2025/10/15

ショパンコンクールが熱い♪

第19回ショパン国際ピアノコンクールが、ポーランドワルシャワで開催されています。
5年に1度のコンクールですが、前回はコロナ禍で1年延期となってしまいました。
「あれ?もうやるの?」という印象・・・4年なんて、本当にあっという間で驚きます。

前回は、コンクールより前に YouTube で見つけてずっと応援していた角野隼人(かてぃん)さん、やはり以前から活躍ぶりをよく知っていた反田恭平さんと小林愛実さんのステージを、全て食い入るように鑑賞しました。

リアルタイムでももちろん、後からでも都合の良い時に楽しめる YouTube は本当に有り難い!
反田さんが第2位、小林さんが第4位となり、幼馴染だったお二人が、コンクール後結婚されたのも嬉しいニュースでした。

今回は日本人の出場者は13名で、今現在そのうち3名が第3次予選に進んでいます。
私が以前から知っていたのは、牛田智大さんだけだったのですが、桑原志織さん、進藤実優さんを、ショパンコンクールのおかげで知ることができて良かったです。

牛田さんは、前回は2次予選で敗退という皆が驚く残念な結果となってしまいました。
今回はピアノをスタインウェイに替え(前回はヤマハだった)、本人曰く前回の敗因だった「ホールの音響がつかめなかった」という問題が解決しているように思えます。
過去にヤマハピアノで優勝した方もいますので、相性の問題かもしれませんが。

牛田さんは、まだ幼かった頃から「この子はすごいピアニストになる」と確信していた方なので、今回はぜひファイナルに残って欲しいです。
ルックスが良いのも、得よね~ 
優雅さ、細やかさ、色彩感や躍動感に優れた、本当に素敵なピアニストに成長してくれました。



今日は町に買物に出て戻って来てから、桑原志織さんの第3次予選のステージをじっくりと楽しみました。
こんな素晴らしいピアニストを今まで知らなかったなんて、何ともったいなかったこと!
落ち着きと品があり、マズルカの一音一音はキラキラ輝くようで、本当にひき込まれました。
最後のピアノソナタロ短調 Op. 58 も、圧巻です!

ふくよかな体形も(失礼・・・)、つるんとした感じのお顔も、前回第2位の反田恭平さんを思わせるような・・・
ピアニストって指だけの問題でなく体力勝負だと思いますので、痩せている方より安心して見ていられるような気がします。
そしてショパンの曲の持つ温かさも、より良く表現できているかもしれません。



進藤実優さんの第3次予選のステージも、既にアップされています。
私はまだ見ていないのでコメントを控えますが、リンクを貼っておきますね。




カナダケヴィン・チェンさんの演奏も、見ていると息をするのを忘れちゃうほどです。
第2次予選で、エチュード Op. 10 の12曲を全部弾いちゃったのもすごい♪


ショパンのエチュードに関しては、私は Op. 10 と Op. 25 全24曲のサワリの部分(最初の2ページ位、区切りの良い所まで)だけを、ここ数年繰り返し練習しています。
もちろん、もっともっとゆっくりですが・・・
こんな速さで、10本の指の音質と音量のバランス、ペダルの動きまで常に考えながら弾くのは、本当に神がかっています。


今回はファイナルで、ピアノ協奏曲第1番または第2番に加えて、「幻想ポロネーズ」課題曲となっています。
誰が残るのか、とても楽しみ♪
こんなにたくさんの曲を全部暗譜しているピアニストの頭の中って、一体どうなっているのかしら。

ショパンコンクールに没頭していると、他のことができなくなってしまいますけれど、「芸術の秋」だから、まあいいか。
皆さんも秋の夜長を、ぜひショパン三昧でお楽しみくださいね♪

0 件のコメント :

コメントを投稿