒さをものともせず大勢の参加者があったそうです!




NHKの朝ドラ 「あまちゃん」 のオープニングにも、実はドローンが使われていたそう。
近年急速に広まったドローン、人が行けないような場所の空撮も手軽にできるし、配達や報道、農業分野 (農薬散布など)、災害調査、災害救助、野生動物の保護など色々な場面で大活躍しそうです。

けれども・・・

のんびりとドローンの空撮を楽しめるのは田舎だからこそ。 都会でやたらと飛ばしては、危ないですよね。
衝突や故障、天災などによる事故を起こした場合、地上の人間への危害も深刻なものとなるでしょう。

それに、プライバシーの侵害であることこの上なし・・・
ついこの前も、なぜか警備の網をすり抜けてホワイトハウスに侵入したドローンが墜落する騒ぎがあったばかり。

普通の民家でも、誰が飛ばしているかわからないドローンがいきなり敷地内に入ってきたら、大迷惑です。
アメリカだったら、さっさと撃ち落としてしまう人もいそう。
これって、大問題じゃない?? まだまだ法律による規制が追いつかない状態のようです。


そして、軍事用のドローンである無人偵察機や無人攻撃機は、アフガニスタン紛争イラク戦争などで既に大量に使われています。
神風特攻隊は昔話となってしまい、人を殺すことまでもが、まるでゲームのようにスクリーンの中の出来事になっていくのが恐ろしいです。

ISIS (「イスラム国」) のような邪悪なテロリストの殺傷にも威力を発揮するでしょうが、ドローンによる攻撃では、誤爆によって民間人が巻き込まれてしまうケースが後を絶ちません。
それが反米感情を高め、テロリストをますます増やすという皮肉な結果に。。。


便利なものは、多分常に両刃の剣であるのでしょう。
人間はこれから、ドローン3Dプリンターなどの新種のツールを、どのように使いこなしていくのかしら。
楽しみなような、恐ろしいような、複雑な思いです。


ひとこと 世界中を震撼させたあの事件から、もう1週間がが経ちました。
        残念ながら帰らぬ人となってしまった後藤健二さん、湯浅遥菜さんのご冥福をお祈りします。
        もちろん多くの方は、彼らの無事を祈り続けていましたが、
        根拠のない無責任なデマや、冷酷な批判も飛び交っていたのが残念です。

        Facebook Twitter で、後藤さんの悲惨な処刑画像ではなく、
        彼が命を賭けて伝えようとしたことを、その笑顔と共に広めようという動きが盛んです。

        紛争や戦争が起こると、いつも子供たちなど弱者が巻き込まれて犠牲になってしまいます。
        「憎しみが憎しみを生む報復の連鎖を、断たなければ」
        ジャーナリストとして、後藤さんはきっとそのように強く思っていらしたはずです。
        個人の力は小さいですが、大勢がその思いを共有した時に、奇跡が起こるかもしれません。


後藤健二さん Twitter より

「目を閉じて、じっと我慢。 怒ったら、怒鳴ったら、終わり。 それは祈りに近い。 憎むは人の業にあらず、裁きは神の領域。 そう教えてくれたのはアラブの兄弟たちだった」  (2010年9月)

「そう、取材現場に涙はいらない。 ただ、ありのままを克明に記録し、人の愚かさや醜さ、理不尽さ、悲哀、命の危機を伝えることが使命だ。 でも、つらいものはつらい。 胸が締め付けられる。 声に出して、自分に言い聞かせないとやってられない」  (2010年12月)



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