2021/09/20

ゲストキャビンに、友人夫婦とワンコが滞在しています

夫の大学の頃からの友人夫妻が、私たちのゲストキャビンに先週から滞在しています。
10年近く住んでいたアイダホ州の家の周りの環境が悪くなってしまったそうで、学生時代を過ごしたミネソタ州に戻りたくなったのですって。

当初より人口が爆発的に増え、常識が通じない人も多くなったとか・・・
近所に小さな飛行場があり、以前は自家用飛行機が時々離着陸するだけだったのに、この頃は飛行訓練用に使われるようになり、タッチアンドゴーなど危険で騒音の激しい訓練も含まれるそう。
そりゃ、引越したくなるわ。。。

もう家は売り払い、家財道具のほとんどは倉庫に預けたそう。
しばらくこちらに腰を落ち着け、ゆっくりとこれから住む場所を探すのだそうです。

我が家と地続きのキャビンが空き家になっていてもったいないから、好きに使っていいよと彼らに告げたのは夫。

ご自由にどうぞ♪

夫が集めたアンティークがいっぱいの、湖の前のキャビン

友人夫婦も大喜び。必要最低限のものだけ持参で、13歳のワンコと共にやって来ました。
年なのでだいぶ動きが鈍くなってきていたワンコですが、ここに来たらすっかり元気になって散歩を楽しみ、疲れたら自分のベッドでお昼寝という気楽な毎日よ~ん。



お迎えするための掃除などに何日もかかりましたけれど、二人の嬉しそうな顔を見ているとこちらも幸せな気持ちになります。
ストレスいっぱいの暮らしがしばらく続き、こんなにくつろぐのは久しぶりだそう。
静かで美しい環境には、誰だって心癒されないはずがありません。

気温が氷点下になる前に、キャビンの水を止めて冬支度をしなくてはいけませんから、滞在は今月末までのお約束。
その後は、別の場所に移ることになっています。

早いうちに、気に入った家が見つかると良いのですけれどね~
今日も、ある家を二人で見に行ってきましたが、残念ながら水回りに難があったそう。

ネット上の写真では完璧な物件に見えても、何かしら問題が見つかるのはよくあることです。
私たち世代の人生に残された日々は、それほどたっぷりあるわけではありません。
どこか妥協して住み始め、こんなはずじゃなかったと不満を抱えながら暮らすのは嫌ですから、なかなか難しそうですね。

私たちも無理しておもてなしに励むことはせず、それぞれ勝手に過ごすことにしています。
お互いの暮らしのペースも違い、あちらにはワンコ、こちらにはニャンコがいるのでね。
でも時々は食事を共にして、昔話に花を咲かせたりして楽しんでいます。

みんなが若かった頃の写真を持ち出して、「男共はじいさんになっちゃったけれど、私たちはそんなに変わってないよね~」と、私の肩を抱く奥さん。
「本当よね~」と私は賛同し、みんなで大笑い。

彼らはこのキャビンに泊まったことも何度かあり、一緒にカナダに行ったことも・・・
共通の思い出をこうして明るく語り合える友がいるのは、有難いことです。

以前は親しくお付き合いしていたのに、残念ながらあまりにも価値観が違ってきて、会うのをやめてしまった友人もいます。
寂しいけれど、それも仕方のないことなのでしょう。。。



前回の記事では、紅葉について「今年はいつものような鮮やかな色はあまり期待できない」という予報だと書きました。
ところが、それは良い意味で裏切られたようで、例年通りのゴージャスな紅葉を楽しんでいます♪

夏には緑一色だったのに、一体どこにこんな鮮やかな色が隠れていたのでしょう。
雪の白一色になる前に、思い切り味合わせていただきますね。






10月初めにコンサートがあるので、明日からリハーサル開始です。
演奏曲目のひとつは、大好きなブラームスピアノ協奏曲第2番で楽しみ~♪
1時間近くかかる長い曲ですけれど、ドラマチックで決して飽きません。

この第3楽章は、それはそれは美しいチェロのソロから始まり、「あれ?チェロ協奏曲?」と勘違いするほど・・・
心の中に少しずつ溜まった汚れがすっかり洗い流されて清められるような、芸術の秋の夜長にふさわしい名曲です。

良かったら、聴いてみてくださいね。

 Brahms: Piano Concerto No.2, 3rd movement - Filippo Faes, soloist 




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